レンソイス・マラニャンセス国立公園で絶景を見るために
ブラジルにあるレンソイス・マラニャンセス国立公園は、ユネスコ世界遺産に登録はされておりませんが、"世界で死ぬ前に1度は見たい絶景"また"未来の世界遺産"といわれています。その素晴らしい絶景スポットであるレンソイス・マラニャンセス国立公園で幻の青い湖が見られるおすすめのシーズンや真っ白い砂丘での過ごし方などをご紹介します。
レンソイス・マラニャンセス国立公園について
【レンソイス・マラニャンセス国立公園(ブラジル)】真っ白な砂丘に浮かぶエメラルドグリーンの湖は感動的です。(世界遺産や絶景など面白旅行情報なら:arrow_right:https://t.co/4DDW8uszRr) pic.twitter.com/8fIQdieQBQ
— 世界の絶景・癒される風景@相互フォロー (@abcde4963) July 29, 2017
レンソイス・マラニャンセス国立公園は、ブラジル連邦共和国北東部マラニョン州・州都サン・ルイスの東約260㎞のところにあるブラジルの国立公園です。レンソイス・マラニャンセスとは、ポルトガル語で「マラニョンのシーツ」という意味です。レンソイス・マラニャンセス国立公園は、大西洋に面して白い砂丘が広がっており、その面積はなんと1550㎢と、東京23区2個分がすっぽりと収まってしまう広大なところです。
レンソイス・マラニャンセス国立公園の絶景の秘密公開
真っ白い砂丘の正体は「石英(セキエイ)」
レンソイス・マラニャンセス国立公園の真っ白い砂丘の正体は、砂丘の砂の成分がほぼ100%石英(セキエイー英名:クオーツ※水晶のこと)という透明な鉱物です。100㎞南に流れる川の上流から泥に混ざって近くの海岸まで流れ着きます。他の混入物は砕けてしまい海水に混ざってしまいます。しかし、石英は硬質なため残って打ち上げられます。これが強風に飛ばされ堆積して長い年月を経て現在の姿になったそうです。
砂丘には風によって造られる波のような凹凸があります。砂丘の成分の石英が太陽光線の角度によって反射して白く見えて変化し、風によってシルクのように波打った砂紋が描き出されます。砂紋が織りなす幻想的な陰影や真っ白い砂丘の圧倒的なスケールを楽しむのなら、12月から2月がおすすめのシーズンです。
レンソイス・マラニャンセス国立公園のおすすめのシーズンは?
おすすめのシーズンは「雨季(1月から6月)の終わり頃」!
レンソイス・マラニャンセス国立公園(ブラジル)-ブラジルにある広大な砂丘とこの砂丘を主体とするブラジルの国立公園である。衛星写真からも見られる真っ白な大砂丘が広がる。さらに、雨季の間に無数のエメラルド色の湖が現れるのが特徴。 pic.twitter.com/wFwG5UHPbU
— 海外旅行に行きまくりたい!! (@perapera100) April 30, 2016
レンソイス・マラニャンセス国立公園で青い湖が見られるおすすめのシーズンは、ズバリ"5月から10月の雨季の後半から明けた頃”です。そして湖の大きさが最大になる時期は、7月から9月です。この時期に訪れたなら真っ白い砂丘の中に点在する青い空を映す青い湖との美しい景色が見渡す限りに広がっており、自然が生み出した奇跡に言葉を無くすほど感動します。
この水の正体は「雨水」
青い湖の正体は、雨季に降った雨水です。砂の下の地層が固い岩盤になっているため、水が染み込んでいかず5月から10月の雨季になると浸透した水が砂の上に溢れ出し、湖が出現するといわれています。この湖は、太陽光が砂に反射するため、時間によって色が異なりますから、エメラルドグリーンから青や夕日のオレンジ色などの変化を楽しむこともできます。
この湖は、白い砂丘のくぼみに水がたまって形成されています。そのため、大きなものになると幅約2㎞にもなるそうです。ところが乾季には水が乾いてしまい雨季に再び水がたまりますので、その年毎に大きさや水のたまり具合が異なります。地元の人によって「ラゴーア・ボニータ(美しい湖)」などと名前が付けられているそうです。神秘的な世界を体感するなら、世界中の人々で賑わう雨季がおすすめのシーズンです。
レンソイス・マラニャンセス国立公園に生き物は?
レンソイス・マラニャンセス国立公園 / ブラジル
— 世界ロマンティック100景 (@RomanticPaint) October 12, 2015
石英でできた真っ白な大砂丘。
雨季のみ砂丘に湖が現れ、それにともない、魚、カエル、亀も現れる。
乾季には湖も消え、生き物たちも消える。 pic.twitter.com/lIsNxRCuMz
この湖は、不思議なことに雨季になると現れる新種の亀が生息していたり、体長3㎝ほどの小さな魚がたくさん泳いでいます。この魚がどこからやって来るのかはっきりしていません。有力な説として、魚の卵が鳥類にくっついて運ばれてふ化する説と、湖に住む魚の卵は、湖に水がたまるとふ化する特殊なものという説があります。
この砂丘にしかいない新種の亀やカエルは、乾季の間は自分で掘った穴で生活していることは明らかになっています。ちなみにこの亀は、"ピニンガ"といい20年前に発見されたばかりの新種だそうです。運が良ければ、泳いでいる魚や亀・カエルと出会えます。
レンソイス・マラニャンセス国立公園でおすすめのツアーは?
四輪駆動ツアー
レンソイス・マラニャンセス国立公園でおすすめのツアーの1つに、「四輪駆動ツアー」があります。砂丘を大型ジープで進むツアーは、午前・午後・全日のコースがあります。ツアーによっては、真っ白い砂丘をオレンジ色に染めて砂丘に沈んでいく美しい夕日を見ることができます。また四輪駆動から降りて裸足で砂丘を歩いたりもできますから、このツアーに参加して、肌で砂丘を感じてみませんか。
ワイルドなバギーツアー
\現在お問い合わせ多数、頂いてます/
— 生涯感動 (@shogaikando) January 9, 2017
白砂漠で有名なレンソイスでは、砂漠のど真ん中でテント泊∑o(*'o'*)o
ロマン溢れる夕日、満点の星空、砂漠から昇る朝日を楽しみます。
⇒https://t.co/GAEhY1lDfo#生涯感動 #白砂漠 #レンソイス pic.twitter.com/9YgzUva9H1
レンソイス・マラニャンセス国立公園をもっと身近に感じたいなら、「バギーツアー」はおすすめのツアーです。バギーは2人で1台ですが、レンソイスの砂丘地帯のアップダウンの激しい悪路をものともせずにガンガン突き進んでいく迫力満点のツアーなのです。さらに、サラサラした粒子の細かい砂に触れたり歩くこともできます。バギーツアーは、大自然と一体になれたように感じられるのでおすすめのツアーです。
遊覧飛行ツアー
せっかくレンソイス・マラニャンセス国立公園を訪れたなら、この神秘的な絶景を空から堪能してみませんか?それができるツアーが、セスナ機で巡る「遊覧飛行ツアー」です。州都サン・ルイスの飛行場やバヘリーニャス発などのツアーでは、遊覧時間は20分から30分位です。小回りの利くセスナ機での低空飛行の迫力や湖が等間隔で波打ちながら続く"真っ白い砂丘と青い湖との絶景"を見ずに帰るのはもったいないです。
レンソイス・マラニャンセス国立公園でおすすめの過ごし方は?
泳ぐ!
\不思議な白い砂漠・レンソイス/
— 生涯感動 (@shogaikando) March 5, 2017
雨期のみに出現する水溜りには、何故か魚が泳いでいたりします。そこでは、水溜りで泳いだり、テント泊をしたり、アドベンチャー満載の旅を楽しめます。
⇒https://t.co/GAEhY141QO#生涯感動 #白砂漠 #レンソイス #シャパーダ pic.twitter.com/TMxWEc6IWs
レンソイス・マラニャンセス国立公園で1番人気のアクティビティは、なんといっても"ラグーン(湖)で泳ぐこと"です。1年を通して25度から30度の常夏の気候なので、ラグーン内は波もありませんから泳ぐ人が多く見られます。水は淡水で澄んでいてとてもきれいですし、時期によりますが最大でも成人男性の胸から下位の深さです。安心して泳げますので、水着とビーチサンダルは必需品です。また足を浸すだけでも楽しいです。
散策する!
動画upできることがわかった記念w #レンソイス pic.twitter.com/OpQZlUy2lt
— ノリンゴ (@no__ringo) August 3, 2016
「四輪駆動ツアー」や「バギーツアー」の中にも組み込まれていますが、付近を裸足で歩くだけでも十分に砂丘を満喫できます。真っ白い砂丘を登ったり滑ったりして楽しめますが、あまり遠くへ行ってしまうと迷ってしまいますので、同行しているガイドより先に行かないようにしましょう。
レンソイス・マラニャンセス国立公園での注意点
砂丘は自然保護地区のため、裸足で入るように定められています。サンダルで歩くことは禁止されていますから、レンソイス入り口付近でビーチサンダルは脱いでください。もちろん内部は車の乗り入れ禁止ですから、ツアーで見学ができるのは入り口付近の5個位の湖(ラグーン)のみになります。もし訪れたいラグーンがあるのなら、事前にツアー会社に確認をすることをおすすめします。
レンソイスでは炎天下の中を歩くため、直射日光をいっぱい浴びてしまいます。そこで、帽子やサングラス・衣類などでしっかりとした日焼け対策を忘れないようにしてください。また砂丘はサラサラして粒が細かく強風のため、防塵対策はしっかりするとよいでしょう。特にカメラなどの精密機器は故障しやすいので、水中用のカバーをつけて密封することをおすすめします。
ラグーンで泳ぐ予定の方は、観光地化されていませんから更衣室はもちろんありません。水着は、あらかじめホテルから着用しておくとよいようです。また砂丘を歩いて移動するため、通常の歩行よりも体力が必要になります。歩行の難しい方は、ツアーに参加できない場合がありますので、ツアー会社にご確認ください。
レンソイス・マラニャンセス国立公園へのアクセス方法は?
2004(平成16)年にテレビ番組で紹介されて注目を浴びましたが、レンソイス・マラニャンセス国立公園へのアクセスは、ブラジル国内でもなかなか行きにくい所にあります。レンソイス・マラニャンセス国立公園への直行バスはなく、州都サン・ルイスの街から最寄りの街のバヘリーニャスへバスで約4時間かかります。
国立公園への入場は、広大で明確なアクセスロードが無いため、一般車両では入ることができません。そこでツアーに参加して行くことになります。バヘリーニャスから四輪駆動のジープを改造したトラックに乗って片道約1時間30分かけてやっと到着します。移動はかなり大変で疲れますが、この絶景は一見の価値ありです。もし可能であれば、世界遺産の街サン・ルイスとバヘリーニャスで1泊ずつ滞在することをおすすめします。
住所:ブラジルマラニャン州バヘリーニャス 電話番号:098-3349-1267
レンソイス・マラニャンセス国立公園の絶景を満喫するには
レンソイス・マラニャンセス国立公園の絶景を満喫するには、ブラジルは遠く感じますが、"世界で死ぬ前に1度は見たい絶景"といわれる程真っ白い砂丘と青い湖はとても美しい景色です。しかも石英の砂漠なので、水晶のヒーリングパワーをたっぷりと吸収できるパワースポットでもあります。みなさんも日焼け対策グッズとカメラ・水着などをもって、地球の裏側へお好みのシーズンに出かけてみませんか。
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