シュハスコはブラジルの人気の食べ物！現地でおすすめのレストランも紹介！

シュハスコ/シュラスコ(churrasco)を食べたことがありますか?シュハスコは鉄に串刺し肉の塊を刺し岩塩を振りかけ炭火焼にして、切り分けていただく食べ物です。ミネラルを多く含んだ岩塩が肉の塊にしっかりくっついて旨さを引き出してくれます。そんなブラジルで一度食べてみたいシュハスコをチェックしていきましょう。

仲間が集まれば裏庭で、家族のお祝いにと何人か集まったときの食べ物に不可欠なのがシュハスコです。ブラジルの一軒家や高級なマンションには共用のシュハスコ用の釜があり、男性陣がジュウジュウとお肉を焼いています。上の写真の方たち母の日のお祝いにシュハスコを食べにやってきました、これでもかと続いた食べ物に満腹でご満足の様子です。

シュハスコの種類はかなりあります。牛肉が基本なのですが、実は鶏肉や豚肉の塊、はたまた海老やチーズまで実はシュハスコにしてしまいます。もうここまでくると何を食べていいのかわからなくなる食べ物です。現地でそんなことのないように、日本ではあまり見かけない種類のシュハスコからおすすめのシュハスコまで数種類ご紹介しておきます。

数あるシュハスコの種類の中で人気ナンバーワンの牛の「イチボ」です。牛のお尻の先っちょの柔らかい部分で希少価値のある塊です。もし上記のようなシュハスコの塊があなたのテーブルにやってきたら是非試してみてください。結構厚切りになっていますが、柔らかくジューシーです。人気の塊肉ですからお見逃しなく!

ちなみに豚のコステラはコステラ･デ･ポルコ(Costela de Porco)といいます。食べ物に関して牛か豚かの肉の種類はもうこれは好みの問題なのですが、骨周辺についている肉は少し食べにくいですがおいしいんですよね。でもシュハスコで食べるリブはじっくり焼いているので塊でもほろほろで食べやすいです。

こぶ牛の背中にあるこぶの部分の肉です。上のツイッターでは5番にあたります。日本のシュハスコレストランではあまりみかけない種類なのですが、ブラジル人がたくさん住む静岡県のシュハスコレストランではよく見かけます。やわらかいだけでなく脂をたっぷりと含んでいる塊で肉の脂身大好きという方におすすめです。

ただのソーセージと侮るなかれ、ブラジルの生ソーセージはシュハスコで食べるのが一番。ソーセージミートにはスパイスが練りこんであり豚肉の旨みとうまくからみあってパンチのきいた味が出ています。肉をかみ締めると染み出る油がうまさばっちりでおすすめです。ビールのとの相性もよく思わず生おかわりなんて言い出しそうになります。

子供に人気の種類がパイナップルです。シナモンを振りかけて炎の中で炙り出されたパイナップルはホットアンドスイート。コレステロールを下げるシナモンを肉のタンパク質を分解するパイナップルと共にシュハスコに含むなんて計算されているのかどうかはわかりませんが、これを食べるともう少し肉食べれそうな気がします。

フィレミニヨンはそのまま(Filé Mignon)、サーロインは(コントラフィレ･Contrafilé)他にもまだ肉の塊ではありませんが、コリコリ感がおいしい鶏肉の心臓(コラサォン･Coração)、もちろん食べなれた手羽先(アザ･Asa)も一段とおいしいです。肉にはニンニク!という方はメニューに(アーリョ･Alho)の文字を見つけるといいでしょう。

レストランでステーキを注文すると焼き加減をウエイターさんに聞かれますよね?ブラジル南の方でシュハスコは文字通り地の滴るレアが基本なので、焼き加減が気になるという方は「Ao ponto,por favor.(アオ･ポント･ポル･ファボール)、ミディアムでお願いします。」と伝えると良いでしょう。

そんな具合に焼き加減に関する覚えておいて損はないポルトガル語かこちらです。Mal Passado(マウ･パッサード)がレア、Ao ponto pra mal(アオ･ポント･プラ･マル)がミディアムレア、Ao ponto(アオ･ポント)がミディアム、Bem-passado(ベン･パサード)がウェルダンとなります。

シュハスコレストランをポルトガル語でシュハスカリア(churrascaria)といいます。大抵は食べ放題ですが、きちんとした綺麗なレストランからローカルなレストランまでいろいろあります。とにかく肉を!シュハスコを!という待ちきれない方のためにおすすめのレストランをいくつか紹介します。

こちらは豊富なサラダブッフェに寿司まであるレストランです。店内は明るめの装飾で飲み物の種類も豊富です。勿論お目当てのシュハスコも次から次へとやってきます。肉好きの肉好きのよる肉好きのためのレストランです。まさしく肉で食い倒れすることの出来るちょっと高級なシュハスカリアです。

サンパウロにあるこのお店には大人が長時間食べている間のためなのか、キッズ用のプレイエリアがあります。そこまで長居して食べる肉への情熱に脱帽します。 住所:Av. Olavo Fontoura 327 Santana São Paulo 電話番号:(11)2089-6210/2221-4146

テーブルの上でもっとお肉をウェルカムなら緑のカードを、ちょっと休憩したいなら赤のカードを見せておくと意思表示が出来ます。おいしいシュハスコを堪能するために時にはノーともきっぱりいうことも大事です。ブラジル内にはブラジリア、サルヴァドール、ベロ・オリゾンテの現在3店舗あるチェーン店ですが、それゆえに観光客には安心です。

店内にはお祭りのように楽しげな装飾です。はるばるここまでやってきたことにお疲れ様の乾杯!日本にもこんな感じのレストランがオープンしてほしいものです。 住所:Setor Hoteleiro Sul Q. 5 Bloco E, Asa Sul, Brasília 電話番号:(61)3322-4666

リオデジャネイロにあるリーズナブルなシュハスカリアです。お寿司の種類も多く、観光客慣れしているのかポルトガル語を話せないお客さんたちにも親切に対応してくれるのでありがたいです。トリップアドバイザーでも賞をもらったり、口コミも良くおすすめのシュハスカリアです。

お肉をおねだりする赤と緑のカードもテーブルにあり安心です。さあ食べる準備はOKですか?ブラジル人のホスピタリティをおいしいシュハスコと共にお楽しみ下さい。 住所:Rua Siqueira Campos 23, Praia de Copacabana, Rio de Janeiro 電話番号:(21)2236-3435

やはりシュハスカリアに行くと必ずといって良いほどあるサラダバーがお肉たっぷりのシュハスコにはベストでしょう。お肉が焼ける間につまんだり、お肉とお肉の間に口直しとしていただきますが新鮮で色鮮やか、そして食べたこともない珍しいサラダがあるのでついつい食べてしまいます。北米のシュハスカリアではベジタリアンのためや小食の方のためにサラダバーだけの食べ放題も選べたりします。

おすすめはベテハーバ(beterraba)で真っ赤な色が特徴のビーツという野菜です。サラダバーには生かゆでたものがありますが、酢漬けのものがシュハスコの口直しに最適です。土臭くて嫌と言う人も酢漬けだとそんな感じはしません。慣れてくると次第にゆでただけのものは人参より甘いものもありやみつきに、栄養も豊富な優等生な食べ物です。

たくさんのシュハスコを食べようとするならビールなどの炭酸をぐっと我慢です。そこでせっかくなのでブラジルで人気のおすすめカクテルを試してみます。カイピリーニャはブラジルの代表的なカクテルです。カシャッサというサトウキビのお酒にライムと砂糖、シンプルですが肉の脂身をスッと消してくれるライムの感じがおいしいです。

個人的にシュハスコは頭脳戦な食べ物だと思っております。なぜなら自分の食べれる量にも限界がありますし、好きなものはたくさん食べたいという欲望もあります、またギャルソンの人がいつお目当ての肉を持って現れるか予想できません。食べるペースや量を自分でコントロールするため頭を使うのです。

パッションフルーツの酸味と練乳で造られたムースです。パッションフルーツのぷちぷち感がたまりません。外国のお菓子は甘すぎて苦手という方もこれなら大丈夫なのではないでしょうか?実はパッションフルーツはブラジル人がリラックスしたいときに食べるというフルーツ。ここはそれにあやかってお肉で疲れた胃を食べ物でほっとさせてみます。

いかがでしたか?ブラジルはサッカー、世界遺産、アマゾン、カーニバルなどで知られる国ですが、美味しいものも多い国です。もしかしたらシュハスコをはじめそういったおいしい料理が魅力的な国を作り出しているのかもしれません。美味しいシュハスコを求めて地球の反対側、ブラジルまで旅に出ませんか?極上のシュハスコに出会えますように。