西の河原露天風呂のアクセスや料金は？開放感たっぷりの広い温泉が大人気！

草津で一番広い、開放感あふれる露天風呂が「西の河原露天風呂」です。豊富な源泉に四季の移ろいを感じられる山中の豊かなロケーションで人気を博しています。今回はそんな西の河原露天風呂の特徴や魅力、アクセス方法などを詳しく紹介していきます。本記事では西の河原露天風呂のお得な情報を詰め込んでいますので、ぜひ参考にしてください。

車でアクセスする場合は、高速道路から国道経由で3通りの行き方があります。上信越道上田菅平ICから国道144・県道59・国道292号線経由で約51km、上信越道碓氷軽井沢ICから、国道18・146・292号線経由で約43km、関越道渋川伊香保ICから、国道17・353・145・292号線経由で約60km、となっています。日帰りには車が最適ですね!

電車でのアクセス方法は、出発地点にもよりますが「特急草津」などを利用し、「長野原草津口駅」で降ります。そこからＪＲバス経由で約25分で到着します。また新幹線を利用する場合は「軽井沢駅」で降り、そこから「草軽バス・西武高原バス」で約1時間20分から55分程で到着します。東京ですと新宿駅から「上州ゆめぐり号」4時間15分と、直通バスが出ている場合もあります。

西の河原露天風呂へは草津の名所、「湯畑」から西方向に温泉街を歩くと「西の河原公園」が見えてきます。ここでは、毎分1万5000リットルもの湯が溢れる見事な川が流れています。湯川は弱酸性で、１円玉が１週間で溶けてしまうほどです。そのまま「西の河原公園」の川沿いの遊歩道を歩いていくと、西の河原露天風呂に到着します。

西の河原露天風呂の駐車場は少し離れた所にあります。目的地から徒歩6分程の場所に、天狗山第一駐車場があります。台数は300台停めることができ無料で利用できます。他に、第2、第3駐車場もありますが、第1駐車場とは隣接しておらず点々と離れています。国道292号線沿いに広い駐車場があり、日帰り客にも人気です。

天狗山第一駐車場から西の河原露天風呂までは、徒歩6分と近いものの、舗装されていない土の山道となっています。行きは緩やかな下り坂で、帰りは反対に登り坂になります。雨の日や、特に雪の日などは地面が滑りやすいので、足元には十分気を付けてください。途中「熊に注意の」看板があります。場合によっては野生動物と出会う時もあるかもしれません。

西の河原露天風呂の料金は大人600円、子供300円となっています。障害者は通常料金の半額となります（※障害者手帳の提示が必要になります）。また、施設内にはオリジナルフェイスタオルが320円、バスタオルが1350円で販売されています。レンタルはありませんので、行く際は用意をして行くことをおすすめします。

西の河原露天風呂の料金は元々安いですが、更にお得になる「草津共通割引券」と言うものがあります。お一人様入浴料金が10%割引になるこちらは草津のコンビニや観光案内所、各食事処に置いてあります。ぜひ手に入れてから温泉に行きましょう。また、草津国際スキー場で当日の使用済みリフト券が20％入浴割引券になるサービスもあります。

草津温泉では「ちょいな三湯めぐり手形」と言うものがあります。こちらは「御座之湯」「大滝乃湯」「西の河原露天風呂」の三湯を全て楽しめるお得なセット割引券となっています。三湯の合計料金は通常2100円（大人）ですが、手形を購入すると1600円になります。子供は通常料金1000円が700円になります。大変お得で利用期限もありません。

2015年にリニューアルオープンした西の河原露天風呂は、施設内も比較的美しいです。まず受付で料金を払うと、男女別更衣室の前に貴重品入れのコインロッカーと、ジュースなどの自動販売機があります。それぞれ更衣室の中にも、100円の有料コインロッカーがあり、また、棚に籠が置いてある無料ロッカーもあります。

西の河原露天風呂の注意点は、向かうまでの山道から「男性用露天風呂」が垣間見えることです。夏場の樹木が生い茂っている時は見えにくいのですが、冬場の葉が枯れている時はわりかし見えてしまいます。全てが見えるわけではありませんが、気になる方は腰元にタオル使用、山道沿いの塀側で入浴することをおすすめします。なお、女性側は全く見えません。

西の河原露天風呂には、屋内に皆で集まれる広間や休憩所などはありません。受付前に少しベンチがあるのと、屋外に喫煙所をかねた東屋があるくらいです。男女更衣室にはベンチに扇風機、冷水器がありますがドライヤーの備え付けはありません。また、洗い場がないので、入浴前にかけ湯するくらいになります。

施設内の看板にも注意書きがありますが、秋から冬にかけて落ち葉の時期です。開放的なロケーション故、葉や虫等が風に流れ、露天風呂に入ってくる場合もあるそうです。当然、雨や冬の日は直接降りかかってきますので注意が必要でしょう。冬景色の中、入る露天風呂もおすすめですが長湯でのぼせがちになりやすいので気を付けましょう。

西の河原露天風呂の特徴は、何と言ってもその圧巻の広さです。男女合わせると500㎡もある露天風呂は、畳500枚分と実に広いです。露天風呂は、かけ流しのお湯と風の加減により川のように感じる時もあるらしいです。冬などは、露天風呂で暖まった後、徒歩で駐車場に向かうまで寒いかもしれませんね。その際はしっかり防寒対策をして行きましょう。

西の河原露天風呂の泉質は、草津の中でもマグマに近い94度高温の「万代鉱源泉」です。泉質は、酸性塩化物硫酸塩温泉で、草津で1番PH度が強い源泉となっています。硫黄臭はなく、無色透明です。お肌が弱い方は、酸性度が高いお湯のため少しピリッとするかもしれません。なお、飲酒後の入浴は禁止されています。

西の河原露天風呂は殺菌・抗炎症作用に優れ、主に皮膚病、神経痛、関節痛、うちみ、やけど、糖尿病、高血圧、動脈硬化症、慢性消化器病、美肌、慢性婦人病などに効果があると言われています。長湯は避け、適度に休憩しながら入りましょう。中には日帰りで温泉療法に来られる方もいるんだとか。ぜひ試してみたいですね。

西の河原露天風呂は、基本的に定休日なしになっていますが稀に施設メンテナンスで休業している時があります。行く前はHPをチェックしましょう。営業時間は、4月1日から11月30日までが、午前7時～午後20時（最終入館は午後19時30分まで）営業で、12月1日から3月31日までが午前9時から午後20時まで（最終入館は19時30分まで）となっています。

西の河原露天風呂のおすすめ時期は、やはり紅葉のシーズンです。山が美しく色付いたロケーションで入浴すると最高の気分が味わえそうですね。見頃は10月下旬ですが、草津観光HPで紅葉情報をチェックしましょう。また、夜の露天風呂も幻想的にライトアップされて綺麗です。露天風呂で満点の星空を眺めながらの入浴も良いですね!

西の河原露天風呂の近く「西の河原公園」も日帰り客や観光客に人気のスポットです。西の河原露天風呂から、西の河原公園は徒歩10分くです。車でも行けますが、駐車場は有料です。軽・普通車で日帰り2時間550円、宿泊利用駐車は1500円で利用できます。源泉が噴き出す珍しい滝や温泉池、湯川、溶岩などを鑑賞できるのは貴重な体験ですね。

「西の河原公園」の足湯は大人数で利用しても十分なスペースがあります。直接流れ込んでくる源泉に、ぜひ足を浸してみましょう。面積8.5平方キロメートルの敷地内で、気持ち良い風に吹かれながらの足湯は、思った以上にリラックスできるでしょう。利用の際は、ミニタオルなどを用意していくことをおすすめします。

いかがでしたか?西の河原露天風呂は、日帰りでも気軽に行けそうな駐車場と露天風呂スペースが揃っていましたね。観光の際は、近くの「西の河原公園」の見事な湯川や温泉池を鑑賞し、草津ならではの温泉スポットを満喫してみてください。お得な割引を利用し、ぜひ西の河原露天風呂で温泉を楽しみましょう。本記事が参考になれば幸いです。