アングラン表参道はミニャルディーズ専門店！ケーキの種類やおすすめは？

東京の表参道と言えば、ファッションやグルメなど様々な分野で最先端のスポット。そんな表参道に2015年にオープンし、人気を博しているスイーツ店が「アングラン」です。日本では珍しいミニャルディーズ専門店として、小さくとも美しい極上のスイーツを販売しています。今回は、アングランのおすすめケーキや焼き菓子などお店の情報をご紹介します。

ミニャルディーズ専門店として表参道に店を構えるアングランですが、そもそもミニャルディーズとは何でしょうか。ミニャルディーズとは、フランス語で上品さや可憐さといった意味を持つ、小さな可愛いスイーツのことを指します。フランスでは、通常コース料理の最後に飲み物と共にサーブされる小ぶりな焼き菓子として知られています。

ミニャルディーズの種類はいろいろあり、クッキーなどの焼き菓子から小さなケーキやチョコレートまで、食後の締めくくりにちょうど良いひとくちサイズのスイーツがサーブされます。日本ではあまり馴染みのなかったミニャルディーズですが、近年はミニャルディーズを販売しているスイーツ店も登場するなど注目が高まっています。

表参道のアングランでは、ミニャルディーズを専門に販売しており、パティシエこだわりの珠玉のスイーツが揃っています。普段から特別な日まで、様々なシーンでミニャルディーズを楽しめるよう、ケーキから焼き菓子まで種類豊富に用意されているので、いつでも気軽に立ち寄れる場所です。フランス流の食後に限らす、ぜひ好きな時にいただきましょう。

表参道の骨董通りに位置するアングランは、お店の外観もシックでオシャレ。控えめな看板と洗練された外装で、初めて訪れる時は少し敷居が高そうに感じるかもしれません。もちろんそんなことはなく、誰でも気軽に入ってお気に入りのスイーツを見つけることができます。イートインスペースもあるので、お店でも味わえるのが嬉しいポイントです。

アングランのシェフパティシエである金井氏が作るケーキや焼き菓子は、厳選された材料、味のバランス、すべてにおいて細部までこだわっていることで有名です。金井シェフパティシエは、辻製菓専門カレッジで学んだ後、ビゴの店で有名なビゴ東京へ入社。その後フランスへと渡り、三星レストランなどでパティシエとしての腕を磨きました。

日本に帰国後は青山のビストロ「ブノワ」でシェフパティシエを務め、その後アングランのシェフパティシエとしてお店をオープンさせました。華麗な経歴を持つシェフは、それぞれの場所で培った経験を集結させ、アングランのスイーツ作りに余すことなく発揮しています。ひとつまみサイズのスイーツだからこそ、１つでも十分に楽しめるよう計算しつくされています。

アングランのスイーツメニューは、主に生菓子・半生菓子と焼き菓子・コンフィズリーに分かれます。生のケーキ類は常時10種類以上揃い、フルーツやチョコレートなど様々な味が揃っています。見た目も美しいケーキはショーケースの中でキラキラと輝き、まるで宝石を眺めているかのよう。おすすめなどはぜひ店員さんに訪ねてみましょう。

焼き菓子系はクッキーやギモーブなど、こちらは20種類ほど並んでいます。種類の多さに圧倒されてしまいますが、食べやすいサイズのパッケージなので、いくつか食べ比べで買ってみるのもおすすめです。なお、焼き菓子系に比べてアングランのケーキ系は売れるのが早いため、売り切れにならないよう早めの来店をおすすめします。

アングランで商品をテイクアウトする場合、基本的に6個入りか12個入りのセットになります。好きなケーキや焼き菓子を選んで、パッケージに詰めてもらう形になります。6個や12個は多いと思うかもしれませんが、ひとつまみサイズのミニャルディーズなのでちょうど良い数だと言えます。ケーキと焼き菓子をセットにしてテイクアウトしてみましょう。

黒と白がベースになったアングラン特製のオシャレなケース。ここに色とりどりのミニャルディーズが並ぶと、あまりの美しさにうっとりしてしまいます。ケーキも焼き菓子も同じサイズで作られているので、ケースにぴったりと収まり、そのまま飾っておきたくなります。自宅用に持って帰るのはもちろんですが、手土産としてもとても喜んでもらえます。

アングランでダントツの人気を誇るケーキメニュー「トゥ・タン・ショコラ」。チョコレート尽くしの贅沢なケーキで、チョコレート好きをうならせる逸品です。グラサージュによる艶やかな表面が美しいトゥ・タン・ショコラは、小さいサイズながらもチョコレートの美味しさをしっかりと味わえるので、見た目も味も満足すること間違いなしです。

中のチョコレートの層も絶妙なバランスで構成されています。口溶けの良いガナッシュ、プラリネのチョコムース、濃厚なビスキュイショコラ、土台にクッキーとチョコレートを合わせた生地と、風味や仕上がりの異なるチョコレートが幾重にも重なっています。トゥ・タン・ショコラを目当てに訪れる人もいるほど、アングランの人気のケーキです。

アングランのモンブランは、見た目がドームのように丸みを帯びていて、可愛らしい形をしています。しっかりめの食感でラム酒の効いたマロンクリームがたっぷりとのり、サクサクのタルト生地とのコンビネーションは抜群です。モンブランの中には生クリーム、ダマンド、小さくカットされた栗も入っており、ほんのりコーヒーが香ります。

サクサクのタルト生地が美味しいタルトフリュイは、季節ごとに旬のフルーツが使われます。春にはイチゴのタルトが登場します。程よい酸味のきいたイチゴに、しっかりとした甘みを感じるカスタードクリームがよくマッチしています。季節によってはマスカットやベリーなどがのったタルトが登場し、どれも抜群の美味しさです。

フランスの伝統菓子として有名なシュクセを逆にして仕上げた、アングランの独自スタイルの「シュクセ・アンヴェルセ」。プラリネのバタークリーム、メレンゲ、キャラメルのガナッシュが層をなし、ナッツの香ばしい香りと食感も楽しめるケーキです。ひとつまみサイズで十分に美味しさを味わえます。

土星のような形が神秘的なケーキ「グランバニーユ」。高価な香り高いバニラをたっぷりと使用した贅沢なケーキで、崩して食べるのがもったいないほど。バニラのムースやバニラのスクランブルなど、様々な食感と風味豊かなバニラを贅沢に楽しめるケーキです。フォトジェニックなスイーツなので、SNS映えも抜群です。

コクのある味わいが特徴のコーヒーとキャラメルのケーキ「カフェマファソン」。豆と焙煎にこだわったというコーヒーに関しては、中目黒にある話題のコーヒー専門店「カフェファソン」のコーヒー豆を使用しています。さらにキャラメルのムースと、ヘーゼルナッツがたっぷりと入ったタルトの組み合わせは最高です。アングランで外せない人気メニューのひとつです。

ミニャルディーズ専門店ですが、アングランでは年末年始のシーズンに合わせてガレット・デ・ロワを販売しています。ガレット・デ・ロワとは、フランスで1月6日のキリスト教の祭日「エピファニー」に食べられる伝統菓子です。ケーキの中にフェーブと呼ばれる陶器製の小さな人形が入っており、切り分けた時に入っていたらその日1日王様になることができます。

アングランのガレット・デ・ロワの中には、安全性に配慮してアーモンドが入っていますが、紙製の王冠と一緒に陶器製のフェーブも付いています。当たった人は王冠を被り、一緒に食べている人達に祝福してもらいましょう。王冠をかぶった人は1年を通して幸運が継続すると言われているので、ぜひアングランのガレット・デ・ロワで試してみませんか。

アングランにはイートインスペースも用意されています。テイクアウトだと6個か12個のセットのみになるので、少しだけ食べてみたいという場合はイートインがおすすめです。座席数は4席と少ないので、事前に予約しておくと待ち時間がなくスムーズです。オシャレな店内で極上のミニャルディーズをいただく贅沢な時間を過ごせます。

イートインでは、スイーツ3種とドリンクのセットで1800円が基本となっています。お店のショーケース内にあるスイーツから好きなものを3つ選び、ドリンクはコーヒーや和紅茶などから選ぶことができます。カップルや友達同士など2人で行けば、合計6個のケーキを選べるので、少しずつシェアして楽しめます。

また、1日の数量限定でワンプレートデセールも実施されている時があります。シェフパティシエ自慢の、ワンプレートに盛った芸術作品のようなスイーツを楽しむことができます。ぜひ予約をして行きましょう。なお、クリスマスやバレンタインなどイベント繁忙シーズンはイートインスペースがクローズする時もあります。お店のホームページでチェックしましょう。

表参道アングランの営業情報です。お店の営業時間は11時から19時までで、イートインを利用する場合は11時から18時ラストオーダーとなっています。基本的に水曜日が定休日ですが、イベントごとの多い12月から3月までと、ゴールデンウィーク中は無休で営業しています。繁忙期はお店も混雑が予想されるので、早めの来店を心がけましょう。

住所:東京都港区南青山6-8-17 電話番号:03-5778-6161

アングランへのアクセスは電車が便利です。東京メトロの表参道駅で下車後、B1出口から徒歩15分ほどでお店へ到着します。青山通りから骨董通りの方へ進み、信号のある「南青山6丁目交差点」を過ぎ、1つ目の小道を右折するとお店が見えます。お店には駐車場もないため、もし車で来る場合は近隣のコインパーキングを探しましょう。

表参道はスイーツの激戦区としても有名です。日本発の人気店だけでなく、海外の有名店も進出していて、いつも多くの人で賑わうお店ばかり。これだけ多くのスイーツ店が集まっている表参道エリアなので、スイーツ店巡りなんていうのもおすすめです。参考までに人気のお店をいくつか紹介します。ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

作りたてのアイスやアイスケーキが有名なGLACIEL（グラッシェル）。カラフルでポップなアイスケーキは見た目も華やかで、味ともにおすすめのメニューです。新鮮なフルーツのシャーベットとスポンジ生地の組み合わせがたまらない美味しさ。また、小さなカットケーキサイズのアイスケーキも、いろいろなデザインや味がありおすすめです。

住所:東京都渋谷区神宮前5-2-23 電話番号: 03-6427-4666

ハンガリーの首都ブダペストで150年以上もの長い間愛されているカフェGERBEAUD（ジェルボー）。主店参道が海外初進出となったジェルボーは、店内のテーブルやイスもハンガリー本店のものを使用しています。高級感溢れるカフェの名店で、エリザベート王妃も絶賛したという極上のケーキを味わってみませんか。

ロンドン発の人気カップケーキ店Lola’s Cupcakes（ローラズカップケーキ）。可愛いデコレーションが特徴で、SNS映え間違いなしの人気店です。見た目の可愛さだけでなく、使用される材料もヨーロッパの小麦やチョコレートなどこだわりが詰まっており、味も抜群です。手土産にも喜ばれるのでおすすめです。

住所:東京都渋谷区神宮前1-10-37 カスケード原宿 電話番号:03-6447-1127

アップルパイ専門店のGRANNY SMITH(グラニースミス)。シンプルながらもコクがあり、一度食べたらやみつきになるアップルパイ。スタンダードなアップルパイだけでなく、ラムレーズンやアーモンドクリームなどいろいろな味のメニューが揃っています。季節限定のスペシャルなアップルパイも登場する、表参道の人気店です。

住所:東京都港区南青山5-8−9 電話番号:03-3486-5581

表参道のアングランは、他のスイーツ店とは一線を画す存在感を放っています。ミニャルディーズ専門店という珍しさだけでなく、シェフパティシエのこだわりの絶品スイーツが味わえるとあって、お店のファンになった常連客も多くいる人気店です。ケーキや焼き菓子など種類も豊富、いろいろなシーンで活躍してくれるアングランに、ぜひ立寄ってみてください。