真名井神社は京都の人気パワースポット！おすすめのご利益のある水とは？

京都の天橋立にある「真名井神社」は、有名人もひそかに訪れる由緒ある神社です。「元伊勢」と呼ばれる籠神社の奥宮にあたる真名井神社は強力な力をもつパワースポットでありながら、実はあまりその存在は知られていません。不思議な力を秘めた「磐座」（いわくら）やご利益のあるお水やおすすめのコースなど、真名井神社についてご紹介いたします。

真名井神社は元伊勢籠神社の奥宮にあたり「久志濱宮」（くしはまのみや）という別名があります。この「久志」には「不思議な力の源」という意味があり、真名井神社のご利益の高さをうかがい知ることができます。真名井神社のおすすめの見どころは、2500年前そのままの姿の祭祀場である「磐座」や霊験あらたかな「天の真名井の水」となっています。

京都の真名井神社の境内には「不純な気持ちでの参拝はお控えください」という注意書きがなされており、真剣かつ素直な気持ちで参拝することが求められています。このような注意書きがされるほど真名井神社には強い力があり、そのご利益を求め、スポーツ選手や芸能人など多くの著名人たちがおしのびで訪れています。

住所:京都府宮津市中野 電話番号:0772-27-0006

京都・天橋立には「天橋立神社」「元伊勢籠神社」「真名井神社」の3つの神社が存在しています。これら3つの神社はそれぞれに強大なパワーを持っており「天橋立の3大パワースポット」と呼ばれています。3つの神社を順番に参拝することでより大きなご利益が得られるといわれ、天橋立観光のおすすめコースにもなっています。

伊勢神宮は大小あわせて125社から成り立っています。その中心となっているのは皇大神宮と豊受大神宮です。かつて宮中にあった2つの神宮は、ある年以降宮中の外でお祀りされることになりました。この新しい御鎮座の地が決まるまで一時的にお祀りした22カ所の神社が「元伊勢」と呼ばれています。

22カ所にある「元伊勢」ですが「元伊勢」の代表的存在となっているのは天橋立の「元伊勢籠神社」です。これは、天照大神・豊受大神を併せてお祀りしたのがこの神社だけだったことが理由となっています。また、お祀りした宮司家も天照大神・豊受大神の血脈の子孫であったことから、由緒正しき神社として現在でも崇敬を受けています。

京都の真名井神社のご祭神は、元伊勢籠神社とおなじ豊受大神（とようけおおみかみ）です。豊受大神は最初から真名井神社に鎮座していた神様でしたが、とある理由から元伊勢籠神社にも鎮座されることとなりました。豊受大神のご利益は丹波地方では「稲作・農耕」や「五穀豊穣」といわれ「丹波」という地名も豊受大神（とようけ）が語源とされています。

元伊勢籠神社の主な御祭神は豊受大神・天照大神・伊射奈岐大神（いざなぎおおかみ）・伊射奈美大神（いざなぎおおかみ）です。豊受大神はもともと真名井神社にいらした神様で、天照大神は安住の地を求め元伊勢籠神社にお移りになったと伝えられています。豊受大神と天照大神が元伊勢籠神社で「合流」した理由について興味深い逸話が残されています。

元伊勢籠神社に移った天照大神ですが、最初はお1人で御鎮座されていました。しかし、寂しく感じられたためか時の天皇の枕元に立ち、「自分1人では安らかに食事が楽しめないので、近くにいる豊受大神をここへ呼び寄せなさい」と告げたのだそうです。このような経緯で元伊勢籠神社には天照大神と豊受大神が現在でもご一緒にお祀りされているのです。

元伊勢籠神社から真名井神社本殿にいたるまでの道には鳥居が立てられています。この鳥居を越えた先は写真撮影は禁じられていますので、カメラやスマートフォンは使用できません。元伊勢籠神社から続く真名井神社への道のりは約500メートルあります。山道が続きますので、歩きやすい靴で出かけることをおすすめします。

真名井神社の本殿は、「神明造」が特徴です。小さいながらも格式の高さや霊験のあらたかさが漂い、訪れる人を静寂な空気で迎えてくれます。真名井神社に漂う雰囲気はまさに「聖域の中の聖域」です。日本最古のパワースポットと言われる真名井神社の本殿に手を合わせるときは、よこしまな気持ちはすべて捨て去りましょう！

真名井神社の本殿の裏には、祭祀場である磐座が3つあります。磐座とは、神様が降臨される場所といわれています。3つの磐座は2500年前そのままの形で、それぞれに天照大神、豊受大御神、イザナギ・イザナミが祀られています。そのため磐座から放たれる不思議なパワーを感じとる人も少なくないようです。

磐座のある場所に訪れると、感性の高まりや意識の目覚めといった不思議なご利益を授かることができます。訪れる人がみな居住まいを正したくなる、そんな空気が磐座の周りには漂っています。浮ついた気持ちでいくと気分が悪くなる人もいると言われていますので、こちらには真剣な気持ちをもって磐座を参拝することをおすすめします。

真名井神社の入り口に湧き出しているのは「真名井の水」と呼ばれる御神水です。豊受大神を祀る地として真名井神社の場所が選ばれたのは、この美しい水が湧き出ていたことが理由だといわれています。「美しい水が湧き出る場所」と敬われ名付けられた「真名井の水」にも強大なパワーが備わっています。

「真名井の水」は、神様がお使いになるための水と伝えられており、全国各地から真名井の水を汲みに多くの人が訪れています。そのご利益の高さは現代でも知れ渡り、長嶋茂雄監督（当時）夫人が不調にあえぐ巨人軍のために汲みに来られたそうです。真名井の水のご利益により、その年巨人軍は見事優勝を果たしました。

真名井神社の真名井の水は、汲める場所が決められていますので、水を汲むときは「真名井水神社」でいただきましょう。水汲みに来られている人も多いので、譲り合って水を汲みましょう。いただいたお水は飲料水として飲むことができます。「真名井」とは水に与えられる最高の称号ですので、ありがたくいただき大切に飲みましょう。

ちなみに、岩から湧き出している「真名井の水」は現在手を清める「手水用」となっています。「真名井水神社」は新しくできた水汲み場なので、以前岩のお水を汲んだという人は場所が変わっていることにご注意ください。マナーを守ってお水を受け取り、御神水のご利益をいただきましょう。

真名井神社へマイカーでアクセスする場合、京都縦貫自動車道「与謝天橋立IC」から国道176号線・国道178号線を経て元伊勢籠神社へ向かいます。与謝天橋立ICから元伊勢籠神社までのアクセス時間は車で約15分程度です。元伊勢籠神社には有料駐車場があるのでそちらを利用すると便利です。元伊勢籠神社から真名井神社までは徒歩でアクセス約7分です。

マイカー以外でアクセスする場合は、北近畿タンゴ鉄道「天橋立駅」から路線バスに乗車し「神社前」で下車します。「天橋立駅」から神社前までのアクセス時間はバスで約25分程度です。また、天橋立駅から観光船に乗ることもでき、気候のよい観光シーズンは観光船がおすすめです。観光船は「一の宮」まで乗船し、船でのアクセス時間は船で約12分程度です。

日本三景の1つといわれる天橋立には「天橋立神社」があります。この神社と元伊勢神社、真名井神社を合わせて参拝することを「三社参り」と言います。一つの神社だけをお参りするのも良いですが、より大きなご利益を求めるなら3つの神社すべてを参拝することをおすすめします。三社参りは、恋愛のパワースポット「天橋立神社」からスタートです！

天橋立神社での参拝後は「元伊勢籠神社」を参拝し、最後に「真名井神社」をお参りするのが正しい参拝方法です。家内安全や病気平癒、開運厄除などの願いを聞いてくださる「元伊勢籠神社」にお参りを済ませたら、今日と屈指のパワースポット「真名井神社」でパワーをいただいて帰りましょう。

神社の起源が感じられる京都・天橋立の真名井神社は日本屈指のパワースポットです。冷やかし気分で参拝できないといわれるほどの力をもつ真名井神社は、まさに「知る人ぞ知る」神聖な神社です。ここを訪れるときは、清らかな気持ちで参拝しましょう。真名井神社の周辺は観光スポットが広がっています。天橋立の美しい風景も楽しんでください。