宮島へのアクセス方法まとめ！車や電車・フェリーならどれが便利でおすすめ？

日本の名所宮島。海に浮かぶ鳥居や厳島神社など、幻想的で美しい光景や紅葉や桜の名所としても知られます。暑い時期も寒い時期も見所があり、お土産物屋さんも豊富。世界中からも観光客が多い大人気の宮島。広島は車でも電車でもアクセスしやすく、広島でもおすすめの観光地です。

宮島の写真を見れば人里離れた場所にありそうな美しい絶景が広がっています。しかし実際は、電車でも車でもアクセスしやすい場所です。広島近隣の県に住んでいる人は、「そうだ、宮島に行こう。」と思い立ったら手軽にアクセスできる宮島。近いのに旅行気分を満喫でき、ドライバーにも大人気なのです。

宮島の美しい景色は世界中で人気。広島空港には海外からの発着便もあり、中国や韓国からの観光客もアクセスしやすくなっています。成田空港経由のアクセスならさらに多くの観光客がやってきて、宮島はいつも多くの人種であふれています。景観が美しいだけでなく、アクセス方法に恵まれているのも宮島の利点です。

宮島は神事やお祭りだけでなく、最近ではライブやお芝居などの催しも行われていて、歴史だけではなく新しさも感じる場所として、若い人もぞくぞく訪れます。美しい自然や広島湾を見ることができるのに、広島市街地からのアクセスがしやすいことで、様々なイベントにも利用されます。

宮島は広島湾の北西部にある島です。つまり、車や徒歩で直接行くことができず、フェリーを利用して行かなくてはいけません。そう考えると、遠いのではないかと思われるかもしれませんが、広島から宮島まで、フェリーで約10分で到着します。フェリーの便も多いので、こまめにアクセスできるのです。

フェリーに乗るなら車はどうしたらいいのか、車ではアクセスしづらいのでは、と思われるかもしれませんが、宮島へのフェリー乗り場付近では多くの駐車場があり、車でもアクセスしやすいようになっています。近隣の県からのアクセスは車での方法が多いため、おすすめのアクセス方法として駐車場も充実しています。

宮島へのアクセスはフェリーを利用しますが、それまでのアクセス方法は多くあります。ロードバイクで訪れる人や市内から市電を使って訪れる人、県内外からは車で訪れる人などなど。地方の観光地はアクセス方法が限られてくる場所が多いですが、宮島は様々なアクセス方法が選べます。
 

車でのアクセスがいいのか、電車を使ったアクセスがいいのか、行くまでに迷ってしまうと思います。どういった計画を立てるか、どこから行くかで、宮島へのおすすめのアクセス方法は変わってきます。時間にしばられないアクセス方法なら車がおすすめですし、ゆっくりと景色を楽しむアクセス方法は公共の交通機関がおすすめです。

観光客が一番多く利用する駅、JR「広島駅」は電車利用にも市電利用にもおすすめの駅です。宮島へのアクセスは市電からでも電車からでも、フェリー乗り場にたどり着くことができるのですが、観光の目的地が宮島なら、おすすめのアクセス方法は電車でのアクセスになります。

新幹線口に連結してある山陽本線広島駅に移動し、下り岩国方面の電車に乗って「宮島駅」で下車します。ここから徒歩約1分でフェリー乗り場に到着するので、乗り継ぎがうまく利用できれば、一時間かからずに宮島へ到着します。荷物が多い場合も広島駅のロッカーに預けてしまえば身軽です。

広島空港は札幌、仙台、東京、沖縄からの便のある空港です。そして、海外との窓口でもある成田空港からの便もあります。広島空港はリムジンバスで広島駅に行く便があるため、重い荷物を持ってあちこち乗り継がなくても、一本でJR広島駅に行くことができます。宿泊などでホテルが広島市内にあるなら、ここで荷物を預けて行くのがおすすめです。

広島駅の周りにはホテルが多いので、飛行機など遠方からのアクセスには宿泊利用におすすめです。電車を利用しての移動には、重たい荷物は体力も気力も奪ってしまいます。広島駅付近にホテルがある場合は預けてから行くこともでき、重い荷物を持っての移動時間が減ります。

山口県の岩国錦帯橋空港から来るときは、岩国錦帯橋空港アクセスバスを利用して、山陽本線JR「岩国駅」に行き、そこから上り方面の電車に乗ると「宮島口駅」に約23分で到着します。その後広島方面に用がある人や宿泊先が広島駅ならば、下車せず広島駅で一度降りて荷物を預けるのもおすすめです。

宮島フェリーは車両を運ぶことができるので、愛車も宮島に一緒に運ぶことができます。しかし、大きな問題があります。宮島には駐車場がないのです。そのため、宿泊施設等自分で駐車場の確保が必要です。観光は徒歩が便利なため、基本的には車はフェリーに乗る前に駐車場に預けるのがおすすめです。

広島市街地は路面電車やバスなど公共の交通機関が多いですが、周りの県には地下鉄がないところも多く、車が移動の手段という人が多いです。宮島への観光客もその多くが車を利用してアクセスする人です。イベントの時は宮島口フェリー乗り場付近は大混雑するほど車が来ます。

車でのアクセス方法のメリットは移動がしやすいというところにあります。電車のように時間が決まっていないので、好きな時に行って好きな時に帰ることができます。さらにたくさんお土産物を買っても、車に積んでしまえば持ち運ぶ労力もありません。シーズンオフの時はすいすい移動できるおすすめのアクセス方法です。

宮島のフェリー乗り場付近にはパーキングエリアや駐車場が多く、広島方面から来た人も、山口方面から来た人も利用しやすくなっています。この駐車場はボートレース宮島も付近にあり、有料利用することができます。宮島口駐車場には車いす専用の駐車場も確保されているので、車いす利用の人にもおすすめです。

国道2号線を跨いで広島市街地側の駐車場を利用するときには、横断歩道や歩道橋を渡らなければなりません。ボートレースの駐車場を利用するときには、歩道がないので歩道橋か横断歩道まで歩いて、そこから渡らなければなりません。しかし、歩道橋も宮島口に行く途中にあるため、道なりに進んでいけば必ず通る場所となります。

宮島にも行きたいけれど観光もしたいという人におすすめなアクセス方法があります。それが「広島平和遺産航路」です。アクアネット広島という会社が行っているサービスで、原爆ドームから広島の街並みを眺めつつ宮島へ向かっていく観光船のサービスです。原爆ドームは広島市街の中心地にあるので、買い物やショッピングの後でもアクセスしやすいです。

広島駅まで戻って電車を利用するよりも手軽に宮島にアクセスできますし、路面電車よりも短い時間で行くことができます。路面電車や車、バスで見る広島の街並みを、船を利用することで違う角度で楽しむことができ、観たことのない広島巡りをすることができます。暑いときには特に人気なので、予約必須です。

広島近県では高速バスを利用して広島にアクセスする人が多いです。特に、長距離の運転が苦手な人や、現地で気兼ねなくアルコールを楽しみたい人、新幹線よりも安く広島に行きたい人には、人気のアクセス方法です。高速バス利用者も、宮島へのアクセス方法は手軽にできるのです。

高速バスが停車する広島バスセンターは広島市街の中央にあります。近くには路面電車の停留所があるため、そこから宮島口行きに乗ってフェリー乗り場を目指す方法もありますが、原爆ドームが近くにあるので観光船に乗って宮島を目指すこともできます。広島駅ビルに用がある人なら、広島駅まで戻る方法もあります。

宮島もいいけど広島グルメやショッピングも楽しみたいなという人は、市電でのアクセス方法がおすすめです。広島の市電には宮島口に行く路線があるので、午前は市街地での買い物や観光、食事などを楽しみ、午後から宮島でゆっくりと宮島観光を楽しむことができます。

広島には路面で車があり、地下鉄の代わりに広島中のあちこちに駅があり、市街地は十分回ることができます。一日乗り放題のパスカードもあり、色々見て回りたい人にはおすすめのサービスです。市電にもフェリー乗り場近くに広島電鉄「宮島駅」があるので、こちらで下車するとフェリーにすぐ乗れます。

中四国最大の商業施設「マリナーホップ」。人気ブランドやアウトレット、おしゃれなレストラン、遊園地まである人気スポット。駐車場も広く遠方からドライブがてらに訪れる人も多いです。マリナーホップからも宮島に直接アクセスできる高速船のサービスがあるのです。

マリナーホップから宮島の料金は大人が片道1500円、往復2500円で少しお得になります。小学生以下の場合は片道800円、往復1300円なのですが、大人1名につき子供は無料になるため、家族連れで行くのにもおすすめです。宮島観光だけでなくお子さんも楽しめる遊園地に行くこともできます。

マリナーホップには水族館もあり、大人も子供も楽しめる施設です。宮島に行った後に寄るのもよし、行く前に寄るのもよし。高速船で宮島に行くことができるので、マリナーホップから宮島へのアクセス時間は約25分。景色を眺めている間に着くので、無理なスケジュールを組むことなく両方楽しめます。

宮島では花火大会や催事、時にはライブや舞台などのイベントが行われます。そのため知らずに行くと大渋滞に巻き込まれて車がちっとも進まない、なんてことになってしまいます。やっと渋滞が途切れたと思ったら駐車場も満車ばかりでちっとも停められないということを体験した人も多いです。

広島の市街地でイベントが行われるときは、路面電車も混雑して乗るまでにへとへとになってしまいます。その日のイベントの開催状況を確認しながら、宮島へのアクセス方法を選ぶことが重要です。逆に、観光しながら行きたい人や、お祭り気分を味わいたいという人には、おすすめの時期でもあります。

広島県ではフェリー乗り場の宮島口周辺渋滞時期を公開しています。ゴールデンウィークのような連休期間、イベントやお祭りのときなど、どうしても混雑してしまう時期を公開していますので、この情報を確認してからアクセス方法を選ぶのがおすすめです。ゆったり観光を楽しもうと思って行っても、朝早くから大渋滞に巻き込まれることもあります。

最近通勤などでも推奨されている「パークアンドライド」というアクセス方法。簡単に説明すると、自宅などから車で来て、駐車場に停めた後電車やバスを利用して目的地に行くという方法です。市街地の交通渋滞を緩和することができるため、都心部で推進されているアクセス方法です。

広島はイベント時には大混雑するため、宮島へのアクセスも臨時駐車場を用意してバークアンドライドをおすすめしています。わざわざ乗り換えるのが面倒くさいと思ってしまうかもしれませんが、実際に混雑状況を体験すると、ちっとも動かない渋滞状態に疲れ切ってしまって、すいすい進む市電の方がストレスなくアクセスできます。

パークアンドライドは「ゆめタウン市駐車場」も協力しています。ここからは路面電車を使えば約12分で宮島口駅にアクセスできるため、広島から宮島に行くドライバーのは特に利用しやすいアクセス方法です。観光の帰りに買い物ができるのも便利なので、日帰り観光のドライバーには人気の駐車場です。

パークアンドライドを利用すれば、電車賃や駐車場代など、余分にお金がかかってしまうのでは、と心配になる人もいるかもしれません。しかし、混雑時期には無料開放される駐車場や、駐車場から無料のシャトルバスが出ているので思った以上に快適に、お得にアクセスすることができます。イベント時期のドライバーには特におすすめなアクセス方法です。

宮島から出るときにフェリーに乗り遅れてしまった、という時でも、時間に余裕があればカフェに行ったり、お土産物をのぞいたり、楽しみ方はいろいろあります。宮島は何時間いても飽きない場所です。ですが、どうしてもすべて遊びつくしてしまったときは、別の連絡船を利用して広島観光を楽しむこともできます。

次の予定が迫っていない時は、宮島口のフェリーだけでなく観光船や他の高速船を使って広島に戻ることもできるので、利用してみるのもおすすめです。せっかく広島に来たのだから、宮島だけではもったいない。広島の他の名所をめぐるのに、宮島経由でアクセスしてみるのもおすすめです。

長い年月日本の名所として存在し続ける宮島。その名は世界中にも響き渡り多くの観光客が訪れます。電車でも車でもアクセスしやすい宮島ですが、せっかくならば宮島に行く過程も楽しんでみてはいかがでしょうか。移動も楽しめば宮島観光が何倍も楽しめること間違いなしです。