広島県宮島は大人気の観光地
広島県の厳島は正式名称ですが、宮島とも広く呼ばれます。読みやすさなどから宮島と呼ぶことが多いとのこと。広島湾の北西部の芸予諸島の中の島の一つでその中心にあるのが厳島神社です。朱色の大鳥居が海に浮かぶ光景は有名で、厳島神社への参拝客でいつも賑わっています。その厳島神社以外にも絶景スポットや水族館などの人気観光スポットがあります。
厳島神社は広島県の世界遺産
広島県の宮島は日本三景のうちの一つでもある人気の観光スポット。さらに1996年、厳島神社の建造物群と背後の弥山を含む森林区域が世界遺産として登録され、世界的にも有名になりました。干潮時は降りて鳥居の近くまで行くことができることからフランスの世界遺産モン・サン・ミッシェルと重なり、日本のモン・サン・ミッシェルと呼ばれます。
広島県厳島神社へのアクセスはフェリー
宮島へのアクセスはフェリーで、宮島口のフェリー乗り場から、松大汽船とJRの2社運航です。料金は同じ(大人片道180円)で、所要時間(約10分)もほぼ同じです。厳島神社の大鳥居の近くを通るため、写真を撮るのも観光の目的、という方にはJRフェリーがベストです。松大汽船は本数が多いのでそれぞれのメリットを把握してアクセス方法を選びましょう。
車で観光したい方もフェリーでアクセス
車も一緒にフェリーに載せることが出来ます。3m未満は790円などです。自転車やバイクも可能で、少しJRフェリーの方がお値段は安いようです。但し、観光シーズンは宮島についてからの駐車場を確保するのが大変で、渋滞もすごく、おすすめのアクセス方法ではありません。また、車両進入禁止のところもありますので注意しましょう。
お得なアクセス方法は広島電鉄
広島電鉄の一日乗車乗船券840円は、1日電車とフェリーに乗り放題で、広島市内から広島電鉄宮島口駅までの往復と往復フェリー代込として使うことができます。実は、これをロープウェイ乗り場で提示するとロープウェイの往復料金が1,800円から1,350円になります。さらに宮島口のフェリー乗り場の案内所で提示すると、もじみ饅頭がもらえる等、特典が付きます。
厳島神社の観光は干潮か満潮か?
世界遺産である厳島神社の大鳥居は干潮、満潮によって楽しみ方が違ってきます。厳島神社の中を参拝して、厳島神社と大鳥居が海に浮かんで見えるた方が良いのであれば満潮を狙います。また、干潮を狙って行くと、歩いて大鳥居まで行けます。潮の潮位は1日2回、時間で変化するため、宮島観光協会が年間潮見表を出しているので参考にしましょう。
広島県厳島神社には鹿がいるので注意!
宮島には奈良のように鹿が自由に歩いています。お土産の紙袋や地図などにも反応して寄ってくるので注意しましょう。宮島では鹿にエサをあげるのは禁止ですが、あげている人がいたりします。但し、エサをあげだすとあっという間に鹿の大群に囲まれます。止めておきましょう。
世界遺産の厳島神社を参拝しよう!
厳島神社は、社殿の創建は593年で、1168年にあの平清盛により現在の姿に造営されています。市杵島姫命(いつきしまひめのみこと)、田心姫命(たごりひめのみこと)、湍津姫命(たぎつひめのみこと) の三女神を祀っていて、海上の安全の他に、商売繁盛や豊漁、芸能、農作などの様々なご利益があります。
厳島神社のシンポル!大鳥居を観光
大鳥居は沖合約200メートルにあって、鳥居自身の重さで海中の上に立っています。倒れない理由は、鳥居の上の部分に頭大の石が276個も敷き詰められており、強風にも耐えられる工夫がされています。またここに建てられた理由は、昔は宮島全体がご神体で島に渡ることが出来ず、海上から参拝をしていた事によるようです。
厳島神社の鳥居まで歩こう!
潮見表を調べて、干潮時に潮位の数字が100以下であれば大鳥居の根元まで歩いて行けます。この大鳥居は高さ約16.6m、棟に24.2m、主柱周りが9.9mもあります。総重量は約60tもあるので、迫力ある姿を身近で感じられるよう観光する時間を調整しても良いですね。
回廊が美しい嚴島神社の社殿
嚴島神社の社殿は寝殿造を元にしていて、約275メートルにも及ぶ長い回廊が左右に長くあるのが特徴です。他に能舞台や庭に、池もと見どころが多いです。実は拝殿と本殿だけ正面から見ると左右対称ではなく。柱の間隔が1間分左側に長く造られ、厳島神社の謎と言われています。参拝で訪れたらぜひ確認してみてください。
参拝したら御朱印も頂こう!
厳島神社は6時半から開門ですが、御朱印を頂く拝殿前の授与所の窓口は8時頃から開きます。厳島神社の御朱印は1種類のみで300円をお支払いします。観光シーズンには混みあうので余裕をもってスケジュールを組みましょう。厳島神社では、社殿や大鳥居が描かれた御朱印帳も販売しています。
広島県の霊山「弥山」の山頂は絶景
弥山本堂と、その向かいにある霊火堂や獅子岩展望台などのスポットが弥山にはあります。山頂に向かう時には「くぐり岩」という巨石をくぐって登り、頂上へ。ただし、弥山の登山は時間は短くても結構きついです。山を麓から登山する方はしっかり体力も備えておきましょう。
弥山はロープウェイでも登れる
弥山にはロープウェイで登る方法もあります。ロープウェイ乗り場はフェリー乗り場から徒歩20分ほどの所にあるりますまた、例えば紅葉台の入口からなら、ロープウェイまでの無料送迎バスがあるので利用しましょう。ロープウェイは最終の運航時間が早いので(17時頃)、午後に訪れる方はぜひ確認しましょう。
弥山の「消えずの火」は恋人の聖地
弥山の弥山本堂の向かいにある霊火堂には1200年間消えずに燃え続けている「消えずの火」があります。空海が修行で用いた火が消えずに今も燃えているとされ、恋愛、縁結びのご利益スポットで、「恋人たちの聖地」と言われます。この火で沸かしたお湯は霊水として、万病に効くと伝えられています。
伊藤博文が信仰した三鬼堂
全国で唯一という鬼神を祀る三鬼堂はご利益が家内安全、商売繁盛です。日本中の天狗が集まるともいわれ、天狗のお面等が飾られています。ここは伊藤博文の信仰が厚かった場所で、度々参拝に訪れたとされます。この弥山の登山の整備にも尽力したそうです。
弥山の麓の大聖院(だいしょういん)
厳島神社ではなく、ここ大聖院にお参りするために宮島を訪れる人もいるという由緒ある寺院が大聖院です。豊臣秀吉や伊藤博文といった権力者からの信仰がある上に、境内には、多くのご利益仏があるため、ありとあらゆる願いを叶えてもらえる、多くの参拝者が訪れます。四国八十八ケ所の本尊が安置されている「遍照窟(へんじょうくつ)」もおすすめです。
大聖院の守り砂で祈願成就
古来、宮島には訪れた旅人の無事を祈り宮島の砂をお守りとして持ち帰り、旅のお礼に再び、その砂をもって宮島を訪れるという風習があったそうです。その言い伝えを元に現在、大聖院で祈祷された砂を用い、「守り砂」としています。同封の「叶え紙」に願い事が叶ったら再び訪れて砂をお返しします。
ファミリーで観光したい宮島水族館
宮島でファミリーで出かけたら訪れたいのが和風建築の宮島水族館。参加・体験型の水族館を目指していて、瀬戸内海の海の生き物を中心に350種13,000点以上を展示しています。海獣エリアではペンギンやトド、アザラシ、コツメカワウソがいて、さらにライブプールでは毎日アシカライブを開催しています。子どもたちの歓声が聞こえる楽しい水族館です。
広島県宮島はいつ観光する?
四季を通して見どころやイベント、グルメがある宮島はいつ訪れても楽しめますが、特に紅葉の秋が人気です。11月あたりから、約700本の紅葉で埋め尽くされる紅葉谷公園が見頃になります。紅葉のグラデーションと厳島神社はどこをとっても美しい撮影スポットに変わります。
冬の広島は牡蠣が美味しい
宮島には元旦、弥山からの初日の出を目指して訪れるのもおすすめです。この時はフェリーは深夜便があり、ロープウェーは午前5時から営業開始となります。ただし早朝の登山時は足元も暗く参拝客も大勢いるとのことなので、くれぐれも怪我のないよう注意しておきましょう。また、冬、特に2月で頂く旬の牡蠣も絶品です。
夏の厳島神社観光には宮島水中花火大会
夏の宮島には花火大会があり、水中から打ち上げられるのが特徴です。約5000発の花火が上がり、とくに水中尺玉100発が見どころです。大鳥居を見ながらの花火は迫力満点で忘れられない思い出になるでしょう。また、宮島の東には海水浴ができる包ヶ浦海水浴場もあり、マリンスポーツもあって夏が満喫できます。
夜の観光には厳島神社のライトアップ
観光客がいなくてお店も閉まってしまう夜の宮島ですが、実は厳島神社のライトアップが美しく、デートスポットとしてもすすめです。幻想的な夜の厳島神社をぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。また、運航時間が約30分のナイトクルージングもおすすめです。ライトアップされた大鳥居をくぐるのは忘れられない感動的な体験です。
観光も宮島グルメもぜひ体験しよう!
広島の世界遺産、厳島神社のある宮島には揚げもみじや穴子、焼きがきなど美味しいグルメもたくさんあります。宮島にはコンビニが無く、ゴミ箱もほとんど見当たらないなど不便な点もありますが、厳島神社は参拝に一度は訪れてみたい美しい神秘の観光スポット。ぜひ厳島神社でパワーチャージをしてみてはいかがでしょうか。
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