厳島神社へいろんな交通手段でアクセスしよう!
世界遺産に登録されている厳島神社は、海の中に鳥居がある珍しい神社です。満潮時は海の中にある鳥居も干潮時になると徒歩で鳥居の近くまで行くことができることでも知られています。歴史的スポットとしても歴史が長く、観光スポットの宮島としても有名な厳島神社のアクセスについて詳しく紹介していきます。
厳島神社ってどんなところ?
広島県廿日市市宮島にある神社のことです。1400年前からと言われていますが、創建は推古元年の593年となっています。推古天皇といえば、聖徳太子が摂政をしていた時代の天皇です。593年に創建されましたが、その後平清盛の援助を受けて海上社殿を建立したことで厳島神社の今の形の原型が出来上がりました。
鎌倉時代から戦国時代にかけても時代の有名人物の庇護や援助によって現代まで、厳島神社は現代に平安の姿のまま存在しています。また、海上社殿ということで、柱や床が海水によって腐食しやすくさらに、自然災害や火災などにより1400年の間に何度も修理再建されています。戦国時代では豊臣秀吉も参詣に来たと記録が残っています。
厳島神社が文化遺産って?
1996年に厳島神社とその周辺は、世界遺産の文化遺産に分類されています。他の文化遺産として有名なのは、宗像の沖ノ島です。厳島神社の場合は、平安時代、鎌倉時代の建築様式を現在まで修理再建しながらも守ってきたこと、海上に浮かび周囲の風景と一体となった景観は傑作であることが、厳島神社が選定された理由のようです。
また、平和公園元安橋桟橋から世界遺産航路というルートがあります。広島には原爆ドームというもう一つ有名な世界遺産があるので、2つの世界遺産をつなぐルートを世界遺産航路としています。年中無休で45分の海の旅を楽しむことができます。ただ、船が潮位によっては欠航する場合もあるそうなので、欠航便のお知らせを確認しておきましょう。
厳島神社へのアクセス方法はいくつ?
宮島へ行くための最寄りである宮島口へ行くためには、車やバス、電車など様々な交通手段が利用できますが、実際に厳島神社のある宮島へ行くには、船に乗る必要があります。船は出発場所によって、高速船、遊覧船、フェリーと3種類にわかれています。それぞれ所要時間が異なりますが、船酔いする人は宮島口から出ているフェリーがおすすめです。
厳島神社へのアクセス1:車
大野ICもしくは、廿日市ICから国道2号線経由だと10分程度行けばフェリー乗り場である宮島口にアクセスできます。宮島へフェリーを使っていく場合は、車を持っていくことも可能です。車検証に記載のある車体の長さで運賃が異なります。片道790円で運転手の運賃も含まれており、この金額が宮島へ車を持っていく最安値になります。
ただ、宮島に車を持ち込むことは可能ですが、フェリーには積載量が決まっています。閑散期だと問題はありませんが、観光繁忙期などは車を持ち込みたい人で行列ができることがあります。その場合は、乗りたい便よりもかなり後の便になることもありますので、車は近隣の駐車場に泊めて宮島へ行くことをおすすめします。
また、自治体のホームページにも記載がありますが、観光シーズンになると宮島口周辺は渋滞します。また、周辺の駐車場も満車になることが予想されるので、観光シーズンに行く場合は、パークアンドライドがおすすめです。満車になりそうな駐車場を避け、周辺の駐車場に止めてから公共交通機関を利用するのがパークアンドライドです。
山口方面から宮島へ行く場合のおすすめの駐車場は、ちゅーピーパークがおすすめです。こちらの駐車場は繁忙期の期間限定ではありますが、駐車料金1日1000円で、宮島口まで無料シャトルバスが運行します。通常のパークアンドライドは、駐車場料金と別途に交通費が必要なのですが、こちらの駐車場は駐車場料金だけなのでおすすめです。
広島方面から宮島へ行く場合は、ゆめタウン廿日市を利用してみてはいかがでしょうか。4000台止めることができる駐車場で料金は無料です。広電宮島線を利用すると12分で宮島口まで行くことができます。ただ、商業施設の駐車場なので24時間ではありません。営業時間内に利用できる人におすすめの駐車場です。
パークアンドライドで移動時間が少なく、24時間出庫が可能なのはK駐車場です。こちらは、K-1とK-2の2箇所あります。ただ、台数が少ないので他のバークアンドライドで協力している駐車場の中では、一番混雑する可能性がある駐車場です。JR前空駅から徒歩1分で宮島口駅まで電車で2分という好立地なので、移動が苦手な高齢者などにおすすめです。
厳島神社へのアクセス2:船
船は、高速船、フェリー、世界遺産航路と3パターンのルートが準備されているので、船酔いしない人にはおすすめです。また、乗船場所がいくつかあるので乗船場所まで車で来て、パークアンドライドするときにも混雑する宮島口を避けて利用できます。乗船場所の近くには観光や買い物スポットがあるので、待ち時間も退屈しません。
広島駅から高速船乗り場の広島港へ行くためには、タクシーで20分ほどかかりますが、高速船に乗るならマリーナホップがおすすめです。広島駅からはバスで40分ほどかかりますが、中国四国地方最大級のショッピングモールなので、乗船時間までショッピングや食事を楽しむことができます。水族館もあるので、小さな子どもも楽しむことができます。
広島の原爆ドームと宮島を同時に楽しみたい人は、世界遺産航路がおすすめです。乗り換え無しで大人片道2000円、往復3600円、子どもは大人料金の半額で利用が可能です。原爆ドームと宮島を最短時間の45分で結んでおり、川と海の両方を楽しめる航路です。電話での予約は前日までで締め切られるので、利用する人は早めに予約しましょう。
宮島行き大鳥居遊覧航路は、2018年3月末で休止となっています。大野桟橋から宮島へ行くことができなくなっていますので、注意しましょう。また、航路によっては潮位が低くなると欠航になります。突然の欠航も考えられますので、当日きちんと欠航してないか確認するか、運行状況を電話で確認することをおすすめします。
宮島行きのフェリーは、宮島口から出航しています。宮島口は観光シーズンの場合、渋滞することが多いのでこちらで乗る場合は、公共交通機関で最寄りまで来ることをおすすめします。船で行く場合は、フェリーが一番料金が安く、片道180円で利用可能でさらにICカードで乗船することが可能なので、乗船券の購入がなく便利です。
また、コースも2つあり、まっすぐ宮島へ行くコースと厳島神社の大鳥居の近くまで近づくコースがあります。船内はバリアフリーで車椅子や足の悪い高齢者でも安心です。景色も大鳥居便の場合は、厳島神社と大鳥居の2つを同時に写真を収めることが可能です。フェリーなので自転車、バイク、車を載せることができるので、宮島でドライブを楽しむことができます。
厳島神社のアクセスに満潮と干潮は関係ある?
厳島神社では、満潮と干潮で周りの様子が異なります。満潮時は、鳥居の周りも厳島神社も水に浸かっている姿を見る場合は、満潮に近い時間、鳥居の近くの水がなくなり鳥居まで歩いて行く事ができる時を干潮といいます。干潮でも鳥居のあたりまでなので、アクセスには影響がありませんので安心してください。
満潮と干潮は毎日2回あります。潮汐表を見ると水がどのくらいの高さかわかります。潮汐表の潮位が250センチメートル以上なら厳島神社が海に浮かぶ神秘的な姿を見ることができます。逆に100センチメートル以下だと鳥居まで歩いていけます。40センチメートル以下になると潮干狩りが出来るほど潮位が下がっているということになります。
厳島神社へのアクセス3:電車
電車といえばJRというイメージがありますが、広島には広島電鉄という路面電車もあります。宮島口へ行くのもどちらの電車でも可能です。観光で来たのならば広島の町並みを見ることができるのでおすすめですが、乗車時間がJRより長いです。1時間以上座っていることが難しい人は、JRを利用すると25分で到着します。
JRと広島電鉄は、料金的にはJRが片道410円で、広島電鉄が片道260円ということで、所要時間で決めるか金額で取るか意見が別れる部分です。もし、方向音痴で宮島へ行けるか不安の人ならばJRがおすすめです。宮島・岩国方面に乗れば宮島口まで1本で行きます。路面電車は乗車時間が長いので、方向音痴の人は不安になってしまうかもしれません。
厳島神社へのアクセスに広島電鉄がお得?
実は、電車を利用して広島県内を観光する場合は、広島電鉄がオトクな場合があります。なんと、広島電鉄の1日乗車乗船券を購入すると宮島松大汽船の宮島口から宮島の航路が840円で済みます。もし、宮島に行かないコースの場合は600円で電車乗り放題ができるので、長時間路面電車に乗っても大丈夫な人は購入してみてはいかがでしょうか。
空港から厳島神社へアクセスするには?
厳島神社は広島空港とお隣の山口県にある岩国錦帯橋空港からアクセスが可能です。広島空港から広島駅へ行く場合は、1340円で45分ほどかかります。1340円もかけたくない場合は、連絡バスに15分のってJR白市駅を目指してそこから宮島口へ向かうと220円の節約になります。時間的にはリムジンバスを利用するほうが早いです。
意外なことに飛行機を利用した際の最短ルートは、岩国錦帯橋空港から厳島神社を目指すと約35分で宮島口まで行くことができます。車で移動する場合も岩国錦帯橋空港の場合は、国道2号線を利用すれば1本で宮島口まで行けるので便利です。広島空港を利用するよりも岩国錦帯橋空港を利用したほうが、宮島観光の場合は便利です。
県外からの厳島神社おすすめアクセス
空港から直接厳島神社へ向かう場合は、広島空港ではなく岩国錦帯橋空港からアクセスすることをおすすめします。広島空港より岩国錦帯橋空港のほうが厳島神社に近いです。そのため、移動時間の短縮が可能です。もし、広島観光をしてから宮島へ行く場合も岩国錦帯橋空港からJRの駅まで連絡バスがあるので交通費を節約したい人にはおすすめです。
厳島神社へのアクセスは船?電車?
厳島神社のアクセスは、電車とフェリーを利用するコースをおすすめします。宮島口のフェリーは問題ないのですが、他の航路に関しては川と海の両方を利用する航路です。その為川の潮位が低いと船底が川底に接触してしまうため運休になることがあります。電車は潮位は関係ないので確実に行くなら電車をおすすめします。
ただ、フェリーや高速船も商業施設や観光スポットなどの近くを発着場所にしているので、観光ルートに合わせてチョイスしてもいいかもしれません。渋滞を避けたかったり、海から厳島神社を見たい場合にはフェリーや高速船がおすすめです。フェリーを利用する場合は、車を持ち込むと乗船の順番が後になる事があるので、駐車場に止めたほうがいいです。
厳島神社参拝後のアクセス良好のホテル
宮島にある厳島神社は、潮の満ち引きで姿が変わる神社として有名ですが、夜の姿も幻想的です。2018年8月25日の土曜日には毎年恒例の宮島水中花火大会が開催されます。その為、当日の夜に宿泊したり、前日の夜に泊まってのんびりと宮島観光を楽しむことが出来るように宿泊場所を確保する必要があります。
おすすめのホテルは安芸グランドホテルです。JR宮島口駅から無料送迎バスがあります。流石に送迎は18時30分で終わってしまいますが、荷物を預けて宮島へ行く際は、無料送迎バスを利用できます。無料送迎バスが終わってもタクシーで3分、歩いても10分程度とアクセス良好で宮島から帰ってきたらすぐに休めるのでおすすめのホテルです。
宮島の名物グルメ
干潮や満潮を狙っていっても少しずれていたり、見る前にご飯を食べようと宮島に早く行こうと計画する人もいるのではないでしょうか。宮島は島なので海産物も豊富で新鮮で、厳島神社を見た後に宮島グルメを堪能する人も多いです。厳島神社参拝をした後の宮島観光では広島名物を始め、宮島に行ったら絶対外せないグルメを紹介します。
焼き牡蠣のはやし
焼き牡蠣のはやしは、宮島にある牡蠣専門店で焼き牡蠣の発祥の店でもあります。地御前かきの三年もののみを使用しているため大ぶりで旨味がたっぷり詰まっています。また、注文を受けて15分かけじっくり焼いています。使用している牡蠣も水温が安定していいる海域の牡蠣を使用しているので、1年中楽しむことが出来るのが焼き牡蠣のはやしです。
もみじ饅頭
広島名物として有名なもみじ饅頭ですが、宮島のやまだ屋では手作りもみじ饅頭体験が楽しめます。宮島観光で時間に余裕がある時に楽しんでみてはいかがでしょうか。また、揚げもみじ紅葉堂では、揚げもみじを楽しむことができます。揚げもみじはもみじ饅頭として販売できないものを揚げたのが始まりのようです。
今度の夏休みは厳島神社へアクセスしよう!
厳島神社はもちろんのこと、宮島にはグルメや観光名所としても見どころがたくさんあります。厳島神社だけでなく、宮島もゆっくり観光できるように宿泊して、宮島観光を楽しんではいかがでしょうか。日頃の疲れを忘れて、宮島観光をゆっくりしながら、潮の満ち引きで表情が変わる厳島神社の景色を1日をかけて楽しんでみてはいかがでしょうか。
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