「いろり山賊」のメニューやアクセスは？山口県民ならだれもが知っている！

山口県で数ある名所の中から、今話題の名所「いろり山賊」です。一年中、全国各地からたくさんの観光客が訪れており、子供から大人まで幅広い層で人気の高いテーマパークのような食事処です。そんないろり山賊へのアクセス方法や、絶対外せない人気ある定番メニューやあまり知られていない隠れた人気メニューまでどんどん紹介していきます。

ここの集落は山間にあるので、電車でのアクセスは駅から徒歩30分以上と少し不便な場所なり、タクシーでのアクセス方法もありますが、少しお値段がかかります。広い駐車場も設備されているので、車でのアクセスをおすすめします。山陽自動車道玖珂ICより降りると、「いろり山賊」と書かれた看板を目印に約5kmほど進むと賑やかな集落が現れます。

〔アクセス〕山口県岩国市玖珂町1380-1 〔電話〕0827-82-3115

いろり山賊は屋外席がメインとなっており、食券を購入後、自分たちで好きな席に座ることができます。敷地内を進んでいくと建物の縁側や、いろりを囲んでいる席、森の中にある席など特徴のある席が数々あり、訪れた人数に合わせて選ぶこともできます。冬はコタツが用意されるので、冬でもゆったりと食事をとることができます。

いろり山賊は山の地形を活かした造りになっており、自然があふれています。スポットによっては滝も見ることができます。大自然あふれ、日本独特の景色を見ながらの食事と贅沢で満足できる時間を過ごすことができます。また、夜になるといろり山賊全体がライトアップされるので、まるでお祭りにきたようなワクワクした気分になれます。

いろり山賊はさまざまな料理がありますが、その中でも訪れる方ほとんどが頼む名物メニューが3つあります。そのメニューの中の一つが「山賊焼」になります。若鶏を炭火でじっくり焼いたもので、豪快にかぶり付いて食べます。また甘めのタレになるので、子供からも人気ある一品です。外はカリカリ中は肉汁が口いっぱいに広がります。

いろり山賊の山賊焼きは「山賊焼きの元祖」とも言われています。かつては広島市内にあった居酒屋「的場大学」がルーツになり、昭和20年代にはすでにこの山賊焼がメニューの一つとして世にでていたと言われています。実は長野県にも山賊焼はありますが、ここいろり山賊の山賊焼とは全く違ったレシピになっています。

名物メニューの2つ目は「山賊おむすび」です。誰もが驚くような大きいおむすびになり、だいたい赤ちゃんの顔くらいの大きさがあります。大きいおむすびの中には具材が鮭、こぶ、梅とおむすびに合う具材が3種類も入っており、それぞれのおいしさを楽しむことができます。食べていくと崩れやすいですが結び目のところから食べると綺麗に食べれるそうです。

このおむすびは実は、忙しい合間でも作ることができ、なおかつ栄養たっぷりでお腹いっぱいになれるものを子供たちに与えたいという創業者の気持ちが形になったものになります。そんな愛情たっぷり入ったこのおむすびは子供にはもちろん大人にも人気があり、食べた人の心とお腹を思う存分満たしてくれる、贅沢なおむすびです。

名物メニューの最後は「山賊うどん」です。ダシにかなりこだわった手打ちうどんです。寒い時期にあったかいうどんを食べるのは身も心もほっこりとし、癒されます。ただ子供や女性の方はこのうどん一杯でお腹を満たされる方も多いので、いろんな種類を食べたい方は「一口うどん」というメニューもあるのでぜひお試しください。

三大名物として名を残しているのは「山賊うどん」ですが、手打ちのお蕎麦も人気があがってきています。うどん同様ダシにこだわっており、名前の通りそば粉が八割、つなぎが二割になっています。またこれもうどん同様「一口そば」のメニューがあるので、うどんとそばそれぞれ少しずつ楽しんでいる方も多くいます。

上記で紹介した三大名物に加えて、いま密かに人気をあげてるのが皇牛（すめらぎぎゅう）のお肉を使ったメニューです。山口県といえば日本の肉牛のルーツと言われる天然記念物「見島牛」で知られていますが、その遺伝子を受け継いでいるのがこの皇牛になります。ここいろり山賊で使われている皇牛はすべて近くの牧場で大切に育てられたものになります。

皇牛を使ったメニューはステーキや焼肉、すき焼きなどのお鍋など豊富にありますが、中でも人気が高いのが皇牛をふんだんに使った餃子です。餃子はフライパン焼きで味もしっかりしており、一口サイズで気軽に頼めるサイズになっていて、いろり山賊の三大名物も食べたいが、いろり山賊でしか食べられない皇牛も味わいたい！という方におすすめです。

いろり山賊ではあまり知られてないですが、豆腐料理も多く種類があり、豆腐はすべて手作りされています。大豆の量が市販の豆腐の4倍も入っている手作り豆腐を油で揚げ、温かいまま食べることができます。他には手作り豆腐を炭火で焼き上げてタレをつけた「焼豆腐」や、手作り豆腐の味をそのまま楽しめる、「冷ややっこ」があります。

いろり山賊の料理を食べたいが時間がない、海や山でいろり山賊の料理を楽しみたいという方におすすめの山賊弁当です。名物料理の山賊焼き、山賊おむすびをはじめとし、さまざまなおいしい山賊の味を持ち帰ることができます。またこのお弁当はお土産として家に持ち帰る方も多くみられ、家族や友達みんなで山賊の味を味わえます。

ここいろり山賊にはもちろんデザートも豊富な書類あります。その中でも人気がここでしか食べられない「山賊しずみ餅」です。うどんなどに使われたダシにこんがり焼いた草餅を沈めたものになります。中からでてきた甘いあんこと、ダシのしょっぱさのコラボが忘れられない味になっています。別腹でいくらでも食べれるおすすめデザートです。

また、ダシに入れるしずみ餅ではなく、草餅を小型七輪で焼き、そのまま食べることができる「山賊草もち」も人気があります。ヨモギの新芽だけを使っており、中にはたっぷりのあんこが入っている甘党にはたまらないデザートです。またヨモギは昔から体に良いとされており、この草もちもヨモギの良い香りがするので何個でも食べたくなります。

いろり山賊名物の一つが懐かしさ漂う古風な店構えの中に、季節ごとに合わせて豪華な飾りつけで着飾っています。いろり山賊は山間にありますが、店全体の飾りつけが目印になるほど大掛かりで違う世界へとタイムスリップしたような感覚になれます。一年中どの季節に行っても、大迫力の飾りつけを見ることができ、写真撮影をする方が大勢います。

この飾りつけは実はいろり山賊で働くスタッフによる手作りです。小さな看板から大きいものまで作成しており、手作り感あふれる優しい外観になっています。またいろり山賊には子供が喜ぶ金魚すくいなどがある縁日もあります。またペットも連れていけるので、家族みんなでたくさん遊んでおいしいご飯を食べられる場所になります。

料理を待っている時間にお喋りも良いですが、いろり山賊では広い敷地内を散歩するのもここでしか味わえない経験になります。敷地内には「魂（むすび）稲荷神社」や巨大なお地蔵様があり、その名の通り縁結びのご利益があります。また裏手には子育て地蔵もあるので、カップルや夫婦で安産、お子さんの成長祈願に多くの人が足を運んでいます。

昭和63年に河内大明神神社を移築されたパワースポットであり、山賊の守り神でもあります。過疎化のため、崩壊の進む神社をそのまま壊してしまうのはしのび無いと山賊の創立者が協力し、移築となりました。こういった滝や、川沿いもいろり山賊のスタッフによって綺麗に掃除されており、散策するには気持ち良い絶好の空間となっています。

山口県の名所いろり山賊での人気ある数々のメニューやアクセス方法を紹介してきました。広島方面に旅行する場合や名所、錦帯橋を訪れる機会がある方は、ぜひいろり山賊でお腹を満たして行ってください。昼間と夜とそれぞれ違う顔を見せるいろり山賊で、山賊になった気分で山の景色と、おいしい料理を豪快に食べに行きませんか。