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尾瀬へのアクセス方法まとめ!東京や関西から電車・車・バスを利用した場合は?

尾瀬へのアクセス方法まとめ!東京や関西から電車・車・バスを利用した場合は?
投稿日: 2018年11月8日最終更新日: 2020年10月8日

尾瀬は群馬、福島、新潟、栃木の4県にまたがる広大な湿原で、尾瀬国立公園は東西12キロ、南北9キロの大きさを誇っています。尾瀬にはどこを歩き何を見たいかによって様々なアクセス方法があり、東京のみでなく関西や東北方面からも種々のアクセスする方法があります。

アイコンこの記事の目次

      1種々のアクセスができる尾瀬を楽しもう
      2種々のアクセスができる尾瀬の見どころ
      3種々のアクセスができる尾瀬の入山口
      4種々のアクセスができる尾瀬へのアクセス1:東京方面から電車とバスで鳩待峠へ
      5種々のアクセスができる尾瀬へのアクセス2:東京方面から高速バスで鳩待峠へ
      6種々のアクセスができる尾瀬へのアクセス3:東京方面から車で鳩待峠へ
      7種々のアクセスができる尾瀬へのアクセス4:東京方面から電車とバスで大清水へ
      8種々のアクセスができる尾瀬へのアクセス5:東京方面から電車とバスで富士見下へ
      9種々のアクセスができる尾瀬へのアクセス6:東京方面から群馬側駐車場へ
      10種々のアクセスができる尾瀬へのアクセス7:東京方面から電車とバスで会津口へ
      11種々のアクセスができる尾瀬へのアクセス8:東京方面から車で会津口へ
      12種々のアクセスができる尾瀬へのアクセス9:東京方面から会津側駐車場へ
      13種々のアクセスができる尾瀬へのアクセス10:東京方面から電車他で尾瀬口へ
      14種々のアクセスができる尾瀬へのアクセス11:東京方面から車他で尾瀬口へ
      15種々のアクセスができる尾瀬へのアクセス12:東京方面から奥只見湖駐車場へ
      16種々のアクセスができる尾瀬へのアクセス13:関西方面から電車とバスで東京経由で尾瀬へ
      17種々のアクセスができる尾瀬へのアクセス14:関西方面から電車とバスで金沢経由で尾瀬へ
      18種々のアクセスができる尾瀬へのアクセス15:関西方面から電車とバスで長野経由で尾瀬へ
      19種々のアクセスができる尾瀬へのアクセス16:関西方面から高速バスで尾瀬へ
      20種々のアクセスができる尾瀬へのアクセス17:関西方面から車で尾瀬へ
      21種々のアクセスができる尾瀬のハイキングコース1:鳩待峠・尾瀬ヶ原
      22種々のアクセスができる尾瀬のハイキングコース2:鳩待峠・至仏山
      23種々のアクセスができる尾瀬のハイキングコース3:鳩待峠・アヤメ平
      24種々のアクセスができる尾瀬のハイキングコース4:御池・燧ヶ岳
      25種々のアクセスができる尾瀬のハイキングコース5:沼山峠・尾瀬沼
      26種々のアクセスができる尾瀬を満喫しよう

種々のアクセスができる尾瀬を楽しもう見出し

Photo by ginomempin

尾瀬は群馬県他4県にもまたがる広大な湿原であり絶大な人気を誇る観光地でもあります。尾瀬のどのスポットに行きたいかによって、入山口やアクセスする場所が変わってきます。ここではそんな尾瀬へのアクセスについて、東京や関西方面からの電車やバス、車でのアクセス方法を中心に紹介します。

種々のアクセスができる尾瀬の見どころ見出し

Photo by yamatsu

歩行路の総距離が100キロを超すと言われる尾瀬には種々の見どころに溢れるハイキングコースがあります。最も人気のあるコースは、尾瀬の南西に位置する入山口鳩待峠からスタートして尾瀬ヶ原を歩くコースで、ブナの原生林に始まり最も尾瀬らしさが感じられる尾瀬ヶ原の木道を気持ち良く歩くことができます。

ハイキングコースの途中に山小屋や休憩所、トイレ、ベンチなどが多数備わり、楽しい散策ができます。5月下旬から咲き始める水芭蕉を始めとする花々が8月上旬まで楽しめ、9月下旬から10月上旬にかけては美しい紅葉の景色をを眺めながら歩くことができます。

Photo by Nikuyoshi

尾瀬にはかつてメインスポットだったアヤメ平があります。この湿原は、はるか向こうに山々の絶景が望める場所で、湿原が空中に浮かんでいるかのような情景から、「天上の楽園」とも呼ばれています。また福島県側にはもう一つの名所、尾瀬沼があります。この沼は周囲8キロもの広さを誇り、至る所に湿原が点在します。

また、尾瀬には百名山に名を連ねる燧ヶ岳(ひうちがたけ)や至仏山があります。標高2356メートルの燧ヶ岳は東北一を誇る高峰の火山で、標高2228メートルの至仏山は燧ヶ岳と並ぶ尾瀬の代表的な名山です。

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尾瀬と言えば、春は白くて小さい可憐な水芭蕉、夏はニッコウキスゲの黄色い絨毯、秋には、類のない「草紅葉」と紅葉の絶景。国立公園にしてされた「尾瀬」をご紹介させていただきます。尾瀬紅葉見頃は、9月中旬から10月上旬です。登山口は5ヶ所ありますので登ってみませんか。

種々のアクセスができる尾瀬の入山口見出し

Photo by houroumono

尾瀬には、一般のハイカーが利用し易い入山口だけで東西南北に5か所ほどあります。最も人気の高い入山口の鳩待峠始め、大清水、富士見下、御池、沼山峠など、それぞれの見どころに近いこれらの入山口を利用します。

尾瀬の西南に位置する群馬側の鳩待峠は、尾瀬ヶ原に最も近くかつての花形スポットだったアヤメ平や百名山の至仏山へもアクセスの良い入山口で、尾瀬を訪れるハイカーの約5割が利用しています。大清水は尾瀬の南東に位置し、尾瀬沼や大江湿原に行きやすい場所にあります。また尾瀬の南に位置する富士見下は、アヤメ平や富士見峠にアクセスし易い場所にあります。

福島県側の沼山峠は尾瀬の北東に位置し、尾瀬沼や大江湿原まで1時間ほどでアクセスでき、百名山の燧ヶ岳にもアプローチができます。そして北側に位置する御池は、燧ヶ岳や三条の滝、尾瀬沼にアクセスするのに適した場所となります。

種々のアクセスができる尾瀬へのアクセス1:東京方面から電車とバスで鳩待峠へ見出し

Photo by rail02000

東京方面から群馬県の沼田口へ電車とバスで行くには、東京駅から上越・北陸新幹線に50分ほど乗車し、高崎駅で下車後、上越線に乗り換え、約47分で沼田駅に到着します。あるいは、上越新幹線に約1時間乗車して上毛高原駅にアクセスする方法もあります。

沼田駅からは関越交通バスを利用すれば約1時間半で戸倉に着きます。そして戸倉から関越交通バス・鳩待峠行きに25分ほど乗車すれば鳩待峠にアクセスできます。

また上毛高原駅からは関越交通バスに約1時間50分乗車すれば戸倉に着きます。戸倉からは同様に関越交通バス・鳩待峠行きに25分ほど乗れば鳩待峠にアクセスできますが、上毛高原駅からは沼田駅に比べバスの本数が少ないというディメリットがあります。

種々のアクセスができる尾瀬へのアクセス2:東京方面から高速バスで鳩待峠へ見出し

Photo by Norisa1

東京方面から高速バスで尾瀬に行くには、バスタ新宿4階から高速バス・関越交通尾瀬号に乗って戸倉までアクセスする方法があります。この高速バスは5月下旬から10月中旬まで運行しており、2018年度には朝6時台と7時台、夜22時台の3本がありました。日中は4時間25分、夜行は5時間50分ほどで戸倉にアクセスできます。

2019年も2018年度に準じる形で運行するものと思われますが、事前にインターネットなどでチェックをしてから利用することをおすすめします。

種々のアクセスができる尾瀬へのアクセス3:東京方面から車で鳩待峠へ見出し

Photo by tedd okano

東京方面から車で鳩待峠にアクセスする場合は、関越自動車道・沼田インターから国道120号線に入り、日光方面に進みます。鎌田で左折後、国道401号に入り戸倉方面に進みます。戸倉から左折して県道水上片品線を進み、津奈木を右折して県道尾瀬ヶ原土出線を3キロほど走れば鳩待峠にアクセスできます。

津奈木から鳩待峠までは道幅が狭く、急カーブも多いのみでなく、マイカー規制対象道路でもあるため、駐車場の多い戸倉に車を駐車し、バスで鳩待峠に入ることをおすすめします。

種々のアクセスができる尾瀬へのアクセス4:東京方面から電車とバスで大清水へ見出し

Photo by TANAKA Juuyoh (田中十洋)

東京方面から大清水、富士見下へ電車とバスでアクセスする場合も、沼田までは鳩待峠と同様の電車でアクセスします。沼田駅からは関越交通バスで大清水まで約1時間40分でアクセスできます。また、上毛高原駅からも、関越交通バスで大清水まで約2時間でアクセス可能です。

種々のアクセスができる尾瀬へのアクセス5:東京方面から電車とバスで富士見下へ見出し

Photo by houroumono

東京方面から富士見下へ電車とバスでアクセスする場合も、上越線の沼田駅や上越新幹線の上毛高原駅から戸倉までは鳩待峠と同様の電車とバスでアクセスします。戸倉からは関越交通バス・鳩待峠行きに10分ほど乗れば、比較的簡単に富士見下にアクセスすることができます。

種々のアクセスができる尾瀬へのアクセス6:東京方面から群馬側駐車場へ見出し

Photo by TANAKA Juuyoh (田中十洋)

戸倉から鳩待峠への道路はマイカー規制がしばしばあるため、戸倉に車を駐車して、戸倉からバスを利用することをおすすめします。戸倉には尾瀬第一、第二駐車場があります。尾瀬第一駐車場には280台の車が1日1000円で駐車できます。また尾瀬第二駐車場には250台の車が1日1000円で駐車可能です。

戸倉にあるもう一つの駐車場はスノーパーク尾瀬戸倉・尾瀬高原ホテルの駐車場で、900台の車が1日1000円で駐車できます。

鳩待峠に駐車する場合は、鳩待峠駐車場に50台の車が1日2500円で駐車が可能で、2日目以降は1日1000円となります。また、大清水駐車場には240台の車が1日500円で駐車できます。

種々のアクセスができる尾瀬へのアクセス7:東京方面から電車とバスで会津口へ見出し

Photo by MiNe (sfmine79)

東京方面から尾瀬会津口にアクセスするには、東武浅草駅から特急リバティ会津に約2時間50分乗車すれば、乗り換え無しで会津高原尾瀬口駅にアクセスできます。また、5月下旬から10月中旬の金曜日、土曜日の早朝に、東武鉄道浅草駅発の夜行列車「尾瀬夜行2355」が運行しています。

会津高原尾瀬口駅からは会津バスで沼山峠まで約2時間前後、御池までは約1時間40分から1時間50分でアクセス可能です。沼山峠から尾瀬沼までは約1時間ほど歩けばアクセスできます。混雑の少ない中をゆったり楽しみながら歩くことのできるおすすめのコースです。

また、尾瀬の北側にある標高2133メートルの名山・会津駒ヶ岳に登る場合も、会津高原尾瀬口駅から会津バスで会津駒ヶ岳登山口バス停までアクセスできます。会津を代表する会津駒ヶ岳は日本百名山にも選ばれています。

種々のアクセスができる尾瀬へのアクセス8:東京方面から車で会津口へ見出し

Photo by jetalone

東京方面から車で会津口へアクセスするには、東北自動車道・西那須野塩原インターから国道400号線に入り、塩原温泉方面へ進みます。上三依で国道121号線を右折し14キロほど先の早坂交差点で国道352号線に入ります。早坂交差点から御池(みいけ)までは約64キロほどあります。

御池から沼山峠まではマイカー規制が実施されており、乗り入れできないため、御池の有料駐車場に駐車し、バスで沼山峠に向かいます。夏から秋にかけてのハイシーズンには、七入(なないり)と御池の間も規制されることがあるため、御池の11キロほど手前の七入駐車場に駐車し、バスを利用して沼山峠にアクセスします。

尾瀬の北側にある御池の入山口からは燧ケ岳や三条の滝、尾瀬沼などにアクセスできます。また、尾瀬の北東にある沼山峠の入山口は、尾瀬沼や大江湿原にアプローチし易いスポットです。

種々のアクセスができる尾瀬へのアクセス9:東京方面から会津側駐車場へ見出し

Photo by jetalone

御池(みいけ)駐車場は尾瀬の会津側の拠点となる尾瀬御池ロッジ前にあります。この駐車場には1回1000円で450台の車が駐車できます。

また、沼田街道の分岐点にある七入駐車場には、無料で800台の車が駐車できます。御池や七入からはシャトルバスで沼山峠にアクセスします。

種々のアクセスができる尾瀬へのアクセス10:東京方面から電車他で尾瀬口へ見出し

Photo by Kumpei Shiraishi

新潟県越後口から尾瀬にアクセスする方法もあります。東京方面から多少遠回りになりますが、トンネル道路や湖上遊覧、樹海などを楽しみながら快適な旅ができる方法です。東京方面から電車その他でアクセスする場合は、東京駅から上越新幹線に1時間35分ほど乗車し浦佐駅で下車します。

浦佐駅からは南越後観光バスに1時間15分ほど乗ると奥只見ダムに着きます。そして奥只見湖遊覧船に乗り、約40分で尾瀬口にアクセスします。尾瀬口からは会津バスで小沢平まで約10分、御池まで約40分、沼津峠まで約1時間の乗車となります。

種々のアクセスができる尾瀬へのアクセス11:東京方面から車他で尾瀬口へ見出し

Photo by Atsushi Kase

東京方面から越後口方面へアクセスする場合は、練馬インターから約3時間ほど関越自動車道を走り、小出インターから国道352号線を経由して奥只見方面へと向かいます。

奥只見シルバーラインを走ると便利で快適なドライブが楽しめます。奥只見に車を駐車し、奥只見からは電車の場合と同様、船とバスにより尾瀬に向かいます。

種々のアクセスができる尾瀬へのアクセス12:東京方面から奥只見湖駐車場へ見出し

Photo by khf_fjs

奥只見湖にある奥只見市営駐車場は、奥只見観光の拠点ともなる駐車場で、最大700台もの車が駐車できます。この駐車場には2つのドライブインと大きな公衆トイレがあり、奥只見ダムを眺めながら食事や休憩、土産物などのショッピングが楽しめます。

この駐車場から遊覧船乗り場までは徒歩12分ほどですが、駐車場とダム広場を結ぶ有料のロープウエイを利用することもできます。

種々のアクセスができる尾瀬へのアクセス13:関西方面から電車とバスで東京経由で尾瀬へ見出し

Photo by Hiroyuki Tsuruno

電車とバスで関西方面から尾瀬にアクセスする場合の最速の方法は、新大阪駅から東京駅まで東海道新幹線で2時間30分、東京駅から高崎駅まで上越北陸新幹線で50分、上越線で高崎駅から沼田駅まで47分で行く方法です。沼田からはバスで戸倉まで1時間30分、戸倉から鳩待峠までバスで25分でアクセスすると、合計6時間強の行程となります。

また、東京駅から高崎駅までを上野東京ラインで行けば2時間強の行程となり、合計7時間10分強で到着できます。

種々のアクセスができる尾瀬へのアクセス14:関西方面から電車とバスで金沢経由で尾瀬へ見出し

Photo by Kentaro Ohno

関西方面から電車とバスを利用し金沢経由でアクセスする方法もあります。新大阪から金沢まで特急サンダーバード号で2時間45分、金沢駅から高崎駅まで北陸新幹線で約2時間15分、高崎駅から沼田駅まで46分、沼田からは戸倉経由で鳩待峠までバスで約2時間かかるため、合計7時間50分強の行程となります。

種々のアクセスができる尾瀬へのアクセス15:関西方面から電車とバスで長野経由で尾瀬へ見出し

Photo by tetsukun0105

関西方面から長野駅経由で尾瀬にアクセスする方法もあります。新大阪駅から名古屋駅まで東海道新幹線で行き、名古屋駅から長野駅まで中央線・特急しなので行くと、長野まで4時間10分強で行けます。

長野駅から高崎駅まで北陸新幹線を利用し、高崎駅から沼田駅まで上越線を使えば長野沼田間を1時間30分ほどで行けます。沼田・鳩待峠間のバスの時間、約2時間を加えると、合計7時間40分程度の行程となります。

種々のアクセスができる尾瀬へのアクセス16:関西方面から高速バスで尾瀬へ見出し

Photo by junicorn

関西方面から尾瀬まで高速バスでアクセスするには、夜行バス「シルクライナー」を利用します。大阪OCATから高崎駅西口・高崎バスセンター・高崎駅東口まで約10時間で走り、料金は9600円と大変リーズナブルな価格でアクセスできます。

関西方面から尾瀬まで高速バスでアクセスするもう一つの方法は、大阪からOCATからバスタ新宿まで高速バスで行き、バスタ新宿から戸倉までを高速バス尾瀬号で行く方法です。バスタ新宿からは1日に3本しか出ていないため、関西からの出発時刻はバスタ新宿からの発車時間を逆算してアクセスする必要があります。

大阪から新宿までの高速バス料金は5000円から7000円前後ですが、タイミングが良ければ2000円前後の格安チケットを探す方法もあります。東京から戸倉までは6000円前後となります。

種々のアクセスができる尾瀬へのアクセス17:関西方面から車で尾瀬へ見出し

Photo by HIRAOKA,Yasunobu

関西方面から車で尾瀬へアクセスする場合は名神高速、東名高速、中央道を経由して上田菅平インターから上越自動車道藤岡JCTで富岡インターに入り、関越自動車道・沼田インターから尾瀬に入れば、混み具合にもよりますが約8時間でアクセスできます。

戸倉以降は、しばしばマイカー規制があるため、戸倉の駐車場に駐車してからバスで尾瀬に入るのが賢明な方法と言えます。

種々のアクセスができる尾瀬のハイキングコース1:鳩待峠・尾瀬ヶ原見出し

Photo by houroumono

尾瀬にはいくつものハイキングコースがありますが、鳩待峠を起点にしたハイキングーコースだけでも3通り以上あります。中でも最も一般的なコースが尾瀬ヶ原を歩くハイキングコースです。まず鳩待峠からスタートし、ブナ林の軽い坂道を下ります。

1時間ほど歩くと山の鼻に着きます。このスポットには山小屋・ビジネスセンターがあり、昼食や休憩が可能で、トイレもあります。山の鼻から尾瀬ヶ原湿原の木道を進む気持ちの良いハイキングを楽しみながら1時間ほど歩くと牛首分岐に出ます。そこから竜宮十字路まで45分ほど歩きます。山小屋にも休憩や食事、トイレなどの施設があります。

更に40分ほど歩くと、このハイキングコースの折り返し地点・ヨッピ吊橋に到着します。ここから鳩待峠に引き返します。往復で6時間半ほどのコースですが、竜宮十字路、ヨッピ吊橋を省けば4時間強の歩き易いハイキングとなります。

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尾瀬の山小屋おすすめを紹介!人気施設の営業時間や個室の有無など! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
尾瀬には他の山では見ることのできない雄大な景色や、植物がたくさんあります。山小屋も人気で、温かいお料理や温泉に入ることができる山小屋があります。今回は尾瀬にある人気の山小屋をたくさん調べてみました。ぜひ旅の参考にしてください。

種々のアクセスができる尾瀬のハイキングコース2:鳩待峠・至仏山見出し

Photo by maijou2501

2つ目は鳩待峠から百名山の一つに数えられる至仏山に登る周回ハイキングコースです。まず鳩待峠をスタートし、1時間後に山の鼻ビジネスセンターを通過した後、3時間ほどかけて西方の至仏山に登ります。

森林限界を越えた標高1700メートル以上の場所には、多くの珍しい高山植物が咲き乱れ、花の写真愛好家たちを喜ばせてくれます。高天原や花畑を通過して標高2228メートルの至仏山山頂まで登ると、山頂からは360度のパノラマが楽しめます。

Photo by maijou2501

7月1日の山の解禁時には、滑りやすい岩質、残雪などが見込まれるため、経験のある登山上級者と一緒に登ることをおすすめします。

至仏山頂上からの下山は、南回りでオヤマ沢田代を経由して鳩待峠に1時間40分ほどで戻ります。オヤマ沢田代付近では森林の中に湿原が現われ、楽しい下山となります。ハイキングというより登山と言うにふさわしいこのコースは約6時間20分の行程となります。
 

種々のアクセスができる尾瀬のハイキングコース3:鳩待峠・アヤメ平見出し

Photo by tata_aka_T

3つ目のハイキングコースは鳩待峠からアヤメ平へのコースです。まず標高1590メートルの鳩待峠から1時間30分ほどかけて標高1880メートルの湿原・横田代に登ります。この場所は標高が高いため春が遅く、7月初旬でも残雪があり、紅葉が早く始まります。

横田代から35分ほどで標高1968メートルの中原山山頂に到着します。そこからアヤメ平までは約20分ほどでアクセスできます。折り返し地点のアヤメ池から鳩待峠に戻れば、4時間50分ほどのコースの終了となります。

ひと昔前までは尾瀬のハイライト的な存在だったアヤメ池は、空中に浮かんでいるような幻想的な風景を訪れる人たちに見せてくれます。

種々のアクセスができる尾瀬のハイキングコース4:御池・燧ヶ岳見出し

Photo by TANAKA Juuyoh (田中十洋)

御池から燧ヶ岳に登るコースもハイキングというより登山コースと言った方が良いかもしれません。燧ヶ岳は東北以北で最も高い尾瀬の主峰で、山頂からは素晴らしいパノラマの景色が広がります。まずスタートは御池駐車場から始まります。駐車場を抜け山道に入ってすぐに尾瀬ヶ原方面と登山道の分岐があり、この分岐を左に進んで山頂を目指します。

木道をしばらく進むと急坂となり、1時間30分ほどで広沢田代に到着します。そこから1時間ほどで展望の大きく開ける熊沢田代に着きます。

少し直登してから左にトラバースし、いくつかの沢を越え、最後に水の無い沢の中を200メートルほど登り左に進むと、その先にガレ場が出現します。注意しながらガレ場を過ごすと、ハイマツが密生したスポットとなり、そこから更に1時間30分ほどで俎板嵓(まないたぐら)に到着します。

Photo by TANAKA Juuyoh (田中十洋)

燧ヶ岳は2等三角点を持つ山で、三角点は俎板嵓にありますが、更に10メートルほど標高の高い地点が柴安嵓(しばやすぐら)という最高峰になります。柴安嵓を極めた後、同じルートを辿って下山しますが、道のわかりにくいスポットがあるため、注意しながら下ります。

燧ヶ岳の登山は登りが約4時間、下りが約3時間のコースとなりますので、山登りの準備をしっかり整えてから登る必要があります。

種々のアクセスができる尾瀬のハイキングコース5:沼山峠・尾瀬沼見出し

Photo by TANAKA Juuyoh (田中十洋)

沼山峠から尾瀬沼や人気の大江湿原を目指すハイキングコースを紹介します。沼山峠は会津側の尾瀬北東部に位置する入山口で、尾瀬沼には最短でアクセスできます。

大江湿原は尾瀬の中でも山吹色に咲くニッコウキスゲなどの花の湿原として有名なスポットです。素晴らしい景観が望める大江湿原は、尾瀬を代表するにふさわしい人気スポットとして、雑誌やポスターでもしばしば取り上げられています。

まず沼山峠バス停からスタートします。原生林の茂る木道の階段を上ると約20分ほどで沼山峠展望台に着きます。この場所からは山間に尾瀬沼が展望できます。その後、30分ほどかけて花の湿原・大江湿原をゆっくりハイキングします。大江湿原の小渕田代分岐から30分ほど歩くとビジネスセンターに到着します。

Photo by cktse

この山小屋には食事や休憩をする場所があり、トイレも備わっています。この辺りで尾瀬沼東畔の湿原や湖畔の散策などに時間を取ってから折り返します。帰り道の大江湿原分岐からは、左手に雄大な燧ヶ岳を望みながら歩きます。沼山峠あたりまでは緩やかな登りとなり、展望台からは最後の木道の階段を下って沼山峠に帰ります。

このハイキングコースは行きが1時間20分、帰りが1時間30分ほどのコースで、休憩時間を入れても3時間ほどの歩き易いおすすめのコースです。

尾瀬をハイキング!おすすめのコース・時期・服装は?初心者でも大丈夫! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]のイメージ
尾瀬をハイキング!おすすめのコース・時期・服装は?初心者でも大丈夫! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
都会の喧騒を忘れて心地良い景色と空気を求めて有名な尾瀬のハイキングデビューをしませんか?ハイキング初心者でも気軽に歩ける尾瀬のお勧めハイキングコースや、初めてのハイキングに必要な服装やアイテム、尾瀬のハイキングに最適な時期などをまとめました。

種々のアクセスができる尾瀬を満喫しよう見出し

Photo by Nikuyoshi

群馬、福島、新潟、栃木の4つの県にまたがる尾瀬は歩行総距離にして100キロを超す広大な湿原です。尾瀬には一般ハイカーが利用し易い入山口だけで5か所もあり、どの場所に行きたいかによって入山口やアクセス方法も変わってきます。ここではそんな尾瀬について、東京や関西方面からのアクセス方法などの情報を取り入れながら説明してみました。

投稿日: 2018年11月8日最終更新日: 2020年10月8日

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