琴平荘のラーメンは山形で愛される名物グルメ！待ち時間やおすすめメニューは？

ラーメンの一人あたりの消費量が、山形県が統計的に全国で1位と言われています。しかし、これが「山形ラーメンっだ！」と言われる様なものはないようです。

一般的には、醤油ベースのスープに麺が入っているといういたってシンプルなラーメンで、山形では「中華そば」と呼ばれることが多い様です。そんな山形ラーメンを紹介します。

山形ラーメンに定形を求めるのは無理があるようです。山形県内各地に点在するラーメン店ではオリジナルな味が自慢のご当地ラーメンを提供しているからです。

その多くは「醤油味」がベースのラーメンで「出汁はこれでなければいけない。」「トッピングはこれでなければいけない。」などという決まりはなくて、ある意味「自由で独自性のあるラーメン」が山形ラーメンと総称されています。

山形がラーメン消費量全国1位と言われる所以は「これが山形ラーメンだ！」という定番的なこだわりがなく、それぞれのラーメン店の「オリジナルラーメン」と言うところにあるようです。

そんな中でも、山形県鶴岡市の「琴平荘」のラーメンは、山形では一番人気ともっぱらの評判です。「さっぱり」と「こってり」2種類の醤油ラーメンメニューの、琴平荘のラーメンの人気の秘密を探ってみます。

琴平荘は、旅館です。山形で一番人気と評判が高い「ラーメン店」と思われがちですが、そもそもは旅館で店主のラーメン好きが講じて、夏は「旅館」冬は「ラーメン店」という二刀流の営業をしています。

それ故、冬限定の「幻の中華そば」とまで言われ県内外のラーメンファンが、待ち時間を覚悟でこの時期に宿泊以外のラーメン目的で列をなすほどに「琴平荘」を訪れています。

琴平荘は、全14室収容人員80名という小規模な旅館です。宿泊費は「8000円」からで夏期（6月から9月頃まで）に旅館営業しています。

そして、冬の閑散期の集客目的で始めた「山形ラーメン」が評判になり、今日では「夏は旅館」「冬はラーメン店」というように琴平荘はフル稼働の山形県鶴岡市（日本海側）にある旅館です。

山形の琴平荘は「幻の中華そば」と言われ、冬の頃になるとわざわざ出掛けて山形ラーメンを食べるという山形県で一番人気の冬期限定営業の「琴平荘のラーメン」です。

毎年「10月1日から翌年5月31日」までの7ヶ月間の期間限定営業です。それゆえに県内外から多くのラーメンファンが、待ち時間を承知でこの時期に琴平荘の醤油ラーメンを食べにくるのです。

日本一ラーメン好きの県といわれる「山形」では、ラーメンのことを一般的に「中華そば」と言っている県民が多くいます。そして山形県民が好む「山形ラーメン」は、個々のお店のオリジナリティを重視しています。

というように、定番の山形ラーメンというよりも「山形のラーメン」という形容がぴったりで、様々な味が楽しめるラーメンなのです。

そんな中で「琴平荘」のラーメンは、「あっさり」と「こってり」のスープに自家製の「ちぢれ麺」という一見どこにでもあるというシンプルなラーメンです。

しかし、鶏ガラと日本海の魚貝で出汁をとった透明感の高い醤油スープは、「口当たり」や「のどごし」が良く、麺との相性も良く、これぞ「中華そば」という評価で一躍人気になりました。

期間限定で、しかも限られた営業時間内に美味しいと評判の「琴平荘」のラーメンを食べようと、県内外から大勢の人が訪れます。はじめての人もいますが、その多くはリピーターというように待ち時間も苦にしない「琴平荘」ファンでいっぱいです。

開店時間前には、既に琴平荘の順番待ちの「番号札」を持つ人で溢れ、大広間や別部屋或いは外で待つラーメンファンが、なんと2時間を超える待ち時間ても食べたいというファンでいっぱいです。

琴平荘のラーメンを是非食べたいとはるばる訪れるラーメンファンもいるということで、待ち時間の間は列をつくらずにグループの代表者が、大広間で1枚の番号札をとって順番を呼ばれるまで待ち時間を過ごします。

中華そばと最初に書かれたメニュー表と番号札を見比べて、待ち時間2時間は覚悟で部屋で待つも良し、日本海を眺めて待つも良しと、琴平荘のラーメンを食べるまでの待ち時間を各々過ごしています。

琴平荘のラーメンの人気の秘訣は「スープ」にあります。鶏ガラと魚貝で煮込んだスープは、それぞれの旨味が調和されて透明感の高いスープに仕上がっています。

このスープと醤油ベースのたれをあわせて「あっさり」と「こってり」味のスープができます。そして自家製のちぢれ麺とからみ絶妙の琴平荘の中華そばがアツアツに出来上がります。

アツアツで旨みたっぷりの琴平荘の中華そばの「スープ」には、店主のラーメンへの思い入れがあり、その製法には店主自らの手間暇がかかっています。

わざわざ市場まで「トビウオ」を仕入れに行き、下ごしらえ・天日干しから焼きまですべて自らの手で行うというものです。

そして、魚貝はトビウオ以外にも鯖（稚魚）の煮干しを使うなどしてたっぷりの魚貝と鶏ガラなどを合わせたオリジナルスープを作り出しています。

このように琴平荘の旨みたっぷりの中華そばのスープがこしらえられるのです。遂には、店主の思い入れが入った旨みたっぷりの中華そばになるのです。

素材がしっかりしていることは当たり前のことですが、琴平荘のチャーシューは更にしっかりと煮込んで味が染み込んでいます。

琴平荘のチャーシューは、適度の脂身と肉の歯ごたえが素晴らしく柔らかくて、そのクセ中華そばの醤油スープの邪魔をしないという、ラーメン鉢の中で十分な存在感を示しています。

琴平荘のラーメンのメニューは、6種類が全営業日中のメニューですが、別に平日のみのメニューが2種類あります。また、麺の硬さ加減の注文もできます。

通常のメニューは、この6種類で「あっさり」と「こってり」のいずれかを注文することができます。濃い口は、テーブルの濃い口タレ、薄口は注文時にというように「濃い」「薄い」メニューもあります。

琴平荘のラーメンメニュー「中華そば」です。定番メニューで一番シンプルなラーメンです。スープに絡むちじれ麺の旨さがダイレクトに伝わります。

値段は税込み「700円」です。最初の一杯で琴平荘の中華そばの味を知るにはシンプルなラーメンでありながら、味・コクの深さを知るにはおすすめの中華そばです。

琴平荘のラーメンメニュー「肉抜き中華そば」です。これは、そのまんまチャーシュー（肉）をトッピングしない「メンマと刻みネギと海苔」だけの中華そばです。

値段は税込み「600円」です。メニューの中華そばとあまり変わらないのですが、肉を敬遠する人やチャーシューの脂とラーメンスープの微妙な変化を避けたいという人にはおすすめの中華そばです。

琴平荘のラーメンメニュー「チャシューメン」です。じっくり煮込んで、味の染み込んだ大ぶりのチャーシューを中華そばにトッピングして、一見どこにでもありそうなチャーシューメンです。

値段は税込み「850円」です。しかしこのチャーシューメンは、麺スープとの相性もよく柔らかくて歯当たりもよく、メンと一緒に食べる美味しさが魅力です。

琴平荘のラーメンメニュー「メンマ中華そば」です。そのまんま「メンマ」がたっぷり添えられたラーメンですが、支那竹と言われた昔風ラーメンの具を再現したような中華そばです。

値段は税込み「700円」です。良く煮込まれたメンマのシャキッとした歯ごたえは、口の中で混ざる麺との調和がなんとも言いようがない醤油味に変化して美味しく食べられます。

琴平荘のラーメンメニューには、「大盛中華そば（税込み800円）」「大盛チャーシュー麺（税込み980円）」などの醤油味のラーメンが食べられます。

しょう油以外でも「味噌そば（税込み800円）」「中華そば塩（税込み750円）」がメニューにはあります。更に「替え玉」で、食べたりない麺の補充をして琴平荘の中華そばを楽しむことができます。

待ち時間も気にしないで、琴平荘の「幻のラーメン」を食べに来る人たちは一押しメニューのラーメンを味わいたいという願望で、お店に立ち寄ります。

琴平荘のラーメンメニューは紹介した通りですが、その中でもおすすめの中華そばがあります。そこで琴平荘の中華そばのおすすめをランキングで紹介します。

琴平荘の中華そばのおすすめランキング3位は「メンマ中華」です。しっかりした食感のメンマとラーメンのコンビネーションは、しょう油味を引き立ててくれます。

意外にラーメンファンで「メンマの食感」にこだわりを持つ人が多く、またラーメンには「メンマ」がつきものと定番的思考の人にはおすすめの人気の「メンマ中華」です。

琴平荘の中華そばのおすすめランキング2位は「中華そば」です。全くシンプルに、しょう油スープに自家製ちぢれ麺そして、メンマ・刻みネギ・海苔というラーメンの原型とも言うべき中華そばです。

地元の魚貝をじっくりと煮込んでエキスを十分に絞り出した出汁は、琴平荘のオリジナルな中華そばになっています。そして、ラーメンそのものが味わえる「中華そば」はおすすめです。

琴平荘の中華そばのおすすめランキング1位は「チャーシューメン」です。中華そばだけで満足しないラーメンファンは「メンマ」を選ぶのか「チャーシュー」を選ぶのかと言うと、多くの人はチャーシューを選ぶ人が多くいます。
 

琴平荘のチャーシューは、柔らかい食感に適度の脂身が旨さを強調しています。それほどに琴平荘のチャーシューメンは、ラーメン全部の相性の良さを堪能できる中華そばに仕上がっています。おすすめの「チャーシューメン」です。

幻の期間限定ラーメンが、取り寄せで家庭で楽しめるというすご技です。今や全国にまで広がった琴平荘の中華そばが、山形まで行かずして取り寄せで味わえるというラーメンファンには嬉しい取り寄せの宅麺です。

ラーメン・つけ麺を取り寄せ専門に扱う通販「宅麺」があります。琴平荘の中華そばも取り寄せにラインナップしていて、宅麺から取り寄せることができます。

琴平荘の取り寄せ中華そばには、麺（210g)・スープ・メンマ・チャーシューがセットで「税抜き870円」と送料がかかります。取り寄せは、1個の取り寄せでも可能です。

琴平荘の取り寄せセットの賞味期限は、発送から40日間で冷凍保存になっています。取り寄せには、宅麺のHPにアクセスして、琴平荘のボタンをクリックします。取り寄せメニューのページから注文します。詳しくは、宅麺HPを確認してください。

琴平荘のアクセスはどの様な手段があるのか、山形県鶴岡市の日本海に面した琴平荘へのアクセス方法を紹介します。

しかし、むやみやたらなアクセスは休日や営業時間などに影響します。琴平荘についたら営業していなかったでは困りますから、基本情報を含めて紹介します。

琴平荘は、日本海に面した崖の上にあります。そもそも旅館ですから店先に立ってもラーメン店というイメージからは程遠いものがあります。しかし、幻のラーメン目当ての人で賑わっています。

そんな琴平荘のアクセスは、電車を利用する方法と車を利用するアクセスが便利です。目安は、JR羽越本線「三瀬駅」から日本海に向かって2km弱のところに位置します。

電車では、秋田から新潟（新津）を結ぶJR羽越本線で「三瀬駅」で下車します。三瀬駅までは、羽越本線「酒田駅」から約1時間・「村上駅」から約1時間40分の時間距離があります。

車では、国道7号線を県道334号線の交差点から日本海側に向かうと琴平荘はあります。日本海東北自動車道を利用すると「鶴岡西IC」から羽州浜街道を経由して約10km先の日本海に面したところに琴平荘はあります。

琴平荘は、冬季限定の期間営業で「10月1日から翌年の5月31日」までの営業です。営業時間は「11時から14時」までで、定休日は「木曜日」です。因みに所在地は以下のとおりです。

山形県鶴岡市の日本海に面した三瀬というところで食べられる「幻のラーメン」が有名です。それが「琴平荘の中華そば」なのです。

ラーメン好きの店主が独自に開発した絶品の醤油ラーメンが、冬場でしか食べられないと評判の「琴平荘のラーメン」を紹介しました。琴平荘で「絶品の醤油ラーメン」堪能しませんか。おすすめです。