インド旅行の注意点！持ち物や楽しむために女性が絶対気を付けること！

インドには独特の文化があり、宗教・歴史・ヨガ・伝統医学など魅力が満載です。自由にインドを旅行するなら個人旅行もおすすめ。近年いろいろなニュースで伝えられる通り、インドでは旅行者が被害に遭う犯罪が多発しているのも事実です。安全にインド旅行を楽しむための注意点やおすすめの持ち物、特に女性が気を付けるべき事をご案内します。

インド旅行でまず戸惑うのはトイレ事情です。インドでは基本的に紙は使わず、水で洗って済ませます。個室内にある手桶に水を組み、不浄の手である左手で水を使って洗います。たまにピストル状のシャワーがついている事もあります。いわゆるウォシュレットの感覚と同じなのかもしれません。そして最後に手桶の水で、便器の中も流します。

便器の形は大きく分けて2つ、和式のタイプと洋式タイプです。便器周りは水浸しのことが多いため、洋式便座に座る気にならない事が多いです。空港や高級ホテルなどの綺麗な洋式トイレ以外では、和式タイプの方がやりやすいです。また、街中には有料トイレも有り、清潔さは期待できませんが、トイレットペーパーをくれる場合もあります。

この紙を使わない方法は慣れてしまえば快適という強者もいますが、なかなか難しいです。そのため、トイレットペーパーやティッシュを持ち歩くのをおすすめします。使用済みティッシュは流さずにゴミ箱へ。トイレットペーパーは流してOKの場合と、NGの場合があり、配管が細くて結構詰まりやすいようです。

空港や駅、観光地など観光客が多い場所や、マーケットなど多くの人が集まる場所ではスリや盗難に注意が必要です。人混みでは特に持ち物に常に意識を向ける必要があります。リュックなどは気づいたら開けられてたということもあるので、場所によってはファスナーに鍵をかけた方が安心です。置き引きも多いので、旅行の際はレストランなどでも注意です。

旅行者をターゲットにした犯罪例として、服にケチャップなどかけて注意を引きつつ財布を盗んだり、靴をわざと汚してそれを拭きつつ財布を盗むケースなどが有ります。財布が見えないようにバッグの奥に入れたり、ファスナー等で閉じられるバッグを持つのもおすすめです。また長距離バスや列車内でも被害にあう事があるので、注意が必要です。

ぼったくりとは、相場をはるかに超える価格で客を欺く事です。観光客の多い場所では、いろんな人が話しかけてきます。結局、知り合いのお店で商品を高く売りつけようとしたり、値段が高いツアーや見せかけのツアーに申し込みさせたりなど、手口は様々です。向こうから執拗に話しかけてくる人には要注意です。

よくあるのが、特定のホテルやお店にいろんな手を使って誘導しようとする手口です。「そのホテルは休業中だ」とか「その寺院は今日は入れない」など嘘をつき、マージンをもらえるお店や宿に連れて行こうとするのです。そういう人たちにマージンを払う宿やお店はぼったくる事が多いので、要注意です。

インドでは、値段交渉が必要となります。交渉して決定した値段なので、本来のぼったくりとは異なりますが、ふっかけられることが多いです。特に空港や駅やバス乗り場などのオートリクシャーは高値でふっかけてきます。事前に相場の値段をガイドブックで確認しておくのもおすすめ。慣れれば値段交渉でのコミュニケーションが楽しくなってきます。

お店で売っているミネラルウォーターは基本的に安全ですが、たまに蓋が開いていたり、カビ臭いことがあります。美味しいインド料理ですが、食あたりになる場合もあります。お店の衛生面も大事ですが、お店がお客でにぎわっているかも大切です。自分の味覚を研ぎ澄ますことで危険を回避し、美味しさにも敏感になれば楽しみも増します。

ずばり、狂犬病が怖いです。インドでは野良犬が多く、街中で数匹に吠え立てられることもしばしばあります。万が一、狂犬病の犬に噛み付かれたら、定期的にワクチン摂取が必要となり、旅が台無しになります。発病したらほぼ確実に死に至る病気のため、様子のおかしい犬はもちろん、野良犬に自ら近づくのは絶対にやめましょう。

旅にかかせない便利な持ち物"クレジットカード"ですが、利用する時は注意が必要です。スキミングだけでなく、金額に間違いがないかの確認も大切です。悪徳なお店では、金額だけでなく通貨単位も要確認です。また、カード手数料数%を加算されることが多いので、支払い前に手数料の有無について確認した方がよいかもしれません。

荷物はコンパクトにしてインドを身軽に旅したいですよね。基本的に足りないものがあれば現地で調達できるのでご安心ください。あまり心配してあれもこれもと荷物を増やすのはおすすめできません。その中で、できれば日本から持って行った方がいい、インド旅行に便利な持ち物をご紹介します。

ウエットティッシュはあると便利です。手を拭くほか、トイレの便座が汚い時などにも使えます。除菌便座クリーナーがあればベストですが、こちらでも代用できます。ちなみにトイレットペーパーは現地調達でき、中高級ホテルなら備え付けがあります。芯を抜いて潰してコンパクトにし、真ん中から紙を引き出せばティッシュ代わりに使えます。

リュックやバッグのファスナーが開かないように、ダイヤル式の鍵があると安心です。一人旅で寝台列車に乗る場合は、ワイヤー式の鍵があると便利です。トイレに行くときに貴重品だけ持ち歩き、他の荷物は寝台にワイヤーで括り付けておく。大きな南京錠やチェーンの鍵は現地到達可ですが、小型やワイヤー式鍵は持参した方が安心です。

インドで便利な持ち物といえばビーチサンダルです。雨季には地面がぬかるむので洗いやすいビーサンを履くのもおすすめです。外出用だけでなく、室内でスリッパ代わりにしたり、シャワールームの床が汚れている時など、いろいろ使えます。現地調達も可能ですが、なぜか日本の百円ショップ等で購入した方が安かったりもします。

日本で使っている電化製品を使うには変換プラグが必要です。また、インドの電圧は220から240V(日本は100V)のため、100Vまでしか対応していない電化製品を使うには変圧器も必要です。一部のパソコンやiPhoneはそのまま使えたりもします。持っていきたい電化製品の電圧を前もって調べて、必要なら持参しましょう。

数年前のレイプ事件など、インド旅行では女性にとって治安面での不安があります。危険を回避するためには、その国の常識を理解して尊重し、節度を守った行動をする必要があります。魅惑の国・インドを女性一人旅でも楽しめるよう、インド旅行で女性が気を付けるべき点をご紹介します。

都市部のインド女性は西洋化された服装も多いですが、基本的に肌の露出は極力避けるべきです。体のラインを強調しすぎない服装や、インドで購入した服を着て、さらにショールなどを巻いてインドっぽさを出すのがおすすめです。インドで寺院を見学する際にはドレスコードがあります。きちんとマナーを守った服装を心がけましょう。

駅などの人混みに行く時に遭遇しやすいのが痴漢です。夜行バスや寝台列車でも痴漢にあう可能性はあります。軽く胸やお尻や足を触る程度の痴漢が多いですが、被害にあうと恐怖や怒りを強く感じます。露出の少ない格好をし、人混みに突進することは避け、気を抜かずに歩き、変な男が近づいてきたら睨んで威嚇すれば、かなり回避できるのでは。

インドの滞在先の様子にもよりますが、基本的に暗くなってから女性1人で外出するのは避けるべきです。夜にライブや映画館などどうしても外出したい場合は、複数人で行くのをおすすめします。夜道を女性が歩いているだけで、軽く見られることがあり、その分犯罪に遭遇する確率も高まります。大いに注意が必要です。

街中を女性一人で歩いているとしつこいぐらい声をかけられます。向こうから話しかけてくる人たちには下心があります。西洋人女性に比べて自己主張が弱めの日本人女性はターゲットとされることが多いです。曖昧に流そうとしても食らいついてくる場合が多いので、しっかりとNOと断りましょう。

インド旅行の醍醐味は、自分の常識が打ち破られることかもしれません。向こうから話かけてくる人は信用できないですが、一般のインド人は優しい人が多いです。注意すべき点を気を付け、マナーを守って行動すれば、インドの旅はさらに楽しくなります。是非、魅惑の国インドを安全に楽しく旅しましょう。