ニューデリーへ行ってみよう
その独特な文化から、多くの人から注目を受けるインド。その首都がニューデリーです。インドは経済的にも注目を受けていますが、特にニューデリーは様々なものが集まる中心的な大都市です。歴史的にも重要な土地とされ、様々な王朝の首都や中心都市でした。今回は、インド・ニューデリーの観光情報から治安情報までご紹介します。
【ニューデリー】観光スポット1
ガンディー記念博物館
ガンジー記念博物館。支援者のこの邸宅で晩年を過ごしたという。 pic.twitter.com/A38JVlr3i2
— H.Y (@PerAmalfi) January 5, 2014
英語表記は、Gandhi Memorial。ガンディーは日本でも有名なインド独立の父です。カースト制度が現在に残るのも彼のせいだという声も多々聞かれますが、インド国内では尊敬され慕われています。ここ、ガンディー記念館は、ガンディーの歩んだ歴史が資料として展示されています。また、この場所はガンディーが暗殺された場所でもあり、当時の混迷の時代を肌で感じられるかもしれませんね。
敷地内にある、世界平和の鐘は撮影のスポットとしても人気です。ぜひ、鐘と一緒に写真を撮ってみてはいかがですか?付近には、飲食店などあまりなくグルメを楽しむのは難しいかもしれません。一番近くで楽しめるグルメとしては「Dhaba」がおすすめです。5つ星「ホテルザ・クラリッジズ」内にあり、店内の清潔さなども踏まえインドグルメを存分に楽しめるでしょう。ホテル内なので、市場などよりはお値段はお高めです。
【ニューデリー】観光スポット2
ジャーマー・マスジド
英語表記は、Jama Masjid。現地での表記は、جامع مسجد。ニューデリー中心部から北北東にあたるオールドデリーにあるモスクです。インド内でも最大のモスクの一つで、多くの観光客や礼拝者が集まります。しかし、何かにつけてお金を要求してくる人が多く、注意が必要です。カメラの持ち込み料を払わなければ入場できませんが、その他、写真撮影や案内などにも多額の金銭を要求してきますので、無視や交渉ができない人は最初に断りましょう。
なんか旅の話を呟いてたら、懐かしくなって早速引っ張りだしてみた(笑)
— 編集部こんどう巨神兵 (@kondo_190) June 6, 2014
写真はインドのオールドデリーにある、ジャーマー・マスジド。インド特有の歪さと聖域さを兼ね備えた稀有なモスク。祈りの姿に魅入る。デリーに来たらオススメのスポット pic.twitter.com/SuNFe4V5PU
現在でも集団礼拝が行われます。その日に被ってしまうと入場ができませんので外から楽しむのが良いでしょう。南側のミナレットにも登れますが、別途料金が必要です。近くのおすすめグルメスポットは、マティア・マホール・ロードにある「カリームホテル(Karim Hotels)」です。こちらも、ホテル内なので安全安心にインドグルメを楽しむことができます。
【ニューデリー】観光スポット3
バングラ サヒーブ グルドワーラー
【インド写真①】話題の映画『聖者たちの食卓』でも紹介されたスィク教寺院の本堂(デリーのバングラサヒーブ)。 pic.twitter.com/hltoqSNTR3
— 高山龍智 (@nagabodhi) December 26, 2014
英語表記は、Bangla Sahib Gurdwara。現地では、गुरुद्वारा बंगला साहब。シク教の寺院の一つです。毎日多くの教徒が詰めかけます。白い大理石と金色の装飾がとても豪華で目を引きます。靴を脱ぎ足を洗ってから礼拝します。シク教徒と一緒に礼拝もできます。作法は周囲をよく見て真似しましょう。また、無料でご飯が提供され、それを食べることもできます。現地の人が食べる本当のインドグルメを味わえるのもまたいいですね。
建物も美しく豪華ですが、沐浴の為の大きな池も目を引くものがあります。ゆっくり時間をかけて敷地内を回りシク教徒の雰囲気、寺院の雰囲気を肌で感じましょう。また、上でご紹介した無料のご飯を作っている厨房もみることができ、大きな鍋には驚きますよ。楽しむ要素が多い場所なのでとれるならば少し時間を作って回りたいところですね。
【ニューデリー】観光スポット4
国立博物館
インド国立博物館 in コルカタ
— T.Sakai (@TSakai16) October 6, 2016
中庭がめちゃめちゃ綺麗。
ヒンドゥー教の神ガネーシャ。
化石や絵画もたくさん。
入場料がインド人の25倍で
びっくりしました(;゚д゚) pic.twitter.com/ShZZm3m3EL
英語表記は、National Museum。現地では、राष्ट्रीय संग्रहालय。こちらは、インドの伝統的、文化的な仏像や宝石など様々な展示が楽しめる3F建ての博物館です。外国人観光客の入場料は、少々高めでその時のレートにもよりますが800円から1000円程度かかります。
化石や彫刻など、様々な伝統的展示がありますが、中でも目を引くのが宝石です。インドがどれだけ栄えていたかがわかる大変高級な宝石がたくさんあります。女性なら一度は身に着けたいと思うキラキラと輝く宝石は、楽しむ展示No1でしょう。また、施設内での写真撮影可能ですので、展示物と写真を撮って楽しむのもいいですね!
【ニューデリー】観光スポット5
パーアーナ・キーラ
英語表記は、Purana Qila。16世紀半ばに建立され、ムガル帝国第2代皇帝フマユーンが都城として使用した建物です。特徴的なインドの古城であり、崩れそうな石積が当時に思いをはせる材料になります。また、歩きながら時の流れを感じられるのも楽しむポイントの一つですね。敷地内にはモスク、図書館跡などが残されています。その図書館は、フマユーン帝が転げ落ち死亡したといわれる図書館です。
पुराना किला (दिल्ली) का इतिहास, जानकारी | Purana Qila History in Hindi https://t.co/UD9qMEJevD pic.twitter.com/tF4jHlt27u
— Achhi Gyan (@AchhiGyan) June 11, 2017
世界遺産ではないためか、他の建造物に比べ比較的安価な入場料です。しかし外からでも十分楽しめますよ。駅からは、遠いのでタクシーなどのご利用をおすすめします。近くのおすすめグルメは、クラフト美術館(Craft Museum)にある「Cafe Lota」です。モーニングからディナーまで利用ができ、洗練されたインドグルメを楽しむことができます。
【ニューデリー】観光スポット6
インド門
インド門は、官庁街にあるデリーのシンボル的なもんです。観光客もそうですが、近区は講演で囲まれているため地元ニューデリーの人々も多く集まります。ここは、他の観光地と違い入場料が一切取られませんが、門以外にはそれと言って観光スポットはありません。
しかしながら、近づくほどに大迫力のインド門はインドの首都ニューデリーを感じられるので、行く価値ありの人気撮影スポットです。すぐ見てすぐ帰れるので、ツアーに組み込むには便利ですね。また、地元の人々を観察して楽しむのもまた一興かもしれません。近くには、インドで人気の「Oriental Octopus」という中華料理屋さんがあります。インドのグルメではないですが、興味がある人は訪れてみてもいいですね!
【ニューデリー】観光スポット7
レッド フォート (ラール キラー)
英語表記は、Red Fort (Lal Qila)。オールドデリー駅からは徒歩圏内です。16世紀半ばにムガル帝国第5代皇帝が居城として築いたインドの城塞で、デリー城とも呼ばれます。インドの独立記念日には、その時の首相が演説を行う場所としても有名です。世界遺産のため、かなり入場料は高めで、年々上がっていますので、惜しい人は、外から楽しむだけでも良いかもしれません。
レッド・フォートの建造物群(インド)
— 永遠の旅行者 (@Phukethaven) June 9, 2017
世界遺産行ったことある方♡ pic.twitter.com/V1c40mKuM1
世界遺産で人が多く訪れることもあり、目の前の大通りにはたくさんのお店が立ち並びます。もちろん、飲食店も多くあり、インドグルメを楽しめるお店もたくさんあります。ただし、変なお店に入らないようによく見極めて利用しましょう。
【ニューデリー】観光スポット8
クトゥブ ミナール
英語表記は、Qutb Minar。一帯にも多くの遺跡が残されており、遺跡群も含めて世界遺産となっています。12世紀終わりに奴隷王朝の建国者クトゥブッディーン・アイバクによって建てられたもので、世界でも上位に入る高さのミナレットです。建設当時は、もっと高かったといわれており、建築材料にはほかの宗教の寺院を壊してできた石材が使われたともいわれています。
また、財政破たんで建築がとん挫したミナレットの台座もあり、台座だけでも大きなミナレットが建つ予定であったことがわかります。一帯が世界遺産となっていますので、回るのには時間が必要です。ある程度の時間を見込んで計画に組み込みましょう。周辺のおすすめグルメスポットは「Olive Bar & Kitchen」です。イタリアンですが、外国人観光客やインドの富裕層に人気があります。値段はブランチでもかなりお高めです。
【ニューデリー】観光スポット9
フマユーン廟
英語表記は、Humayun's Tomb。現地では、 हुमायूँ का मक़बरा。上記でも出てきた、転落死したといわれるムガル帝国の第2代皇帝フマーユーンの墓廟。王妃により建造が命じられ、広大な敷地で盛大に埋葬がされています。有名なタージマハルのモデルともなったといわれる建築物です。
フマユーン廟。うっかり途中まで気付かず行列に並んでしまったがそれはインド人の列で外人窓口は並ばなくて良い。その代わりまた500ルピーをせしめられる。まぁ見るべき建築物なのは確か。 pic.twitter.com/hbM2zvviOI
— heup93 (@heup93) January 22, 2017
やはり、問題は入場料がかなり高いことです。しかし、入場料を払ってでも見る価値があるといえます。建物の周囲を歩くとどこから見ても美しい建造物であるので、感動することでしょう。地元の小学生が多くいるようで、地元の人の憩いの場としても親しまれています。
【ニューデリー】治安情報
インドの治安を甘く見ない!日本人は餌食!
ニューデリーの治安は良いとは言えません。昼の観光地や街中など、治安がよさそうな場所でも堂々と話しかけてきます。「一緒に観光しよう」や「今はバザールに入るのにチケットがいる」など言葉巧みです。土地勘のない不安な状態も相まって騙しやすくお金を持っている日本人は、格好の餌食です。人からもらった飲食物は絶対に口にしないでください。睡眠薬を入れられ、身ぐるみをはがされます。
夜の治安にご用心!
夜の治安はさらに悪くなります。治安がいいという情報を聞いてもなるべく夜は出歩かないでください。特に女性は人数が多くても油断してはなりません。観光や買い物は必ず、比較的治安がいい日中を選びましょう。また、乗り物に乗る際も初めに交渉し、乗っているときも必ず周囲を確認しましょう。ホテルは、外灯の少ない路地にある安いホテルではなく、高くとも明るい通りに面したしっかりとしたところを選びましょう。
注意をして楽しいニューデリー旅行を!
ニューデリーの観光スポットや治安情報をお伝えしましたがいかがでしたでしょうか。詳細には書きませんでしたが、宗教上女性の肌の露出が許されない国でもあるので、その点も注意しましょう。宗教施設に入る際に頭を隠すスカーフなどを持って行くと便利かもしれませんね。歴史や文化をよく知り、周りをよく見て、楽しい観光にしましょう!
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