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タージマハル(インド)の場所・入場料は?世界一きれいな霊廟の見どころも!

タージマハル(インド)の場所・入場料は?世界一きれいな霊廟の見どころも!
投稿日: 2017年6月22日最終更新日: 2020年10月7日

インドのタージマハルは世界一美しい墓として有名です。ムガル帝国の皇帝が亡くなった最愛の妻のために建てた霊廟で、1632年に建築着工しました。インドの観光スポットとして大人気のタージマハルの場所や行き方、入場料や見どころについてご紹介しています。

一生に一度は行きたいタージマハル見出し

タージマハルはインドの代表的観光スポットで、インド人からも大人気です。当時の皇帝が亡くなった愛妻のために建設した霊廟で、世界で最も美しい建造物とも言われています。極限まで美を追求して建てられたタージマハルは、世界遺産に選ばれています。この美しい白亜の霊廟・タージマハルの場所や行き方、料金や見どころをご案内します。

タージマハル建設当時について見出し

タージマハルの建設が着工されたのは1632年です。当時はムガル帝国というイスラム王朝が栄え、インド・イスラム融合文化が繁栄していました。ムガル帝国第5皇帝のシャー・ジャハーンが、1631年に亡くなった愛妻ムムターズ・マハルのために22年かけ、のべ2万人もの人々の力によって建設された壮大で芸術性の高い霊廟なのです。

タージマハル建設に財力を費やしすぎたシャー・ジャハーンに対し、各地で市民が反乱を起こしました。また、彼には14人の子供がいましたが、子供たちの間で命をかけた後継者争いが勃発してしまいます。結局、シャー・ジャハーンは自らの子供によってアーグラ城に幽閉され、アーグラ城からタージマハルを眺めながら74歳で死去しました。

生前にシャー・ジャハーンは自分の霊廟として、ガンジス川の支流であるヤムナー川の対岸に黒タージマハルの建設を予定してました。結局叶いませんでしたが、もし実現していればヤムナー川を挟んで白と黒のタージマハルが建っていたわけです。現在、黒タージマハル建設予定だった場所には、マターブ・バーグという公園が作られました。

タージマハルはどこにある?見出し

タージマハルは北インドの都市・アーグラにあります。アーグラはインドの首都デリーから南へ約200㎞の場所に位置し、デリーから向かうのが一般的な行き方です。デリーからの日帰り観光も可能ですが、アーグラに滞在してゆっくりとアーグラ観光するのがおすすめです。ヤムナー川の対岸にあるアーグラ城も人気の観光スポットです。

大人気観光地のアーグラには観光客向けの宿泊場所が充実しています。中高級ホテルも多く、価格の相場はデリーに比べてやや高めなので、人気の安宿は満室になることもあります。アーグラに宿泊すれば、早朝にタージマハルを訪れることができるのでおすすめです。夕暮れ時に夕日に染まる美しいタージマハルを眺めることができるのも魅力です。

タージマハルへの行き方見出し

デリーから電車での行き方

デリーからタージマハルへの行き方は2通りあり、電車か高速道路を利用する方法です。ニューデリー・アーグラ間には早朝から夜まで何便もの列車があります。所要時間は早くて約2時間ですが、だいたい3、4時間かかるのが多いようです。インドの電車の予約は、駅やネットで購入できますし、ホテルや旅行会社に依頼する方法もあります。

電車での行き方の中で一番人気なのが、最速2時間のシャタブディ特急(Shatabdi Express)です。1日に1往復有り、行きはニューデリー駅6時発、帰りはアーグラ駅21時過ぎ発なので、これを使えばアーグラ日帰り観光も可能です。ベジとノンベジが選べる美味しい食事付きで快適!です。大人気の列車なので早めの予約をおすすめします。

デリーから車やバスでの行き方

数年前にデリーとアーグラを結ぶ高速道路・ヤムナ・エクスプレスウェイが開通し、車での移動が約3時間と便利になりました。デリーからアーグラへのバスは毎日複数便運行しています。アーグラ駅やタージマハル周辺では観光客目当ての各種客引きの勢いがとても強いので、不安な人はデリー発のガイド付きツアーを利用するのがおすすめです。

タージマハルの入場料と営業時間見出し

2016年にインド観光地の入場料大幅値上げが有り、タージマハルの入場料も外国人1000ルピーに変更されました。結構高いですが、こちらには考古学局への料金が含まれているからとのこと。料金は今後も変更される可能性があるので現地でご確認ください。営業時間は日の出から日没まで、金曜日はお休みなのでご注意ください。

タージマハルの入場口は?見出し

南ゲート

タージマハルの入場口は南東西の3つあります。街中からアクセスしやすい場所にあるのは南ゲートです。こちらが正面になるので、よく見かける池に逆タージマハルが映り込む写真は、南ゲートから入ったアングルとなります。ただし南ゲートの開門時間は8時からで早朝は閉まっています。ゲートの近くにチケット売り場がないので結構歩きます。

東ゲート・西ゲート

東ゲートはツアーでよく利用され、大きな駐車場の隣がチケット売り場なので便利です。東ゲートへはそこから1㎞以上離れているので、無料のカートで移動します。西ゲートは周辺道路からの自動車乗り入れ禁止の為、ゲートまで約10分歩く必要があります。時間や目的やアクセス方法によって入場ゲートを選びましょう。

タージマハルの見どころ①見出し

全てが完璧なシンメトリー

タージマハルの建築の特徴は、飽くなき美の追求。中央のドームの高さは約70m、4本のミナレット(塔)の高さは40m以上もあり、完璧な左右対称のシンメトリーになってます。その他に絵画や彫刻など細部まで全てシンメトリーです。特に美しい外観は、思わず写真におさめたくなります。サリーやクルタをレンタルして撮影するのもおすすめです。

4本のミナレット(塔)の上部は少しだけやや外側に傾いてます。これは地震によってミナレットが霊廟に倒れてこないようにするためだそうです。元々ミナレットとはモスクが周辺の住民へ礼拝の時間を伝えるためのもの。でもこちらではその役目はなく、あくまでも美しさのためにあります。そこにも皇帝の美へのこだわりを感じることができます。

非シンメトリーも

タージマハルでの唯一の非対称と言われているのが、シャー・ジャハーン皇帝とお妃の棺です。亡くなった皇帝は、愛するお妃の横に埋葬されました。完璧なシンメトリーを求めた末、自分の棺だけ非シンメトリーとなってしまったのです。この非シンメトリーの2つの棺はレプリカで、実際には2人は地下に安置されているそうです。

タージマハルの見どころ②見出し

美しい白大理石

タージマハルの土台は白大理石で、インド西部ラジャスターン州ジャイプールのものです。この産地の大理石は汚れがつきにくいとのこと。壁面の大理石には細かな美しい彫刻が施されています。この美しい白さを保つため、観光する時は靴を脱ぐか、ビニールのカバーをつけることが義務づけられています。

タージマハルの見どころ③見出し

素晴らしい象嵌細工(ぞうがんざいく)

外観がとても美しいタージマハルですが、細部にまでこだわっています。壁面の白い大理石に施された象嵌細工の芸術性の高さは必見です。美しい花模様の他、コーランをモチーフとしたカリグラフィーの高いデザイン性も見どころです。建築に使われた宝石や石材は28種類にも及び、世界各国から一流品が集められました。

タージマハルの見所どころ④見出し

青空を背景にした美しい外観

タージマハルの一番の魅力は、美しい外観かもしれません。季節や時間によって印象が少し変わります。写真でよく見かけるような青空をバックにしたタージマハルの白亜の美しさを見たいなら、雨季(7月から9月)は避けた方が賢明です。さらに日中は非常に暑く、たくさんの観光客が集まるので、できるだけ早朝に訪れるのがおすすめです。

夕刻の美しいシルエット

夕暮れ時のタージマハルのシルエットの美しさも必見です。少し離れた近隣のホテルやカフェからお茶しながらのんびり眺めてみたり、ヤムナー川の対岸の公園から眺めるのもおすすめです。この公園は皇帝の霊廟として黒タージマハル建設予定だった場所なので、より一層タージマハルの美しさが心に染みそうです。

タージマハルの見どころ⑤見出し

美しい庭園

タージマハルの美しい庭園も見どころの一つです。水路によって綺麗に4分割された「チャハルバーグ」というイスラム様式の庭園が霊廟の正面にあります。インドではこちらのように庭園の奥にメインの建物があることは珍しく、この庭園の様式はペルシャから伝わったとのこと。正面から見たときにメインの霊廟が引き立つよう、計算されています。

タージマハルに行こう!見出し

いかがでしたか。世界遺産でもあるタージマハルには、芸術的建造物であり、細部まで美への思いが込められています。インドに行くならタージマハルは外せません。タージマハルの歴史的背景などを知るとさらに興味が深まり、インド旅行のハイライトとなることでしょう。インドに行ったらタージマハル観光を是非満喫してきてください。

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投稿日: 2017年6月22日最終更新日: 2020年10月7日

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