ローズベーカリー銀座！オーガニック食材を使ったおすすめメニューまとめ！

オーガニック食材を使った彩り鮮やかなお惣菜やペストリーの数々が、店内のショーケースに美しく並ぶ「ローズベーカリー銀座」。スイーツもデリも丁寧に手作りされていて、一度食べるとファンになる人が多いお店です。ここでは体に優しいだけでなく、素材の持ち味を引き出すシンプルでナチュラルな料理を食べることができます。

ローズベーカリーは2002年にイギリス人のローズ・カラリーニさんが、一緒にファッション関係の仕事をしていたご主人と共に食ビジネスに転向し、パリでスタートさせたカフェです。当時パリではオーガニックが注目されていて、その先駆けとなったお店です。現在パリに３店舗、ロンドン、ニューヨーク、ソウル、そして東京で展開中です。

店名は「ローズがベイクした」つまり、手作りした料理やお菓子を並べたお店の意味です。オーナーのローズさんは、食べものの「味そのもの」を楽しむことを大切に、シンプルで食材が新鮮であることを基本として調理されています。素材の持ち味を生かすために、塩やオリーブオイル、ハーブなどで控えめに味付けされたメニューが人気の理由でもあります。

ローズベーカリーで食べられるデリの特徴は、毎日少しずつ味付けが違うこと。野菜はその甘さや水分の量が毎日異なるため、その日のコンディションに合わせた調理や味付けをしているそうです。見た目にも可愛いローズベーカリーの料理は、オーガニック食材にこだわっているだけでなく、驚くほど丁寧に作られています。

現在日本には5店舗（丸の内、吉祥寺、銀座、新宿、羽田空港）ありますが、中でも日本3号店となる銀座店は、ブランド初のティールームとして、紅茶の品揃えやイギリスの軽食メニューに力を入れています。店内には色とりどりの紅茶やジャムが並び、ローズベーカリー定番のメニューはもちろん、気になる限定メニューも数々展開しています。

店内は白色と木を基調としていて、開放感溢れ、銀座に居ることを忘れてゆったりと過ごすができる雰囲気です。ちなみに、ローズさんはコムデギャルソンの川久保玲さんの義妹だそうで、銀座とロンドンとニューヨークのお店は「ドーバーストリートマーケット」の中に、丸の内とソウルのお店は「コムデギャルソン」の中にあるのも納得です。

「ローズベーカリー銀座」で一番人気のメニューは、キャロットケーキ（580円）です。ニンジン、くるみ、シナモンを入れたケーキに、クリームチーズを使った濃厚なトッピングが特徴です。丸い形は、オーナーのローズさんのこだわり。個性的な形にしたいという思いで色々試したところ、この形がベストだったとのことです。

ニンジンをたくさん使用したケーキには、カリカリのくるみとシナモンが入っています。生地に入っているニンジンは主にオーガニックのものという徹底ぶり。そしてクリームチーズのアイシングは、何と一つ一つ手作業でのせているとのこと。甘過ぎずランチの後でもいただけます。今まで食べたキャロットケーキの中で1番美味しい！と評判です。

ローズベーカリーの代名詞ともいえるこのキャロットケーキは、フランス・モンマルトルの本店でも人気ナンバーワンです。小麦粉やバターなどは極力フランスと同じ素材を使い、フランスと同じレシピで作られていて、このキャロットケーキを目的に訪れる人もいるそうです。テイクアウトも可能なので、手土産にもおすすめです。

ランチにおすすめなのが、季節の野菜、穀物などを彩りよく盛り合わせたベジタブルプレートです。ローズベーカリーの名物メニューで、プレートにのっているそれぞれのデリは、もちろん単品で注文することも可能です。アスパラガスやいんげん、ビーツなど、旬の野菜をたっぷり食べられる人気のメニューで、セットのパンはおかわり自由です。

ベジタブルプレートという名前がついていますが、チキンや卵サラダなどの動物性の食材を使用している場合もあり、ベジタリアンやビーガンの方はスタッフに確認をされることをお勧めします。内容を変更してもらえるようです。素材の味を活かす味付けで、ボリュームたっぷりのお野菜を美味しくいただける、幸せなプレートです。

ショーケースの中でも一際目を引くベジタブルタルト（キッシュ）は、その日によって野菜の組み合わせを変えて作る、幅広い種類のタルトです。かぼちゃとズッキーニ、ブロッコリーとパプリカ、トマトときのこなど、毎日魅力的なキッシュがあり、訪れるたびに食べても飽きることはありません。ランチセットのキッシュは3種類から選べます。

四角い個性的な形をしたサクサクのキッシュは、想像以上に野菜がたっぷり入っていて満足度も高く、ランチタイムのテイクアウトも人気。温めてもらう事もできます。ホームパーティなどの際には、ローズベーカリーのキッシュを何種類かカットして、テーブルに並べるのも素敵。ゲストに喜ばれること、間違いなしです。

「ローズベーカリー銀座」のエッグベネディクトも、ランチタイムに人気のおすすめメニューです。最近は日本でもエッグベネディクトを食べられるお店も増えてきましたが、ローズベーカリーでは厚みのある蜂蜜入りの自家製ブリオッシュと、酸味の効いたオランディーソースが特徴です。

こちらのエッグベネディクトのこだわりは卵。使用している青森産ときわ卵は、ヒナから抗生物質を使用せずに一貫飼育し、こだわりの飼料を食べて育った健康な国産鶏から生まれた特別な卵です。黄身が淡い黄色をしていて、何と1つ¥100と言われています。素材の一つ一つにこだわったローズベーカリーらしいチョイスです。

素材の美味しさを感じるシンプルなホームメードパンケーキは、ブランチやティータイムなども含めて終日人気のメニューです。甘さは控えめで軽い食感のパンケーキは、小麦の優しい味わい。メイプルシロップとフルーツ添えです。フルーツは、洋梨のコンポートやフレッシュバナナなどその時々で異なります。

こちらのメイプルシロップにも、ローズベーカリーのこだわりがあります。着色料や保存料などの添加物は一切使用しておらず、樹齢40年以上のサトウカエデの樹液を煮詰めて作る希少なもの。体に優しい100％天然のオーガニックメイプルシロップをたっぷりかけて楽しめる、価値あるパンケーキです。

「ローズベーカリー銀座」には限定メニューがいくつかありますが、その中でもハイティーは一番のおすすめ。サンドイッチやキッシュ、スコーンのミニサイズにフルーツサラダ、ペストリー5種とお好みのドリンクをセットにしたボリュームたっぷりのメニューです。軽食と共にローズベーカリー自慢のスイーツを堪能できます。

ハイティーとは、アフタヌーンティーよりも遅い時間にいただくもの（事実上の夕食）であったため、軽食やお菓子類だけでなく、より食事に近いものを指すようです。「ローズベーカリー銀座」のハイティーもボリュームも満点。ゆっくり時間をかけていただきたいのはもちろんですが、食べきれない場合は持ち帰りも可能とのことです。

お店で出されるパンは、パンドカンパーニュの一種類だけなのですが、こちらのパンもまたこだわりが凄いのです。かつてパリ6区にあった伝説のパン屋さん「プージョラン」。今は店舗を構えず卸専門となっていて、パリの有名レストランかごく一部の食材店でしか味わえなくなりました。その中のひとつがローズベーカリーです。

「ローズベーカリー銀座」では、オーナーのローズさん監修のもと、この「プージョラン」のレシピが忠実に再現されています。パリの幻のパンを販売しているとのこともあって、このパン目当てに来店する人もいます。お値段は、ホール1440円、ハーフ720円、クォーター360円になっています。ランチやティータイムのついでに購入してみてはいかがでしょうか。

日本に上陸して以来、ヘルシー志向のファッショニスタに愛されているローズベーカリー。オーガニック系で体にやさしくて、しかもとても美味しいということが多くの人に支持されている理由です。手土産に最適なショートブレッドやクッキーはもちろん、ローズさんのレシピ本もありますので、興味のある方はチェックしてみて下さい。