SATOブリアンは予約の取リにくい人気店！阿佐ヶ谷の焼肉店のブリカツとは？

阿佐ヶ谷に店舗を構えるSATOブリアンは、「日本一予約が取れない焼き肉屋」として肉好きの聖地とも言われる焼き肉店です。店名の通り、シャトーブリアンというヒレの希少部位を中心としたこだわりの和牛の焼き肉メニューはあまりに人気で、予約を取ること自体が困難を極める超有名店なのです。

「SATOブリアン」は食べログの全国焼き肉部門のぶっちぎりの第1位に輝いています。そして、焼き肉部門では2店舗しか獲得店がないという食べログアワードのGOLDも受賞しています。さらに凄いところは、全国焼き肉部門の第2位は最近までSATOブリアンの2号店で、ワンツーフィニッシュを飾っていました。

現在は食べログの順位は本店が1位、2号店は3位となってしまっていますが、それでも高評価に間違いありません。本店の点数は驚異の4.47となっています。驚くほどの人気と評価の理由はいったいどんなところにあるのか、SATOブリアンの人気の秘密をご紹介していきたいと思います。

SATOブリアンは完全予約制のお店です。超困難と言われる予約方法は次の通りです。原則毎月1日に、翌月の予約受付が開始されます。電話受付時間は、12時から15時と夜23時から24時までと限定されています。ところがこの毎月1日の予約開始時間に電話をしてもなかなか繋がらないというのが現状です。

12時の予約開始時間から電話をかけ始めて、3時間200回以上も電話をかけ続けても繋がらないという場合もあります。以前は本店と2号店の予約が共通の電話番号だったので、電話が繫がるということ自体至難の技でしたが、現在はそれぞれの番号が別になりました。噂の焼き肉を食べるにはこうして電話をかけ続けるしかありません。

SATOブリアンの店舗は3店舗ありますが、やはりまずは本店を押さえておきたいものです。阿佐ヶ谷の駅からは徒歩2分、入口の見た目はこじんまりとした雰囲気ですが、ここが肉の聖地です。本店の予約可能人数は4人から6人までと限定されています。宴会コースは10500円から15000円までとなっています。

住所:東京都杉並区阿佐谷南3-44-2 新井ビル1階 電話番号:03-6915-1638

SATOブリアンの2号店はその名も「SATOブリアンにごう」です。こちも阿佐ヶ谷駅の南口を出てすぐのところに店舗があります。にごうの予約は2名から8名まで可能です。にごうのみクレジットカードが使えないのでご注意ください。2階の個室が通称「肉部屋」として有名です

住所:東京都杉並区阿佐谷南2丁目17-2 電話番号:03-6915-1638

2016年にオープンしたSATOブリアンの3号店は「SATOブリアンJr」と言いますが、こちらの店舗は住所も電話番号も非公開なのです。SATOブリアンJrに行くには、本店かにごうの常連となりJrカードというものを発行してもらうという、限定的な方法となります。現在Jrカードを持つ人はたった310人しかおらず、プレミア感満点の店舗です。

ついにSATOブリアン4号店も誕生します。今までの店舗と同様に阿佐ヶ谷駅近辺にあり、オープンが待ち望まれています。アルバイトもまかないは焼き肉というところが非常に魅力的です。こちらの店舗は3号店のJrとは違い、また誰でも予約ができるお店になる予定ですが、それでも予約困難となることは間違いないでしょう。

住所:東京都杉並区阿佐谷南3

SATOブリアンでは、コースメニューとアラカルトのメニューがありますが、ほとんどの人がコースでオーダーします。各店舗の限定コースや、季節のコース、基本コース、赤身中心のコースなど、数種類用意されていますが、の方には初めて絶対に食べておきたいメニューの「ブリカツ」と「ブリめし」が入っているコースをおすすめしたいです。

SATOブリアンに行って絶対に食べておかなくてはいけないのがこの「ブリカツ」です。シャトーブリアンを贅沢にカツサンドにしたブリカツは、パンと甘みのあるソース、肉の邪魔にならないほどよく薄い衣、そして何より絶妙なレアの揚げ具合の極上のお肉とのハーモニーが完璧でまさに至極のブリカツサンドです。

極上のブリカツをサンドするパンは、大阪の名店「ルシュクレクール」に特注しているものが使われています。ひと通り焼き物が終わってから出てくるブリカツですが、お腹がいっぱいになっていてもペロリと食べてしまうおいしさです。ブリカツのみ食べたい、という声もありますが、残念ながら単品でオーダーすることはできません。

ブリカツと並んで外せないメニューは、「ブリめし」です。にんにくバター醤油で香ばしく焼いたシャトーブリアンに、唐津の赤ウニとキャビアをのせるという最高に贅沢なごはんものです。焼けたシャトーブリアンの上でウニがだんだん溶けていくので、とろとろのウニとごはん、お肉と一緒に口に入れるのがポイント。幸せな一口です。

このブリめしは、季節によってはさらに贅沢なものとなります。秋、松茸の季節になると、ごはんは、松茸の炊き込みごはんになり、さらにお肉の上にも松茸がトッピングされます。この「松茸ブリめし」は季節限定のもので、意外にも相性抜群なシャトーブリアンと松茸が最高のバランスでいただけます。

SATOブリアンでコースをオーダーすると、前菜からもうノックアウトされてしまいます。前菜とあなどることなかれ、この「九州和牛のビーフシチュー」が出てきます。とろとろに煮込まれたこだわりの和牛のビーフシチューは濃厚でまろやかな深い味わい、これだけでメインになるような逸品です。

さっぱりとしたヒレはすき焼き風にいただきます。使われる卵も濃厚で、その卵黄ははしでんでも割れないほどです。コクのある特製のタレに絡めた極上のヒレは、卵黄につけるとそのお肉のエキスも卵黄に溶け込み、マイルドながら鮮烈なおいしさはしびれるほどです。お好みで白いごはんにのせていただくのもおすすめです。

本店非公認との噂もある、にごうだけの裏メニューの「ギノチャー」は、極上のお肉とウニがたっぷり入った特製の贅沢チャーハンです。「ギノチャー」という名前はにごう店長の柳野さんのチャーハン、という意味だそうで、にごう以外の店舗ではお目にかかることができない限定の裏メニューとなっています。

コースも色々あるので迷ってしまいますが、本店に初めて訪れる場合におすすめしたいのが「本店スペシャル」です。前菜のビーフシチューに始まり、名物のブリカツとブリめしを含む8種類の極上和牛としめの麺、という内容でお値段は16000円です。こちらのコースは1日1組だけの限定コースとなっています。

赤身肉を堪能したいという方には「SATOブリアンレッド」という赤身だけのコースがおすすめです。前菜のビーフシチューに、厳選の赤身肉が6種類、そしてブリめしも含まれています。お値段は8900円です。SATOブリアンが得意とする赤身のおいしさをたっぷりと味わうことができる、さっぱり派におすすめしたいコースです。

SATOブリアンでお肉のおいしさを堪能するために、お任せのコースを用意していただくという方法もあります。10500円から15000円までの予算でお任せすることができ、「ブリカツは絶対に入れてほしい」などの要望をお願いすることもできます。店長さんおすすめの極上焼き肉を楽しめるのがお任せコースです。

今年の10月から、SATOブリアン監修の駅弁が発売され話題になっています。「ウニのせ焼き肉弁当」はお値段1880円で、東京駅の「駅弁屋祭」で購入できます。駅弁としては少々お値段は張りますが、予約困難なSATOブリアンの味が阿佐ヶ谷に行かずとも楽しめるとは夢のような話です。

焼き肉好きなら一度は訪れてみたい「SATOブリアン」の魅力をお伝えしてきましたが、SATOブリアンの焼き肉を味わうにはまず予約を取り付けなければなりません。4号店も出来て少しハードルが下がる可能性もありますので、ぜひ電話予約を成功させて究極の焼き肉を味わってみてください。