薩埵峠は夜景も綺麗なおすすめスポット！展望台から眺める絶景に感動！

静岡県の薩埵峠は、景観がとても良い絶景スポットやハイキングスポットとして人気の峠です。薩埵峠は、昼間の景観も良いのですが、夜景も美しく、訪れる方が多いスポットでもあります。

家族でのお出かけや、カップルのデートなどに、自然の多い場所を選んではいかがでしょうか。そこで、薩埵峠でのハイキングや夜景スポット、アクセス方法や駐車場のことなどを合わせてご紹介します。

薩埵峠は、静岡県･清水市清水区由比にあります。由比(ゆい)と興津(おきつ)の中間あたりにある峠です。由比駅から約3.5kmほど、興津駅から約5kmの位置にあります。どちらからでもアクセスできます。

静岡には、いくつもの峠があるのですが、絶景をとお考えの方は、薩埵峠に行かれる方が多くなってきました。特に、風景を写真に撮りたい方が増えてきています。

静岡･薩埵峠は、浮世絵でよく知られている｢東海道五十三次｣の中に描かれているのと同じ景色が、現在でも見られると言われているスポットです。同じ景色を見られる場所は、ここだけと言われています。

遠方からのアクセスでは、車をお使いになる方が多いのですが、ハイキングを楽しもうと、徒歩で峠を越える方も少なくないです。ゆっくりと時間をかけて上へと目指し、絶景を楽しむことを目的としている方もいらっしゃいます。

ゆっくりと徒歩で移動をしても、由比駅から1時間ほど、興津駅から1時間30分ほどの距離なので、峠とは言え、意外と歩ける距離です。時間と体力に余裕のある方は、ハイキングで峠越えを楽しむのも良いのではないでしょうか。

由比駅からハイキングを楽しみます。歩き進めるとすぐに緩やかな坂道が現われますので、そのまま進みます。すると、東海道名主の館｢小池邸｣が見えてきます。小池邸は由比地区の名主だった小池家の母屋で、風格のある建物は明治時代に建てられたものです。

さらに歩き進めると、倉沢地区の古い街並みが視界に入ってきます。由比宿と興津宿の中間の位置にある、休憩用の施設があったようです。建物はまだ残っているので、ハイキングを楽しみながら、時の流れを感じるのも良いものです。

倉沢柏屋、望嶽亭藤家の時の流れを感じさせる建物を通ります。こちらは、倉沢の一里塚と呼ばれている場所です。このまま歩き進めて行きましょう。みかん畑が見えてきます。

倉沢の一里塚を抜けると、いよいよ、峠越えがスタートします。道は車が1台通るのがやっとの道幅で、道の両側にはみかん畑がある場所を通っていきます。みかん畑のあるあたりは、急勾配が続き、峠を歩いていると実感します。

坂を登り進めていくと、左手には海が見えてきます。見えてくるのは駿河湾です。道は、一旦、なだらかになりますが、景色が変わっていくので、高度が上がっていくのを実感するでしょう。

そのまま歩き進めていくと、少し開けたような場所に到着します。ここが薩埵峠の駐車場です。峠を越えて、頂上に到着したことを意味します。峠越えをした時に見える景色は、車で訪れた時とは感じ方が変わるかもしれません。

手前には、山肌が視界に入り、その向こう側には富士山、ブルーに輝く駿河湾が目の中に飛び込んできます。晴れた日には、爽快な青空が広がり、更なる絶景を眺めることができます。峠越えをした疲れが吹っ飛びそうな景色です。

薩埵峠の景色は、とても絶景だと評判です。実は、薩埵峠の駐車場から見える景色の他にも、展望台から見える景色の方が絶景と言われています。

駐車場のある場所から、少し離れたところに展望台があります。展望台から見える景色が、歌川広重の東海道五十三次･由比と同じ景色が観られるスポットなのです。現在でも浮世絵と同じ景色が見られる場所は、この場所のみと言われています。

薩埵峠の展望台へ向かうには、　展望台の駐車場から歩いて数分の場所にあります。駐車場から眺めた景色を見ただけで帰ってしまうのは、とても勿体ないです。少し先の展望台へ足を進めてみましょう。

薩埵峠の駐車場から歩いて数分、展望台へ到着します。展望台からの景色は、江戸時代の東海道五十三次に書かれた景色が見られると言われています。時代は景色を変え、今ではすっかりと風景が変わってしまっている場所も多い中、ここだけは、当時の風景に近い状態とのことです。

東名高速道路と国道1号線の姿がありますが、当時の景色と違うのは、主要道路の景観だけではないでしょうか。長い時が流れていても、絶景は色褪せることがないのかもしれません。

富士山と駿河湾、主要道路がベストマッチと言える、この絶景を自分のカメラに収めておきたいとお思いの方が、展望台とその下の道で、三脚を立てて、自分のベストな風景写真を探そうと訪れています。絶景は訪れた方の心を離さないのでしょう。

薩埵峠は、いつ訪れても景色が良いスポットで、写真撮影に訪れる方が後を絶たない状態です。早朝なら大丈夫だと思われますが、駐車場が満車となっていることも多くあります。

薩埵峠と富士、朝日のコラボレーションの写真撮影に訪れるため、混み合うことが多いのです。夏の時期になると、太陽の位置は富士山に近づくので、ファインダーにおさまりやすくなるでしょう。

薩埵峠には、いつ訪れてもカメラと三脚をお持ちになった方が多くいらっしゃいます。｢赤富士｣を狙って、展望台にはたくさんの方が、日が落ちていく様子を眺めています。

諦めずにゆっくりと日の傾きと向き合っていると、うまくいけば赤富士をお目にかかることができるかもしれません。峠と言う場所柄、あっという間に冷え込んでいきます。赤富士を狙う時は、寒さ対策もお忘れなく!

いつ訪れてもいい景色が眺められると評判の薩埵峠です。桜の季節になると、早咲きの桜をお目当てに訪れる方もいらっしゃいます。

薩埵峠の駐車場に車を止め、すぐそばにある遊歩道を歩いていきます。移動時間は5分ほどで展望台に到着します。展望台からの景色がとても美しいと評判です。

富士山と駿河湾が美しく、シャッターを切る手が忙しくなるかもしれません。ファインダー越しではなく、肉眼で見て頂きたい景色です。

展望台のある場所から、さらに10分ほど歩いていくと、そこには、静かに咲く早咲きの桜を愛でることができます。平野部での桜が咲いていなくても、薩埵峠の展望台の近くでは、既に桜が咲いていることがあります。

春の早咲きの桜もおすすめですが、紅葉も美しい薩埵峠であります。駿河湾と富士と、真っ赤に色づいた紅葉のコントラストが見事な美しさなのです。

紅葉のコントラストが素敵なのですが、展望台から少し上には、密柑の木があります。駿河湾のブルーと富士山、オレンジの密柑のコントラストも美しいのです。早咲きの桜も良いですし、夏の濃緑もすてきなのですが、はっきりとしたコントラストを楽しむのでしたら、紅葉時期もおすすめです。

薩埵峠は、どの季節も素敵な絶景を楽しむことができますが、意外と冬もおすすめなのです。それには理由があります。冬は、空気がとても澄んでいて、景色がはっきりとしている印象を受けます。

太平洋側に面していることもあり、周辺の気温が上がりにくいため、雲は湧きにくくなっているためです。夏に薩埵峠を訪れて、雲が多くて景観がイマイチと感じた方、冬の季節に再度訪れてはいかがでしょうか。きっと、夏とは違った印象を受けることでしょう。

薩埵峠から富士山と国道1号線、東名高速道路、東海道本線が交差するポイントで写真撮影をされている方が多いです。ある目的があって、夜景の撮影ポイントには人が足を運ぶようです。

暗くなった時に、うっすらと浮かび上がる富士山、隣に静かに見える夜景を楽しむのはもちろんですが、道路が交差する光跡を狙うのです。展望台は夜景や光跡を狙う方が多くいらっしゃるようです。

夜でもきれいに晴れた時や、空気が澄んでいる季節になると、月明かりと富士山のコラボレーションを楽しまれる方も多く、夜になっても人が途切れないこともしばしばあります。写真撮影をしながら、夜景や星空楽しむ方が多いのです。

展望台と展望台付近には、光跡を撮りたい方が多く集まります。展望台は木製なので、誰かが歩くたびに揺れるので、撮影しにくくなることもあるようです。光跡を狙うのであれば、できるだけ人が少なくなる時期を狙うしかないようです。

薩埵峠は、静岡方面からでも、富士方面からでもアクセスが可能です。どちらでもアクセスができますが、道は広いとは言えず、急な坂を上っていくような場所もあります。

車ですれ違うのがギリギリの箇所もあるので、あまり運転に自信が無い方が運転するのが難しい道かもしれません。薩埵峠展望台とカーナビにセットすると、表示されます。焦らずに運転をすることをおすすめします。

車でのアクセスです。国道1号バイパスから、興津ICを国道52号線へと入り、山梨方面へと走り進めます。そのまま直進し、八木間元交差点に出たら右折します。興津大橋を渡った先の、一時停止標識のある場所で左折します。

東名高速道路の高架下をくぐったのち｢薩埵峠｣と書かれている、小さな看板を右折します。右折したのちは、民家があったり、道の幅が狭い箇所が多いので、走行にはお気を付け下さい。

案内板があるので、その通りに走っていくと、上り坂を上がった先を右折すると展望台駐車場に到着します。場所によっては、途中に待避所もあるのですが、数か所のみとなっています。お気を付け下さい。

新東名高速道路を利用してのアクセスでは、｢新清水IC｣で下りた後、国道52号線の清水方面へ、車を進めていきます。八木間元交差点に差し掛かった際は、左折して下さい。

薩埵峠へ向かうには、かなり狭い急な道を車で通るのですが、運転に自信のない方は、由比駅から歩いてのアクセスも良いかもしれません。

由比駅からですと、徒歩で30分ほどの道を歩くことになります。由比駅からは道案内表示があり、迷わずに歩いて行けるので、心配はなさそうです。もちろん、体力のある方のアクセス方法なので、無理は禁物です。

興津駅から徒歩でのアクセスですと、一里塚碑を通り、20分ほど移動します。興津川を通り過ぎ、海岸寺付近を通り抜け、白髭神社を過ぎます。木製の階段を通り、東海道標を抜けていくとあずまやがあります。東屋を抜けると、展望台に到着します。

薩埵峠の駐車場は、とてもコンパクトな駐車場です。止めることができる車両は8台ほどとなっており、決して広い駐車場とは言えません。桜の時期や週末など、混雑する時期は、駐車場は朝早くから満車となり、場所が空くのを待つしかないのです。

駐車場がコンパクトなため、マイクロバスや大型車の乗り入れはできませんので、お気をつけ下さい。駐車場にはお手洗いもあるので、安心して利用できます。峠と言う場所柄、コンビニ等は無いので駐車場に入る前に飲食物を入手する必要があります。

駐車場が空かないため、有料駐車場の利用を考えますが、近い駐車場でも距離があるのを覚悟しましょう。薩埵峠まで、徒歩で30分ほどかかる駐車場だったり、2km以上の距離を歩くことになります。有料駐車場も数台の入庫となる場合が多いようです。

静岡･薩埵峠をご紹介しました。駿河湾と富士、展望台からの眺望が見事なスポットです。いつ訪れても景観が良く、密かに人気があり、カメラと三脚を用意して訪れる方が多く、特に夜景が素敵だと評判です。
 

春の桜、秋の紅葉、東海道五十三次の由比と、見どころがいくつもある薩埵峠は、ハイキングにも最適で、ゆっくり歩きながら、絶景を眺めるのもおすすめです。車でドライブ、ハイキングなどで絶景を楽しむことができる薩埵峠へ足を運んでみてはいかがでしょうか。