糸庄は富山が誇るもつ煮込みうどんの名店！メニューや持ち帰り情報など紹介

富山のご当地麺といえば、ブラックラーメンが全国的に有名です。しかし、富山を代表する有名ご当地麺は、ブラックラーメンだけではありません。連日行列ができる昔から人気のうどん店があります。それが、富山で人気のもつ煮込みうどんの名店「糸庄」です。こちらの人気メニューや持ち帰り商品、店舗情報などを詳しくご紹介します。

糸庄は、富山市にある老舗のうどん店です。「いとしょう」と読みます。2017年に45周年を迎えました。富山市在住の人ならば誰もが知る超人気店です。富山のソウルフードともいえる糸庄のうどんは、寒い冬も暑い夏も、並んででも食べたいと思わせる魅力があります。

それは、毎日行列が絶えないことを見れば、一目瞭然です。小さい頃から通うお客さんも多く、あの味が恋しくて待ってでも食べに行きたいという声もよく聞かれます。

近年ではインターネットの普及から、おいしいとの噂が広がり、県外や海外からもお客さんが訪ねてくるほどの人気店となっています。

糸庄で待ってでも食べたいメニューは、もつ煮込みうどんです。店内やお品書きにも「お店イチオシ」や「名物」と謳われています。看板商品だけあって、9割以上のお客さんがもつ煮込みうどんをオーダーしています。

もつ煮込みうどんは、味噌ベースの出汁にたっぷりのモツが入った、とっても食べ応えのあるメニューです。その魅力は後ほどご紹介しますが、もつ煮込みうどんを頼まずして、糸庄の魅力は語れません。

お店に到着したら、お店の外に行列ができているのが見えます。特に、ランチタイムなどの食事時には長い列ができています。しかし、糸庄では、暑い夏も寒い冬も予約を受け付けていません。また、名前を書くシートもないので、黙って列の最後尾に並ぶしかありません。

糸庄は、45周年を迎えお店が少しきれいになりました。外観だけでなく、店内にはテーブル席が増え、待合室もできました。テーブル席が増えたことで待ち時間が短くなり、快適に待ってもらえるようなお店の心配りが感じられます。

店内に入れば着席まで間もなくかと思いますが、さすが人気店だけありそう甘くはありません。その理由は、店内に入ると分かります。

店内は、大勢のお客さんでごった返しており、その中には、食事中のお客さんだけでなく着席待ちのお客さんも大勢います。もつ煮込みうどんを口にできるまでは、もう少し待たなければなりません。それでは、入店した後の着席までの流れを見ていきましょう。

糸庄では、まず入り口近くにある券売機で食券を買います。券売機には、糸庄おすすめのメニューが書いてあるため、初めての人でも選びやすいです。人気のもつ煮込みうどんは、左上にボタンが2つあります。このことから食べる前から人気の高さが伺え、期待度が膨らみます。食券を購入したら、近くの店員さんに渡します。

店員に食券を渡すと、その半券と番号札がもらえます。この番号札を持って、着席の順番を待ちます。店員さんから番号札の番号が呼ばれたら、ようやく着席順です。案内された席に座り、先ほど注文したメニューが運ばれてくるのを待ちます。しかし、混みあう時間には、着席から食事が運ばれてくるまでに20分ほどかかる場合もあります。

ここで、糸庄のおすすめメニューをご紹介します。先ほどよりお伝えしているもつ煮込みうどんだけでなく、糸庄には、数多くのうどんメニューが揃っています。その中のおすすめをピックアップして、おいしさの理由や特徴、金額などをご案内します。これを知れば、富山でなぜここまで愛されているのかがわかるはずです。

糸庄名物もつ煮込みうどんは、来店するお客さんの9割が注文する定番人気のメニューです。ニンニクの効いた味噌ベースの出汁で、うどんともつがじっくりと直火で煮こまれる鍋焼きうどんです。

もつは、糸庄特製の秘伝のタレに漬け込んで柔らかく煮込まれたものが使われています。そのため、とても柔らかく噛めば噛むほどもつの旨みが口の中いっぱいに広がります。臭みは全くありません。もつ煮込みうどんには、食べても食べても無くならないほど、これでもかというほどたっぷりと入っていて食べ応えがあります。

もつ煮込みうどんの麺は、富山の特産品である「氷見うどん」が使われています。富山のお土産で評判の「海津屋」の半生太麺です。じっくりと煮込むため柔らかくコシはありません。しかし、つるっとしたのど越しが楽しめます。一味唐辛子が効いた味噌のスープがしっかりと絡み、食べていると汗が吹き出てくるおいしさです。

他にも、具材にはネギやえのき、かまぼこ、小さめの海老天ぷらが入っています。このボリュームで価格は850円です。糸庄のもつ煮込みうどんは、コストパフォーマンスが高く大満足できるメニューと言えます。

また、このもつ煮込みうどんは、持ち帰り商品もあり自宅でも本店の味を楽しむことができます。詳しくは後ほどご説明します。

もつが苦手という人におすすめのメニューは、鍋焼きうどんです。もつが入っていない代わりにたまごが入っている、よく見かける鍋焼きうどんと似ています。糸庄では、もつ煮込みうどんと同じように土鍋に材料をいれ、直火で煮込むためグツグツした状態で運ばれてきます。熱々がおいしい冬に人気のメニューです。価格は680円です。

お酒好きな人におすすめのメニューは、もつつまみです。もつ煮込みうどんのうどんのないおつまみメニューです。ビールに合うよう、もつ煮込みうどんより少し濃いめの味つけになっています。食欲もアルコールも進むメニューです。

夜には、このもつつまみとビールをセットで注文する常連さんの姿も見られます。このメニューは、うどんより早く提供されるので、とりあえずビールともつつまみを食べながら、うどんの出来上がりを待つお客さんもいます。価格は、単品が650円でビールセットは1,150円です。

糸庄のうどんメニューは、出来上がってすぐにテーブルに運ばれてきます。直前までコンロにかけられているので、目の前に提供される土鍋は、グツグツと音が聞こえてくるほど煮えたぎっていて熱々です。湯気と一緒に味噌のいい香りが鼻をくすぐり、食欲がそそられます。口の中が火傷することを覚悟で、熱々のうちに食べ始めるのがおすすめです。

熱々のもつ煮込みうどんを食べると、寒い冬には体がポカポカと温まってくるのが分かり、夏は汗をかくことで食べた後に爽快感が味わえます。

糸庄のうどんメニューには、氷見うどんの他にも富山ならではの食材が使われています。それが、うどんに乗せられている「赤巻かまぼこ」です。富山県は、豪華な細工かまぼこを始めとしたかまぼこが特産品で有名です。富山で食卓に上るかまぼこといえば、この赤巻かまぼこがスタンダードで、だて巻きのような赤いグルグル巻きが特徴的です。

糸庄名物もつ煮込みうどんは、そのまま食べても十分においしいのですが、さらに美味しさが増すツウの食べ方があります。それが、ライスを追加オーダーする方法です。うどんを食べ終わった後の残ったつゆにライスを入れ、即席雑炊を作ります。これなら、うどんのつゆを最後の1滴まで残さずおいしく食べられます。

この食べ方をする常連さんが多いため、糸庄では、券売機にもつ煮込みうどんとライスのセットが1,010円で用意されています。ボリュームがあるので、女性ならば2人でライスを半分ずつシェアするとよいでしょう。

食べる雰囲気も楽しみたい方は、座る席にも注目してください。おすすめは、臨場感を味わえるカウンター席です。糸庄では、厨房を囲むようにカウンター席が設けられているので、もつ煮込みうどんが作られる様子を目の前で見ることができます。

店主が、コンロにズラリと並ぶ土鍋を一人でさばいている光景は職人技と言えます。混雑する時間帯は席を選ぶことは難しいですが、少人数の場合や空いているときにはぜひカウンター席を選んでください。

糸庄でうどんを食べる時に気をつけたいことは、汁が服に飛んでしまうことです。味噌ベースのつゆなので色が濃く、白いシャツに飛ぶととても目立ちます。麺類を食べると、どうしてもスープが服に飛ぶことはよくあります。気になる方は、ハンカチを持参するなどの対処法がおすすめです。

糸庄のもつ煮込みうどんが食べたいけれど、お店で食べる時間がない場合や決まった日にみんなでワイワイ食べたい場合などには、持ち帰り用のもつ煮込みうどんがぴったりです。糸庄の味を手軽に自宅で楽しめる持ち帰りメニューなら、自分の好きな時に本格的な糸庄のうどんが楽しめます。

持ち帰りメニューを購入するときは、券売機の「おみやげもつうどん」の食券を選びます。持ち帰り用のもつ煮込みうどんには、もつ煮込みうどんに必要な食材とスープが別添えされたものがセットになって一人前850円です。販売時間は、9時～23時半です。

作り方は、土鍋や鍋などに材料を入れて煮込むだけなのでとても簡単です。自宅でも糸庄の味を再現でき、いつでも好きな時に食べられるのが嬉しい点です。また、持ち帰り用うどんは、手土産などにも喜ばれています。

年中いつでも混みあっている糸庄ですが、事前に混雑状況を把握しておけば、待つ時間も少なくてすみます。時間をちょっとずらすだけで、並ばずにすぐに入店することもできます。では、いつお店にいけばよいのでしょうか。おすすめは、平日なら12時前と14時以降です。休日は終日混みあいますが、夜21時以降が空いています。

休日や平日のランチタイムなどの食事時は、店頭に長い列が続き、行列に並ぶことは必須です。この時間帯は、長ければ1時間待ちも覚悟してください。平日は、ランチタイムや夕食時を過ぎれば混雑も緩和してきますが、休日は14時15時といったランチタイムから少しはずれた時間帯も混雑します。

そのため、昼間より夜の来店が狙い目です。21時を過ぎても賑わっていることも多いですが、ほぼ並ばずに入店できます。もし混雑していたならば、持ち帰りメニューを購入して自宅で楽しむ方法などもあります。

糸庄は41号線沿いにある本店だけでなく、ショッピングセンター「アピタ富山店」の中にもお店を構えています。こちらの店舗は、ランチタイムなどの食事時には少し混雑しますが、本店よりは空いていて利用しやすいお店です。さらに、本店の定休日である火曜日も営業しています。

また、ショッピングセンターの中にあることから、子ども連れやお年寄りにも優しい店舗づくりがされています。例えば、本店にはない幅広い層のニーズに合わせたメニューがあり、お子様ランチや丼もの、デザートなどが充実しています。

富山の老舗うどん店糸庄のもつ煮込みうどんを食べたくなった方へ、糸庄の店舗情報をご案内します。糸庄は、国道41号線沿いにあってアクセスしやすいお店です。営業時間も長くなり、さらに利用しやすくなりました。それでは、営業時間やアクセス方法を見ていきましょう。

糸庄の営業時間は、平日も土日祝も変わらず11時～24時、ラストオーダーは23時半です。持ち帰りメニューの販売は9時～23時半です。以前は、ランチタイム後に1時間～1時間半の休憩時間があり、その時間は閉店していました。しかし、現在は通し営業となり利用する側には嬉しい限りです。また、定休日は火曜日です。

糸庄は富山市の中心部にありますが、電車では行きにくい場所に店舗があります。そのため、車でのアクセスがおすすめです。富山駅から駅前大通りをまっすぐに5~10分ほどのところにあります。この駅前の大通りは、途中から国道41号となり、この道沿いに大きな看板が出ているので迷うことはありません。

また、車でアクセスした場合、駐車場の場所や料金が心配ですが、糸庄には広大な無料駐車場が完備されているので安心です。待ち時間が長くなっても、時間を気にせずもつ煮込みうどんを堪能できます。

富山の老舗うどん店糸庄の人気メニューや店舗情報などをご紹介しました。糸庄は、45周年を迎えてもなおその人気は衰えることなく、特にもつ煮込みうどんは、昔も今も世代を超えて愛されている富山のソウルフードです。ぜひみなさんも、この熱々の絶品もつ煮込みうどんを食べてみてください。