徳島・佐那河内村の観光でおすすめのランチ情報11選！子連れOKのお店も紹介！

阿波踊りで有名な阿波の国、徳島県。佐那河内村は、そんな徳島県の北東に位置します。東西の長さは9.5km、南北の長さは4.5kmで、徳島県内でも、唯一ある「村」が佐那河内村です。村内の集落は47程あります。なお、2017年2月末現在での佐那河内村の総人口は、2,450人となっています。毎年人口は減少の一途を辿っていますが、一方住みやすい村として他県よりの転入者も一定数見られます。　

佐那河内村での暮らしは、自然に恵まれ四季を感じやすく、住民もあたたかで和やかと聞きます。今回はそんな、ほっとする田園風景の広がる佐那河内村について、ご紹介いたします。佐那河内村の観光スポットや、子連れでランチを楽しめるお店など、おすすめの場所を中心にピックアップしてみました。佐那河内村の魅力が少しでも伝われば幸いです。

佐那河内村の特色は山あいに囲まれ、自然豊かな村であること。そんな佐那河内村では特産品の栽培が盛んにおこなわれています。代表的なのがTVで紹介され、その大きさと豊潤な甘さで有名な「さくらももいちご」爽やかな香りとまろやかな酸味で知られる徳島の特産「すだち」です。毎年生産された多くが、全国に出荷されています。他にも、米、キウィフルーツ、みかん、しいたけ、細ネギなどが栽培されています。

NHKのためしてガッテンなどで紹介された、佐那河内村の豆腐屋、おっさん豆腐。自慢の村の豆腐「充填こいまろ」は、とにかく濃くて美味しいと人気です。国産大豆100%の充填こいまろは、何と日本一旨い豆腐を決める品評会（全国豆腐連合会認定）の充填部門で、第1位に輝いた逸品です。佐那河内村に観光に訪れた際は、ぜひこの豆腐を味わうことをおすすめします。

徳島市から車で走ること約50分。標高1,019m山頂から、東へ広がるゆるやかなスロープが大川原高原です。面積は120haもあり、風力発電の風車が15基設置されています。ここからは美しいパノラマが眺望でき、7月上旬～下旬にかけて、約3万本の紫陽花が咲きます。また頂上付近では、アワノミツバツツジなども群生しています。遊歩道が整備されており、子連れハイキングにおすすめです。また近くの牧場で、牛の放牧を見ることもできます。

佐那河内村は、山に囲まれた田園風景が広がる場所。人口の光も点在する民家くらいです。夜は美しい満点の星空を眺めることが可能です。高原の丘の上には、「大川原高原ヒルトップハウス」という施設があり、天体望遠鏡で天体観測ができます。利用するには年間数回程度の観測会がありますので、日程等、佐那河内村役場・観光産業課まで問い合わせてみてください。子連れ旅行で天体観測もおすすめ。

徳島駅より車で約40分。美しい石楠花（シャクナゲ）の群生地、徳円寺は文政7年(1824年)に、徳円上人により開基されました。本堂の前庭から裏山の岩磐上にかけて、見事なシャクナゲが群生しています。見頃は4月下旬から5月上旬です。樹齢120年を超える数百本のシャクナゲは美しく、地元民を始め毎年多くの見物客でにぎわいます。

なお、佐那河内村内で咲く花々は紫陽花やシャクナゲ、ツツジ、カタクリなどがありますが、名所での最も見頃な開花情報は、佐那河内村のHPにて随時お知らせしています。BESTな時期を見逃したくない方は、行く前にそちらを参考にすることをおすすめします。

佐那河内村を流れる嵯峨川の上流部に、「嵯峨峡」はあります。自然の川の流れによってできた、神秘的な奇岩が点在しています。川は美しく、透明感があり澄み切っています。それ故、初夏にはたくさんのホタルが飛び交い、幻想的な光景が広がります。浅い所もありますが場所によって流れは急ですので、観覧の際は充分にご注意ください。

週末だけ営業している産直市「佐那の里」。横に長い貸倉庫内に、展示ギャラリー・新鮮野菜の産直市・飲食スペースとが設けられています。佐那河内村で育てた、採れたての野菜をメニューに使っています。ランチは何とワンコインの500円。モーニングに始まり、コーヒーやうどん（350円）、和食中心のランチなど、リーズナブルな値段で、美味しく食事ができます。

完全予約制の嵯峨峡 渡月（さがきょうとげつ）。懐石・会席料理が中心のお店です。店内は全80席と広く、また座敷席ですのでお子様がいても安心です。旬の魚や新鮮な野菜を使った、確かな味と地元で評判です。なお、不定休ですので行く際は予約と共に確認することをおすすめします。

佐那河内村の地元で有名なお弁当屋さんYOME厨房。材料は全て地産地消で、もちろん手作りです。余分な添加物は一切使わず、タレやドレッシングまでもちゃんと手作りすると徹底しています。栄養と健康を考えた優しい薄味で、美味しいと人気です。子連れでランチにお弁当もおすすめ。お弁当は指定の場所まで届けてくれますし、お店に受け取りにも行けます。（当日朝9:00迄に注文）

徳島県の食べログ、1番評価の虎屋 壺中庵 （とらや こちゅうあん）。1日数組限定の完全予約制で、全国から食通や料理人が足しげく通う、お墨付きの日本料理名店です。名物は鮎の塩焼き。オーナー自ら釣ることも多い、地元の天然鮎を提供してくれます。野菜も地元の選び抜かれた逸品を使っています。京都の嵐山「吉兆」で修業した店主が、その確かな腕て最高の料理でもてなしてくれます。

5月～9月にかけて、期間営業店の一見茶屋。（詳細な期間は要問あわせ）大川原高原に観光に来た際、皆がこぞって食べるのが名物のソフトクリームです。美しい景色を一望しながら食べるソフトクリーム（350円）は絶品と人気です。メニューは飲み物含め、全10種類。たこやきやうどんなどの軽食があります。また、お店では貸出バーベキュー（2,500円）もしています。名物ソフトは子連れさんにも人気です。

小高い丘の上にある、築100年古民家のユサンピザ。地元の無農薬・有機野菜を使い、石窯で焼き上げる手作りピザは本当に美味しいと人気です。ランチセットは3種類で、いずれもピザとのセットメニュー。ランチの営業開始は11:30で～売切次第終了となっています。全18席で完全禁煙となっています。ピザは1日30枚程の限定数で、しかもランチ営業のみですので、行く際は予約が必須です。

ランチの価格は800円～1200円。1番の人気メニューは石焼きカルビ丼です。焼肉屋だけに、お肉の味は格別と評判です。定番の生姜焼き定食や、石焼カレー、石焼ビビンバ、さっぱりとしたすだち鶏天なども人気です。曜日によりメニューが変わったり、季節によりその日だけの和食メニューもあります。一軒家の民家のようなお店で落ち着けます。

カウンター席、テーブル席の全25席。完全禁煙のお店です。松葉庵内の同店内で、和食の店「麟角」も同時に運営しています。松葉庵では、厳選された自家焙煎のコーヒーが美味しいと人気で、その種類は16種類もあります。また、松葉庵のランチは、カレー、山の幸ピラフ、日替わり定食（1,250円）があります。一方麟角のランチは、3,500円からのコースになり、予約が必要です。

カウンター席、テーブル席の全21席で、天気のいい日はウッドデッキでも食事できます。ランチは、もちもち玄米入りの、古代米カレーが人気です。ランチメニューは平均4種類で、週替わりランチは780円。ランチは全て千円以内と良コスパです。ジェラート工房から仕入れた11種類ものアイスがあり、人気です。また同店内に、神山の陶器などを展示中で食後に楽しめます。なお、料金は先払い制です。

ホテル四季の里＆いやしの湯「神山温泉」の中にある、レストランかわせみ。喫煙席46席、禁煙席34席の全80席でテーブル席となっています。定食・丼物・ご飯物・うどん・そばとメニューが40種類で豊富です。人気は四季の里膳で、先付・造里・吸物・天婦羅・茶碗蒸し・酢物・ご飯・香物・水菓子の9点内容で、季節ごとの旬の味わいを楽しめます。また、お子様ランチにはおもちゃが付いてきます。もう少し大きな子連れさんには「猪肉カレー」がおすすめ。

完全禁煙の全30席。古民家を改装した、シックでお洒落なフレンチカフェです。1Fはテーブル席ですが、2Fは座敷席でお子様と一緒に来てもゆったりできるようになっています。地元の新鮮野菜を生かした、オーガニックな料理やワインがいただけます。2013年12月にオープンしたカフェ オニヴァでは「薪通貨」なるものを導入しており、薪を一抱え分持ち込むとコーヒーを頂けます。

いかがでしたでしょうか？景観豊かで、まるで心の故郷のようで癒される佐那河内村は、心地良い魅力がいっぱいですね。ぜひ、子連れ旅行で佐那河内村の花や自然に触れ、美味しいランチで旅の思い出を彩ってみてください。観光後はきっと、のどかで幸せな気持ちになることでしょう。少しでも旅の参考になれば幸いです。