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ホヤはどんな味?クセになるおいしい食べ方で海の珍味を楽しもう!

ホヤはどんな味?クセになるおいしい食べ方で海の珍味を楽しもう!
投稿日: 2020年6月17日最終更新日: 2020年10月8日

ホヤはビジュアルが特徴的で好き嫌いが分かれる食べ物です。新鮮で旬のホヤは甘みがあり、プリプリとしている食感があります。臭みもなくクセになるおいしい味わいがあります。ホヤのおいしい食べ方や味、食感などをチェックしましょう。

ホヤってまずいの?見出し

Photo by pelican

ホヤは主に宮城県で水揚げされている食べ物で、新鮮なホヤは甘みがあり、クセがなくおいしいと人気があります。

しかし水揚げから時間が経つと独特のにおいがあり、好き嫌いが分かれるポイントにもなります。ホヤは食用と養殖がありますが、味や食感の大差はありません。

気になる味や食感・おいしい食べ方もご紹介!

ホヤは栄養素が高い食べ物で、グリコーゲンは牡蠣の2倍あります。消化吸収が早いので注目されている食べ物です。

近年は東北以外のスーパーにも出回るようになりました。ホヤのおすすめの食べ方や味、食感をご紹介します。

ホヤとは見出し

ホヤは世界中に約2300種類の仲間が生息しています。その中で日本に生息しているホヤは、数百種類です。

日本で食用されているホヤは「マボヤ」と「赤ホヤ」となります。マボヤは三陸海岸付近で獲れ、赤ホヤは北海道付近で獲ることができます。まずいと感じる方もいるホヤについてご紹介します。

ホヤは貝ではない!

ホヤは貝類ではなく、軟体動物の一群に分けられます。成長過程で変化する変態動物で、幼生時はおたまじゃくしのような姿をしています。

天然のホヤは、小さいサイズから大きなサイズまで様々な大きさのホヤがあります。プランクトンをエサとしているため、ホヤを切るとホヤ水が出てきます。ホヤ水は海水も含まれています。

ホヤの産地

ホヤの産地は、主に東北地方の北部海岸付近です。全国の水揚げ量1位は宮城県となります。宮城県ではホヤの養殖も盛んに行われています。

また北海道では、赤ホヤと呼ばれるホヤが水揚げされています。赤ホヤは見た目が赤く、殻の表面に凹凸がありません。

ホヤの旬の時期

おいしいホヤは、毎年5月から8月まで水揚げされています。殻付きホヤは、5月の中旬が最もサイズが大きいです。

7月から8月のホヤは、最もおいしい旬の時期と言われています。ホヤがまずいと思う方は、旬の時期に食べてみるのも良いようです。

ホヤの養殖が盛んな宮城県

宮城県は、ホヤの養殖が盛んに行われています。全国のシェア率80%以上で、消費量もトップとなっています。

ホヤ養殖が始まったのは、宮城県の唐桑町です。約120年前から養殖が始まり、古くから親しまれてきた食べ物です。

ホヤの独特なビジュアル見出し

ホヤは海のパイナップルと呼ばれるほど、独特な見た目をしています。凹凸がある部分は殻で、食べる部分は殻の中にある身の部分です。

ホヤは古くから食用されてきた食べ物です。ホヤを表すユニークな漢字もあるので、興味のある方は注目です。

ホヤの見た目を表す漢字たち

ホヤは独特なビジュアルから、様々な漢字が付けられてきました。ホヤは現在「海鞘」と書きます。鞘は身を覆う皮が丈夫なさやのようだからとの意味があります。

他にはランプの火を覆うガラスの筒のような「火屋」、老いたナマコに似ている「老海鼠」などと表されてきました。

海のパイナップルと呼ばれるホヤ

ホヤは、海のパイナップルと呼ばれています。オレンジ色をした海洋生物で、パイナップルのように表面に凸凹があります。

東北地方で水揚げされているホヤは、「マボヤ」です。マボヤは見た目が特徴的ですが、甘みがあるホヤの種類です。

ホヤの味の特徴見出し

ホヤは、独特なにおいや味わいがある食べ物です。好き嫌いが分かれるポイントでもあります。ホヤをまずいと思った人でも、新鮮なホヤを食べるとおいしいと思う人が多くいます。

ホヤは時間が経つと味や匂いが変わってしまいます。そのためホヤの産地や採れたてを食べるのが、一番おいしいとも言われています。ホヤの調理方法によっても、味が変わります。ホヤの味の特徴をチェックしましょう。

5つの味を兼ね備えるホヤ(甘味・塩味・苦味・酸味・旨味)

食感が特徴的のホヤは、5つの味を兼ね備えています。5つの味は甘味・塩味・苦味・酸味・旨味となります。唯一無二の食べ物とも言われていて、この甘味・塩味・苦味・酸味・旨味の味を一度に感じることができます。

ホヤは栄養化が高い食べ物で亜鉛や鉄、タウリンなどが含まれています。食感も良く、加熱することで甘みが増します。ホヤには日本酒が合うとも言われています。ホヤを食べた後にお酒を飲むと、甘く感じやすくなります。

ホヤは刺身でも食べることができますが、まずいと感じる人は天ぷらや蒸しボヤなどもおすすめです。甘みのあるホヤの味をしっかりと感じることができます。

ホヤのにおい

新鮮なホヤは、磯の香りがして不快に思うような香りはしません。しかし時間が経つと、ホヤ独特の香りを発するようになります。この香りでホヤがまずいと、思う方もいるようです。ホヤは海水に浸しておいたり、しっかりと保存することによって鮮度を保つことができます。

ホヤのにおいは、ホヤの好き嫌いが分かれる理由の一つでもあります。ホヤの内蔵を除去して調理すると、ホヤの独特なにおいを抑えることができます。またホヤの独特なにおいが好きな方は、ホヤの身をホヤ水に漬けて食べる方もいます。

お酒のおつまみにおすすめな大人の珍味

ホヤは、お酒のおつまみにおすすめの珍味です。新鮮なホヤは甘みがあり、プリプリとしている食感があります。ホヤは塩分が多いので、お酒のおつまみにぴったりです。ホヤがまずいと感じる人は大葉に巻いて食べたり、味噌漬けにして食べたり、様々な食べ方があります。

さらにホヤは、飲み終わりの締めにおすすめのホヤめしが人気です。ホヤめしはホヤの塩気がご飯に染み込んで、おいしい味わいがあります。ホヤは酢の物や刺身でもおいしいですが、さらにおいしく食べられる食べ方があります。

おすすめのホヤは宮城県や岩手県で盛んに食べられていましたが、近年関東地方のスーパーにもホヤが並ぶようになりました。自宅でも簡単にホヤのおつまみを作ることができるので、興味のある方は注目となります。

ホヤの栄養成分見出し

ホヤは栄養が高い食べ物です。お酒のおつまみとして注目されている食べ物ですが、健康に良い食べ物としておすすめされています。

おすすめのホヤは、ビタミンEとビタミンB12を多く含んでいます。生活習慣病の予防に役立っていると考えられています。ホヤは100g当たり30カロリーと、低カロリーな食べ物です。

ホヤはビタミンが豊富

ホヤに含まれているビタミンB12は、野菜や果物からはほとんど摂取することができないビタミンとなります。

ビタミンB12は血液の生成に関わっている重要なビタミンとなります。ホヤは栄養が高いおすすめの食べ物です。

ホヤの下処理&さばき方見出し

おすすめでおいしいホヤの下処理やさばき方をご紹介します。ホヤは新鮮でないとクセがあり、まずいと言われる原因になりかねません。そのためホヤを新鮮なまま保存する方法があります。殻付きのホヤは流水で洗い冷蔵庫で2日から3日保存できます。

ホヤの身だけの場合は保存袋に密閉して、冷蔵庫で4日から5日保存することができます。直ぐにホヤの下処理ができない方は、ホヤの冷蔵方法を行うだけで味や食感が変わります。

①ホヤの尖っている2箇所を切り落とす

ホヤの下処理を行う際に、覚えておきたいポイントがあります。それはホヤの2つの突起物です。この2つの突起物は、ホヤの入水管と出水管となっています。餌や海水の入口と出入口を意味しています。2つの突起物の先端をよく見ると、「+」と「-」の形に分かれています。

入水管は「+」、出水管は「-」となります。入水管から切ってしまうと、料理にも使えるホヤ水が溢れ出てきてしまいます。そのため入水管と出水管は、しっかりと見分けることが大切です。ホヤを捌く時や下処理をする時に、役立ちやすいです。

ホヤの下処理方法は、まずホヤを洗っていきます。洗いにくいときは、タワシなどを使って洗いましょう。そしてホヤ水が必要な方は入水管からホヤを切り、中にある海水を出します。ホヤ水が必要ない方は尖っている2箇所を切り落とします。

②殻ごとホヤをハサミでカットする

ホヤの殻は、包丁やハサミでカットすることができます。ハサミでカットすると、中にあるホヤの身を傷付けにくいです。ホヤの2つの尖っている部分を切り落とし、海水が抜けたら切り落とした穴からハサミでカットしていきます。

ハサミでカットするときは、尖っている部分から先端にかけてカットしましょう。カットした口から中身を取り出す方法もありますが、しっかりと半分に殻を切り開いてカットする方法もあります。

ホヤの殻は、刺身の下に置く器にもアレンジすることができます。その他にもホヤの殻を使った、ホヤランプなどにアレンジできるので興味のある方は注目です。

③殻からホヤの中身を取り出す

殻をハサミでカットしたら、殻の中からホヤを取り出していきます。片手で殻を抑えて、片手でホヤの身を外していきます。ホヤの身は、簡単に外れることができます。

ツルンと取ることができるので、落とさないように気を付けましょう。まな板の上やボウルの上で、身を取り出しましょう。殻から取り出したホヤの中身は、干し柿のような見た目です。

④内臓などを取り除く

食感がおいしいホヤは、殻から身を取り出したら身を切っていきます。身はまず半分に切り開いていきます。切り開いたら、内蔵などの内容物を取り除いていきます。黒く見える部分に切り込みを入れ、水で洗っていきます。

ホヤの身は水で洗っても良いですが、ホヤの風味が損なわれる場合があります。そのため下処理の際に出たホヤ水を使ってホヤの身を洗うと、風味が損なわれにくくなります。ホヤの身を洗ったら、キッチンペーパーなどで水気や汚れを拭き取りましょう。

またホヤの水は、1日経つと黒ずんできます。当日中にホヤ水を使用するか、火を通してから冷凍保存すると数日経っても利用することができます。

⑤好きな大きなに切る

ホヤの下処理が終わったら、ホヤの身をカットしていきます。ホヤの料理方法に合わせて、好みでカットしましょう。

ホヤの根元の部分にあるプルプルとした部分は、「ホヤヘソ」と呼ばれています。ホヤヘソはホヤで最も美味しいと言われている部分です。ホヤのお尻の部分で、岩に根を張るため他の場所よりも力が入ります。そのため他の場所よりコリコリしている食感です。ホヤヘソは刺身がおすすめです。

ホヤをおいしく味わう食べ方見出し

ホヤをおいしく味わうおすすめの食べ方があります。ホヤはまずいと思う方もいる食べ物ですが、食べ方次第ではおいしく食べることができます。

簡単にできるホヤの食べ方は、ホヤの味噌汁や蒸しボヤとなります。料理に関する詳しい知識がなくても、気軽に作ることができます。また殻付きホヤではなく、カットされているホヤの身でもできる食べ方をご紹介します。おすすめの食べ方が沢山あるのでチェックしましょう。

ホヤをおいしく味わう食べ方①:蒸しボヤ

ホヤをおしく味わう食べ方は、「蒸しボヤ」です。蒸しボヤの食べ方は、まずホヤを下処理していきます。凹凸を切り、真横から半分にするように包丁で切っていきます。半分に切ったホヤの身は、殻から外さず内蔵のみを取り除いていきます。

鍋に水を少し入れて、半分に切ったホヤを殻付きで入れます。水ではなく、酒を入れても美味しく仕上がります。そして蓋をして強火で蒸していきます。ホヤが入りきらない場合は、数回に分けて蒸すようにしましょう。

水が沸騰し湯気が立ってきたら中火で2分から3分蒸しましょう。殻付きの中の身がくるんと丸まったら、完成となります。蒸しボヤの食べ方として、まず殻からホヤの身を外しましょう。蒸したホヤの食感はぷりぷりとしていて、食べやすいです。冷凍保存もできるおいしい食べ方です。

ホヤをおいしく味わう食べ方②:刺身

ホヤをおいしく味わう食べ方は、「刺身」です。刺身は、ホヤの味や食感をそのまま愉しめる食べ方です。ホヤの刺身は、下処理をすれば簡単に作ることができます。まずいと言われることもあるホヤですが、食べ方次第ではおいしく食べることができます。

ホヤの刺身の食べ方は、まずホヤを下処理していきます。ホヤを盛り付けるお皿には、ホヤの身を取り除いた殻をしっかりと洗って、水気を拭いて置いておきます。殻の上に切ったホヤを置くことで、見栄えが良くなります。

ホヤの身をホヤ水で洗い、食べやすい大きさに身を切っていきます。基本的なホヤの切り方は、太めの削ぎ切りとなります。ホヤを切ったら殻の上に盛り付けていきます。ホヤの肝やヘソも刺身で食べることができます。最後に盛り付けから、ホヤ水を刺身にかけたら完成となります。新鮮なホヤはおいしいと人気があり、食感も歯ごたえがあります。

ホヤをおいしく味わう食べ方③:三杯酢和え

まずいと感じる人もいるホヤは、食べ方次第ではおいしく食べることができます。おいしく味わう食べ方は、「三杯酢和え」です。三杯酢和えで用意する材料は、生ホヤときゅうりです。まず生ホヤを下処理し、きゅうりを薄くスライスします。きゅうりを塩で揉んで、水気を取っておきましょう。

ボウルにお酢、みりん、砂糖を入れ混ぜ合わせておくと、スムーズに調理できます。ホヤ3個に対し、酢は中さじ4、みりんと砂糖は中さじ1の割合です。ホヤを食べやすい大きさに切り、調味料を混ぜ合わせたボウルに入れます。そしてきゅうりも入れ、和えてきます。

器に盛り付けたら完成となります。ホヤはまずいと感じやすい渋みがあるので、砂糖を入れることで中和されます。食べやすいおいしい食べ方です。殻付きのホヤや、ホヤむき身でも簡単に作れる食べ方となります。

ホヤをおいしく味わう食べ方④:味噌漬け

ホヤをおいしく味わう食べ方は、「味噌漬け」です。ホヤの味噌漬けは、ホヤがまずいと感じている方におすすめの食べ方です。味噌漬けにすることでホヤの味が和らぎ、日持ちもします。お酒のあてにもピッタリな食べ方です。

おいしいホヤの味噌漬けは、まずホヤを下処理していきます。チャック袋に、味噌とみりんを入れよく混ぜます。ホヤの個数にもよりますがホヤ8個に対し、味噌が大さじ3、みりんが大さじ1の割合です。チャック袋にホヤを入れ、しっかりと味噌をのばしホヤを漬けていきます。このまま冷凍することも可能です。

すぐ食べたい方は、半日から一晩冷蔵庫で漬けましょう。味噌を落とし食べやすい大きさに切ったら完成となります。味噌漬けを作るときのポイントとして、ホヤから水が出るのでみりんを入れすぎないようにしましょう。食感や味も抜群のおいしい食べ方です。

ホヤをおいしく味わう食べ方⑤:天ぷら

ホヤをおいしく味わう食べ方は、「天ぷら」です。ホヤの天ぷらは、ホヤをまずいと感じている人も食べやすい食べ方です。まずいと感じやすいホヤのクセが和らぐので、ホヤのおいしい甘みと食感を堪能できます。簡単な作り方なので、自宅でも気軽に調理できます。

ホヤの天ぷらの作り方は、まずホヤを下処理していきます。ホヤのむき身など、既に下処理してあるホヤを購入した方は、食べやすい大きさにホヤをカットしておきましょう。天ぷらの場合、大きめにホヤをカットすると食感を愉しむことができます。

ホヤをカットしたら、ペーパータオルでホヤの水分をしっかりと取ります。水分があると油が跳ねる原因になります。水分を取ったら、ホヤの切り身に天ぷら粉を付けていきます。170度の油で揚げ、火が通ったら完成となります。新鮮なホヤを天ぷらにする場合は、火を通しすぎないのがポイントです。火を通しすぎないことでプリプリとした食感を残します。

ホヤをおいしく味わう食べ方⑥:アヒージョ

ホヤをおいしく味わう食べ方は、「アヒージョ」です。アヒージョは、オリーブオイルを使ったスペイン料理となります。プリプリとした食感を感じやすい食べ方です。まずホヤを下処理し、食べやすい大きさにホヤを切っていきます。

そしてみじん切りにしたニンニクと好みでトウガラシを、フライパンに入れます。たっぷりのオリーブオイルも入れ、弱火で火にかけます。ニンニクの香りがしたら、ホヤを加えます。少し混ぜ、塩を加えて弱火で2分から3分ほど待ちます。ホヤの塩分があるので、塩の加減は好みで調整しましょう。食感も味もおいしい食べ方です。

ホヤを加熱すると、まずいと思う方の苦みが和らぎ、甘みが増します。ホヤが苦手な人でも挑戦しやすい食べ方となります。またアヒージョのトッピングとして大葉を入れると、よりホヤの苦みが和らぎます。他にもジャガイモやキノコを入れても、美味しく仕上がります。

海の珍味「ホヤ」をおいしく味わおう!見出し

Photo by paranoidnotandroid

ホヤは好き嫌いが分かれる食べ物ですが、旬の時期に新鮮なホヤを食べるとホヤの印象が変わったという人が多いです。

時間が経ってしまったホヤでも、調理次第でおいしく食べることができます。ホヤは様々なおすすめの食べ方があります。ホヤのおすすめの食べ方や下処理方法などを、ぜひ参考にしてみて下さい。

投稿日: 2020年6月17日最終更新日: 2020年10月8日

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