札幌観光のおすすめモデルコース・スポットを紹介！穴場の場所もチェック！

札幌市の人口は約196万人もあり、東京23区（約938万人）、横浜市（約373万人）、大阪市（約270万人）、名古屋市（約230万人）に次いで第5位という大都市となっています（2016年10月時点の推計人口による。下記ご参照）。札幌の街は明治以降に開けて、碁盤目の街づくりなど、西洋風のテーストの近代的な都市として発展してきました。地下鉄も東京、大阪、名古屋に次いで1971年に開業し、都市機能が整備されている所です（なお、地下鉄は全国で9都市に開設されています）。

札幌市は、近代に北海道が開拓されたため北欧的な雰囲気を持っているといわれています。また、大通り公園や時計台、北海道大学、羊が丘公園、藻岩山からの夜景など北の大地のロマンが感じられるという声も聞かれます。さらに「すすきの」、ラーメン横丁はじめとするグルメや娯楽、ショッピングなど魅力はつきません。この記事では、これら魅力の観光スポットを、モデルコースや穴場としてご紹介しますので、あなたが旅行を計画するときの参考にしていただければ幸いです。

札幌市観光の定番ですが、最も札幌らしい観光スポットがJR札幌駅近くにありますので、ご紹介します。2～3時間で散策できますので、初めて方はぜひ訪ねてみてください。

大通公園は札幌市の中心部、JR札幌駅の南側にある東西約1.5kmの公園です。日本の都市景観100選や日本の道100選などに選ばれる日本を代表する公園です。その歴史は古く1870年代に火災予防のために造られた大通りが始まりとのことですが、近代的には1911年に現在の基礎が造られています。

大通公園には季節の花がたくさん植えられ人びとを癒やしてくれますが、さらにライラックまつり、YOSAKOIそうらん祭り、雪まつりなどのビッグイベントがありますので、ぜひ訪ねてみたいものですね。ただし、シーズンは相当の混雑やホテルなどの予約難になるので覚悟が必要です。

《基本情報》【住所】札幌市中央区大通西【問い合せ先】札幌市公園緑化協会【TEL】011-251-0438【アクセス】地下鉄大通駅または西11丁目駅、JR札幌駅から徒歩約12分

旧札幌農学校の演武場として1878年にクラーク博士の構想によって造られたもので、札幌市を象徴する歴史的建造物です。現在は、内部はホール（下の写真）や資料館となって公開されています。歌謡曲などでも謳われるお馴染みのスポットですが、実際にはやや地味という声も聞かれます。しかし、一度は見ておきたい所です。

《基本情報》【住所】札幌市中央区北1条西2丁目 【問い合せ先】札幌市時計台【TEL】011-231-0838【アクセス】地下鉄大通駅から徒歩約5分、JR札幌駅から徒歩約10分

北海道庁の旧庁舎といわれますが、現在でも一部は庁舎として使われていて、その他は資料館などとして公開されています。ご覧のような赤レンガ造り（アメリカ風ネオ・バロック様式といわれています）で多くの人に親しまれています。

《基本情報》【住所】札幌市中央区北3条西6丁目 【問い合せ先】北海道庁【TEL】011-231-4111【アクセス】地下鉄大通駅から徒歩約9分、JR札幌駅から徒歩約8分

北海道大学は、前身の札幌農学校時代から受け継がれた北の大地の学校として、ノスタルジックな雰囲気を持っています。観光客にも開放されていますので、ぜひ散策をおすすめします。上の写真はポプラ並木ですが、イチョウ並木など広大な構内を巡ることができます。

広いキャンパスですが、正門にある案内所で地図をもらえますのでご利用ください。博物館の見学や学生食堂も利用できます。あなた好みの穴場が見つかるかもしれませんね。

【住所】札幌市北区北8条西5丁目【問い合せ先】北海道大学【TEL】011-716-2111【アクセス】さっぽろ駅から徒歩7分（第二農場は地下鉄南北線の北18条駅から徒歩約5分）

札幌市の中心部にあって標高531mの藻岩山の山頂からの夜景（上の写真）は素晴らしく、ぜひオススメしたいスポットです。北海道には函館の夜景もありますが、最近は藻岩がカップルなどで大人気です。幸せの鐘などがあり、恋人の聖地に指定されています。

藻岩山にはロープウェイなどで簡単に登ることができ、山頂には展望台のほか、プラネタリウム、有名なフレンチレストランなど魅惑のスポットが待ち受けています。

藻岩山には5つの登山道があります。藻岩原生林の自然を味わうことができますので、いかがでしょうか？1時間程度で登ることができますが、ロープウェイで登り、下りだけ歩くのもいいですね。

【住所】札幌市中央区伏見5丁目3-7【問い合せ先】株式会社札幌振興公社【TEL】011-561-8177【アクセス】地下鉄東西線の円山公園駅からバスでローウェイ入り口下車、ローウェイとモーリスカーで山頂へ。ほかに藻岩山観光自動車道もあり

「Boys,be ambitious」で有名なクラーク博士の像（上の写真）がある展望台です。ここは農業試験場だったのですが、観光客が押し寄せるため一角を展望台として整備した所です。札幌市の中心近くでも広大な平原を見渡せられ、北海道らしさを実感できますので、お訪ねください。

羊ヶ丘では羊が飼育されており、ゴールデンウイークには羊の毛刈りを公開していますので、タイミングが合えばご覧ください。また、羊ヶ丘レストハウスではジンギスカン料理を楽しむことができます。

【住所】札幌市豊平区羊ヶ丘1【問い合せ先】羊ヶ丘展望台【TEL】011-851-3080【アクセス】地下鉄東豊線福住駅からバスで、羊が丘展望台下車

羊ヶ丘の一角に札幌ドームがあります。前記の羊ヶ丘展望台のクラーク博士像の写真の後方に見えるのが札幌ドームです。野球やほかのイベントもありますので、展望台に寄ってからドームへ行くのもおすすめです。できたら大谷投手が日本ハムにいる間にいかがでしょうか？

《基本情報》【住所】札幌市豊平区羊ケ丘1番地【問い合せ先】株式会社札幌ドーム【TEL】011-850-1000【アクセス】地下鉄東豊線福住駅から徒歩約10分

札幌市の中心部に公設の中央卸売市場（業者用）があり、それに隣接して一般向けの場外市場があります。海の幸・山の幸が並んでいますが、観光客にとってはやはり北海道の鮮度抜群の海鮮類が魅力です。食材として、あるいは料理としてぜひお試しください。ここには約60の店が軒を連ねていますので比較しながらお楽しみください。あなたにとって穴場のお店が見つかるかも！

上の写真はカニの卸屋さんの例です。見るだけでも楽しめますね。海産物、農産物、菓子類などの販売をする店が約30店あります。

飲食店は海鮮を中心に、ラーメン、スープカレー、中華など約20店ありますので、お好みを探してください。

【住所】札幌市中央区北11条西21丁目2-3【問い合せ先】札幌市場外市場【TEL】011-621-7044【アクセス】地下鉄東西線二十四軒駅から徒歩約7分、JR桑園駅から徒歩約9分

北海道の動物園というと最近は旭川の旭山動物園が話題になりがちですが、ここ円山動物園も伝統のある所で、ホッキョクグマやオオワシなどの飼育の実績を誇っています。冬の熊の生き生きしたところもおすすめです。

円山動物園では日本で初めてオオワシの自然孵化に成功した伝統があり、猛禽舎や「フクロウとタカの森」でワシやフクロウの姿を見ることができます。

《基本情報》【住所】札幌市中央区宮ヶ丘3番地1【問い合せ先】円山動物園【TEL】011-621-1426【アクセス】地下鉄東西線の円山公園駅から徒歩約15分、バス約7分

円山公園の一角にある北海道神宮は明治2年に北海像開発の守護神として創建された神社で、多くの道民の信仰を集めています。広大な境内があり、桜の名勝としても知られていますので、北海道の桜を鑑賞するのもおすすめです。

《基本情報》【住所】札幌市中央区宮ケ丘474【問い合せ先】北海道神宮【TEL】011-611-0261【アクセス】地下鉄東西線円山公園駅から徒歩約15分、JRバス神宮前下車

大倉山ジャンプ競技場（大倉山シャンツェ）は、日本を代表するジャンプ台で古くは札幌オリンピックの日の丸飛行隊から、近年はレジェンド葛西選手、女子の高梨選手などが活躍している舞台です。競技はもちろん練習でも大迫力で見ることができますので、チャンスがあればぜひ本物をご覧ください。また、ジャンプ台上部は展望台（上の写真）になっていて、高さと怖さを体験できますので、シーズンを問わずおすすめできるスポットです。

大倉山ジャンプ競技場の入り口付近にあるミュージアムです。なお名称は2017年2月から札幌オリンピックミュージアムと変更されました。ここではウインタースポーツの歴史と札幌オリンピックなどのレガシーが展示されています。またジャンプ競技のシミュレーターなどがあり、実戦的な体験をすることができます。

【住所】札幌市中央区宮の森1274【問い合せ先】大倉山総合案内所【TEL】011-641-8585 【アクセス】地下鉄東西線円山公園駅からバスで大倉山競技場入口下車、徒歩約10分

全国的に有名な繁華街の「すすきの」で、東京の銀座のようなイメージです。飲食関係など4,000店もがひしめきあっていて、飲みに行きたい人にはたまらない魅力のスポットです。表通りの散策だけでも楽しめますので、おすすめです。ただし、お店について不安がある場合は、安心できる所をホテルなどで確認の上でお出かけください。上の写真は市電すすきの駅交差点付近です。

ラーメン横丁は前記写真にある「すすきの交差点」の南東近くにあります。もともとの元祖ラーメン横丁と新ラーメン横丁があり、20店舗以上が競っています。旅行の記念に立ち寄るのもおすすめです。なお、店がよく分からない場合は、写真にあるような所が人気店ですから参考にしてください。

狸小路は、前記写真にあるすすきの交差点から北へ200mほどの所にある商店街で、飲食店や土産物店など約200店舗が集まっています。なお、上の写真は狸小路入り口付近です。ユニークな名前で知られており、アーケードに覆われ雪や雨の心配もなく散策できますので、おすすめします。

【住所】札幌市中央区南4条西4丁目付近【問い合せ先】すすきの観光協会【TEL】011-518-2005【アクセス】地下鉄南北線すすきの駅、市電すすきの駅すぐ

札幌市の北部のあるモエレ沼を総合的水郷公園として整備したもので、基本設計は世界的に有名なイサム・ノグチ氏が手がけています。ユニークで芸術性の高い施設が多数ありますが、中でも上の写真にあるガラスのピラミッドは人気があり、名勝といわれるものです。市の中心部から少し離れた穴場ですが、四季を通して楽しめますので、おすすめします。

《基本情報》【住所】幌市東区モエレ沼公園１−１【問い合せ先】モエレ沼公園【TEL】011-790-1231【アクセス】地下鉄東豊線の新道東駅からバスで約20分、モエレ沼公園西口下車

石山緑地は、広大な公園で特に人気なのは石のアートです。実はここはかって札幌軟石の採石場で、跡地にさまざまなアート作品を展示していますので、ぜひご覧ください。そのほかにも展望テラス、テニスコート、広場などもありますので、ゆっくり遊ぶこともできます。

《基本情報》【住所】札幌市南区石山78-24外【問い合せ先】藻南公園管理事務所【TEL】011-578-3361【アクセス】地下鉄南北線真駒内駅からバスで石山東3丁目下車、徒歩4分

滝野すずらん丘陵公園は札幌の南部エリアにあり、北海道唯一の国営公園です。広大な敷地のなかに渓流ゾーンや森ゾーンがあり、上の写真のような花畑やキャンプ場ほか自然と親しめる公園となっています。冬季にも各種スキー（歩くスキーコースも）が楽しめます。また花火大会などさまざまなイベントも開催されますので、ゆっくり出かけてはいかがでしょうか？

《基本情報》【住所】札幌市南区滝野247番地【問い合せ先】滝野公園案内所【TEL】011-592-3333【アクセス】地下鉄南北線真駒内駅からバスで約35分、渓流ゾーンは公園渓流口、中心ゾーンは公園中央口または東口、滝野の森ゾーンは公園東口下車

旭山記念公園は、札幌市創建100年を記念する公園です。藻岩山に隣接する高台（標高137.5m）にあって、札幌市街や石狩湾を見渡せる名勝地です。特に夜景は絶景といわれ、カップルなどにも静かに過ごせる人気の穴場的なスポットとなっています。展望台や広場、レストハウスなどがあり、冬季も一部を除いて利用できます。

《基本情報》【住所】札幌市中央区界川4丁目【問い合せ先】旭山記念公園森の家【TEL】011-200-0311【アクセス】地下鉄丸山公園駅からバスで約15分旭山公園前下車、徒歩約4分

ノースサファリサッポロは北海道唯一のサファリパークです。しかも体験型動物園といっている通り、動物たちとのふれあい（一部にはニシキヘビなど危険なものも）が重視され、人気となっています。各種のアクティビティもあり、特に冬はスノーモビール、犬ぞり、雪上バナナボートなどがあり、雪のない所からの来訪者には喜ばれています。

《基本情報》【住所】札幌市南区豊滝469-1【問い合せ先】ノースサファリサッポロ【TEL】080-1869-6443【アクセス】地下鉄南北線真駒内駅からバスで約25分豐滝小学校下車、そこから送迎バスあり

札幌市の観光スポットをご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか？前半では代表的なスポットをモデルコースとして組んでみましたが、あなとのご都合とお好みで適宜組み合わせていただければ幸いです。穴場的なスポットもご紹介しましたが、これらも参考にして楽しい札幌観光ができることを願っています。