香嵐渓の紅葉の見頃は？ライトアップでおすすめの場所や人気が少ない穴場まで！

香嵐渓は紅葉が大変素敵であるということで全国的にも有名な場所です。夕方から夜にかけてはライトアップもされ、紅葉の魅力がさらに際立ちます。紅葉の魅力が詰まった紅葉観光地として良く知られているところです。そのような場所「香嵐渓」へのアクセス方法や観光情報、穴場、2017年の予定などをまとめて紹介します。

香嵐渓は愛知県豊田市足助町にあり、矢作川とその支流である巴川が作り出した渓谷のことを言います。大変自然が豊かな場所であり、紅葉の時期には約4000本あると言われている多種多様なモミジなどが一斉に色づき、大変素晴らしい景色を見ることができるということで、見頃の時期の夜にはライトアップもされ、とても多くの観光客でにぎわうおすすめの観光スポットです。

香嵐渓の紅葉は寛永11年(1634)に足助にある「香積寺」の11代住職であった三栄和尚様によって、参道にカエデやスギの木が植えられたのが始まりとされています。和尚様は美しい自然をより美しく残したい、と願っていました。長い間「香積寺のもみじ」と呼ばれて親しまれ、その後、大正から昭和の時代にかけて地元の人々によって、木が植えられたり、散策道が作られたりして現在のような観光地となりました。

紅葉で有名な場所として良く知られている「香嵐渓」という名前が命名されたのは昭和5年のことであり、年々観光スポットとして人気の地となっていきました。毎年紅葉の一番の見頃となる11月にはライトアップも行われ、幻想的で美しい紅葉は地元の人からも愛され、日本全国や海外からも多くの観光客も訪れるおすすめの観光地となりました。

香嵐渓に電車でアクセスするためには名鉄名古屋本線の「東岡崎駅」から足助行きのバスに乗り約70分「香嵐渓バス停」で降りると行くことができます。また、名鉄豊田線の「浄水駅」からとよたおいでんバスの百年行きに乗り約60分「香嵐渓バス停」、名鉄三河線の「豊田市駅」から名鉄バスの足助行きに乗り約45分「香嵐渓バス停」で降りてもアクセスすることができます。

香嵐渓へ紅葉を見に行くには車で行くとかなり混雑するので、公共交通機関をつかうことをおすすめします。しかし、時間がかなりかかったり、バスに乗るので車の渋滞に入り込んでしまったりすることもあるので、時間には余裕を持って計画をするようにすると良いでしょう。

車でアクセスする場合は東海環状自動車道の「豊田勘八IC」で降り、国道153号線を飯田方面へ15キロメートルほど、または猿投グリーンロードの「力石IC」で降り、国道153号線を飯田方面へ10キロメートルほどで行くことができます。また、ETC付きの普通車の場合は東海環状自動車道の「鞍ヶ池スマートIC」で降りるとスムーズにアクセスすることができます。

香嵐渓へ紅葉の見頃のシーズンに車で出かけようと思うと国道153号線が非常に混雑し、渋滞することがあります。そのため、渋滞を避ける迂回路があり、道路上に迂回路の案内板が出ているので、指示に従うと良いです。また、昨年の渋滞状況などの傾向から考えた渋滞カレンダーもあるので、事前にチェックをしてから出かけると良いでしょう。

さらには国道153号線の現在の状況をライブカメラで見ることができるようになっています。パソコンでもスマホでも見ることができるので、「みちナビとよた」で検索して状況を見て、気持ちと時間に余裕を持った行動を心がけると良いです。上手に利用して2017年の紅葉狩りに行ってみましょう。

香嵐渓には6つの駐車場があります。さらには紅葉の見頃の時期である11月には臨時駐車場も設けられるので「香嵐渓おでかけ情報」のマップで調べてからアクセスすると良いでしょう。また、通常は500円の駐車場利用料金が紅葉の見頃の11月には1000円となります。車で香嵐渓に行く場合には駐車場渋滞を考えてスケジュールを組みましょう。

香嵐渓へのアクセス経路は限られています。よって紅葉の見頃のシーズン、特に土日や勤労感謝の日ともなると午前中から混雑することがあります。穴場時間は平日の早朝やライトアップの時間の遅い時間帯をチョイスすると比較的混雑がなく見頃の紅葉を楽しむことができます。子供連れの場合は特におもちゃや飲み物、食べ物などを事前に準備しておくことをおすすめします。

香嵐渓では毎年香嵐渓広場で「もみじまつり」が開催されます。2017年は11月1日(水)から11月30日(木)までが開催期間となっています。香嵐渓の2017年の紅葉の見頃は11月中旬から11月下旬頃となっています。香嵐渓は毎年その他の場所よりベストシーズン期間が短い傾向があります。2017年の紅葉を見に行く計画は早めに立てましょう。2017年度の「もみじまつり」もお茶会などさまざまなイベントが準備されています。

香嵐渓広場「もみじまつり」ではまつりの期間中の夕方日没から21時までライトアップを行っています。ライトアップされた紅葉は昼間の紅葉とは一味違った表情があるということで大変人気です。週末には屋台などもあり、多くの人で賑わい、味わいのある紅葉を堪能することができるおすすめの紅葉狩りスポットです。

香嵐渓で行われるライトアップは自然の色や印象、紅葉本来の美しさを引き出させるように工夫されたライトアップが行われています。大変シンプルで紅葉本来の素敵な魅力がさらに増すように工夫されています。とても幻想的であり、まるで違う世界へ足を踏み入れたかのような印象を受けます。紅葉のライトアップスポットとしてもおすすめの場所です。

香嵐渓の紅葉の定番スポットが「香嵐渓広場」です。ここが中心となり「もみじまつり」が開催され、ライトアップも行われます。まずは押さえておきたいおすすめの場所です。見頃の時期には大変多くの人で賑わう場所として例年多くの観光客がいろいろなところから訪れます。

「待月橋」は巴川にかかる橋の一つであり、香嵐渓のシンボル的な存在です。橋の赤色と紅葉の赤色がとても映えて美しく、おすすめの人気スポットです。撮影スポットにもなっているので、素敵な写真を撮ったりしてそれぞれの紅葉の楽しみ方を見つけてみることも楽しいでしょう。飯森側の山には「五色の紅葉」と呼ばれている紅葉があり、さまざまな紅葉の色のグラデーションを見ることができます。

「香積寺」は香嵐渓の真ん中にあり、穴場的スポットとされています。周囲を紅葉に囲まれていて、歴史的建造物と紅葉のコラボレーションがとても素敵です。約1000個の竹灯りが並べられる「竹灯りの香積寺」というイベントも行われ、大変厳かな雰囲気の中にもきれいな紅葉が映え、おすすめのスポットです。

観音山の山頂にある「観音寺」は香嵐渓の紅葉の穴場スポットです。観音寺への山道は道の両側から紅葉に覆われて、紅葉のトンネルとなっていて、名所とも言われているほどきれいな紅葉を見ることができるところです。山頂には展望棟があり、ここから見ることができる香嵐渓の見頃の紅葉は大変美しいと評判です。見頃は11月の上旬から下旬にかけてとなっています。

足助城は15世紀頃に鈴木氏が築城したと言われている城がありました。平成5年に櫓や長屋などが復元されています。足助城も素敵な紅葉を見ることができる場所として穴場とされています。景色の良い場所にあり、街を見下ろしながら城の歴史に思いを馳せることができます。9時から16時30分まで開城していて、大人300円、高校生100円、中学生以下無料で入場することができます。

香嵐渓広場近くにある「三州足助屋敷」は日本の昔ながらの暮らしや風景を感じることができる場所です。民族資料館などがあり、紙すきや機織りなどさまざまな体験ができるところとなっています。昔の雰囲気を感じながらきれいな紅葉を見ることができる貴重な場所と言えます。

香嵐渓は大変紅葉が美しい場所として良く知られている名所です。一番の見頃の時期ともなると大変多くの人で賑わいます。「もみじまつり」の期間中は毎日ライトアップもされるので、息をのむほど美しい紅葉を堪能することができます。2017年の紅葉狩りには香嵐渓に行ってみましょう。