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サツキとメイの家でジブリの世界を体験!料金やアクセス方法・お土産まで!

サツキとメイの家でジブリの世界を体験!料金やアクセス方法・お土産まで!
投稿日: 2017年6月12日最終更新日: 2020年10月7日

スタジオジブリの名作「となりのトトロ」は子供から大人まで楽しめる映画で、主人公姉妹であるサツキとメイの家は古い家屋ながらも一度住んでみたいと思った人は多いのではないでしょうか?今回はそんな夢を叶えられる場所、現実世界の「サツキとメイの家」についてご紹介します。

「サツキとメイの家」が現実に!?見出し

スタジオジブリの作品の中でも「となりのトトロ」は子供から大人まで楽しいと思える映画の一つですよね。主人公であるサツキとメイの家は誰しもが「行ってみたい!」と思ったのではないでしょうか?そんなサツキとメイの家ですが、実は愛知県長久手市に忠実に再現された場所がある事をご存知でしょうか?今回はサツキとメイの家についてアクセス方法や料金、お土産、見どころなどを詳しくご紹介します。

「サツキとメイの家」って何?見出し

サツキとメイの家は2005年に愛知県で開催された「愛知万博」のパビリオンの一つとして建設された施設です。現在は「モリコロパーク」内の一角に伝統的な木造住宅の技法を利用した家として建てられています。また宮崎駿監督の長男「宮崎吾郎」氏が監修に関わっているため、外観だけでなく内装も忠実に原作を再現しています。ジブリファンには一度は行ってみたい聖地のような場所です。

サツキとメイの家は日本の伝統的な家屋に洋風の二階建てがくっついた形になっている「文化住宅」と呼ばれる間取りになっています。文化住宅は大正末から昭和初期頃に流行した間取りです。劇中では昭和33年頃を設定に物語が進行していますが、このサツキとメイの家は劇中の一年後である昭和34年という設定で再現が行われています。建築時には当時の家の技法に乗っ取って建築されているという徹底ぶりです。

サツキとメイの家の観覧に必要なもの見出し

サツキとメイの家は、愛知県でも大人気の施設です。来場者全員に楽しいと思ってもらえるよう、観覧にはいくつかのルールが決まっています。まずはチケットの購入です。チケットの購入方法は当日券を購入するか、ローソンやミニストップの店内に設置されている「Loppi端末」、もしくはインターネットチケット販売で事前に予約するかの2通りがあります。

Loppi端末やインターネットによる予約は、毎月10日の午前10時から翌月分の販売が始まります。チケット購入後の返金は原則受け付けていないため、必ず行ける日を予約するようあらかじめ計画しておきましょう。チケットの購入受付は観覧日の前々日の23時59分まで受付しています。当日券は電話予約不可で売り切れ次第終了となりますので、あらかじめLoppi端末やインターネットで予約する事をおすすめします。

購入した券には集合時間が記載されていますので、指定された時間までにサツキとメイの家受付所で受付をする必要があります。受付をすませたらようやくサツキとメイの家の観覧ができますが、観覧は50名程度の団体を組んだ上で行い、時間は時期によっては延長する事もありますが、家屋内が15分、外観が15分の合計30分間と決められています。

サツキとメイの家は一部立ち入りが制限されている所があります。また、家屋内は通路が狭い事もあり、進行の妨げになる事から撮影不可、ペット同伴不可ですので注意しましょう。備品を持ち帰ったり壊したりはもちろん言語道断です。皆で楽しい思い出を作れるようルールを守って観覧をしましょう。

サツキとメイの家の見どころ「外装編」見出し

サツキとメイの家は「昭和10年頃に作られた築25年程の家」と想定して作られており、建築方法は実在する「文化住宅」の技法に乗っ取って建築されています。そんなサツキとメイの家ですが、来場者に楽しいと思ってもらえるよう、再現には様々な「こだわり」が散りばめられています。そんなサツキとメイの家のこだわりや見どころなど楽しい気持ちが膨れ上がる面白情報をご紹介します。

サツキとメイの家は築25年程という想定です。そのため利用した木材には柿渋や炭煤などを塗る事で日焼けしたように見せ、映画の中のイメージを再現しています。屋根に使われている瓦は全て手焼きで作られており、鬼瓦の部分にはとなりのトトロから取られたという「と」という文字が入っています。職人の遊び心が創り出した楽しいこだわりですね。

サツキとメイの家の窓ガラスは見通しにムラが出るように作られています。これだけ聞くと何とも思わないかもしれませんが、この再現、実は結構な手間がかかっています。現代の技術でガラスを作るとどうしても綺麗に仕上がってしまう事から、解体される古民家などからガラスを集めて見通しにムラが出るように作られています。

あえて古びた感じを表現している所はまだあります。まずは洋間の側にある1本の支柱です。根元が削り込まれておりいかにも腐ったような仕上がりになっています。そして外にあるポンプも風雨にさらされたという想定からサビがリアルに表現されています。このポンプは屋内にもありますが、外の物と比較するのも見どころ所の一つでしょう。

サツキとメイの家の見どころ「内装編」見出し

次に内装の見どころをご紹介します。サツキとメイの家は「誰かが今もなお住んでいる」かのような雰囲気を出すため、部屋の各場所に小道具が散りばめられています。この小道具などの展示品は一般の人から募集した年代物で、展示数はなんと5000点程におよびます。昭和の懐かしい雰囲気を感じられる展示品が多くある事から、子供よりも大人の方が昔を思い出して楽しい気分にさせられてしまいます。

小道具の中には原作の再現をしている物もあります。トトロが落としていった「どんぐり」やメイの履いていた「赤いサンダル」、穴の開いたバケツや父である草壁教授が履いていた草履など、作品を思い出させる品が点在しています。原作と同じ場面が目の前で再現されていると、まるで物語の中に入ったように感じられ楽しい気持ちになってきますよね。

お風呂のこだわりも見どころの一つです。作中では家族仲良く入っていたお風呂ですが、なんと現在でも製造している業者を探して依頼をしたとの事です。また小さい上がり湯用のお風呂は新たに特注で作っています。お風呂とタイルには大小2種類のタイルがありますが、この内大きい物は1枚1枚手焼きを、小さい物は特注して作っています。再現のためとはいえ、特注や専門業者を探すとは作品愛が感じられますね。

サツキとメイの家のおすすめのお土産見出し

サツキとメイの家のお土産ですが、やはり「となりのトトロ」に関するお土産がおすすめです。メイと追いかけっこを繰り広げた白色の「小トトロ」や青色の「中トトロ」、大きなあくびやスマイルなど感情表現豊かな灰色の「大トトロ」のぬいぐるみがお土産として売られています。お土産として購入するのも良いですが、観覧前に購入しておき、観覧中に原作を再現しながら写真を撮っても良いかもしれませんね。

サツキとメイの家へのアクセスと料金は?見出し

サツキとメイの家へのアクセス方法をご紹介します。まずは自動車でのアクセスは「愛・地球博記念公園」に併設された駐車場がありますので、そこを利用するのがおすすめです。特に「西駐車場」はサツキとメイの家に一番近くアクセスしやすい場所になります。駐車台数は1800台程です。電車でのアクセスは東部丘陵線「愛・地球記念公園駅」から徒歩15分程で到着します。

一番近い駐車場である西駐車場からでも徒歩の場合10分程かかりますので、無料園内バスの利用をおすすめします。無料バスに乗り「日本庭園」で下車するとサツキとメイの家に近い所まで来ることができます。料金は個人の場合、大人が510円、4歳から中学生以下は子供料金で250円、3歳以下は無料です。20名以上の場合は団体料金となり大人が410円、子供が200円です。

サツキとメイの家の開館時間と休館日は?見出し

サツキとメイの家の開館時間は平日が10時から16時30分、土日祝日は9時30分から16時30分までです。入館は16時が最終入館となりますので注意してください。毎週月曜日と年末年始が休館日となっていて、月曜日が祝日の場合は次の平日が休館日になっています。ただし春休み、夏休み、冬休み期間中は月曜日も開館します。

空から見るサツキとメイの家の姿見出し

作品中、サツキとメイはトトロが呼び出した「猫バス」に乗って空から景色を眺めていましたよね。実は愛知県のサツキとメイの家も空から眺めた景色を料金をかけずに見る方法が存在します。その方法とは、サツキとメイの家の側にある無料展望台を登る事です。この展望台は、登った時の景色が「空を飛んだ猫バスから家を見た景色」となるように作られたものです。時間があったらぜひ展望台に登ってみて下さい。

サツキとメイの家へ遊びに行こう!見出し

サツキとメイの家についてアクセス方法や料金、お土産、見どころなど幅広くご紹介しました。サツキとメイの家は古い家屋で不便な点も多々見受けられましたが、なぜか「一度住んでみたい」と思わせてくれるような不思議な場所でした。そんな家屋を現実世界に忠実に再現した愛知県長久手市のサツキとメイの家へ一度訪れてみてはいかがでしょうか。もしかしたら「トトロ」との不思議な冒険が始まるかもしれません。

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