姫路城の入場料は？割引やクーポンを上手に使ってお得に見学しよう！

世界遺産としても良く知られていて、大変歴史のある城である「姫路城」。訪れたいと思っている人も多いでしょう。この「姫路城」にお得に行くことができるクーポンや割引はあるのでしょうか。また、無料で入場できる時や団体割引についてなど、入場料金を中心とした姫路城の観光情報について紹介します。

姫路城は兵庫県姫路市にある城です。「白鷺城(はくろじょう・しらさぎじょう)」とも呼ばれて古くから親しまれている城です。姫路城は、江戸時代の初めに建てられた天守や櫓などが現存しているということで大変貴重な城であり、国宝や重要文化財に指定されています。姫路城は日本の100名城の一つであり、1993年には法隆寺と共に日本で初めての世界文化遺産に登録されています。

姫路城の始まりは1333年(元弘3年)に守護大名であった「赤松則村」が姫山に砦を築いたことです。1346年(正平元年)には則村の次男である「赤松貞範」が本格手に城郭を築き、「姫山城」としました。1580年(天正8年)に当時の城主であった黒田孝高(官兵衛)が豊臣秀吉にこの地を献上し、秀吉はその年の4月から翌年の3月にかけて大改修を行い、3層の天守を完成させ、その名前を「姫路城」と改めました。

関ヶ原の戦い後、1600年(慶長5年)には池田輝政がその戦功により、姫路城へ入城しました。まだ勢力が残っていた豊臣方に対抗するため、徳川家康は大々的な城の普請を命じ、1601年(慶長6年)から9年を経て現在の姿である5層7階の大天守がある「姫路城」へとなりました。輝政の死後、池田家の跡を継いだ光政が幼少であったため、転封となり、「本多忠政」が後に入城しました。

忠政の長男である「本多忠刻」に1618年(元和4年)に嫁いだのが、徳川家康の孫娘である「千姫」でした。嫁いだ千姫に与えられた化粧料で、西の丸が整備され、現在のような城内になりました。その後、松平、本多、榊原など城主は次々に入れ替わり、1749年(寛延2年)に「酒井忠恭」が城主となり、明治維新まで酒井家が城を治めました。

姫路城へ電車でアクセスする場合は、「姫路駅」の北口から神姫バスに乗り、「大手門前バス停」で降りると徒歩約5分でアクセスできます。また、「姫路駅」からは徒歩約20分で行くことができるので、街並みを眺めながら歩くのも良いでしょう。駅から出るとすぐに姫路城を見ることができます。

車の場合は山陽自動車道の「山陽姫路東IC」で降りると姫路城へアクセスすることができます。駐車場は姫路城周辺に複数あります。一番近いのは終日営業の「大手門駐車場」です。料金は最初の3時間までが600円でそれ以上は一日900円で利用することができます。混雑期には臨時駐車場が設けられることもあるので、事前にチェックをしておくと良いでしょう。

姫路城への入場料は18歳以上の大人が1000円、小学生・中学生・高校生の小人が300円となっています。小学校就学未満の子どもは無料です。開城時間は9時から16時までで、閉門は17時です。4月27日から8月31日の夏季は9時から17時で、閉門は18時と延長されます。

姫路城の入場料の割引の一つとして「団体料金」があります。団体料金だと大人は800円、小人は240円となり、20パーセントも安い入場料となり、大変お得に見学することができます。姫路城の団体料金は30人以上で団体割引適用となるので、ツアーや大人数で行く場合は団体料金を上手に利用することで、お得な割引料金で入場することができます。

姫路城の入場料には姫路城とすぐ近くにある「好古館」との共通クーポンがあります。共通クーポンは大人が1040円、小人が360円で、両方をお得に見学することができます。姫路城と好古館の入場料を別に購入すると合計で大人が1300円、小人が450円なので、共通クーポンを買えば20パーセントも安い割引料金で入場できるお得なクーポンです。

「好古館」は姫路城の南西にある池回遊式庭園です。日本の風情を感じることができる場所として大変人気があります。四季折々の自然を楽しめるところであり、そこから見える姫路城も素敵であると話題になっています。レストランもあり、ランチやお茶をしながらゆっくりと庭を眺めることができます。茶室で抹茶を飲むこともでき、歴史を感じることができる場所です。

姫路城には入場料が無料となる日があります。それが「12月11日」であり、その日は世界遺産に登録された日です。日にちが決まっていて、平日となる年と休日と重なる年があります。その日は大勢の人で賑わい、毎年混雑します。無料で世界遺産に入場できる貴重な時ですが、事前に混雑状況などを調べてから行くと良いでしょう。

姫路城ではホームページで姫路城のお知らせや現在の待ち行列の状況、これからの来場者予測、駐車場状況などが分かる「姫路城大入り状況」のページがあります。このページを見て、現在の状況をしっかり把握し、観光予定のスケジュールを上手に組むと良いでしょう。混雑状況によっては整理券が配布される時もあるので、姫路城に行く前にはチェックしておきましょう。

姫路城では、「姫路市民」が姫路城へ入場するのが無料になる「無料月間」があります。姫路市民なら誰もが無料で見学することができる大変お得な月です。姫路市民ならホームページなどで調べて「無料月間」に姫路城へ行ってみるのも良いでしょう。

姫路城へアクセスする際に姫路駅から姫路城への移動に「一日乗り放題パス」を購入して「ループルバス」を利用すると姫路城への入場が200円割引されます。「一日乗り放題パス」は300円で購入できます。姫路城周辺の観光の場合には「ループルバス」を利用すると時間も短縮して多くの観光スポットを巡れますし、姫路城以外の場所の割引もあるので、お得に回ることができるのでおすすめです。

姫路城への入場料が割引になるわけではありませんが、姫路城までのアクセスに電車を使う場合はJRの回数券をチケットショップで購入したり、新幹線であればエクスプレス予約を使ったりすることで交通費を抑え、お得に姫路城まで行くことができます。

山陽電鉄の「三宮・姫路1dayチケット」を購入して姫路駅まで行くと、三宮から姫路までの区間が1400円で乗り放題となるので、大変お得にアクセスすることができます。途中下車もできるので、その区間内であれば他の観光スポットも訪れることができ、観光にぴったりのチケットです。

姫路城ではAR技術やCGを用いた新しい展示・解説があります。スマホやタブレット端末などに専用のアプリをダウンロードして、城内の16か所にあるマークにそれらをかざすと動画や写真、詳しい解説などが現れ、姫路城のことをもっと詳しく知ることができます。そこでは現存しない建物や当時の暮らしの様子、攻防戦の様子などを見たり聞いたりすることができます。ダウンロードは無料なので、是非活用してみましょう。

姫路城でのおすすめお土産の一つに「五層もなか」があります。姫路城の形を模したもなかであり、姫路限定のお土産です。佐賀県産のヒヨクもち米でできたもなかに、玄米北海道産小豆のみを使用した餡がぎっしり入っています。餡と相性の良いとされている栗が刻んで入っていて、誰もが食べやすい味となっています。

姫路城は世界遺産であり、大変歴史のある城で有名です。一度では回りきれないほど広いので、お得に入場できる方法を知り、何度も出かけることをおすすめします。季節ごとに見える景色も変わるので、何度訪れても楽しめる観光スポットです。