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姫路城の桜の見頃は?おすすめの撮影スポットや穴場情報もあり!

姫路城の桜の見頃は?おすすめの撮影スポットや穴場情報もあり!
投稿日: 2017年10月3日最終更新日: 2020年10月8日

姫路城は白鷺城と言われるとても優美なお城で、国宝で世界文化遺産にも登録されている400年の歴史のある名城です。城内には約1000本の桜が咲き、兵庫県内でも桜の名所として有名です。そんな姫路城と桜をより一層楽しめるスポットをご紹介しましょう。

姫路城は桜の名所見出し

日本には桜の名所が多くあり、毎年たくさんの観光客で賑わいます。お城のある公園には桜の木が植えられ、桜とお城のコントラストが美しく、日本の風情を象徴するような風景を見ることができます。姫路城も桜の名所100選に選ばれるほどの桜の名所です。そこで姫路城で桜の風情を楽しむためのお城の基本情報や、見頃、撮影スポットや穴場情報までを厳選してご紹介しましょう。

姫路城ってどんなところ?見出し

「姫路城」は兵庫県姫路市にあり、国宝で重要文化財にしてされており、日本百名城のひとつで、真っ白で美しい姿から羽を広げたシラサギに例えられ、別名「白鷺城」(はくろじょう)と言われる日本を代表する美しいお城です。そして何より法隆寺とともに日本で初めて世界遺産に登録され、日本のみならず、世界中から観光客が訪れています。

姫路城は、標高46mの姫山とその西側にある鷺山を中心とする平地の中の小高い丘の上に石垣を積み上げて、天守や櫓を築いた平山城です。少し離れた場所からでも天守を望むことができる、姫路市のシンボルです。

現在の姫路城は、豊臣秀吉が建てた3層の姫路城を取り壊し、池田輝政により建てられたものです。関ヶ原の戦いの翌年から8年の歳月をかけて以前より立派な城が築かれました。白鷺城と名乗るほどの優美な佇まいを見せる一方、その美しい姿からは想像しにくい、戦いのための機能が詰まった要塞としての役割を持つ、魅力溢れる姫路城をたっぷり見ていきましょう。

姫路城の歴史見出し

姫路城建設から江戸時代

姫路城の歴史は古く、室町時代の1346年に赤松貞範が姫山に築いた小さな山城が始まりだそうです。その後歴代の城主が改築、改修を重ねていくうちに姫路城は3度城の外観を大きく変えていきます。1580年には中国攻めの拠点となると考え、豊臣秀吉は姫路城を3層の城に建て替えました。

そして現在の姫路城は4代目で、関ヶ原の戦いの翌年の1601年(慶長6年)から8年の歳月をかけて池田輝政によって建てられたものです。秀吉が築城した3層から現在の5層7階の大きな城に改築されました。姫路は中国と大阪の間にある重要な立地で、城は権威のシンボルですから、圧倒的な力を見せつけるという狙いが大きかったようです。

そして江戸時代の1618年(元和4年)に西の丸が増築されてほぼ現在の形がとなりました。この当時の城主は本多忠政で、忠政の嫡男・本多忠刻が徳川家康の孫娘・千姫と結婚し10万石が与えられました。

要塞としての姫路城

姫路城は大変美しい城ですが、要塞として敵の侵入をくい止める仕掛けがいたるところに造られています。堀の大きさや、3重扉の大手門、迷路のような内部構造など、城の中に侵入しにくい仕組みになっています。写真は大天守の前に大きな三国濠という水溜りがあるため直進できません。今は美しい景観を保っていますが、攻めをくい止める方法です。

姫路城を囲む壁にはいたるところに三角形や四角形の形が様々の穴が空いています。これは模様ではなく攻めるための方法で、この穴から鉄砲や弓矢などを使って侵入してくる敵を攻撃する挟間(さま)です。あらゆるところから弾丸や弓矢が降ってくるわけですからたまったものではありませんね。その他にも数多く要塞としての機能が備わっています。

明治から現代の姫路城

江戸時代には戦火に合うことはありませんでした。そして明治時代に入ると姫路城は軍用地として使われるようになりました。その際西の丸は軍の施設に建て替えられましたが天守閣は放置状態でした。その後姫路城は保存することになり、1910年(明治43年)に明治の大修理が行われました。

昭和になり、姫路城は昭和26年に国宝に指定されました。指定されている建物は天守だけではなく、全部で8棟あり、日本で国宝に指定されているほかの城より群を抜いて多く存在します。いかに姫路城には貴重な建物が残っているかがわかります。

1935年(昭和10年)から昭和の修理工事が行われました。その後始まった太平洋戦争では、空襲を受けた際に白い城は目立つとして姫路城を守るためカモフラージュ用の網が被せられていました。城周辺は空爆を受けましたが、奇跡的に姫路城は戦火を免れ、築城当時の姿を現在まで残しています。

終戦後、1956年(昭和31年)から天守閣群の解体復元工事「昭和の大修理」が8年の歳月をかけて行われました。生まれかわった姫路城は、1993年(平成5年)に世界遺産に登録されました。そして、築城から400年目となる2009年から5年余りの歳月をかけて大規模な「平成の大修理」が行われ、現在もその美しい姿を私たちに見せてくれています。

姫路城の歴史を巡る旅!城と黒田官兵衛関係は?千姫とはどんな存在? | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]のイメージ
姫路城の歴史を巡る旅!城と黒田官兵衛関係は?千姫とはどんな存在? | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
国の特別史跡として良く知られている「姫路城」。ここの城は白い城の代名詞としても有名であり、歴史的価値のある城の一つです。姫路城はどのような歴史のある城なのか、この城でよく聞く「黒田官兵衛」や「千姫」とはどのような人物なのかなどをまとめて紹介します。

姫路城へのアクセス方法見出し

姫路城の基本情報や歴史がわかったところで、姫路城へのアクセス方法について確認しておきましょう。姫路城は新幹線・JR線・山陽線の各線「姫路駅」が最寄り駅になります。そして徒歩で20分ほどで姫路城に到着します。

新幹線・JR線ホームからまっすぐ姫路城を確認することができます。姫路駅の改札口を出て北方向を見ると、まっすぐに伸びる大きな通りがあり、その通りの正面に姫路城がそびえ建っているのが見えますので、迷うことはほとんどありません。

姫路城の桜の開花と見頃は?見出し

姫路城は兵庫県姫路市にあり、兵庫県の西端よりになりますが、県の中心・神戸市とほぼ同時期に開花します。気候によって差はありますが、だいたい3月下旬ごろに開花し、その後1週間前後で花が咲き揃うため、4月上旬から下旬に見頃をむかえます。桜の見頃の時期になると、満開の桜と世界遺産の美しい姫路城を見ようと、多くの観光客が訪れます。

ただこの見頃の時期は天候が不安定なため、開花宣言が発表されても予想通り咲き揃うのは難しいようです。そこで姫路市のサイトや姫路城の公式サイトには、桜の開花情報や、見頃情報などが掲載されますので、予定を立てる前にチェックするとよいでしょう。

姫路城の桜の見どころは?見出し

姫路城の桜は、その時期にしか見られない絶景があります。城内には、ソメイヨシノのほか、西の丸庭園にはシダレザクラ、ヤマザクラなどの品種が約1000本が植えられ、国宝・姫路城を色鮮やかに彩ってくれます。堀の水面に映る桜もとても美しいです。

姫路城では毎年桜の開花時期に「姫路城観桜会」というお祭りが開催されます。お祭りでは伝統的な琴や和太鼓、バイオリンの演奏などが開催され、優美な音楽に耳をかたむけながら、素晴らしい桜を堪能することができます。お花見弁当や姫路の地酒、姫路のソウルフード「姫路おでん」など、たくさんの屋台が並びとても盛り上がります。

姫路城の桜のライトアップ見出し

姫路城と桜のライトアップ「花あかり姫路城夜桜会」

昼間の桜も素敵ですが、世界遺産・姫路城の天守と桜を夜空に写し出す、昼間とは違った夜の幻想的なライトアップされた夜桜が楽しめます。「花あかり姫路城夜桜会」と題して、4月上旬から6日間ほど、通常は入ることのできない、夜の姫路城西の丸庭園を無料開放し、見頃できれいな桜のライトアップを行っています。

桜が重なり合うように美しくライトアップされた姫路城は、18時から21時の間光に照らされます。公園内は無料で、夜桜期間中は西の丸庭園のみ無料開放されます。さらに日替わりでジャズやギター、オカリナなどの演奏が行われ、幻想的な世界観をより盛り上げてくれます。この時期にしか見ることができない風景をたっぷり楽しみましょう。

天守のライトアップ

通常の姫路城のライトアップは毎日行っています。4月1日から10月31日は白色系のライト、11月1日から3月31日は暖色系のあたたかみのあるピンク色のライトで照らされます(写真)。点灯時間は日没から午前0時まで。JR姫路駅からでも姫路城がライトアップされているのが見られます。暗闇に映し出される美しい天守をぜひ見ておきましょう。

姫路城のライトアップの時間は?桜や紅葉との饗宴は必見の価値あり! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]のイメージ
姫路城のライトアップの時間は?桜や紅葉との饗宴は必見の価値あり! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
「白鷺城」の別名でも有名な姫路城。白い優美な外壁にライトアップの光が当たるとさらに美しいですよね。姫路城の基本情報やライトアップの時間などを調べてみました。姫路城へのアクセス情報や周辺の桜や紅葉の見頃の情報もありますので、ぜひ見てみてくださいね。

姫路城の桜のお勧め撮影スポット見出し

お勧め撮影スポット:三の丸公園からの姫路城の桜

三の丸公園はわざわざ撮影スポットに挙げる必要もないとは思いますが、三の丸広場は広いため、少し歩くだけでも見え方がそれぞれ違い、全く印象が変わってきます。三の丸広場は桜門橋を渡るので城内に入る感覚ですが無料のエリアです。ですので気軽にお花見が楽しめるので人気があります。

西の丸からの桜と姫路城も大変美しく人気のある撮影スポットです。西の丸にある大きな桜が豪快に咲き乱れ、圧倒的な存在感を放ち、姫路城とのコントラストも美しく、思わずシャッターを切ってしまいます。

夜の西の丸からのライトアップされた姫路城と桜が幻想的で、様々なシチュエーションを撮影することができます。ライトの当て方だけでも全く違ってきますので、撮影に夢中になってしまいます。姫路城が見せる、あなたのお気に入りの表情を見つけてみてはどうでしょう。

お勧め撮影スポット:内堀の桜

姫路城の内堀は大きく、堀の周りには桜が植えられているので、内堀の石垣と桜の美しさ、そして水に映る桜はとても風情があり、人気の撮影スポットです。内堀を渡り大手門に向かう橋を桜門橋といいます。その桜門橋からの桜の風景は美しく、まずはここから桜の撮影スポットがはじまります。

お勧め撮影スポット:菱の門からの姫路城と桜

菱の門入ってすぐの場所は、天守、小天守、城壁、桜の全てがフレームに入り、非常に綺麗に撮れるとても欲張りなスポットなんです。天守閣を目指す際に必ず通る場所なので、ぜひカメラに収めておきたい1枚です。

姫路城の桜のお勧め穴場スポット見出し

お勧め穴場スポット:城見橋(赤い橋)手前からの姫路城と桜

隠れた人気スポット、城見橋(赤い橋)手前の場所から見た姫路城です。目の前に見える赤い橋は動物園内部にある橋です。ここは動物園に入らなくても外側を回ると行くことができます。赤い橋とピンク色の桜、そして白い姫路城のコントラストが目を引きます。

お勧め穴場スポット:和船からの姫路城と桜

2015年3月の姫路城グランドオープンを機に、姫路城の内堀で世界文化遺姫路城を船上から眺める姫路城文化観光学習船(和船)の運行が始まりました。和船を復元建造して、姫路城を掘からぐるりと眺めるという趣のある体験ができます。姫路市動物園の赤い橋から姫山原始林あたりまでの約30分のクルーズです。

ガイドさんが好古園や西の丸、勢隠門(せがくしもん)などについて説明をしてくれます。乗船中には数か所の絶景撮影ポイントがあります。船に乗らないと見ることができない風景があるので、穴場とも言えるスポットでしょう。船上からの目線でこの風景をぜひカメラに収めてみませんか。12月から3月の終わりまでの冬の期間は休止です。

お勧め穴場スポット:姫路城北側「シロトピア記念公園」

姫路城と言えば南側が有名が、城の北側にも桜と姫路城が綺麗に見ることができるスポットがあります。「シロトピア記念公園」という公園で、市制100周年を記念して行われた記念行事「姫路シロトピア博」の跡地に造られ、姫路城の東側から美術館横を抜け北側にあります。地元の人が散歩をしたり、県立歴史博物館に行く人が利用することが多く、あまり観光客は見られません。

シロトピア記念公園で特にお勧めしたいのが、ソメイヨシノが終わり、その後に咲く八重桜です。ソメイヨシノのような華やかさというよりは、落ち着いた雰囲気で桜をじっくり楽しむといった感じです。知る人ぞ知る穴場スポットです。

世界遺産と桜の風情を堪能しよう見出し

日本で唯一世界にその美しさが認められた姫路城。季節ごとにその美しい姿で多くの観光客を魅了しています。姫路城はどの角度でも美しい姿を見ることができ、周りの景色が彩を添えています。今回は特にお勧めするスポットの一部をご紹介しましたが、次はあなただけのお気に入りの姫路城の姿を見つけてみてください。

投稿日: 2017年10月3日最終更新日: 2020年10月8日

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