町田の「カフェ中野屋」のパフェが大人気！メニューや待ち時間は？

東京郊外の町田にある「カフェ中野屋」といえば、今やSNSでも話題の美しい創作パフェで人気のお店です。メニューにはそのきれいさから、食べるのがもったいなく思えてしまうパフェが並んでいます。そんな「カフェ中野屋」のパフェについて、メニューや気になる待ち時間など、初めて行かれる方にもわかりやすくご紹介していきます。

パフェですっかり人気となった「カフェ中野屋」ですが、その本店は実は老舗和菓子屋さんなんです。町田で1933年に創業といいますから、地元では長年愛され続けてきた和菓子屋さんだと言えるでしょう。そんな中野屋が2004年にオープンさせたのがこちらの「カフェ中野屋」なので、和の素材も巧みに織り交ぜたスイーツが楽しめます。

「カフェ中野屋」のシェフは、元フレンチシェフというだけあって、季節の旬の素材を和・洋問わず見事に取り入れ、見た目にも華やかなパフェメニューがいっぱい。味ももちろん、うっとりするものばかりなので、待ち時間覚悟でも食べてみたいパフェのお店として人気なんです。

芸術的なパフェに出会うために、関東のお客さんだけでなく、遠方の東北や関西から訪れるお客さんも少なくないと言われている「カフェ中野屋」。お店のメニューにはパフェの写真は一切載っていないのですが、メニュー名から想像を膨らませて選び、実際にパフェがテーブルに運ばれてくると、どれもため息が出るほど美しいものばかりです。

その美しさからインスタグラムなどのSNSでも大人気のパフェ達なのですが、お店のルールによりメニューは転載NGとなっているので、正式名称や値段を知ることはやや困難。そのためお目当てのパフェを見つけたら、お店のメニューの中から自分でお目当てのパフェを探り出さなくてはいけません。でもそんな宝探しもワクワクするものです。

旬の素材もふんだんに使われ、繊細な盛りつけが美しい、町田の「カフェ中野屋」のパフェは他のお店のパフェに比べるとお値段もやや高めだと思われる方も多いようです。でもパフェのクオリティーの高さを考えたら、ある程度のお値段を払ってでも食べてみる価値はあると思います。メニューを眺めてあれこれ迷ってみてください。

こちらは杏仁パンナコッタ、アマレッティ、ピスタチオのジェラートにアプリコットのグランテがトッピングされたパフェ。抹茶のジェラートのように見えるのは、こちらのお店でも人気の高いピスタチオのジェラートなんです。長方形の器に入ったパフェというのも盛りつけが華やかになるので、インスタ映えもする人気の1品です。

こちらは、温かいリンゴとキャラメルシナモンのパフェ。トッピングされたドライフルーツのリンゴがインパクト大です。サイコロ状にカットされた焼きりんごはシナモンが効かせてあり、温かいまま盛りつけられています。一緒に散りばめられているキャラメル味のクッキーとの相性も抜群。

こちらのパフェは生の無花果と、キャンティ煮の無花果を使用したちょっと大人の雰囲気です。メレンゲにマスカルポーネアイス、パンドエピスのクロッカン、パンナコッタが盛りつけられていて、バルサミコソースが別添えになっています。濃厚な味わいのキャンティ煮がふんだんに使用されていて、贅沢に味わいたいパフェです。

鮮やかなバイオレットが印象的な、紫芋のモンブランとラムレーズンのパフェ。マカロンの赤色もおしゃれなアクセントになっています。ちなみにこのパフェは端からきちんと味わっていくと、風味が3種類ほどに変わるのだとか。お値段もちょっと贅沢な感じなので、大事に味わうようにしてみればその違いがきっとわかります。

リコッタチーズとドライフルーツが入ったカッサータには、すもものソルベがあしらわれています。一番下には3種類のクッキーが敷きつめられ、さらにしっとりしたスポンジやメレンゲも入っているので、絶妙な食感が楽しめる1品です。こんな贅沢なパフェが食べられるなら、待ち時間も惜しくないですよ。

至るところにさくらんぼが散りばめられている「モンモランシー」というパフェは、宝石箱をイメージしたもの。佐藤錦のソルベやピスタチオのムースグラッセ、洋酒漬けのチェリーも盛りつけられているなど、見た目も芸術品のようで味わいも贅沢な雰囲気です。お値段もそれなりにちょっと贅沢ですが、それもうなずける美味しさ。

こちらは枯山水に見立てた、和の雰囲気たっぷりのパフェです。きな粉のアイスクリームと抹茶風味のガナッシュに甘納豆があしらわれたティラミスのパフェで、町田の老舗和菓子店の味がふんだんに味わえます。スプーンで崩してしまわずに、しばらく眺めていたいほどの美しさが人気のメニュー。

こちらは白玉や抹茶のわらび餅などがふんだんに使われている和テイスト満載のパフェですが、下の部分は何と新米のジェラートです。和の素材で作られているので、それぞれは素朴な味わいですが、すっきりと調和の取れた1品と言えるでしょう。和菓子屋さんのスイーツを楽しみたい方にもぴったりです。

干し芋のパフェというのも、町田の老舗和菓子屋を本店に持つ「カフェ中野屋」ならではのメニューです。見た目は白いクリームに覆われていますが、その下には干し芋餡と新米ジェラート、そして器の底にはカシスソースも隠れているんですよ。モチモチ感のある不思議なジェラートと、ほんのり甘い干し芋餡が絶妙なコンビネーションです。

町田の「カフェ中野屋」のパフェメニューには、季節によってさまざまな期間限定のメニューも登場しています。こちらは天然抽出のエルダーフラワーのゼリーと梅のゼリー、さらに梅のコンフィチュールも加えられている紫陽花をモチーフにしたパフェです。爽やかな色合いが梅雨時の憂鬱な気分も解消してくれそうです。

こちらも季節感たっぷりの夏のひまわりをモチーフにしたパフェです。マンゴーとパイナップル、熟成したバルサミコ酢のゼリーで作られたひまわりの花は、食べるのをためらってしまうほどのかわいらしさです。インスタ映えするパフェとして「カフェ中野屋」の人気メニューの1つとなりました。

こちらは色合いも秋を感じさせる和栗のパフェ。落ち葉や紅葉した葉に見立てたチップスと、ほっこりした和栗のきんとんの2つの食感のコラボが楽しめます。器の底にもサクサク食感のクッキーなどが入っています。まるで栗拾いをしているような気分になれてワクワクしてしまいます。

「カフェ中野屋」といえば今やパフェで人気ですが、こちらでは夏の期間限定のかき氷も実は注目のメニューです。お値段的にはパフェメニューより若干お値ごろですが、見た目のかわいらしさの分だけ少々贅沢なかき氷と言えるでしょう。それでも和と洋の素材をふんだんに使って作られたかき氷は、1度は味わってみたいメニューです。

かき氷メニューもさまざまな種類を取り揃えており、7月いっぱいまではほとんど提供されていますが、8月になるとメニューによっては終了してしまうものもあるようです。「まだまだ暑いから」と油断しているうちにお好みのかき氷が終了してしまわないように、暑くなり始めたら早めに訪れてみることをおすすめします。

さらに「カフェ中野屋」にはもう1つの看板メニューがあるんです。それは何と「うどん」なんです。パフェと同じく、他のお店ではお目にかかれないような珍しいメニューが揃っています。日替わりのものも多くあるので「カフェ中野屋」の常連さんになっても、さまざまな種類のうどんを楽しめるほどなのだそうです。

うどんメニューはデザートとセットにすることもできるので、ちょっと贅沢なランチセットとしてゆっくり楽しむのもおすすめです。元フレンチのシェフをしていたというシェフが手がける、美しい彩りと繊細な味わいのうどんはパフェ同様、待ち時間覚悟の上でも食べてみたい看板メニューと言えるでしょう。

「カフェ中野屋」は最近待ち時間必至の人気店ですが、現在は開店から約60組の定員制の営業となっています。(予約不可)その数は人数にすると120人から130人程度。2016年からは整理券の配布制となりましたので、以前のように並んで待ち時間を過ごすような状況ではありませんが、早めに来店しないと整理券の入手も困難なようです。

「カフェ中野屋」へはJR横浜線「町田駅」北口、小田急小田原線「町田駅」南口どちらからでも徒歩4分ほどです。お店は「町田中央通り商店街」にあるのですが、目印としては製菓材料店の「富沢商店」の向かい側にある路地です。そちらの路地を約50mほど進むと右手に見えるので、初めて行かれる方はチェックしてみてください。

「カフェ中野屋」のパフェは、他のお店よりもお値段がちょっと高めに感じる方もあるかと思います。それでも実際にお店で目にして味わってみれば、それだけのお値段の価値があると納得する方も多いようです。待ち時間も新システムの導入で以前より緩和されたので、ぜひ1度こちらのパフェにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。