増上寺へのアクセスは？大門や浜松町などの最寄り駅やバスでの行き方など紹介！

増上寺は東京の中心港区にある浄土宗の寺院です。すぐ隣には有名な東京タワーもそびえ立ち、周辺には旧芝離宮恩賜庭園(きゅうしばりきゅうおんしていえん)もあり、アクセス方法もJRやモノレール、最寄り駅である御成門駅など地下鉄も多く通っていて、大変観光しやすいエリアです。そんな増上寺の最寄り駅などのアクセス方法や周辺の徒歩で行ける観光スポットも合わせてご紹介します。

増上寺は1393年に創設された寺院で、当初は千代田区に建てられていましたが、徳川家康が江戸城を増設する際1598年に芝に移転されたそうです。明治には火災により多くが焼失しましたが、大正時代には復興されます。しかしその後また1945年の空襲により焼失したため一からの復興が必要となりました。

徳川家康が財を成した時代には、増上寺は徳川家の先祖を祀る菩提寺(ぼだいじ)となりました。現在も徳川家の墓地があり、今までは期間限定でしか拝観できなかったのですが、2015年4月より徳川霊廟前(とくがわれいびょうまえ)で500円を支払うと拝観が可能になりました。拝観可能時間は10時から16時まで毎週火曜日が定休日です。増上寺に行かれた際はぜひ拝観をおすすめします。

増上寺へのアクセス方法は数多くあります。増上寺の最寄り駅と言えば、都営三田線の御成門駅か、同線の芝公園駅でしょう。またJR線の最寄り駅であれば浜松町駅です。さらに浜松町駅に隣接する都営地下鉄浅草線大門からも行くことが可能で、場所によってはバスを利用することも可能です。

増上寺観光の後はやはり目の前の東京タワーにもぜひ行ってみましょう。スカイツリーができたからと言って、東京タワーが廃れたわけではありません。期間限定でイベントが行われたり、夜の様々な限定ライトアップはいつになっても変わらぬ素敵な観光スポットとして楽しませてくれます。

東京に初めてくる方やあまり地下鉄に乗らない方におすすめはJR線の最寄り駅である浜松駅からのアクセス方法です。浜松駅北口を出ると目の前に東京タワーが見えますので、東京タワーを目指して目の前の大通りを直進すれば、増上寺の大門が見えてきます。そのまま大門を通り過ぎればすぐ増上寺です。浜松町駅からであれば徒歩7分から9分程度で到着できます。

浜松町駅まで来た際に、ぜひおすすめしたい観光スポットは旧芝離宮恩賜庭園(きゅうしばりきゅうおんしていえん)です。浜松町駅北口徒歩1分という大変好立地にある江戸時代の大名庭園です。大変有名な庭園で、訪日観光客にも人気の観光スポットです。入園料も大人一人150円と大変お手頃で、期間限定のイベントや紅葉の季節にはライトアップもおこなわれます。

なんと、旧芝離宮恩賜庭園には浜離宮とよばれる水上バス乗り場があります。ここから浅草やお台場、ビッグサイトや豊洲まで水上バスで東京湾を見渡しながら向かうことができます。お花見のシーズンは大変美しい桜を優雅に水上バスより眺めることもできます。増上寺、旧芝離宮恩賜庭園を見た後はぜひ水上バスを利用しての東京観光をおすすめします。

都営浅草線の大門駅A6出口もしくはA3出口を出ても目の前に東京タワーが見える大通りです。大門駅を利用しても浜松町駅を利用しても徒歩で同じくらいの時間で増上寺にたどり着くことができます。ただし、東京の地下鉄の乗り継ぎは少しわかりづらいところもありますので、注意が必要でしょう。

大門駅から浜松町駅の間にある各酒センター本店は訪日観光客の方々にもおすすめの日本酒専門店です。常時100種類以上の全国各地のお酒を扱い、なんとテイスティングとして酒グラス一杯200円でお好きな日本酒を飲むことができます。自分のお気に入りの日本酒を探すことができる為日本酒初心者でも十分楽しめます。営業時間が14時から22時で、土曜は15時から20時と少し変則的です。ご注意ください。

増上寺からの一番近い最寄り駅としては都営地下鉄三田線の御成門駅か隣駅の芝公園駅でしょう。御成門駅であればA1出口、芝公園からであればA4出口から徒歩3分から4分程度で増上寺に到着します。東京の地下鉄に特に不自由を感じない方は都営三田線を利用する方法が一番近い増上寺へのアクセス方法でしょう。

御成門駅周辺でおすすめ観光スポットは愛宕神社(あたご神社)です。愛宕神社も1603年徳川家康の命により建てられた神社です。防火の神様、勝利の神様として有名です。また愛宕神社は自然の山としては23区で一番高いところにあり、神社まで登る方法はいくつかありますが、目の前には出世の石段と呼ばれる階段があります。徳川家光の命に応じ、馬でこの急な石段を見事に駆け上がった馬術名人がいた事からその名がついたそうです。

御成門駅まで来たら、ぜひ行って欲しいおすすめのお店があります。それは光麟堂(こうりんどう)と呼ばれる塩ラーメンを専門とするラーメン屋さんで、お昼時は大抵混んでいて並ぶこと必須ですが、ここでしか食べられない塩ラーメンを堪能できます。御成門駅から新橋方向へ徒歩5分です。増上寺に行かれる前に少し早めのランチにおすすめです。日曜祝日は休みで、土曜も隔週はおやすみの為、週末に行かれる方は注意が必要です。

芝東照宮(しばとうしょうぐう)は増上寺のすぐ隣にありますが、増上寺には訪れても、芝東照宮まで行かれない方が多いようですが、実は隠れたおすすめの観光スポットの一つです。もともとは増上寺境内に建てられていましたが明治時代の神仏分離により、神社となり現在に至ります。戦災でもここにあるイチョウの木と御神像は焼けずに残り、パワースポットにもなっています。

増上寺周辺にはご紹介した通り、多くの地下鉄や電車が通っている為以外と知られていませんが、実は都営バスを利用して行くことも可能です。都営バスを利用する場合、停留所としては東京タワーが一番近いでしょう。また乗り場としては東京駅、品川駅、目黒駅とあります。東京駅の場合は東京駅南口で東98系統のバスに乗ります。品川駅港南口の浜95系統、目黒駅では橋86系統に乗りましょう。

成田国際空港から増上寺を目指すのであれば、リムジンバスがおすすめです。各それぞれのターミナルに乗り場があり、増上寺付近にあるホテルまでバスのみでアクセス可能です。増上寺から近いホテルは東京プリンスホテル、芝パークホテルでしょう。渋滞等なければ、2時間ほどで到着できます。金額は3000円程です。一番簡単なアクセス方法でしょう。

1時間1本程度ですが、京急線がエアポート快特と呼ばれる快特列車を運行していて、これに乗ると、成田国際空港から1時間30分ほどで都営浅草線大門駅まで一本で行くことが可能です。しかし、これに乗れないと、大門で止まらない列車もあり、正しい列車に乗れないと迷う可能性のある難易度の高いアクセス方法と言えるでしょう。しっかりと時間を調べておけば大変便利な選択肢ではあります。

羽田空港から増上寺へのアクセスはモノレールがおすすめです。おおよそ15分から20分程度で羽田空港から浜松町駅に到着できます。モノレールから見る東京湾と東京のビル街は晴れていると大変美しく、東京ならではの景色がたのしめます。浜松町駅北口から徒歩で行かれるのも良いですが、海外からの訪日観光客の方であればタクシー使っても良いかと思います。

雨の日や特に景色は気にしない方は京急線を利用することも可能です。京急線もまた各羽田空港のターミナルによりますが、おおよそ15分から20分程度で大門駅まで到着できます。快速に乗れるとモノレールよりも早い可能性もあり、モノレールの時刻表と確認し出発時間に合わせて京急線かモノレールかを選ぶことをおすすめします。

いかがでしたか。増上寺から一番近い最寄り駅や空港からの行き方などのアクセル方法をご紹介しました。いずれの駅も増上寺まで徒歩でいけるアクセス方法ですから、来られる場所に合わせて最適の方法を選んで頂くと良いでしょう。また周辺にも楽しめる観光スポットが多くありますので、東京観光のスタートとしては最適の観光スポットです。