カンテサンスの予約方法！おしゃれフレンチ堪能するためのコツを紹介！

『カンテサンス』は東京・品川にあるフレンチレストランで、あまりの美味しさから「数か月先まで予約の取れないフレンチレストラン」としても有名です。一見するとすごく面倒なようにも感じますが、カンテサンスのフレンチはそこまでする価値が十分にある料理ばかりで、その証拠に来店した多くのお客さんがリピーターとなって再び足を運んでいます。

東京・品川にあるフレンチ『カンテサンス』にはメニューがひとつしかありません。ランチもディナーもともに『おまかせ』の1コースのみとなっています。これはカンテサンスが素材の持つ味を最大限に引き出すことをモットーとしているからで、メニューをあえて絞ることでその時々で最も美味しい食材を使ってフレンチをカンテサンスでは作れるわけです。

また、食材は基本的に旬のものを厳選して使っているため足を運ぶごとに出てくるフレンチの料理が変わるのもここ『カンテサンス』の特徴のひとつと言えます。なかには「ランチを1回食べたからもういいや」とそれっきり来店しないようなお店もありますが、カンテサンスに関しては上記の理由から無意識のうちに何回でも足を運びたくなります。

『カンテンサス』ではお客さんに最高の料理でおもてなしをすることを大切にしています。厳選した食材を使用することはもちろん、それぞれの食材を丹精込めて仕入れたり調理方法の工程ひとつずつに手間暇を惜しまなかったりと、美味しい料理を作るために必要なことは一切妥協をしません。それも「予約が取れないフレンチ」と多くの人に呼ばれる所以です。

フレンチ『カンテサンス』で腕を振るう岸田シェフは最年少でミシュランの三つ星を獲得した経歴をもつほどの人です。そんな岸田シェフが作るディナーやランチが美味しくないはずがありません。ミシュランの星を1つ取るだけでも大変なのにそれを3つも獲得しているわけですからそれだけでフレンチ『カンテサンス』のレベルの高さがうかがえます。

とは言えフレンチと聞くと「高いんでしょ」と思う人も少なくないはずです。確かに一般的なフレンチの料理はランチであっても結構いいお値段がして、それがディナーともなるとびっくりするような金額に設定されていることも珍しくありません。しかしながら、ここカンテサンスは比較的リーズナブルな値段で美味しいフレンチを食べられ、コスパは最高です。

店名の『カンテサンス』とは元々フランス語であり、文字にすると『Quintessence』と書きます。いろいろな意味がありますが『物理学において“進化する世界を説明するために存在しているとされているエネルギー』や『古代哲学や中世の錬金術において火・空気・土・水に続く5番目の元素であるエーテル』といった意味合いを持ちます。

いろいろと難しい単語が並んでいますがかみ砕いていうと『物事の本質的なもの』という感じで、多くのフランス人がこういったイメージを連想するそうです。そういったいろいろな意味合いが『カンテサンス』という店名には込められていて、それを各々の感性で感じ取りながら解釈をしてみるのも面白い方法のひとつかもしれません。

フレンチ『カンテサンス』は完全予約制のレストランであるだけあって店内の雰囲気は非常に落ち着いています。そのため記念日にゆったりと食事をしたいご夫婦はもちろん、例えば「ここぞ」という時のデートに使うレストランとしてもカンテサンスは最適です。予約はなかなか取れませんが、それだけにいろいろな用途に使えるお店でもあります。

フレンチと聞くとマナーがきちっと決まっていて初心者には少々敷居の高い料理というイメージがあります。ただ、ここカンテサンスでランチやディナーをする場合にはそういった心配をする必要はありません。フレンチのマナーがわからなくても店員さんが丁寧にナイフやフォークの使い方をレクチャーしてくれます。ですから初心者でも大丈夫です。

カンテンサスでは予約を取れる時間がきっちりと決まっています。午前中が9時半から11時までで、午後が15時半から17時までとなっています。また、カンテンサスの予約方法は専用の電話番号にかけることのみです。時間が限られていて予約方法も電話のみということもあって非常に倍率が高く、基本的にはつながらないことの方が多いです。

アイドルやミュージシャンのライブチケットに電話予約をするイメージに近いかもしれません。そのためカンテサンスの予約を取るためのコツとしてはまず辛抱強く何度も電話をかけ続けるという点につきます。電話を何度かけても最初は「ぷーぷーぷー」と通話中の音ばかりが聞こえてきます。それでも諦めずにかけ続けるのが最大のコツです。

ただ、運よく電話がつながったとしてもかなりの確率で「もうすでに満席です」と言われます。この点は覚悟しておきましょう。カンテサンスでは2か月後の同日まで予約を取ることができるのですがどの枠も早々に埋まってしまいます。予約できる確率を上げる方法のひとつとしては有休をとって9時半直後から電話をいっぱいかけるという方法・コツも有効です。

主婦の方であれば問題なく9時半や15時半からの電話予約に対応できるでしょうが、普段働いている人からするとその時間に電話をかける方法はかなり厳しいはずです。そこでできる方法のひとつが有休というわけです。すると「会社を休んでまでも行く価値があるのか」と感じる人もいるでしょうが、カンテサンスに関していえば行く価値があります。

フレンチ『カンテサンス』ではたとえ予約が取れないとしてもキャンセル待ちという形で枠を狙う方法もあります。とは言え、キャンセル待ちの方法自体の競争も熾烈です。場合によってはキャンセル待ちが10番目になることも普通にあります。電話予約をした際にお店の人にも言われるとは思いますがそこまでいくとかなり確率は低いです。

そこで少しでも取れない予約を取りやすくするコツ・方法としては少しでもキャンセル待ちの番号が少ない日を狙ってみましょう。お店の人に「日付はどこでも大丈夫なのでキャンセル待ちが少ない日を教えてください」とお願いすれば快く候補となる日を提示してもらえます。この方法なら絶対ではないものの確率はそれなりにアップするのでおすすめです。

キャンセル待ちをお願いしたからといって必ずしもカンテサンスでランチ・ディナーを食べられるとは限りません。キャンセル待ちをした日付がもうすぐに迫っているにも関わらず一向にお店の方から電話がかかってこないというケースもざらにあります。ここで多くの人が「キャンセル待ちはないんだ」と諦めて別の予定を入れてしまいがちです。

ただ、冷静に考えればわかるのですが予約を入れた人もなかなか取れないことがわかっていますから休養ができたとしても何とかして行こうとします。ぎりぎりまで粘ってなんとな予定を開けようとします。それでもダメだった時にキャンセルをするわけで、それを踏まえると基本的にキャンセル待ちの電話はお願いした日の直前となります。

何があるかわかりませんから当日まで決してあきらめず、むしろ「絶対にカンテサンスに行くんだ」くらいの気概でちょうどいいです。これも立派な取れない予約を取るために必要な予約・コツのひとつです。美味しいランチやディナーを食べたいのであれば決して最後まで投げ出さず、粘り強く待ち続けることが何よりも大切になってきます。

巷の「なかなか予約の取れないフレンチレストラン」という評判そのままにカンテサンスはそう簡単に行けるお店ではありません。しかしながら、ここカンテサンスで食べられるフレンチのランチやディナーは一般的なそれとは一味も二味も違っていて、手間暇をかけてでも予約を取る価値は十分にあります。ぜひ機会があればチャレンジしてみてください。