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フェリーを使って神秘の島・壱岐へGO!
壱岐は九州北部の玄界灘に浮かぶ小さな島で、福岡県の北方に位置していますが所属は長崎県になります。壱岐は神秘的な自然が数多く残っていることもあって最近多くの人たちが訪れる人気の観光地です。ちなみに壱岐には空港もありますが、利便性を考えるとフェリーがおすすめです。今回はフェリーで行く際に乗り場ですべきこと等をご紹介します。
フェリーで長崎・壱岐へ行く方法1:博多ふ頭へ移動
長崎の壱岐へフェリーで向かう場合にはまず乗り場である『博多ふ頭ベイサイドプレス』へ向かいましょう。乗り場の『博多ふ頭ベイサイドプレス』への行き方はいろいろありますが、例えば飛行機を使って福岡空港に降り立った場合には電車で行くのが便利です。福岡空港に着いたら今度は博多駅へと移動するのですが、地下鉄で2駅なのであっという間です。
福岡空港から博多駅へ行けたら次はバスで乗り場の『博多ふ頭ベイサイドプレス』に向かいます。ちなみに博多駅には筑紫口と博多口の2つの出口があるのですが、目指しているフェリー乗り場の『博多ふ頭ベイサイドプレス』は博多口です。乗り場である『博多ふ頭ベイサイドプレス』までの所要時間は30分ほどです。料金も230円と非常にお財布に優しいです。
住所:福岡県福岡市博多区築港本町13
電話番号:092-281-6636
フェリーで長崎・壱岐へ行く方法2:乗船申込書を提出
壱岐への玄関口である『博多ふ頭ベイサイドプレス』に着いたら今度はフェリーの乗車券を入手します。一般的にフェリーの乗車券と言えば窓口で「チケットください」と言えばすぐに帰るイメージですが、壱岐へ行くための乗車券は少し入手方法が違います。壱岐に向かうフェリーに乗るためには「乗船申込書」を書き、それを窓口に提出する必要があります。
ちなみに「乗船申込書」は『博多ふ頭ベイサイドプレス』にあるターミナルの2階で書けます。この『乗船申込書』には乗船する日付、フェリー便の時間、フェリーの等級、フェリーの区間、電話番号、乗船する人間の氏名・年齢・性別です。最後の乗船する人間の部分はグループでフェリーに乗りたい場合には全員分の個人情報を書かなければいけません。
フェリーで長崎・壱岐へ行く方法3:便の選択
フェリーの「乗船申込書」の便の時間についてですが、これは窓口の上に時刻表の一覧が掲載されていますからそのなかから選ぶだけです。博多から壱岐へ向かうフェリーの本数は毎日4本で、時間の早い方から並べると"10時"と"20時35分"と"22時30分"と"0時5分"です。このうち"22時30分"に出る便はほかのフェリーと違って夜行になるので注意してください。
フェリーで長崎・壱岐へ行く方法4:等級の選択
福岡の『博多ふ頭ベイサイドプレス』から壱岐へ向かうフェリーにはいくつかの等級があります。なかには「等級」という言葉に馴染みのない人もいるでしょうから簡単に説明すると部屋のグレードです。どの等級を選ぶかによってフェリーに乗っている時の快適さが変わるので慎重に考えましょう。特に乗り心地にこだわりがなければフェリーは2等で十分です。
これに対して船酔いをしやすい人や人混みがあまり得意ではない人は少し上の等級を選ぶのがおすすめです。ちなみに2等の上のグレードには2等指定と1等があります。フェリーは2等の料金が1980円で、2等指定の料金が2390円で、1等の料金が2800円です。等級間の料金にそこまで大きな差があるわけではないので余裕があるのであれば1等がおすすめです。
フェリーで長崎・壱岐へ行く方法5:区間の選択
フェリーの「乗船申込書」を記入する際に最も注意しなければいけないのが区間の部分です。福岡の『博多ふ頭ベイサイドプレス』の乗り場から出ているフェリーは厳原や比田勝へ行く便もあります。ちなみに壱岐へ渡れるフェリーは最初の1つだけで、残りの2つは対馬へ向かうフェリーなので間違えてこの便を選んでしまうととんでもないことになります。
上記の項目を「乗船申込書」に書き込んで窓口に提出したら料金を支払い、あとはフェリーの乗車の時間を待つだけです。この『博多ふ頭ベイサイドプレス』のターミナルにはフェリーに乗船する人用の待合スペースがあるのですが、普通の時期であればそこまで混雑はしません。しかし、年末年始やお盆になると大混雑してイスに座れないこともあり得ます。
フェリーで長崎・壱岐へ行く方法6:壱岐へ移動
乗り場からフェリーに無事入れたらあとは壱岐までの時間をゆっくりするだけでOKです。当然フェリーのなかでどう過ごすのかは個々の自由ですが、最もおすすめなのがすぐに横になって寝てしまう方法です。実際、壱岐へ向かうフェリーを利用する人のほとんどが乗り込むとすぐに寝ます。ちなみにフェリーの2等は雑魚寝スタイルで枕は無料で借りられます。
何故横になって寝るのがおすすめなのかと言うとフェリーは波の影響を非常に受けやすいからです。経験したことのある人ならわかると思いますがフェリーは私たちが想像している以上に揺れます。そのため慣れていない人はかなりの確率で船酔いします。船酔いの苦しさはとにかく酷いです。最悪の船酔いを防ぐという意味でフェリーでは睡眠をおすすめします。
また壱岐へ向かうフェリーのなかではいくつかの注意点もあります。例えばフェリー内には売店はありません。ただ、フェリー内にはドリンクだけではなくパンやタコ焼きなどの軽食が買える自動販売機が設置されているので、どうしてもおなかが空いた時にはそれを利用しましょう。フェリーで「おなかが空きそう」と思うなら買って持ち込むのもおすすめです。
さらに枕は無料で借りられますが毛布に関しては料金が発生します。夏場などなら毛布がなくても何とかなりますが、肌寒い時期になるとそうもいきません。毛布の料金は50円とリーズナブルではありますが、何枚も借りれば当然その分だけ料金もかさんでいきます。フェリー内での寒さが心配な場合には、自分でブランケットなどを持参するのもおすすめでしょう。
もう1つだけフェリーに乗船する際には注意点があり、それがチケットの半券をなくさないことです。電車などのほかの公共機関と違って壱岐のフェリーは船を降りる時に半券を回収するシステムとなっています。半券をなくしてしまうと最悪の場合フェリーの料金をもう一度支払わないといけない可能性も出てきます。半券は財布などに大事に保管しましょう。
長崎・壱岐へはフェリーに自分の車を積んでいくのもグッド
長崎の壱岐を観光するのなら車がおすすめです。ちなみに壱岐にもレンタカーショップがあるので現地で車を借りることも可能ですし、フェリーの多くは自動車を乗せられるタイプなので自分の車で壱岐をドライブするのもOKです。壱岐は非常に小さな町なので公共の交通機関の本数があまりありません。時間を有意義に使えるという意味では車がベストです。
フェリーで行く壱岐のおすすめスポット1:壱岐イルカパーク
長崎の壱岐には楽しいスポットがたくさんありますが、なかでも高い人気を誇っているのが『壱岐イルカパーク』です。壱岐島の周辺には野生のバンドウイルカが生息しており、それこそ運が良ければフェリー乗り場などからでも見ることができます。イルカ自体はわざわざ長崎の壱岐まで行かなくても見られますが、ここ『壱岐イルカパーク』は距離が違います。
例えば『壱岐イルカパーク』へ行くタイミングが良ければバンドウイルカと直接触れ合うことも可能です。普段はガラス越しにしか見ることのできないイルカですが、実際実物を見ると何とも言葉にできないような可愛らしさがあります。また、バンドウイルカはほかの種と比べて好奇心が旺盛で人懐っこいため観光客の方に自分の方から近づいてきてくれます。
住所:長崎県壱岐市勝本町東触2693
電話番号:0920-42-0759
フェリーで行く壱岐のおすすめスポット2:小島神社
長崎の壱岐でいま最もホットなスポットが『小島神社』です。この『小島神社』のある島は普段は海の上に浮かんでいるのですが、干潮時になると道が現れて渡ることが可能になります。壱岐の『小島神社』は満潮時と干潮時で姿が変わることから「日本のモンサンミシェル」とも呼ばれています。最近はパワースポットとして若い女性からも人気が高いです。
壱岐の『小島神社』は恋愛成就や安産祈願、五穀豊穣などにご利益があると言われています。潮の満ち引きなど自然条件によって表情が変わるのも『小島神社』の魅力で、それ故に連日多くの人たちが足を運ぶ壱岐屈指の観光名所です。この『小島神社』を観光するだけなら料金もかかりませんし、壱岐に行った際にはぜひ訪れておきたい場所だと言えます。
ちなみに壱岐の『小島神社』を観光する場合には絶対に守らなければいけないルールがあります。それは「島内にあるものは絶対に持ち帰ってはいけない」というものです。この『小島神社』のある島は地元の人たちからも非常に神聖な島として崇められており、枝1本石1個を持って帰ることすらも禁じられています。このルールを肝に銘じた上で観光しましょう。
住所:長崎県壱岐市芦辺町諸吉ニ亦触1969番地
フェリーで行く壱岐のおすすめスポット3:一支国博物館
長崎の壱岐は日本の歴史的に見ても非常に重要な場所です。例えば中国の歴史書には"一支国"という言葉で壱岐のことが書かれているほどです。実際壱岐の島内からは約280もの古墳が出土していますし、さらに遺跡まで範囲を広げるとその数は480か所以上になります。そういった貴重な資料が多数展示されている観光スポットが『一支国博物館』になります。
壱岐の『一支国博物館』の館内には数多くの見どころがあり、壱岐の島の歴史はもちろん夏休みなどには科学や音楽について学べるイベント等も開催されます。さらに『一支国博物館』は料金も安いので家族連れには特におすすめです。例えば大人でも料金は400円ですし、小中学生に至っては料金が無料です。館内は空調が効いて涼しいので夏には最適です。
住所:長崎県壱岐市芦辺町深江鶴亀触515番地1
電話番号:0920-45-2731
フェリーで行く壱岐のおすすめスポット4:猿島
壱岐の島のシンボル的存在と言えるのが『猿岩』です。この『猿岩』はネーミングからピンときた人もいるでしょうがその姿が「猿の横顔に似ている」ことから名前が付けられました。ちなみに壱岐には『猿岩』意外にも動物の名前が付いた岩が数多く点在しています。無料の駐車場もあるのでレンタカーなどの自動車で岩巡りをしてみるのも面白いです。
ちなみに壱岐の『猿岩』を見に行くのなら夕方がおすすめです。どの時間帯に行っても綺麗な『猿岩』を見ることができるのですが、夕刻になると綺麗な夕日が海に沈んでいくのを背景に『猿岩』を眺められます。非常に神秘的で綺麗な光景なのでその瞬間をシャッターで収めようとするカメラマンに人気のスポットでもあります。大自然が生んだ絶景をぜひ。
住所:長崎県壱岐市郷ノ浦新田触890-2
フェリーで行く壱岐のおすすめスポット5:はらほげ地蔵
長崎の壱岐の特産品のひとつにウニがあります。ここ壱岐では海女漁が非常に盛んで、ウニのシーズンになると海女さんが海に潜って海産物を取っている姿を見ることもできます。そんな海女さんたちの無事を祈って作られたといわれるのが『はらほげ地蔵』です。壱岐の『はらほげ地蔵』は海に向かって建てられており、お地蔵さまが6人横に並んでいます。
壱岐の『はらほげ地蔵』には海女さんの無事はもちろん、かつて遭難してしまった海女さんの冥福を祈る意味合いもあります。さらに周辺でかつて捕獲されていたクジラを供養する意味などもあり、非常にさまざまな役割を持ったお地蔵さまと言えます。この『はらほげ地蔵』は満潮時には海に沈んでいるのですが、干潮時になると目の前までお参りに行けます。
住所:長崎県壱岐市郷ノ浦町新田触870-3
フェリーで長崎・壱岐へ渡る際の注意点は?
地元に住んでない限りは長崎・壱岐への旅はかなり長丁場になります。特にフェリーの本数は1日に4本ほどしかないため、万が一乗り過ごしてしまうと、最悪半日近く乗り場等で時間をつぶさなければいけなくなります。ですから壱岐へ行く場合にはフェリーの時間を軸にスケジュールを立てるのがおすすめですし、時間にもある程度余裕を持たせた方が安心です。
自然豊かな長崎・壱岐へはフェリーを使えばあっという間
長崎の壱岐は昔ながらの自然がたくさん残っている島で、そのお陰で生き物と触れ合えたり美味しいご飯を食べられたりと観光にはもってこいの場所と言えます。壱岐行きのフェリーが出る乗り場も福岡空港や博多駅からほど近い場所にあり、時間をそこまで浪費しないことから計画も立てやすいです。ぜひ一度は神秘の島・壱岐へ足を運び満喫してみてください。
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