五島列島は日本を代表する観光列島
五島は長崎県にあります。長崎県といっても、長崎からフェリーで3時間以上かかります。それだけ離れていることが、五島の自然環境を残しました。五島では海の国日本のとおり、その原点に回帰した気持ちになれます。ぜひ、美しい日本の自然が残る五島に出かけましょう。島ならではのグルメもイベントもあります。
石田城は明治維新直前の築城
五島観光の入り口
文久3年(1863)に五島盛徳が五島福江島の中心地に築城した、最も新しい城です。海外から開国の圧力が増すなかで、海防の必要性が高まり五島藩主が幕府の許可を得て明治維新の5年前に完成させました。完成した時から天守閣はなく、現在は石垣、大手門、城郭の一角に五島邸と庭園が残っています。
城跡の五島高校に登城?
No187 福江城(石田城)(長崎県)
— 城郭放浪記 (@jokaku_horoki) April 6, 2017
もともと福江藩の陣屋で幕末に城として改修。五島列島福江島で港から歩いて行ける。#続日本100名城 #城の日https://t.co/H9L4XnqlAr
城の本丸跡に1900年設立の長崎県立五島高等学校が建っています。お城の本丸に学校があり、平成の時代に「登城」ならぬ「登校」です。その光景は100年以上続く伝統があり、誇り高き五島の日常風景です。石田城の石垣の中には、庭園や五島観光歴史資料館や五島市図書館、五島市福江文化会館などがあり、五島の文化スポットです。
お城風五島観光歴史資料館
五島を観光する前に、五島観光をより充実したものにするために、五島観光歴史資料館に立ち寄りましょう。過去から現代に至る五島の歴史を詳しく説明する資料が展示されています。石田城跡に建設にされ、城の設立当時はなかった天守閣をイメージしています。観光スポットの紹介や五島の歴史、五島の生物についても説明展示してあります。
五島列島には教会が似合う!
五島を語るとき、まず隠れキリシタンが浮かびます。実際に、五島には個性美溢れる教会が点在しています。苦難の歴史を経て、今ではひと際輝く美しい建造物となり五島の観光資源です。「長崎の教会群とキリスト教関連遺産の世界遺産登録を目指す取組みが進んでいます。今でも、五島観光の人気の観光スポットです。写真は水之浦教会です。
観光もよしお祈りもよし堂崎教会
晴れて五島で最初に建てられた堂崎教会
五島に初めて建てられた天主堂が堂崎天主堂(どうざきてんしゅどう)です。明治6年(1873)の禁教令解禁後、7年経過した明治13年(1880に)に創建され、明治40年(1908に)改築しています。秀吉の命で1597年、長崎・西坂で処刑された、二十六聖人の一人、五島出身のヨハネ五島を記念して創立されました。
長崎県の有形文化財
赤レンガのゴシック様式天主堂は荘厳さが漂います。長崎県の有形文化財に指定されています。天主堂内はキリシタン資料館として弾圧時代の資料が公開されています。迫害されながらも、信仰を貫き、強く生きた信者さんたちの信仰の力と、カソリック教徒としての誇りを知ることができます。
信仰力の結晶江上天主堂
木造平屋建てで瓦葺きのロマネスク様の教会です。信者さん達が力を合わせて建立した跡として、柱には木目模様が描かれていたり、ステンドグラスの代替えとしてガラスに花が描かれています。教会建設への強い思いを感じられます。教会ですが歴史遺産としても十分な価値があります。
究極のレンガ造り教会堂青砂ヶ浦天主堂
青い空に赤い煉瓦が似合い過ぎ!
青砂ケ浦(あおさがうら)天主堂は、1878年(明治11年)に初代の聖堂が建設されました。1910年(明治43年) 3代目となる赤煉瓦造りの現在の聖堂が、鉄川与助の設計、施工で完成しました。1984年(昭和59年)の大規模改修後、2001年(平成13年)11月に国の重要文化財に指定されました。五島の教会堂の原点になった教会堂です。
教会巡りの観光コースの決めて
青砂ケ浦天主堂はレンガ造りの建物と、堂内にはステンドグラスが組み込まれた美しい天主堂です。献堂から100年以上を経た歴史ある建物です。天主堂を手掛けた鉄川与助は長崎県下に多くのカトリック教会を建設した建築家です。他の地では目にすることのできない五島列島ならではの教会建築で、五島でしか見られない風景です。
雄大な自然の中の大瀬崎灯台
展望台は絶景が仰げる観光ルート
東シナ海に面しているこの場所は、日本でも有数の美しい夕日を望むことができるスポットとして有名です。断崖の上に建てられた真っ白な灯台は、日本の灯台50選の1つです。展望台と展望デッキがあり、大自然があふれる東シナ海の壮大な景色が見渡せます。五島を囲む海の碧さは現地でしか体感できません。
絵葉書の中の灯台
風と波に打たれて浸食された断崖絶壁の上に立つ灯台は、はるか遠い水平線の船から目印にできる灯台です。コバルトブルーの海と白い灯台のコントラストは、一瞬、日本にいることを忘れます。断崖の上に建つ灯台は、すっかり自然と一体化し、人間と自然の美しい調和を創り出しています。まさに、絵葉書の中に入り込む心境になります。
鬼岳は満天の星に手が届く!
山全体が緑の芝生に覆われている鬼岳は、なだらかな山でハイキングが楽しめます。山頂付近の鬼岳天文台は、澄み切った空気があふれる五島ならではの自然環境で、五島だからこそ見られる美しい満天の星が仰げます。鬼岳周辺地区には、ゴルフ場やリゾート施設などもあります。自然に癒されるスポットです。
日本の美しい海岸高浜海水浴場
日本屈指の美しい砂浜です。高浜海岸は、美しい砂浜、海岸を取り巻くように迫る山々の深緑、東シナ海に繋がる透明度の高い海水、その三者が絡み合い、それぞれの美しさの相乗効果で、語れないほどの絶景になりました。海水浴場ながら、海岸の美しさは一年中変わりません。見事な浜は、日本の渚100選に選ばれています。
海からの眺めも抜群矢堅目公園
矢硬目公園(やがためこうえん)は、奈摩湾入口にある、円錐形の奇岩と複雑な海岸線が続く公園です。高さが120mの尖った岩山は迫力満点です。展望台から見る水平線に沈む夕日は、目に焼き付いたまま消えません。周辺の海はシーカヤックやシュノーケリングもできます。海上からの景色も一度は見ておきたい絶景です。
日本最西端の荒川温泉
五島観光のくつろぎスポット
荒川温泉は、五島で最も歴史のある温泉です。しかも、日本で最も西にある温泉地としても有名です。開湯は1913年(大正2年)の11月で、その後温泉開発が続きました。宿泊施設が4軒、共同浴場、「荒川温泉」があります。五島は観光だけでなく、温泉も楽しめるのです。五島ならでは温泉に浸かって海のグルメも味わえます。
観光客がうれしい無料足湯
荒川温泉の知名度とイメージアップのために、バス停に待合室を兼ねた足湯が整備されました。無料で利用できます。朝9時–夕方5時まで利用できます。五島観光の小休止スポットです。泉質はナトリウム、カルシウム、塩化物泉です。足湯の温度は60–70度の源泉を40度に冷ましています。
五島列島は船旅がおすすめ
九州商船『ぺがさす2』
— 泥棒わっち@:congratulations:ジェット船新造 (@Kaguyahime_T) May 11, 2016
2度の旋回、旋回しながらの着水。
これはもう最高でした!「福江カーブ」 と名付けます。 #内航船の日 #五島列島 #ジェットフォイル #九州商船 pic.twitter.com/Ghg7nOuSJs
海国日本ですが、船に乗る機会はそう多くありません。五島に行くときは船旅がおすすめです。代表的な航路は九州商船のフェリー便で、長崎から福江島までが、天候によりますが3時間10分で着きます。途中、船上から自然があふれる東シナ海と海に浮かぶ島影が見渡せ、海の国を実感できます。
五島列島はうどんの島
五島列島のグルメとお土産の定番
五島の自然の恵みと伝統に磨かれた「五島うどん」のグルメな魅力を満喫しましょう。味わうだけでなく、お土産におすすめです。五島うどんは製造方法が独特で、椿油を練りこむ手延べ製法です。細麺ながらコシの強い麺になり、ゆでた後の伸びにくさが特徴です。五島うどんは遣唐使が唐から伝えたいわれ、うどんのルーツともいわれます。
お土産だけ?家でも五島うどん
旅の〆は五島うどん。「しごく美味しい」と言ったのが「地獄美味しい」も聞き違えて「地獄炊き」という名前になったそうです。 #長崎 #五島うどん pic.twitter.com/Y6nrs5unba
— 弘前の旅行会社たびすけ代表西谷雷佐 (@rai248) February 27, 2017
五島の代表的なグルメ「五島手延うどん」の魅力を満喫できるスポットがあります。お食事処「うどん茶屋遊麺三昧」です。特産品やお土産がズラリと揃う「観光物産センター」も隣接しています。うどん茶屋 遊麺三昧のおすすめは「地獄焚きうどん」という鉄鍋に入ったうどんです。うどんは香川県だけではありません。お土産にもぜひ!
五島列島のグルメ甘くおいしいかんころ餅
「かんころ」は五島地方の方言で、サツマイモを薄く切って天日干ししたものを館頃といいます。元々は冬期の保存食でしたが、サツマイモの甘みが人気の郷土発の銘菓に成長し、今では長崎県の特産品として県内各地で製造販売されています。五島が発祥の地です。老舗のかんころ餅を味わいましょう。グルメなお菓子としてお土産になります。
五島列島を代表するイベント
頑張れる人は参加できるイベント
来年のバラモンキングの宿をとりあえず確保できました( *´艸`)
— si-mo (@awesome_0604) December 3, 2016
あとは交通集団を考えなきゃ!!
仕事の都合もあるから、それはまだ先で良いかな??#バラモンキング pic.twitter.com/z0FMVtw7y4
6月に開催される五島長崎国際トライアスロン大会(バラモンキング:ばらもん=正義のための向見ず)は、五島特有の海や山を活かしたイベントです。毎年8月に開催される五島列島夕やけマラソンは「日本列島で最後に沈む夕陽を背に、夏の西海国立公園五島福江島を走る大人気の大会。」のとおり、少しセンチメンタルなマラソンイベントです。
五島列島にもねぶたイベント
「福江みなとまつり」(2016年9/30~10/2)
— いくやみ@長崎県産 (@Ikuyami) October 1, 2016
祭りの 見所は、巨大なねぶたです。遣唐使や倭寇など、五島の歴史などを題材にした、ねぶたが練り歩く姿は大迫力!島内はもちろん、県内外の方の来島もお待ちしています。
俺も祭りのどこかに… #五島列島 #福江みなとまつり pic.twitter.com/dXIx4faOcA
毎年10月開催される福江みなとまつりは、巨大なねぶたが主役です。ねぶたの題材は五島の歴史に関わってきた遣唐使や倭寇などで、勇猛、壮大なねぶたが町を練り歩き、海とともに生きた五島の歴史が蘇ります。福江の「五島ハイヤ・ソーラン踊り」や、花火大会など、楽しいイベントが繰り広げられます。
五島列島はすべて西海国立公園
12月25日(日)に嵯峨島へ行ってきました:hugging:
— 長崎県五島振興局 (@ngs_kengoto) December 28, 2016
嵯峨島では、綺麗な写真がたくさん撮れます:camera_flash:
添付しておりますので、是非、ご覧くださ〜い:musical_note:
それでは、皆様、良いお年をお迎えください:dizzy:
来年も五島振興局twitterをよろしくお願いいたします:laughing:#五島 #嵯峨島 #自然 pic.twitter.com/eVvPoG7toZ
日本屈指の列島ですが、最近は五島列島といわず、五島と呼んでいます。大小約140の島が北東から南西に連なり、約7万人もの人が暮らしています。五島のほぼ全域が西海国立公園に指定されています。取り上げ切れないほど観光名所が数多くあります。美しい自然遺産や日本史に出てくるような歴史遺産もあります。五島は西海の観光宝島です。
楽しさが打ち寄せる五島列島の観光旅!
荒川温泉に行ってきました:hotsprings:️
— 長崎県五島振興局 (@ngs_kengoto) May 31, 2017
温泉から出たら、海に沈む夕日が見えたので、思わず写真を撮りました:city_sunset:
お風呂上がりに見る夕日は最高ですね:satisfied::sparkles:#温泉 #五島 #夕日 pic.twitter.com/8FYA0ij2xK
五島は自然がたくさん残っています。自然が手つかずに残っていることが、日本の美しさになっています。五島では海の碧さと山の緑が、本来の碧さと自然な緑のまま感じられます。五島は日本の美しさの原点です。訪ねてみましょう。島ならではの海のグルメも満喫できます。楽しいイベントもお土産も揃ってます。
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