壱岐島は魅力的な観光スポットがたくさん!
壱岐島は、古くから海上交易の中継地点として発展していました。そのため、とても貴重な遺跡や古墳が多数残っています。また地理上の特性から、海の幸にとても恵まれており、釣りのスポットとしても大変有名です。そんな魅力あふれる壱岐島について、観光スポットや宿泊情報を紹介していきたいと思います。
壱岐島ってどこにあるの?
壱岐島は、長崎県に属する南北17km、東西14kmの島です。所属は長崎県ですが、地理的には九州本土の福岡県や佐賀県の方が近く、対馬と九州本土のちょうど真ん中あたりに位置しています。周りには23の属島があり、まとめて壱岐諸島と呼びますが、一般には属島も含めて壱岐島と呼ぶことが多いようです。
壱岐島へのアクセス方法は?
空からのアクセス
壱岐島へ渡る方法は、フェリーもしくは高速船で海から、または飛行機で空から行くしかありません。飛行機の場合は、長崎空港から壱岐空港へ。フライト時間約30分、料金は大人片道で約10000円です。往復ですと2500円ぐらいお得になります!他にも早割やシニア割、12歳以上21歳以下のアンダー21などの割引もあります(オリエンタルエアーブリッジの場合)。
海からのアクセス
フェリーは、九州郵船が運航しているもので、博多港から壱岐島の郷ノ浦港行き、または芦辺港行きがそれぞれ1日約3便程度あります。フェリーきずなとフェリーちくしがあり、料金はどちらも片道2等席で中学生以上1980円(小学生は半額、1才以上小学生未満の小児は大人1名につき1名無料)。飛行機に比べると格段に安いですが、時間が約2時間20分程度かかります。
唐津へ (@ 印通寺フェリー発着場 in 壱岐市, 長崎県) https://t.co/3z3ZkOM7Gq pic.twitter.com/HMFYVjy0wc
— はら@一人旅三昧 (@haratchatta) May 13, 2017
フェリーには佐賀県唐津市の唐津東港から壱岐島の印通寺港行きもあります。こちらも九州郵船運航で、エメラルドからつとフェリーあずさがあり、料金は上のフェリーと同様です。時間は約100分。こちらの航路のフェリーには2等席しかありません。ちなみに上で紹介したフェリーには、1等と2等指定があります。他に、那の津港から、壱岐・対馬フェリーのつばさが運航されています。こちらは車両同伴客優先です。
フェリーの他に、高速船ジェットフォイルがあります。こちらも九州郵船が運航するもので、フェリーと同様に博多港から壱岐島の郷ノ浦港行き、または芦辺港行きがあり、料金は片道中学生以上4040円(小学生以下の料金はフェリーと同様の仕組み)です。フェリーより少々高いですが、時間が70分とだいぶ短縮できます。
壱岐島観光のおすすめ宿泊情報
湯ノ本温泉の高級旅館「海里村上」
勝本町立石西触にある海里村上。全室オーシャンビューに加え、一番小さな部屋でも41㎡、最高ランクのSタイプはなんと120㎡もあります!こだわりの家具でコーディネートされた素敵なお部屋に本物の美味しさにこだわるお食事。地元産のあわび、うに、イカはもちろんのこと、壱岐牛も味わえます。絶景の夕陽を望める天然温泉もありますよ。ちょっとリッチに宿泊したい方におすすめ。
壱岐島の千年湯老舗温泉旅館「平山旅館」
勝本町立石西触にある平山旅館。創業60年、数々の賞を受賞している実績ある旅館です。全8室中4部屋は庭付きとなっていて、宿泊の間、プライベートな時間をゆったりと楽しめそうですね!自慢の温泉は、自噴69度の鉄分を含んだ食塩泉で、鉄分を多く含むため赤茶色に濁っており、赤湯と呼ばれます。旬の海鮮を楽しめるお料理ももちろん絶品です!のびのびゆったり宿泊したい方におすすめ。
新鮮な海鮮料理が自慢の割烹旅館「網元」
石田町印通寺浦にある網元。佐賀県唐津東港からのフェリー到着港である印通寺港のすぐそばにあります。網元の自慢はなんといってもお料理!割烹旅館というだけあって、数々の新鮮な海鮮料理が楽しめます。ものすごいボリュームで、食べきれないほどだとか!お風呂は温泉ではありませんが、たくさん美味しい海鮮を食べて宿泊したい方にはおすすめです!
壱岐島観光のおすすめスポット1:釣り
壱岐島の周辺海域は、ちょうど暖流と寒流のぶつかり合う地点になっています。大陸棚も多くプランクトンが豊富なため、絶好の釣りスポットです。昔から魚釣りのメッカとして有名で、釣り好きなたくさんの人たちが大物を狙って訪れています。磯釣りや砂浜での投げ釣り、船釣りなど1年中楽しめます!
金曜夜~月曜午前中にかけて会社の先輩達と初めて壱岐へ釣り旅行。
— ウラちゃん (@UUUuuuuRrrAAAAa) January 30, 2017
メバル 25cm(自己新)
人生初チヌ 45cm
今年初バス 43cm(氷の残る池より)
そして、メインのアジング。
人生初尺アジ(35cm)
その他シーバス、アラカブなど混ざる展開。
壱岐すげー!楽し! pic.twitter.com/EPoPK2xQPO
四季折々、様々な魚釣りが楽しめる壱岐島。壱岐島の周辺には小さな島々がたくさんあり、そこへ渡るための瀬渡し船が郷ノ浦港、印通寺港、芦辺港それぞれにあります。春にはマダイ、チヌ、ヒラスズキ等、夏にはクロ(グレ・メジナ)、イサキ、アジ等、秋にはヒラス(ヒラマサ)、イシダイ、アラ(クエ)等、冬にはクロ(グレ・メジナ)、マダイ等がよく釣れます!
壱岐島観光のおすすめスポット2:猿岩・鬼の足跡
壱岐島周辺海域は、暖流寒流の合流地点であり、海面の波にも荒々しさがあります。この波によって長い年月をかけて浸食された複雑な地形が多数点在しています。そのうちの1つが上の写真の「猿岩」。代表的な観光名所です。その形がまるでそっぽを向いたサルのようであることから名づけられました。黒崎半島のさらに先端にあります。
今日から1泊2日、長崎県の壱岐に滞在します!早速、鬼の足跡で1フライト楽しみました(^ω^) pic.twitter.com/uHfQw4DLQO
— ドローンおやじ (@drone_oyaji) August 3, 2016
こちらも代表的な観光名所で「鬼の足跡」と呼ばれる洞穴です。郷ノ浦町の西端、牧崎の先端にあります。これも長年の浸食によってできたもので、芝生に覆われた岬にぽっかりと縦穴があいています。直径53m、周囲が110mもある巨大な洞穴で、先に横穴(海につながっている)ができ、後から天井部が崩れて大穴になったんだとか。
鬼の足跡の名前の由来は、大鬼のデイが、鯨をすくい捕るために踏ん張ってできた足跡である、という伝説が元になっているんだそう。
ちなみに、もう片方の足跡は勝本町辰ノ島の蛇ケ谷にあるものなんだとか。鬼の足跡の近辺には他にも観光名所となっているカエル石や微笑むゴリラ岩などもあり、そちらもおすすめです。
壱岐島観光のおすすめスポット3:一支国博物館
壱岐島の歴史はとても古く、立地的にも昔から、朝鮮半島と九州本土を結ぶ海上交通の重要な中継地点としての役割をはたしてきました。中国の史書「魏志倭人伝」に記述がある「一支国(いきこく)」が壱岐島のことであり、その一支国の王都は、現在の原の辻遺跡(はるのつじ)であると特定されています。弥生時代の貴重な遺跡として、国の特別史跡に指定されています。写真は、観光客がたくさん訪れる一支国博物館です。
一支国博物館は、まさに壱岐島の歴史そのものを丸ごと収録しているような博物館です。弥生時代一支国の集落跡からは、日本最古の船着き場跡や日本唯一の「人面石」が発掘されています(この人面石をモチーフにした壱岐のゆるキャラが人面石くん)。写真は博物館内にある、弥生時代をリアルに再現したジオラマです。
日本で唯一、魏志倭人伝に書かれていた国と王都の位置が両方特定されている遺跡、原の辻遺跡を巡ったり、 pic.twitter.com/8HZDtIMPjI
— まお (@maononon) November 20, 2015
そして上の写真が、一支国王都と特定された「原の辻遺跡」です。現在ではだいぶ復元作業が進み(発掘・復元作業は現在も進行中です)、「大型竪穴住居(王の居館)」(写真左)、「小型高床倉庫群2棟」(写真右上)、「迎賓場」(写真右下)などが復元されており、建物の中まで当時の様子をリアルに再現してあります!弥生時代を体感できる観光名所となっています。
壱岐島観光のおすすめスポット4:神社
壱岐島には数多くの神社があります。古い歴史や様々な伝説・神話が残されており、神道発祥の地などとも称されるほどです。近年ではパワースポット巡りとして観光客の注目を集めています。上の写真は、壱岐のモンサンミッシェルと呼ばれる「小島神社」。海に浮かぶ小さな島がまるごと神域となった小島神社。潮が引くと150mほどの砂の参道が姿を現し、歩いて渡ることができます。
男嶽神社。一木一草たりとも持って帰ってはいけない聖地。無数の石猿が奉納されていて、圧巻。
— かりおか。 (@calioca) March 28, 2016
猿の他にも臥牛像も多数奉納されているのですが、表情がユニーク。
展望台はしっかりした作りで眺めもいいんですけど高くて怖かった… pic.twitter.com/j80g7CDqSI
こちらの写真は「男嶽神社」。標高168mの男岳は、明治時代まで山全体がご神体で入山さえできなかったのだとか!男嶽神社は、最初の神様「天比登都柱」(アメノヒトツバシラ)や「月読命」(ツクヨミノミコト)の降臨の地として文献に記録されています。拝殿裏にあるご神体の巨岩はパワースポットとして人気!神社の由緒や通常観光客のみでは入れない場所でも、神職同伴で案内してくれるそうです。
壱岐島観光のおすすめスポット5:白い砂浜ときれいな海
今日から『シーサイドイン白鴎』にお世話になります:revolving_hearts:早速近くにある筒城浜海水浴場にいってきました:palm_tree::hibiscus:すごくきれいな海:whale::dolphin::fish::tropical_fish: pic.twitter.com/PyU7DwNET5
— しまなび@壱岐 (@iki_ni_ikitai) August 30, 2016
壱岐島にはたくさんの美しい海水浴場があります。どこのビーチでも、白い砂浜にエメラルドグリーンのような美しい海を堪能できます!
遠浅で波も穏やかなので、小さなお子様でも安心して遊ぶことができます。上の写真は、日本の快水浴場100選に選ばれている壱岐の代表的なビーチ「筒城浜海水浴場」。シーズンには地元の方や観光客でとても賑わっています!
筒城浜海水浴場は、キャンプ場やバーベキュー広場、テニスコート等の施設が整備された筒城浜ふれあい広場と隣接しているため、とても便利で人気があります。他にも、大浜海水浴場や里浜海水浴場、勝本港から渡船で渡ることができる無人島のビーチ、辰ノ島海水浴場などなど、夏のシーズンにはどこも観光客で賑わう人気のスポットです。
壱岐島観光を思う存分楽しもう!
ここまで壱岐島の観光スポットや宿泊情報などを紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。地平線に沈む美しい夕陽を見るだけでも価値ありですし、1年を通して様々な旬のお魚を釣ったり味わうことができるなんて最高ですね。遺跡や神社巡り、温泉、壱岐牛は年中楽しめます。ぜひ皆さん壱岐島観光に行ってみてくださいね!
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