長谷川町子美術館を楽しむ！近隣のサザエさんカフェもご紹介！

皆さんお馴染みのアニメ、サザエさんの原作者である長谷川町子さんの美術館が、東京都世田谷区桜新町にあります。長谷川町子美術館では、どのような事が見られるのでしょうか。今回は、長谷川町子美術館の内容やおすすめ、アクセスにグッズ、館内にあるサザエさんカフェなどについてご紹介をさせていただきますので、参考にしてください。

東京都世田谷区桜新町にある「長谷川町子美術館」とは、毎週日曜日、夜6時30分から放送されているアニメ「サザエさん」の原作者、長谷川町子さんの美術館です。

長谷川町子さんは生前、お姉様と共に集めたガラスや日本画、洋画、陶芸品など、作家名などにこだわらず、純粋に彼女達が好きな美術品を多くの人達に広めようという試みから、昭和60年、11月3日に長谷川美術館として開館したのが始まりでした。

長谷川町子さんが亡くなった平成4年になると、更に多くの人々に親しんでもらえるよう、美術館の名前を長谷川町子美術館に改め、自由な美術品の収集や展示を続けております。長谷川町子美術館では、代表作の「サザエさん」はもちろんのこと、「いじわるばあさん」「エプロンおばさん」等の原画、長谷川町子さん作の水彩画など展示されております。

サザエさんの原作者、長谷川町子さんは佐賀県小城郡東多久村に1920年1月30日に生まれ、1992年5月27日に亡くなりました。72歳で亡くなった町子さんは、有名な漫画家です。

長谷川町子さんは、ギャグ漫画や4コマ漫画、家族漫画、風刺漫画を書く漫画家で、代表作の中には「サザエさん」「いじわるばあさん」「エプロンおばさん」があります。

長谷川町子さんは様々な賞を受賞していますが、亡くなった1992年には、国民栄誉賞をもらっています。長谷川町子さんの作品は、それ以外にも色々とあります。

様々な作品のでテレビドラマ化した作品が、現在でも多くの方に知られているようです。彼女は少女時代、やんちゃな少女だったようで、サザエさんのような気質もあったそうです。

長谷川町子美術館の基本情報についてお伝えいたします。営業時間は、午前10時から午後5時30分までとなっており、入館締め切りは午後5時です。休館日は月曜日です。

長谷川町子美術館は月曜日が休館日ですが、その日が祝日の場合、翌日火曜日が休みとなります。その他、年末年始と展示替期間がお休みとなります。アクセスする際は、ホームページを確認するか、お電話などで営業しているか、事前にチェックをした方が良いです。

桜新町にある長谷川町子美術館の入館料は、一般600円です。高校生・大学生は500円、小学生・中学生は400円、そして20名以上の団体のお客様、65歳以上の方、障害者手帳をお持ちの方とその介添えの方は、それぞれ100円割引となります。通常の美術館にしては、リーズブルな方なので、気軽にアクセスしてみてはいかがでしょうか。

長谷川町子美術館へのアクセス方法をお伝えいたします。長谷川町子美術館は、東急田園都市線の桜新町駅を下車し、西口を出てサザエさん通りを徒歩7分の場所に位置しています。

桜新町に到着すると、駅構内に「長谷川町子美術館前」というプレートがあります。そして桜新町の西口出口を出て見ると、サザエさん一家の銅像が私達を出迎えてくれます。美術館へ到着する前に、桜新町駅にアクセスした時点で胸が高まるでしょう。

桜新町西口に設置されているサザエさん一家の銅像の中の1つ、波平の一本生えている髪の毛が、過去に何度かいたずらで抜かれたことがあったそうですが、現在は健在です。しかし少し傷んでいる様子です。桜新町にとって大切な銅像なので、決していたずらはやめましょう。そしてアクセスの続きですが、桜新町西口出口からまっすぐ、歩いてきます。

ケンタッキーフライドチキンのお店の中央にあるT字路を左に行くとサザエさん通りになります。二宮電気と三井住友銀行の間の通りがサザエさん通りで分かりやすいです。

桜新町から徒歩7分ほどのアクセスなので、電車・徒歩のアクセスでも気軽に行けるところが魅力の1つと言えます。サザエさん通りもとても面白いスポットです。

桜新町の長谷川町子美術館へ車でアクセスすることも可能です。長谷川町子美術館の公式ホームページを見ると、普通乗用車3台分のスペースがあるとの記載があります。

しかしながら、その少ない駐車スペースは展示スペースとして利用されたり、住宅街にあるということもあり、利用しにくい、使えないこともあるので、桜新町駅周辺にあるコインパーキングのご利用がおすすめです。

車でのアクセスの場合、サザエさん通りに三井リパークのコインパーキングが2箇所あります。10分で100円と少々割高と感じる場合には、周辺まわっていれば、都内なのでコインパーキングは必ずあるので、お好きなパーキングに停めましょう。スマートフォンで駐車場を検索するアプリがあり、事前に料金等も確認することができて、便利でおすすめです。

長谷川町子美術館おすすめの楽しみ方の1つ目は「サザエさん通り」です。前述しましたが、サザエさん通りは長谷川町子美術館へ到着する前に通る道のことを指します。

おすすめのサザエさん通りには、至る所にサザエさんのキャラクターが設置されています。例えばパン屋にはワカメちゃん、お寿司屋さんにはサザエさんと波平、たま、不動産屋さんには勿論花沢さん親子など、サザエさん一家が街を盛り上げています。

長谷川町子美術館を建てたばかりの時は、現在のようにキャラクターがいたり、活気で溢れてはおらず、閑静な住宅街に突如煉瓦造りの建築物が建ったということで、当時はあまり良い評判ではなかったようです。今では観光地化しており、サザエさんが大変有名なアニメのため、地元の人々、観光客から愛されている街になっております。

サザエさん通りに行ったら、是非立ち寄っていただきたいカフェがあります。それはサザエさんカフェと呼ばれている「リアン・ドゥ・サザエさん」です。

サザエさんカフェの店名となっているリアンという言葉は、フランス語で「絆」を指します。桜新町というサザエさんに縁のあるこの場所で、人と人とが出会って笑顔になり再会できるような「絆」となれる場所になりたいと願い、その名前のカフェになったそうです。

サザエさんカフェでおすすめのメニューは、サザエさん焼きです。サザエさん焼きは3種類あり、サザエさん、波平、タマのキャラクターがあり、味は白あん、もんじゃ（チーズ）、小倉あん、カスタード、もんじゃ（もちマヨ）です。パンケーキやはちみつソフトクリームなどもあり、カフェではイートインも、テイクアウトも可能です。

またカフェでは、サザエさんのアートが描かれているホットカフェラテもあります。とても可愛くてサザエさんカフェならではのメニューなので、おすすめです。

それ以外にもアイスコーヒーやマンゴージュース、ホットコーヒー等、一般的なドリンクは揃っているので長谷川町子美術館へ行く前後、ゆっくりとカフェで寛いでください。

長谷川町子美術館の外観には、サザエさん一家のパネルがあり、写真撮影スポットとなっております。美術館の中はほとんどが写真撮影禁止なので、外で撮りましょう。

美術館周辺にあるパネルには、サザエさんのエンディングロールに登場するサザエさんの家、サザエさん一家、一人一人のパネルがあるので、それらと記念撮影をしましょう。桜新町駅を出てから、美術館周辺のパネルが、写真撮影のチャンスと言えます。

日本全国の中で、サザエさん一家のパネラが数多くあるのは、ここ、長谷川町子美術館周辺と、桜新町駅周辺のみです。サザエさんファンにはたまらない場所ではないでしょうか。どれもこれも可愛いパネルばかりなので、皆さんの好きなキャラクターと一緒に写真を撮ってみましょう。インスタ映えもするかもしれません。

長谷川町子美術館の中は、恐らく皆さんが想像しているよりも狭く、教室2個分くらいの大きさで、急いでまわってしまうと5分くらいで見終わってしまうでしょう。

長谷川町子美術館には、長谷川町子とお姉様が集めた絵画が主に展示されています。お花や景色の絵画がメインで、サザエさんなどのアニメとは関係のない美術品の展示が多いです。2階にはミュージアムのコーナーが設置されていて、一番人気の場所です。

ミュージアムのコーナーには、サザエさんの映像が放送されていたり、長谷川町子の代表作、サザエさん、いじわるばあさん、エプロンおばさんの原画が展示されています。また花沢さんの不動産屋さんコーナーもあります。花沢さんのコーナーは、美術館の中で唯一写真撮影が許されている場所です。参加型のコーナーなので、是非行ってみてください。

長谷川町子美術館では、サザエさんグッズを購入することができます。どのようなグッズを買えるのかというと、ノートやメモ帳、サザエさん塗り絵、クリアファイル、レターセット、絵葉書など、文房具類が多いです。

サザエさんグッズがメインですが、いじわるばあさんのグッズや、美術館限定で、サザエさん初版の復刻版が購入できることが魅力です。

サザエさんグッズを集めたいという方は、長谷川町子美術館に行くと様々なグッズを揃えられておすすめです。文房具類のグッズの他には、サザエさんの漫画なども取り揃えているので、通常の本屋さんでなかなか手に入らない漫画なども長谷川町子美術館で探してみてはいかがでしょうか。サザエさんグッズコレクターにはたまらないスポットです。

長谷川町子美術館のお隣には、サザエさん公園と呼ばれている公園があるのでご紹介をいたします。サザエさん公園と言われている公園は世田谷区立桜新町一丁目緑地です。

実際にその公園へ行くと、通称サザエさん公園という文字とサザエさん一家のキャラクターが描かれている看板が飾られています。またサザエさん一家の銅像が設置されています。

ただそれ以外は普通の公園であり、ブランコや滑り台などもない、ただの緑地公園です。サザエさん公園には遊具はありませんが、サザエさんのパネルなどもあります。

隠れミッキーならぬ、隠れサザエさんを探すのも面白いです。交番の近くにあるということもあり、お巡りさんが公園の掃除をしていることもあるそうです。

小さい公園なので、美術館の観光で疲れた時などに公園で一休みしてください。都会にある数少ない公園なので、一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

長谷川町子美術館に展示されている絵画などは、長谷川町子らがジャンルを問わずに好きなものだけを集めた美術品ということはお伝えいたしました。

長谷川町子美術館で展示されている美術品は、定期的に展示物が変わります。期間限定で展示品が変わるので、事前にホームページでどのような作品が展示されるのか確認することをおすすめいたします。サザエさんのミュージアムの内容は変わりません。

日本の画家に興味がある方は、結構好きなジャンルの美術館かもしれません。風景画などがよく展示されております。そのような日本画に全く興味がなく、サザエさんにしか興味がないという方は、少しがっかりしてしまうこともあるそうです。ホームページに詳しいことが掲載されているので、チェックしてみてはいかがでしょうか。

長谷川町子美術館へ行く際、事前にご承知おきいただきたいことがあります。それは、長谷川町子美術館は決してサザエさんミュージアムではないことです。

長谷川町子美術館と聞くと、サザエさん関連の展示品が多くあるのかなと思ってしまう方が多いらしく、実際に行ってみると、普通の絵画などがメインに展示されているのを見て、退屈に思ったり期待外れとガッカリしてしまう方がいるそうです。

長谷川町子美術館でメインに展示されているのは、お伝えした通り、当時長谷川町子さんが集めた美術品なので、予めご了承ください。サザエさんグッズなどは多く取り揃えているので、グッズを集めている方や、お土産を購入するにはおすすめです。長谷川町子さんが、どんな美術品に興味があったのか、好きだったのかを知ることができる美術館です。

そのためどちらかと言うと、サザエさんが好きな方向けというよりかは、長谷川町子さんのことが好きな方におすすめしたい美術館と言えるでしょう。

また桜新町駅から美術館にかけてのサザエさん通りも、ある意味長谷川町子美術館の一部と言える観光スポットなので、しっかり歩いて行きましょう。

いかがでしたか。今回は、桜新町にある長谷川町子美術館について、詳しくお伝えいたしました。幼い頃から毎週テレビで放送されているアニメ、サザエさんのことは知っているけれども、原作者の長谷川町子さんについては、あまり知らない方も多いはず。長谷川町子美術館へ行って、長谷川町子さんのことを学んでみてください。