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トルコの物価ってどれくらい?
アジアとヨーロッパの文化が融合する国、トルコ。独特な文化と親日的なお国柄、温かい雰囲気から旅行先として以前より人気がありましたが、旅行する際に気になるのが物価や必要な費用です。この記事では、旅行者が気になるトルコの物価について日本と比較しながらご紹介いたします。
トルコの通過はリラ
トルコの通貨はリラで、2018年12月時点で1リラ=約21円です。現在発行されている紙幣としては5リラ、10リラ、20リラ、50リラ、100リラ、200リラの紙幣と、1クルシュ(100分の1リラ)、5クルシュ、10クルシュ、25クルシュ、50クルシュ、1リラの硬貨のそれぞれ6種類ずつです。
トルコリラの大暴落
トルコの物価と聞いてまず思い浮かべるのが、2018年のトルコリラの大暴落ではないでしょうか。トルコ国内の不景気や、政治的な関係が原因で前年同月が1リラ=33円に対して2018年8月に一時1リラ=16円にまで落ち込んでしまいました。その後多少の回復は見せたものの、引き続き世界経済に不況を及ぼすことが懸念されています。
トルコへの旅行がいま人気
トルコリラの大暴落によって世界の経済には大打撃を与えたものの、リラ安になったため一方ではトルコ旅行に行きやすくなったとしてトルコ旅行が大変人気です。実はトルコ国内での物価には以前と比較して上昇しています。しかし、国内での物価が上がってもなお外国人から見ると、通貨安のため全体的に物価が安く感じられることが人気の理由です。
今現在のトルコの物価はどの程度なのか、食事や宿泊など旅行の目安となるような様々な商品やサービスの物価を調査いたしました。
トルコの消費税
物価の説明の前に、まず気になるのがトルコの消費税です。トルコ国内では購入した物品やサービスの内容によって8~18%の消費税がかかってきます。標準税率は18%と高めですが、旅行者にとって気になる食費や宿泊費などは8%と、現在日本が提案している軽減税率と似た仕組みになっています。
また、トルコでも外国人旅行者には免税制度があります。手続き方法は諸外国と同じで、TAX FREEの表示のあるお店で一定金額以上買い物をし、出国の際税関で審査を受けると完了です。
トルコの物価を日本と比較1【食品】
トルコの物価でまず最初に気になるのが食事に関して。日本と比較しやすいものとしてはコーラ500mlが約4リラ、ミネラルウォーター1.5リットルが約2リラで、どちらも日本の約半額で買うことができ、物価が安いというのがとても分かりやすいです。逆に、大暴落前は日本とあまり変わらない値段であったことが窺がえます。
また、トルコの食物自給率は100%を超えており、スーパーでは安全な国内産が安くで手に入ります。旅行中は自らスーパーで食材を買うことはないかもしれませんが、参考までに玉ねぎは2キロで5リラほどで手に入ります。
トルコの物価を日本と比較2【レストラン】
トルコの旅行中、最もお金をかけたいうちの一つがレストランなどの食事。トルコ料理は世界三大美食とも言われるほど食事に関して有名な国です。トルコで外せない料理といえば、サバサンドやケバブですが、どちらも約10リラ程度から販売されていて、ここにも物価が安いのがあらわれています。
外食文化の発達したトルコには大衆食堂のロカンタというものがあり、メインディッシュでも15リラ程度から頼めるところが多いようです。レストランでもコースでの注文で30リラほどからというのですから、外食含め食事に関しては全体的に物価が安いと言えます。
トルコの物価を日本と比較3【ホテル】
どこに旅行するとしても寝泊りするホテルは重要です。安いゲストハウスなどですと1泊100リラほどからあります。外資系など高級なホテルですとやはり500リラ以上が当たり前なようで、いくら物価が安いトルコとはいえホテルのお値段は諸外国と変わりありません。食事もホテルで済ませたいという方は500リラ以上の高級ホテルを選ぶのがおすすめです。
トルコの物価を日本と比較4【タクシー】
旅行先での移動手段として欠かせないのがタクシーですが、物価の安いトルコではタクシーのお値段も例外ではなく初乗りが3.2リラからと大変リーズナブルです。しかしながら、メーター制のはずなのにメーターを倒さなかったり、回り道をしたりと悪質なタクシーも多いため、公共交通機関で行けない場所に行く際以外はおすすめいたしません。
また、トルコは交通渋滞が問題となっています。急いでいるからタクシーというわけにはいかないので、乗るならば時間のある時にした方が無難です。タクシーの運転手は細かいお釣りを用意していないことが多いので、小銭や少額のお札を用意しておきましょう。
トルコの物価を日本と比較5【公共交通機関】
トルコでは公共交通機関が発達しており、特にイスタンブールではトラム、市バス、地下鉄があります。またチャージ式のイスタンブールカードというものもあり、あらゆる交通機関を網羅していて、物価が安く感じられる今は特にお得なので、イスタンブール観光の際には公共交通機関を使うのがおすすめです。
公共交通機関の物価【トラム】
イスタンブールのトラムは現金では乗ることができませんので、改札付近で専用コインを購入します。トラムはどこまで行っても一律料金で4リラとは、さすがトルコは物価が違います。更にお得なのがイスタンブールカードで、こちらは初乗りが2.6リラです。カード自体の購入料金が6リラかかりますが、何度も乗る場合はこのカードを購入した方がお得です。
公共交通機関の物価【市バス】
イスタンブール市内では「オトビュス」と「メトロビュス」の二種類の市バスが走っており、どちらもイスタンブールカードを使うことができます。料金はオトビュスが2.6リラ、メトロビュスが3.8~4.6リラ程度と幅がありますが、どちらも気軽に乗ることができるのは物価の安いトルコならではです。
公共交通機関の物価【地下鉄】
イスタンブールには地下鉄も走っており、トラムや市バスと併用して市内観光を楽しむことができます。こちらもトラムと同じく専用コインかイスタンブールカードでの乗車になり、お値段もトラムと同じ1回4リラです。走行距離によって値段が変わらないのも物価の安いトルコの特長と言えるでしょう。
トルコの物価を日本と比較6【アルコール】
トルコはイスラム教の国なので飲酒はできないと思われがちですが、実は飲酒が認められています。トルコではビールのみでなく近年ワインにも力を入れているため、おいしいお酒が沢山あります。スーパーで買う場合、ビールのお値段は7リラ程度から、ワインはボトルで38リラ程度からとなっています。お酒に関しては物価が特別に安いわけではないようです。
レストランなど食事をする場合はアルコールは、ビールグラス1杯あたり10リラ以上、ワインも同じく10リラ以上ということで、やはり物価が安いことはわかりますがスーパーでのお値段とはかなり差があります。
トルコの物価を日本と比較7【夜遊び】
海外旅行の楽しみの一つが夜遊びです。バーやライブハウスなど様々な場所がありますが、やはり人気があるのはクラブです。イスラム今日の国のトルコにも日本と同じようにクラブがあり、エントランス料金を払って中で都度ドリンクや食事を注文します。エントランスは100リラ程度のところが多く、やはり日本に比べて物価が安いというのがわかります。
トルコの物価を日本と比較8【通信費】
旅行する際に気になるのがWi-FiやツーリストSIMなどの通信手段です。トルコはWi-Fiの普及率が高く、カフェやレストランなどではまず間違いなくWi-Fiが使えます。ツーリストSIMを利用する場合は空港などに1リラからチャージできるものが販売されているので、それを利用するのがおすすめです。
ちなみに、トルコのスマホ料金は日本とは違いプリペイド式です。毎月使う分を先払いし、足りなくなったら何度でもチャージできる仕組みになっています。物価の安いトルコでは月のスマホ料金が60リラ程度という方もいるようです。
トルコの物価を日本と比較9【タバコ】
トルコには喫煙者が非常に多く、タバコに関しては特に物価の安さが際立ちます。例えばキャメルが8リラ、マルボロが10リラと、タバコに関しても日本と大きく物価が異なります。日本もここ最近物価が高騰していて、特にタバコはどんどん値段が上がっているのでトルコのタバコのお値段には驚かされます。
トルコの物価を日本と比較10【コーヒー】
トルコにはトルコ式コーヒーというものがあり、トルコのみでなく中近東で親しまれている飲み物です。水で煮出すという珍しい淹れ方をするもので、砂糖を沢山入れて小さなカップで飲みます。カフェなどでは大体5リラ程度から提供されている場合が多く、物価が日本と異なるうえにカフェでコーヒーを飲む文化が浸透しているのがわかります。
コーヒーのみでなく、トルコではチャイを飲む文化も盛んです。実はトルコは今や世界一お茶を飲む国と言われているのです。スパイスを豊富に扱っている国ということもあり、沢山のスパイスが必要なチャイでも気軽に飲むことができます。チャイは一杯2リラ程度から楽しむことができますので、紅茶派の方にとってはとてもありがたいお値段です。
トルコの物価を日本と比較11【ファストフード】
諸外国での物価の目安として、世界的チェーン店の同じメニューの値段を比較するとわかりやすいとはよく言われています。食事をする際はせっかくなのでトルコ料理が食べたいという方も、ファストフードのお値段を知っていたらいざ食べるところが見当たらない場合でも利用することができるので、損はないはずです。
わかりやすいトルコの物価1【マクドナルド】
世界中のありとあらゆる場所に展開しているハンバーガーショップ、マクドナルド。ハンバーガーの値段は特に諸外国の物価を顕著に表していると言われています。そんなマクドナルドは勿論トルコにもあり、ビッグマックセットは15.95リラと驚きのお値段です。日本ですと通常時のお値段が690円なのでなんと半額以下ということになります。
またトルコには限定のキョフテバーガーという中東のスパイスを混ぜたハンバーグを使用したバーガーがあり、オリジナルの味が楽しめます。ファストフードに抵抗がない方はせっかくなので食事してみることをおすすめします。
わかりやすいトルコの物価2【バーガーキング】
ハンバーガーショップとしてもう1つ有名なお店といえばバーガーキング。今現在トルコではマクドナルドよりもバーガーキングの方が人気があるとのことです。同じハンバーガーショップとはいえ、やはりトルコでもバーガーキングの方がお値段が高く、ワッパーに関しては単品でも15リラと、ビッグマックセットに相当するお値段です。
そんなバーガーキングも同様にトルコ限定のメニューがあります。マクドナルドと同じキョフテバーガーも存在するのですが、ラマダンの時期にしか食べられないメニューもありますのでラマダンの時期に旅行する方は行ってみてはいかがでしょうか。
わかりやすいトルコの物価3【スターバックス】
最後に比較するのはスターバックスです。マクドナルドと同じく、世界水準での物価の比較にしばしば用いられます。一番わかりやすいドリップコーヒーですと、トールサイズで10.25リラと日本円と単純比較すると100円以上安くなっているのがわかります。また、女性に人気のキャラメルフラペチーノもトールサイズが15.75リラと大変リーズナブルです。
トルコのスターバックスには前述したトルココーヒーも販売されています。どこのお店に行けばいいかわからない観光客にとってこういったサービスはありがたいものです。スターバックス限定のトルコ銘菓のロクムも販売されていますので、お土産におすすめです。
トルコでのお土産に関する物価
トルコといえば、美味しいお菓子や細工の細かい民芸品がお土産として有名ですが、お値段はどうなのでしょうか。物価の安いトルコでは手作りの民芸品などもかなりお財布に優しいお値段で販売されています。トルコのおすすめのお土産とそのお値段の相場などをご紹介します。
お土産に関する物価1【ロクム】
トルコのお菓子として最も有名なのがロクム。ゼリーのような、ゆべしのような食感のお菓子で、ナッツの入ったものやフルーツのフレーバーのものなど様々な種類があります。やはり物価の安い国なので有名店のものでもお値段の相場は15リラ程度からとお安く、お土産に最適です。トルコでは定番のお菓子なので、量り売りを実施している場所もあります。
お土産に関する物価2【ナッツ】
ピスタチオなど、トルコ原産のナッツも多いため、お土産にナッツを買う方も多いようです。食事などにも使う定番の商品のため量り売りもあります。スーパーなどですと小分けされたものが多く売っていますので、ばらまきのお土産に便利です。相場は1袋10リラ程度からと、物価が安い上に原産の国だからこそのお安い値段になっています。
お土産に関する物価3【スパイス】
トルコ料理にはスパイスが欠かせないため、街中のあらゆる場所でスパイスが売られています。日本でも普段使える種類のスパイスも沢山ありますので、お土産にもおすすめです。例えばお菓子などに使えるシナモンはーパーで1袋あたり7.5リラ程度、ターメリックにいたっては1袋3.5リラ程度と物価の安いトルコならではで、日本では考えられないお値段です。
お土産に関する物価4【魔除けのお守り】
トルコのお土産として定番なのが目玉の形の魔除けです。ホテルやレストランでも飾られていることが多く、トルコ人の生活に欠かせないものです。常に身に付けられるように、キーホルダー型になっているものも売られており、日本へのお土産に便利です。お値段の相場は3リラくらいで、お守りが数百円する日本と比較するとやはり物価が安いと感じられます。
お土産に関する物価5【トルコランプ】
トルコには写真のような美しいランプがあります。全て手作りで、この世に一つとして同じものはありません。自分へのプレゼントとして買って帰るのも勿論素敵ですが、物価の安いトルコではこのトルコランプもなんと25リラ程度からと、とてもお手頃なお値段で販売されていますので友人へのお土産にもいいかもしれません。
トルコのお土産はバザールがおすすめ
小分けにされているものや、綺麗な袋に入った者が良ければスーパーでのお買い物がいいですが、そうでない場合はバザールを利用するのがおすすめです。食品から日用品までなんでもそろうバザールは、トルコの主要都市に必ず設置されていて、物価の安いトルコの中でも特に安くお買い物できる場所となっています。
特にイスタンブールにはグランドバザールという最大規模のバザールがあります。勿論日本と比較して物価が異なりますのでそのままでも十分安いのですが、トルコ人にとってはかなりお高いお値段とのこと。お買い物の際には値段交渉をしてから買うのがおすすめです。
両替するのにお得な場所
海外旅行に必ず必要になってくる作業といえば、両替です。行く国によって、日本出国前に両替した方がいいのか、現地で両替した方がお得なのかも異なってきますし、場合によっては日本円から直接両替できない通貨もありますが、トルコに行く場合についてはどうなのかをご紹介します。
日本国内での両替
日本国内においては銀行や両替所、金券ショップ、空港内での銀行の両替専門窓口など、外貨両替を扱っているところは多数あります。現地に着いて両替は不安だから日本を出国する前に両替しておきたいという方も多いとは思いますが、実は日本国内ではトルコリラに両替を行うことはできません。
トルコ到着後の両替
日本国内ではトルコリラへの両替ができないため、現地に到着したらまず両替する必要があります。街中で両替することに不安を感じる方は空港で全て両替してもらうと安心です。物価が安いトルコでも両替手数料は特別安いわけではないようで、手数料が4%ほど取られます。街中ですとグランドバザールがお得に両替できるのでおすすめです。
ATMの手数料
トルコではクレジットカードが普及しており、日本と異なり少額からでもクレジットカードでの支払いができるところが多くあります。また、ATMではクレジットカードによるキャッシングや、新生銀行やシティバンクの口座をお持ちの場合は自分の日本円の口座から引き出すことができます。
引き出し手数料は一回5.7リラからと、ここは日本の物価と変わらないようです。また、クレジットカードによるキャッシングの場合は、トルコの物価は一切関係なく日本のカード会社の規則による利息が発生しますので注意が必要です。
トルコではチップは必要?
海外旅行の際、日本にはない文化で戸惑うことの一つがチップです。食事や宿泊、タクシーなどの交通サービスに対して支払うチップは欧米の文化として知られていますが、最近はそれ以外の国でも旅行者のみチップが必要な場面も増えてきました。トルコは本来チップのいらない国ですが、必要になってくるのは以下のような場合です。
レストランでの食事の際
レストランでの食事の際は、チップが必要になってくる場合があります。日本でも高級なレストランですとサービス料が10%ほど伝票に書かれている場合がありますが、トルコでも同じような場合が多いです。もし伝票に表記されていなくても高級店ではお会計の10%ほどをチップとして支払うとよいでしょう。
ホテルに宿泊の際
ホテルでは、ベルボーイやルームサービスに対して相場である1~5リラ程のチップを支払ます。また、ルームメイクをお願いする際もチップを置いていく方がベターです。ベッドの上などに同じく1~5リラほど置いておくとよいでしょう。物価の安いトルコではチップの相場もかなり安いですので気軽に支払うことができます。
いまお得なトルコに行こう
いかがでしたでしょうか。食事やホテルなど、旅行者の気になる点を中心にこの記事ではトルコの現在の物価についてご紹介いたしました。トルコリラの暴落後現在も元通りには回復していませんが、為替市場とは予想外に動くこともあるものです。トルコに興味を持った方は、今お得なうちにぜひトルコを訪れてみましょう。
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