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アヤソフィアの見所!大聖堂や博物館を観光!イスタンブールの世界遺産!

アヤソフィアの見所!大聖堂や博物館を観光!イスタンブールの世界遺産!
投稿日: 2017年8月26日最終更新日: 2020年9月7日

トルコの不動の人気観光地である、イスタンブール。そこにあるアヤソフィアはおすすめの観光地の一つです。綺麗な装飾が施された内装とその赤い色をした独特な外観。その美しさだけが訪れる理由ではなく、トルコの歴史や文化を知るうえで重要となるアヤソフィアに是非行ってみて!

トルコイスタンブールの観光地アヤソフィア見出し

ヨーロッパとアジアが混じった独特な文化を形成してきたトルコ。観光地としても魅力的で、世界中の多くの人から支持を集めています。中でも大都市イスタンブールは観光客の憧れの街。ブルーモスクやトプカプ宮殿などの歴史的建造物は、トルコ観光の人気スポットですが、アヤソフィアもその一つ。今回はそんなアヤソフィアの魅力をお届けします!

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アヤソフィアの位置するイスタンブールとは見出し

まず、アヤソフィアが位置する、イスタンブールとはどんな都市なのでしょうか。イスタンブールはトルコにおいて最も人気の都市で、年間を通し多くの観光客が訪れます。外国人観光客のその割合はなんと国内の約30%以上を占めています。日本人観光客は90%がイスタンブールを訪れています。そのため名前だけでも聞いたことがある人も多いはず。

イスタンブールは首都のアンカラを抑え、人口の20%を占める最大の都市です。そのため経済や文化、歴史の重要地としてもされており、多くの重要な建造物もこのイスタンブールに存在します。観光地としても見ごたえがあるものも多く、ユネスコによる世界遺産のリストに登録されているものも。そして今回のアヤソフィアもその世界遺産の一つです。

イスタンブールその魅力見出し

イスタンブールはボスポラス海峡を挟み、2つの大陸にまたがる唯一の都市。その位置関係のため、歴史においてヨーロッパとアジアをつなぐ重要な役割を果たしてきました。その様々な地域の影響を受けてきた歴史がイスタンブールの独特な文化が形成したのです。その多様な文化がトルコ、イスタンブールの魅力の一つとなっているのです。

アヤソフィアの魅力を形成したその歴史見出し

アヤソフィアはイスタンブールの建造物や宗教を学ぶ上で、是非訪れてほしい博物館。イスラム教とキリスト教の融合した文化を学ぶこともできます。建物自体のその美しさから「ビザンティン建築の最高傑作」とも呼ばれることも。アヤソフィアの魅力の秘密は二つの宗教文化が混ざった経緯に隠されています。そんな不思議なアヤソフィアの歴史とは?

アヤソフィアのその歴史は360年まで遡ります。最初はビザンチン帝国時代の教会としてコンスタンティヌス帝によって建てられました。その後火災で焼失したり、反乱で崩落されたりで当時の面影はなく、3回の立て直しを経て、現在のアヤソフィアの姿になりました。完成されたのは537年。日本の歴史に置き換えると大和朝廷の時期なので驚きですよね。

このことからもわかる様に、最初はキリスト教の総主教会として建てられたアヤソフィア。イスラム教のモスクに改装が始まったのは1453年のオスマントルコ帝国の時代でした。この改装工事は1931年まで引き続き、1935年からは現在のように博物館として使用されています。1985年にイスタンブール歴史地域の一つとして世界遺産リスト入りしています。

アヤソフィアの見どころ1:見る者を圧倒させるその外観見出し

そんな歴史を持つアヤソフィア。今度は見逃せない観光スポットを中心に見ていきたいと思います。最初のポイントは大聖堂。大きなドームとミナレットと呼ばれる塔を見ているとトルコにやってきたなとワクワクしてきます。ビザンチン建築の最高峰である建築様式は見る者すべてを圧倒。有名なブルーモスクと対照的な赤色をしているのも特徴です。

アヤソフィアはその大きさに圧倒されると思いますが、余裕があったら夜になってからまた戻ってきてみるのも面白いです。その迫力にプラスされライトアップされたアヤソフィアはとても美しいので見る価値ありですよ。イスタンブール歴史地域として世界遺産登録されている他の建造物も一緒にライトアップされているので夜のお散歩にもおすすめ。

アヤソフィアの見どころ2:モスク内にあるモザイク画見出し

大きな大聖堂を体験するためアヤソフィアに行ったら、内部はしっかり見ておきたいところ。一番の見どころはやっぱりモザイク画。イスラム教のモスク内部に、キリスト教のモザイク画がるというなんとも不思議な光景はイスラム文化とキリスト文化が混じるアヤソフィアならでは。アヤソフィアの古い歴史もこのモザイク画から感じることができます。

実はこのモザイク画、アヤソフィアがキリスト教の大聖堂からモスクとして改装される際、すべて塗り固められてしまったのです。理由はイスラム教が偶像崇拝を禁止していること。キリスト教の神のように絵や彫刻などでその信仰の対象を表現することがイスラム教では禁止されています。そのためアヤソフィアのモザイク画は禁止だったのです。

モザイク画を見るのにおすすめなのは昼間の光がたくさん入る時間帯です。上階に位置するギャラリーでは薄暗い感じがぬぐえないアヤソフィア中央部分とは異なり、光がよく入る昼間は特に明るい世界が広がっているのでモザイク画がよく見えます。上階から見下ろすと天井からつるされた証明が作り出す花びらのような模様も綺麗でおすすめです。

アヤソフィアの見どころ3:ミフラーブの位置見出し

キリスト教のモザイク画はアヤソフィアがキリスト教の教会であったことを思い起こさせますが、アヤソフィア内部にはもう一つここがキリスト教の大聖堂であったことを感じさせるものがあります。それが、メッカの方向を示すために設置されるミフラーブの位置です。

イスラム教のモスクの内部には必ず設置されるこのミフラーブ。ミフラーブとは礼拝堂尾の正面の壁につくられるくぼみで、人々はこれで最大の聖地であるメッカの方向がわかります。通常モスクを建築する際、このミフラーブを建物の中心として建築を進めていくのですが、キリスト教の大聖堂だったアヤソフィアは少し右にずれているのがわかります。

アヤソフィアの見どころ4:イスラム教を感じる装飾見出し

モザイク画の印象が非常に強いアヤソフィアですが、イスラム教の装飾もこのアヤソフィアの魅力の一つ。中に入ると壁にかかる巨大な円盤たちが目につきます。そこにはアラビア文字でアッラーや預言者の名前が。ミンバルと呼ばれる説教壇やスルタンの礼拝のための設置室などからアヤソフィアがイスラム教のモスクであったことを思い出させます。

大聖堂内部にはもう一つ注目してほしいものがあります。それは北西奥に位置する支柱。多くの人がここに並んでいるので一目でどこかがわかるでしょう。この支柱は地下にある貯水池からくる湿気によって大理石で作られた支柱がしっとりと感じられるのです。ここにある穴に指を入れて手を360度回せた人には幸運が後ずれるという逸話があるそう。

アヤソフィアの見どころ5:貯水池が見れる地下宮殿見出し

先ほどの幸せを運ぶかもしれないという逸話がある支柱の説明で、アヤソフィアには地下に貯水池があることに触れました。実はこの貯水池も見学することが出来るのです。この貯水池を見学できるのはブルーモスクとアヤソフィアの間に挟まれた位置にあるYerebatan Sarnıcı(イェレバタン・サルヌジュ)と書かれた地下宮殿です。

6世紀のビザンチン帝国の皇帝、ユスティニアヌス1世が建てたと言われるこの地下宮殿。336本もの支柱をライトアップすることによってつくられる幻想的な雰囲気はなんともフォトジェニックで、美しさは息をのむほどです。この貯水池は黒海に近い水源から水を引いてきたものを貯め、アヤソフィアやトプカプ宮殿の水源の一つとして使用されました。

1964年に公開されたジェームズボンドの撮影地にも起用されたことや、2013年に発行されたインフェルノのクライマックスでもこの場所が取り上げられています。そのため観光客は次第に増えているようですよ。この中にはアヤソフィアでは見ることのない建築スタイルや装飾を見ることができます。

現在はその美しさから宮殿と呼ばれていますが、当時は貯水池の役割を果たすことができればそれでよかったため、その内部は何ともユニーク。是非注目してほしいのは、支柱の土台として使用されたメデューサの彫刻です。支柱の高さ調節のために頭だけを使用したメデューサの向きわけは、魔力の封じ込めやローマ文明の征服の証明など諸説あります。

イスタンブール観光には外せないアヤソフィア!見出し

その巨大な大聖堂が特徴的なアヤソフィアは、その由縁や歴史を知るたびに魅力が深まるばかり。不思議な逸話を持つ支柱から有名なモザイク画まで見どころたくさんです。世界遺産登録も納得のその美しさと独特な文化の面白さ、見逃すのはもったいないですよね。トルコのイスタンブールを訪れる際にはぜひアヤソフィアに立ち寄るのもお忘れなく!

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