トルコの首都アンカラは観光スポット!見どころまとめ!テロなどの治安情報も!
トルコ共和国の首都であるアンカラはローマ時代の歴史的建造物など見どころがたくさんあります。政治の中心地として高層ビル群と赤い屋根が特徴の旧市街が入り混じる2番目に大きいトルコの首都、アンカラで異文化に浸りましょう!気になる治安情報も必見です。
目次
- 実は見どころ豊富!トルコの首都アンカラ
- トルコの首都アンカラの観光地1:アナトリア文明博物館
- トルコの首都アンカラの観光地2:アンカラ城
- トルコの首都アンカラの観光地3:アタチュルク廟
- トルコの首都アンカラの観光地4:コジャテペ・モスク
- 人気観光地イスタンブールと首都アンカラのテロ情報
- トルコ人気観光地イスタンブールでのテロ1:2017年1月1日
- トルコ人気観光地イスタンブールでのテロ2:2016年12月10日
- トルコ人気観光地イスタンブールでのテロ3:2016年6月28日
- トルコ首都アンカラでのテロ1:2016年3月13日
- トルコ首都アンカラでのテロ2:2015年10月10日
- 首都アンカラ観光の際気を付けたいこと1:夜の街歩き
- 首都アンカラ観光の際気を付けたいこと2:知らない人からの声かけ
- 首都アンカラ観光の際気を付けたいこと3:服装
- 治安とテロ情報に気を付け、安全にトルコの首都アンカラを楽しもう!
実は見どころ豊富!トルコの首都アンカラ
歴史の中でヨーロッパとアジアの架け橋となってきたトルコは、観光地としても魅力的な国です。しかし、トルコの観光地として有名なイスタンブールが、その首都だと勘違いしている人もいるのではないでしょうか。トルコの首都はイスタンブールでなくアンカラという都市です。今回は首都アンカラのおすすめの観光スポットと治安情報についてです!


トルコの首都アンカラの観光地1:アナトリア文明博物館
最初におすすめするのは、アナトリア文明博物館です。先史時代から文明があったこのアナトリアとは、首都のアンカラを含むアジア大陸の最西端に位置するアナトリア半島周辺の地域を指します。この博物館ではアナトリアに起こった文明の歴史の変遷をたどることができるでしょう。特にヒッタイト王国に関するものが多くみられます。
ヒッタイトとは
ヒッタイト王国とは紀元前18世紀からヒッタイトと呼ばれる人々によってつくられた王国を指します。その最盛期の王国の領域は首都のアンカラをはるかに超え現在のイラクに当たるメソポタミアの北部にまで及びます。高度な製鉄技術を持ち合わせており、ほか民族は打ち勝つことができませんでした。この博物館ではその優れた鉄器などを見ることも。
【トルコ】カッパドキア
— ★一度は行ってみたい絶景★ (@ZekkeiitteQ) August 12, 2017
カッパドキアはトルコの首都アンカラの南東にあるアナトリア高原の火山によってできた大地をいう。「美しい馬の地」の意味。
詳細は→https://t.co/KHhClN23HF
⇒ pic.twitter.com/2LCePlwLyj
トルコの首都アンカラの観光地2:アンカラ城
トルコの首都にある、アンカラ城はローマ時代に基礎がつくられ2,000年の時を越えて今もその形を残します。入り口から城に向かうまでの歴史地区では、カフェやレストランなどが並び、ここでお土産を買うことも。この要塞の中は今でも小さな町として存在し、人々が住んでいるのです。首都アンカラ市街の美しい眺めが城から堪能することができます。
トルコ共和国
— 世界の国旗bot (@iro2_kokkibot) August 8, 2017
人口 7472万人 首都 アンカラpic.twitter.com/8UWcGXYhc1
トルコの首都アンカラの観光地3:アタチュルク廟
対称的にずらっと並んだ10本の柱が印象的なこのアタチュルク廟は、首都アンカラのおすすめ観光地の一つです。これはトルコの初代大統領であるムスタファ・ケマル・アタテュルクを祀る霊廟となっています。広々とした中庭や建物のデザインは特徴的でその存在感は首都を代表する大きさ。観光地として人気の場所であるのも納得がいくでしょう。
このアタチュルク廟は、トルコの第2の大統領であるイスメト・イノニュのお墓も位置しています。しかし、ここで見られるのはお墓だけではないのです。大統領が愛用した品々や各国から首都アンカラに集まった贈り物を展示した博物館があるのでこちらものぞいてみましょう。また、ここを守る衛兵達の働きぶりも印象的です。
アンカラ pic.twitter.com/rDQhzW6qjn
— O0oooo0O (@miyamaeamatsu) August 6, 2017
トルコの首都アンカラの観光地4:コジャテペ・モスク
1987年に完成したコジャテペ・モスクは、一度に24,000人を収容できる世界最大級のトルコの首都アンカラに位置するモスクです。ゴシック様式が美しい何重からなるドーム型の屋根や88メートルの高さからなる尖塔に圧倒されるでしょう。その大きさから、晴れた日には首都のアンカラの市街どこからでもこのコジャテペ・モスクを見ることができます。
モスク内に入ると目に付くのは、その内装の豪華さです。その美しい装飾が施された中央ドームのアートや、天井からぶら下がる豪華なシャンデリアなど、従来のモスクとは異なったデザインがその特徴です。赤絨毯の上を歩きながら、素敵なモスクを見学しましょう。ライトアップを見るとトルコの首都の象徴であることに納得の美しさです。
人気観光地イスタンブールと首都アンカラのテロ情報
上記からわかる様に、トルコは首都アンカラのように、日本にはない古代の遺跡の数々やイスラム文化を見ることができる都市を多く持ちます。しかしテロ情報によって渡航をあきらめている方もいらっしゃると思います。トルコの人気観光地、イスタンブールやここで紹介する首都であるアンカラで起きたテロ事件を振り返ってみたいと思います。
トルコ人気観光地イスタンブールでのテロ1:2017年1月1日
トルコで近年起きているテロ事件。イスラム国などの活動などニュースで取り上げられることも多く、印象的ですよね。テロ情報を確認することで観光の際に気を付けたいことも見えてくるはずです。まずは、新年のイスタンブールで起きたテロについてです。イスタンブールは首都のアンカラよりもその知名度によりテロの標的になりやすいようです。
2017年、新年が始まったばかりの1月1日にイスタンブールでテロは起きました。39人が少なくとも死亡し、約70人の重軽傷者がでました。死者のうち16人は外国人であったことがわかっています。このテロの起きたナイトクラブの中には、外国人観光客が600人ほどいました。無差別な犯行のこのテロはフランスの首都、パリでのテロを思い起こさせます。
なんども訪れた亡妻の故郷イスタンブール。
— もでらーT (@Modeller_T) August 11, 2017
今年は人気のグランド・バザールで邦人客をさっぱり見かけない。
日本も落ち目なんだなぁと思い込んでいたら、テロを気にして行く人いないんだ、とは帰国してから人に言われて初めて気付いたw pic.twitter.com/o3N7Lt3d62
このテロはイスラム国(IS)による犯行であることがわかっています。ISは犯行声明をトルコでは出さないことで有名でしたが、このテロの直前にはISの指導者である人物が西側でテロが起きることをほのめかすような発言をしていました。これを受け、事件当時イスタンブールでは警官1万7000人による警戒態勢がなされていたと言います。
トルコ人気観光地イスタンブールでのテロ2:2016年12月10日
イスタンブールの中心地に位置するサッカースタジアムの近くで爆弾を使用したテロが起き、29人が死亡し、166人が負傷しました。事件は試合が終了し約2時間が経過した午後10時半頃に起きたこともありサポーターの多くは既に退出していました。亡くなった29人のうち27人が警察官で、これは警察官を狙ったテロであったことがわかっています。
トルコ人気観光地イスタンブールでのテロ3:2016年6月28日
イスタンブールのアタテュルク空港で起きたこのテロは多くの人に衝撃を与えたものだと思います。自爆犯3人を含む48人が死亡し、238人が負傷しました。犯行にかかった時間はわずか10分ほどで、このテロもISによるものでした。観光客も多い空港での自爆テロはトルコの観光産業にも大きな影響を与えたものであったことが言えるでしょう。
イスタンブールのアタチュルク空港。
— いわ@弁護士(本物)&スポチャン (@yanweigaoping) May 4, 2017
この近辺だけで5回ぐらい自爆テロあったから、壁の黒ずみさえ意味深に見えて勝手に緊張するのだが、なぜか警備員たちは平和にダベってる pic.twitter.com/Yiu9vLu7vX
このテロの被害者となった半数はトルコ国籍を持つ方でした。次に多かったのはサウジアラビア国籍、続いてヨルダン国籍とパレスチナ国籍の方です。日本国籍を持つ犠牲者は出ていません。このテロを受けてトルコの大統領であるレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領はテロ攻撃に立ち向かい続けることを誓いました。
トルコ首都アンカラでのテロ1:2016年3月13日
首都であるアンカラの中心部、クズライ地区のバス停付近で起きたこの爆発テロで、34人が少なくとも死亡し、約125人の負傷者がでました。このテロは政府に敵対するクルド系反政府武装組織クルド労働党(PKK)かその関係組織による攻撃であることがロイター通信によるトルコの治安当局への取材で分かっています。
トルコ首都アンカラでのテロ2:2015年10月10日
首都アンカラで死者が少なくとも95人、負傷者が246人に達した自爆テロが起きました。この現場では、事件当時トルコ人とクルド人の反体制勢力の衝突を終わらせるための政府に向けての集会が開かれており、アンカラ駅前で起きていた平和的デモから50メートルほど離れた場所で二回の爆発が起きたのです。
首都アンカラ観光の際気を付けたいこと1:夜の街歩き
テロに警戒することもそうですが、首都アンカラの治安は一体どうなのか、そして観光の際はどのようなことに気を付けていくべきなのか考えていきたいと思います。トルコは実は比較的治安がいい国と言われています。シリアとの国境付近や、南東地域を除けば国自体の治安はよく親日と言われていることからもわかる様に観光しやすい国なのです。
どんな国を観光する際も必ず言われるのは夜間の外出です。人通りの少ない路地裏はもちろんですが、昼間は首都と言え夜になると人通りが減り、歩いている人のタイプも変わってきます。また、お酒を飲むことができる場所は基本的に観光客向けにつくられたものであるので金額は高めに設定されているようです。
首都アンカラ観光の際気を付けたいこと2:知らない人からの声かけ
旅先で現地の人から声をかけてもらったら何かな、と思い付いていってしまう人もいるかもしれません。これは当然のことではありますが、旅先では気が緩みがちなので特に注意してください。特にトルコ人はフレンドリーと言われていますが、知らない人に話しかけてくる人は、客引きか何か企みがある人が多いので十分に気を付けるようにしましょう。
イスタンブールで実際に起きた睡眠薬事件
日本語を話すことができるトルコ人が外から見えにくい建物奥でお茶をもてなすことを提案してくることがあるそうです。確かにトルコではチャイと呼ばれるお茶を客人にもてなす文化があります。しかしこの場合は誘い出したうえで高いものを売りつけようとするか、お茶に睡眠薬を混ぜ、眠った隙に貴重品を奪うというよくある手口だそうです。
首都アンカラ観光の際気を付けたいこと3:服装
女性の方は特に気を付けていただきたいのが服装です。イスラム教徒が多い国であるトルコでは肌を露出した格好で歩く現地人はあまり見かけることはないでしょう。モスクに観光の際は露出が目立つ場合、入館すら断られてしまいます。都市では肌を見せた格好が多くなってきているのも事実ですが、キャミソールや短パンはなるべく控えましょう。
治安とテロ情報に気を付け、安全にトルコの首都アンカラを楽しもう!
テロの情報が目立つトルコですが、普段はとても治安のよい国で首都のアンカラなどまだ知られていない観光スポットも多くあります。それでも気になる方は政府が出す危険情報を随時確認し、危険な場所は避けるようにしてください。観光の際は、イスタンブールだけでなく、首都のアンカラも是非訪れてみてくださいね!
奇妙な岩と気球の旅☆『カッパドキア』/アンカラ(トルコ) pic.twitter.com/EuwYZVxyUj
— 世界はあなたを待っている☆.。.:*・゜ (@travelers_001) August 7, 2017
