自由が丘の熊野神社はパワースポット！縁結びのご利益も！お守り・御朱印ゲット

自由が丘と言えば何を思い浮かべますか？おしゃれなカフェやファッションの街というイメージを浮かべる方も多いかと思いますが、そのほかにも知られざる縁結びのご利益がある「熊野神社」（自由が丘熊野神社）があります。あの世界遺産の熊野古道にある「熊野三山」に由来する自由が丘のパワースポットをご紹介します。

自由が丘という都会の街に静かにたたずむ森。その中心に鎮座する朱塗りの社殿が自由が丘熊野神社です。パワースポットというだけあってその雰囲気は神妙そのもの。にぎやかな商店街を少し離れてゆっくりしてみてはいかがでしょうか。カラフルな御朱印やかわいいお守りをいただいたり、自由が丘の歴史に触れたりすることもできます。

東急線自由が丘駅の北口に広がるにぎやかな自由が丘商店街。自由が丘に来たら食べ歩きしたりカフェに立ち寄ったり、またウインドウショッピングでのんびり散歩も楽しいものですが、そこから自由が丘熊野神社に立ち寄って自然と歴史を散策すると、ひと味違った自由が丘が発見できます。自由が丘商店街を北のほうに5分ほど歩いてみてください。

すると、緑に囲まれた静かな雰囲気の境内が現れます。入り口には桜があり、毎年桜が咲く時期の自由が丘では「さくら祭り」が行われます。ほかにも夏に盆踊り大会が行われたり、都会ながら一年中季節を楽しめますね。神社には縁日や街を巻き込んだ大きなお祭りなど、意外とイベントがたくさんあります。

通りに面した桜と石の鳥居をくぐって進んでみると、豊かな森の中に朱塗りの鳥居が現れます。鳥居にはどんな役割があるかご存じでしょうか。鳥居は、人間が住む世界と神さまの住む世界である「神域」を分ける門なのです。神さまの世界に入る前に、鳥居の前で静かに一礼しましょう。

朱塗りの鳥居の先に鎮座するのは自由が丘熊野神社、地元の崇敬厚い、鳥居と同じ朱塗りの社殿。見るからにご利益をいただけそうな雰囲気です。自由が丘熊野神社のご利益は縁結び。恋人との縁を願うのは大人の自由が丘にぴったりかも。でも、本来「縁結び」のご利益は恋人に限らず人と人との縁を結ぶもの。仕事関係や家族、さまざまな人とのご縁をお祈りしましょう。

社務所には普通のおみくじのほか、縁結びをご利益とする自由が丘熊野神社ならではの「恋みくじ」というおみくじがあります。おみくじのなかでも恋に特化しています。これで今後の恋を占えばうまく実るかも。社殿での参拝と合わせてしっかり縁結びのご利益をいただいていきましょう。

もう一つ、有名なのがかえるのお守り。正しくは「かえる御守」というそうで、かえるのイラストが描かれたお守りです。「無事にかえる」。旅行や転勤、入院された方など、帰りを待つ方へのプレゼントにいかがでしょうか。もちろん、「毎日無事に家に帰れますように」と自分やご家族で持っていてもいいですね。

「自由が丘」というその響きから何を連想するでしょうか。今でこそ高級感ある大人のグルメやファッションの街として有名ですが、その「自由が丘」の祖とも呼ばれる方が栗山久次郎です。自由が丘熊野神社の境内にはその像があります。こういった歴史に触れられるのも神社の魅力ですね。

「自由が丘」という名がつく前、この一帯は碑衾村（ひぶすまむら）と言い、栗山久次郎はその村長でした。その後、一帯の耕地を整理する組合の組合長になるほどに、地元では実に人望の厚い人物でした。その影響力は相当なものだったようで、「自由が丘」という名称がついた立役者でもあったとのこと。まさに「自由が丘の祖」と呼ぶにふさわしい人物です。

神社にはつきもののお祭り。もちろん自由が丘熊野神社でも行われます。例祭日は9月第一日曜日。お祭りには子供神輿をはじめさまざまな神輿が街中を渡り歩きます。「国際親善神輿」という外国籍の方が担ぐ神輿もあり、まさに開かれたお祭り。熱気あふれる自由が丘を楽しんでみてはいかがでしょうか。

こちらは和歌山県の熊野本宮大社。自由が丘熊野神社は和歌山県のこの熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社からなる熊野三山に由来します。その流れを汲む熊野神社は全国で約3千社もありますが、自由が丘熊野神社もその一つです。パワースポットと言われるゆえんですね。

こちらが自由が丘熊野神社の境内。森も社殿も、どこかあの世界遺産と通じる気がしてきますね。自由が丘熊野神社の明確な創建時期は不明ですが、鎌倉時代、信仰の厚い者が熊野本宮神社の御神霊を拝受して祀ったという説があり、ということは7～800年前に作られたと言えそうです。

御祭神（祀っている神さま）は伊弉冉尊（いざなみのみこと）。伊弉諾尊（いざなぎのみこと）の妻です。伊弉諾尊、伊弉冉尊は日本という国を作った神さまで、最初に作られたのが淡路島と伝えられています。上の写真は兵庫県の淡路島にある伊弉諾神宮。そんな「国産み」の神さまをお祀りするのが自由が丘熊野神社ということになります。

伊弉冉尊とともに祀られているのが、伊弉諾尊から生まれた速玉之男尊（はやたまのおのみこと）と泉津事解之男尊（よもつことさかのおのみこと）。この神さまたちはもちろん世界遺産の熊野三山にも祀られています。上の写真は熊野那智大社。熊野三山の一つです。そういうわけで、自由が丘熊野神社には日本を作った神さまの父子が祀られているということになります。ご利益もしっかりいただけそうですね。

神社やお寺でいただくものと言えばお守りが定番ですが、いまは御朱印をいただくのがブーム。そのために全国の神社やお寺を訪れる方も多いとか。もちろん、自由が丘熊野神社でもいただけます。初穂料（御朱印の代金）は300円です。通常は自分の御朱印帳に書いてもらいますが、持っていない場合はその場で御朱印帳を購入することもできます。御朱印帳の初穂料は1,200円です。

御朱印には参拝の証という意味合いがありますので、社殿でしっかりお祈りしてからいただきましょう。御朱印は社務所で授与しています。宮司さんがいれば御朱印帳に直接書いていただけますが、不在のときは書き置きをいただくことになります。書き置きはあとで自分の御朱印帳に貼り付けます。

自由が丘熊野神社の御朱印の特徴として見ていただきたいのが、御朱印右上の「奉拝」に押されている印面。藤や花火など、季節に応じて変えてくれるそうです。色使いもあざやか。一年間の季節を感じながらいただくのもいいですね。自由が丘熊野神社専用の御朱印帳をつくって書いていただけば楽しみ倍増です。

「Mr.都市伝説」関暁夫さんをご存じでしょうか。テレビではさまざまな都市伝説を語り、「信じるか信じないかは、あなた次第です」の決めぜりふで人気です。その関さんもこの自由が丘熊野神社を参拝しています。しかも、その目の前にある「セキルバーグカフェ」というお店のオーナーでもあるとのこと。店内は不思議なグッズが並んでいます。参拝のあとはその不思議な空間を楽しみながら、おいしいカフェメニューで一休み。

自由が丘熊野神社参拝のあとに訪ねてみたいのは、自由が丘の定番スポット「ラ・ヴィータ」です。雰囲気がヴェネチアににしていることから「自由が丘のヴェネチア」と呼ばれ、サロンや雑貨店などが入っています。自由が丘熊野神社で日本の歴史と伝統に触れたら、打って変わってヴェネチアの雰囲気を楽しんでみてはいかがでしょうか。

もう一つ、訪ねてみたいのが自由が丘駅南口にある商業施設「トレインチ」。最近までややさみしい雰囲気だったのですが、2017年8月3日にリニューアルしました。クレープやコーヒーなどが楽しめるお店もオープンして、新たな散策スポットになりそうです。自由が丘熊野神社は自由が丘駅北口なので反対側ですが、お帰りの前に少し足を伸ばしてみてください。

自由が丘熊野神社へのアクセスは東急東横線または大井町線自由が丘駅下車、北口から自由が丘商店街を抜け、徒歩5分ほどのところにある森の中。縁結びのお祈りをしたら、季節によって変わるカラフルな御朱印やかわいいかえるのお守りも忘れずに、新たな活力をいただきましょう。