熱海秘宝館のアクセスや人気のお土産は？大人の観光スポットはすごかった！

熱海秘宝館は、静岡県熱海市に古くからある人気観光スポットです。幅広い年代に人気の定番観光地熱海市にある、一風変わった観光スポットとして有名ですが、その内容の為にあまり詳しく語られる事は少なく、行った人にしかわからない謎のスポットにもなっています。そんな熱海秘宝館へのアクセスや基本、お土産情報などをまとめました。

熱海秘宝館がある場所は、静岡県熱海市の中心部から車で10分ほど南にある、標高約100メートルの八幡山の山頂付近です。熱海駅とは湾を挟んだ向かい側、ちょうど熱海の中心部を南から見下ろせる位置にあります。熱海観光のついでに寄るのにちょうど良い立地です。車でアクセスする場合は、熱海城を目指すと分かりやすいです。

電車とバスでアクセスする場合は、まずJR東海道本線の「熱海駅」で下車します。熱海駅のバスターミナル7番から出ている路線バス「後楽園行き」に乗車し、終点で下車すれば熱海秘宝館は目の前です。熱海駅からタクシーでアクセスすることも可能で、所要時間は約10分です。

バスやタクシーで行くのも良いですが、せっかくなのでロープウェイで登るのが一番おすすめです。八幡山の麓から山頂までロープウェイが出ており、大人片道400円、往復600円。4歳から小学生は子供料金で片道300円、往復400円です。しかし、後述する秘宝館とのセット券がお得なので、ここではセット券を購入するのがオススメです。

秘宝館とは、民俗学的、歴史的、美術的などあらゆる視点で、生物の性や性風俗に関する文物の展示を行う博物館のことです。1970年代から1980年代にかけて全国的に広まり、日本各地にあらゆる秘宝館ができました。その後徐々に衰退し、現在残っている秘宝館はかなり数が減ってしまいました。そんな中、未だに大人気で日々新しい展示も増えている、日本全国でも貴重な秘宝館がこの熱海秘宝館です。

まず、熱海秘宝館は18歳以上のみ入場可となっています。18歳未満は入ることができませんので注意して下さい。熱海秘宝館の営業時間は9時30分から17時30分、最終の入場時刻は17時00分です。入場料は1人1700円です。また、館内での写真や動画の撮影は禁止されています。

熱海秘宝館への入場券単体だとやや高く感じますが、ここはロープウェイとのセット券を購入するとお得です。実はロープウェイの往復券と熱海秘宝館への入場券はセットで1800円で買うことができます。ロープウェイの往復券単体だと600円なので、これはお得感があります。また、春休みなど期間限定で学割キャンペーンが開催されてさらに安く買える時期もあります。事前にホームページなどで確認してみて下さい。

熱海秘宝館の館内外には、熱海秘宝館のキャッチコピーがポスターで掲示されています。これは2015年に行われたキャッチコピーコンテストの作品なんだとか。最優秀賞からは熱海秘宝館の雰囲気が伝わってくるので、特に評判です。しかし、この最優秀賞のポスターは一度盗難に遭ってしまったそうです。それでもめげずに次点作品を掲示しているとのことで、熱海秘宝館の情熱が伝わってきます。

受付から入って最初の部屋にあるのが「おみくじ堂」で、館長おすすめの展示だそうです。おみくじ堂の硬貨投入口に100円を投入すると、マネキンの巫女さんがおみくじを持って来てくれます。おみくじを渡して帰っていく巫女さんの後ろ姿も衝撃的ですが、おみくじの内容もなかなか濃くて楽しめます。夜の営みに関するアドバイスや、夜のおすすめ情報が書かれているので、悩んでいる人は参考にしてみてはいかがでしょう?

ちょっとレトロな洋風のミラーの前にソファーが用意されています。外から見ていると何が何だか、よくわかりませんが、ソファーに座ってミラーの方を向くと驚きの仕掛けが隠されています。なんとミラーの中に様々な人の像が現れて、いろいろなことをしてくれるんです。ミラーの像が何をしてくれるのかは、座ってからのお楽しみ。映し出される像はいくつかバリエーションがあるので、何回か座って試してみて下さいね。

順路をどんどん進んで行くと、嫌でも目に止まるのが珍木馬です。一見して何をイメージしているのかがわかるデザインで、なんとも言えない奇妙な形をしています。さらにこの珍木馬、100円を入れると光るし動きます。しかも乗って楽しむことができます。なんともリアクションに困る乗り物ですが、盛り上がり所のわからなさにむしろ盛り上がること請け合いです。

熱海秘宝館の展示室は3階から1階まであり、見たり触ったりして楽しめる展示物はなんと30種類以上です。少し時代を感じる展示物もあれば、新しく取り入れた展示まで様々。展示物の入れ替えも行っているそうですので、昔行った事があっても、再訪したらまた違った物が見られるかも?ひとりだと展示品も楽しみづらいので、友達や冗談の通じる恋人と行くのがおすすめです。

遠目には教科書に出て来そうな、江戸時代の絵画がずらっと並んだコーナーがあります。でもよくよく見ると、これらはすべて江戸時代の春画。江戸時代らしい浮世絵ですが、どれも生々しく、迫力があります。見ていて感心するほどです。今も昔も人間って同じなんだと、江戸時代の人がぐっと身近に感じられること間違いなしです。

出口の近くにあるゲームコーナーは、一見普通のUFOキャッチャーやクレーンゲームが並んでいるように見えますが、実は景品になっているものも、秘宝館らしさがいっぱいです。是非挑戦しておもしろいお土産を手に入れてみましょう。

展示内容充実の熱海秘宝館ですが、もちろんお持ち帰りのお土産も変わったものがたくさんあります。ちょっと過激なジョークグッズから、比較的万人受けしそうな子宝祈願のカステラや絵馬など。どこで使って良いか困ってしまう、お役立ち手ぬぐいなんかもおすすめですよ。人を選ぶお土産が多いので、贈る時は相手のことを考えて慎重に選びましょう。

熱海秘宝館を出るとそのままロープウェイの駅になっていますが、帰るのはちょっと待ちましょう。ロープウェイの駅を抜けて外に出ると、展望台になっています。ここは相模灘と熱海市街地が一望できる人気の絶景スポットなのです。

更にこの展望台には愛錠岬(あいじょうみさき)と呼ばれるモニュメントがあります。カップルで絵馬に願い事を書いて、このモニュメントに結び付けると成就すると言われています。絵馬は展望台の売店で購入することができますよ。秘宝館とは打って変わって、こちらは少し真面目な恋愛成就スポット。秘宝館でちょっと疲れた方は、ここでゆっくり心を落ち着けて行きましょう。

熱海秘宝館と同じく八幡山の山頂近くにあるのがこの熱海城です。熱海城は1959年に建てられたもので、天守閣からは熱海市街地と相模灘が一望できます。熱海城周囲には208本の桜が植えられており、春には桜祭りも開催されます。建物は近代の建築と言えど、やはり桜とお城は合うものです。桜の季節に来たら、是非熱海城も訪れて下さい。

秘宝館は撮影禁止で、ちょっと写真を撮り足りないと思っているあなたにはこちら、熱海トリックアート迷宮館がおすすめです。熱海秘宝館と同じく八幡山の山頂近くに建っており、熱海秘宝館や熱海城と併せて観光するのが人気です。中には錯視を利用したトリックアートが約50点展示されており、写真撮影も可能となっています。

熱海の気になる人気スポット熱海秘宝館について、アクセスや基本、お土産情報などをまとめました。それでも写真や文章では語り切れないのがこの熱海秘宝館、是非実際に足を運び、ユニークな展示の数々を見て触って楽しんで下さい。