マウンテンは名古屋観光におすすめ！摩訶不思議な名物メニューを紹介！

名古屋にはエベレストよりもある意味高い山「名古屋の山」こと名古屋名物喫茶「マウンテン」があります。そのあまりにも無謀とういうか人知を超えるほど摩訶不思議なメニューゆえに、時として名物ならぬ迷物として揶揄されるほどです。そんな摩訶不思議な喫茶「マウンテン」ワールドのまとめ情報です。

名古屋市昭和区に摩訶不思議メニューが売りの喫茶店があります。それが「マウンテン」です。一見普通の喫茶店なのですが、メニューの名前は「甘口抹茶小倉スパ」、「ひろしのわがままホットケーキ」など想像のつかない甘いメニューが盛りだくさんです。それなのに平日のランチは行列ができるという不可解な現象が起こる喫茶店です。

もともとは近隣の学生に大盛りのメニューを安く出すことを売りにしていたお店でしたが、20年以上前に店主がご飯を食べた後にみんなで取り分けて食べる、温かくても冷めてもおいしいデザート感覚のパスタということで開発しました。ただの甘いパスタではなく、甘いソースに合うパスタのモチモチ感や、高級食材などいろいろこだわりもあるのです。

名古屋の地下鉄名城八事日赤(やごとにっせき)駅から徒歩8分か、鶴舞線いりなか駅より徒歩10分です。住所は愛知県名古屋市昭和区滝川町47-86、電話番号は052-832-0897です。基本の定休日は月曜日で、月曜が祝日の場合は火曜日が変わりにお休みになります。営業時間は9時から21時30分でオーダーストップは21時です。

摩訶不思議メニューの宝庫、名古屋観光名物の「マウンテン」ですが、行く前に少し知っておきたいことがあります。グループで来店する場合の会計は全員分まとめてとなります。注文するのは中学生以下及び高齢者以外は一人一品以上となります。席の予約は出来ません。と、ここまでが一般的に知られている情報です。

メニューは量、甘さ共に想像を絶する摩訶不思議メニューのため、観光といっても気を引き締めて取り掛かる必要があります。自己責任を持って注文、飲食しましょう。心配な方は胃薬もあれば尚可です。ハーフサイズもありますが、通常の大盛りが「マウンテン」のハーフサイズくらいだと考えても問題ないくらいの大きさです。

喫茶「マウンテン」に入店することを「入山」、完食することを「登頂」、途中でリタイアし完食出来なかったときを「遭難」といいます。ちなみに甘口パスタ用に2010年からスタンプカード「マウンテンに登頂してみよう」が作られ、それぞれ「登頂」、「遭難」のスタンプが押され、スタンプが貯まると甘口パスタ一食と交換できるシステムがあります。

「マウンテン」に来たら名物甘口スパは是非おすすめしたいメニューです。これぞ元祖マウンテンの甘口パスタです。しかも注文一番人気のメニューとなれば、甘いもの大好きな方には是非挑戦していただきたいおすすめメニューです。これを完食した後、ケーキ屋さんの前を通るのはちょっとした罰ゲームな甘さです。

「ひろしって誰でしょうか?」と尋ねると店員さんから返されるのは「さあ…」という返事しか返ってこないのですが、食べているうち誰がひろしかどうかはわからないけれど、かなりワガママなのは違いないと確信させてくれるくらい生クリームと小倉あんとシロップたっぷりホットケーキが襲い掛かってきます。ひろし欲張りすぎです。

個人的に無理なのでチキンになっているのがこの緑のパスタ「甘口メロンスパ」です。なぜ「登頂」出来ないかというと、メロンが数切れと緑の大量パスタに生クリームというシンプルすぎてきついのです。常連さんいわく生リームが溶ける前に食べろとおっしゃるのですが、あまりの甘さに二口目がついつい遅れをとり、溶けてしまいます。

「甘口抹茶小倉スパ」に続いて人気なのが「甘口バナナスパ」なのです。お菓子作りをする人はご存知かもしれませんが、バナナは火を通すと甘みが強くなり口にその甘さが残ります。そのためこのバナナスパはかなりの曲者なのです。見た目はバナナ一本分とチョコクリームと生クリームで彩られ、これならいけそうではないかと錯覚させます。

ところは実はパスタの中にも炒めたバナナが入っており、こちらが胃と口の中にどーんと攻撃を仕掛けてきます。そしてもたもたしていると生クリームが溶けてパスタに絡み、その執拗な甘さがどこにも逃げ場のないトラップとなるのです。この脅威の観光名物を目当てに全国から今日も強物たちが胃腸を鍛えマウンテンに挑戦しています。

甘いものだけではないので安心して下さい。ちゃんとご飯ものなど甘いものメニューのお助け役として「マウンテン」には用意されています。さすが元祖学生さん向け大盛り喫茶店です、大盛りの基本が違います。甘いものの大盛りは苦手だけど大盛りを楽しみたい方におすすめです。ちなみにこのケチャップの顔は毎回微妙に違います。

もうひとつど肝を抜かれたい方におすすめなのが「スパイス合衆国」です。一見リゾットのような見た目にちょこんと乗る卵と紅生姜ですが、実は辛口カレーです。卵でスパイスまろやかどころか逆に辛いのを際出すようです。これと甘口スパと交互に食べていくと胃袋の中で食べ物が文字通りケンカしますので、注文するアイテム選びにはご注意ください。

カレーうどんならぬ、カレースパです。アルデンテなうどんを想像していただければ宜しいかと思います。かなりの太麺パスタのため本当にうどんに見えてきます。麺の量ですが、3人分くらいはあるかと思われます。これなら地元以外から来た観光客でもなんとか挑戦できそうです。麺好きな方に挑戦していただきたいメニューです。

少し辛めですが、てっぺんに乗っている卵が辛味を和らげてくれるので、結構美味しく食べれます。あと余談なのですが、麺をずるるといくとかなりスープが飛びます。また「マウンテン」のテーブルは比較的小さめなので、ご自身や同じグループで行かれる方はなるべく白い服はさけることをおすすめします。

「マウンテン」の夏と秋に限定で食べれるのサボテンメニューです。ちなみにこちら在庫がなくなったら売り切れのメニューなのですが、このサボテンは「マウンテン」の駐車場に生えていますので車で観光に来られる方は轢いてしまわないようにご注意下さい。ちなみに味ですが、少し粘り気がある微妙な酸っぱいキュウリっぽい味です。

これはもう笑うしかないサイズです。飲み物だってこの通り「マウンテン」サイズです。マウンテンのメニューとしてはかなり普通の部類に入りますが、サイズが半端なく大きいので、このフロートと食べ物を食べるとお腹がとんでもないくらいに膨れます。そしてこんな特大サイズなのに500円前後とオーナーの懐の広さを感じさせます。

これはシンプルにすごい一品で、ベースがパスタではなくパンなのでいけるかなと思いますが、結構苦戦します。1時間くらいは食事にかかるらしいです。分厚く塗りたくられた生クリームの上には、クリームを凌駕するほどのあんこが潜伏しています。名前の「あつげしょう」もどこからどのように突っ込んでいいのかわからない領域です。

実は裏メニューなのですが、「小倉丼」は甘党勇者たちを何度も撃沈したいわゆるラスボス的存在の甘口メニューです。丼だというのにまずご飯が見えません。大量のあんこを押しのけるとようやく見えるご飯にはなぜかイチゴが混ぜられた赤いごはん、さらに意味不明のなのはそのご飯に埋められたくるみです。ちょっとあんこが嫌いになりそうです。

いかがでしたか?怖いけれども覗いてみたい「マウンテン」ワールド、地元民でもある意味恐れをなしまだ挑戦していない人も多数の喫茶店です。まだまだ紹介しきれないキテレツなメニューがたくさんあります。是非名古屋観光に来たら寄って挑戦していただきたい「マウンテン」です。無事に「登頂」することをお祈りしています。グッドラック!