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加賀友禅!着物着付けや型染め体験できる女子に人気のスポットをご紹介!

加賀友禅!着物着付けや型染め体験できる女子に人気のスポットをご紹介!
投稿日: 2017年9月28日最終更新日: 2020年10月8日

「加賀友禅(かがゆうぜん)」は、石川県金沢市を中心に伝わる伝統の着物です。石川県金沢市には、その加賀友禅の着物の着用体験が出来たり、型染体験が出来るお店がいくつかあり、着物にあこがれる女子に注目されています。その中で女子に人気のスポットをご紹介します。

加賀友禅を体験しよう!見出し

金沢の素敵な街並みの中で伝わる伝統工芸の着物「加賀友禅(かがゆうぜん)」。加賀友禅は、手書きとなると高級です。でも、その素敵な加賀友禅を気軽に体験できる施設や店舗があります。自分のオリジナル作品を作ったり、小物や着物を選んでオリジナルに着てみたりするのが女子に人気となっています。おすすめスポットをご紹介します。

加賀友禅の歴史見出し

加賀友禅とは、国指定伝統的工芸品です。草、花、鳥などの絵が多く使われているのが特徴です。加賀五彩と呼ばれる、えんじ、黄土、藍、草、古代紫の鮮やかで美しい色、虫食いの装飾、外ぼかしや糊置き、友禅流しで洗いなど、各工程にそれぞれ職人がいて、それぞれの職人の技法がギュッと詰まった着物を加賀友禅と言います。

加賀地方には、もともと藍染や梅染、茜染という無地染めがあり、京友禅の創始者である宮崎友禅斎が、加賀に技術を持ち込んで無地染めに色絵などが創作され、加賀友禅が生まれたと言われています。加賀友禅の美しさがすべての工程の職人技で決まり、手書きの加賀友禅は、すべてオリジナルとなり、高級な着物となっています。

京友禅から出来た加賀友禅。どちらも素敵で職人技が見える着物ですが、違いがあります。京友禅は図案調に対し、加賀友禅は草花模様が中心です。また京友禅は淡い色の特徴に対し、加賀友禅は濃い鮮色が使われています。ぼかしの技法も、京友禅は内から外へのぼかしに対して、加賀友禅は外の色が濃く内にぼかす技法が使われています。

加賀友禅も少しずつ変わってきています。多くの人に加賀友禅を知って貰う為、手書きをインクジェットに変え、価格を下げて販売されている物もあります。手書きとインクジェットを見分けられるようになると着物がまた楽しくなります。また、「加賀ロリ」という新しい加賀友禅を見る事も出来、若い人にも馴染みやすい物となっています。

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金沢で体験したい!おすすめ伝統工芸品を手作りできるスポットまとめ! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
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加賀友禅の大切な糸目糊見出し

加賀友禅を作る工程の中でも、加賀友禅の美しさはこれで決まると言っても過言ではない「糸目糊」があります。糸目糊は、糊置きという工程で下絵に沿って、糊を置いていく作業です。この糸目糊は、もち米が原材料となっていて、水で流れやすい物となっています。加賀友禅会館では、水につけて糊が落ちるのを体験出来、おすすめです。

この糸目糊は、糊置き職人が、季節、気温など長い経験を積んで、それぞれオリジナルの糊を製作するので、プロの糊置き職人と同じ糊を作る事は誰にも出来ません。この糸目糊は、友禅流しの時に流されて、生地に残る事はありませんが、この糸目糊があってこそ加賀友禅のはっきりとした花の形が出て、素敵な加賀友禅となります。

加賀友禅の命となる水見出し

金沢の浅野川で昔は友禅流しをされていたので、浅野川付近を歩くとよく見る事が出来ました。友禅流しは、職人が、染色後の糊や余分な染料を水がきれいな川の水で洗い流す工程です。川の水の温度が低いほど繊維が縮まって、鮮やかな深みのある色合いが出て、素敵な加賀友禅の模様となるので、この冷たい水は加賀友禅の命となります。

昔の友禅流しの場所は、浅野川でしたが、今は地下水を汲み上げて、冷たいきれいな水の人工の川を「友禅団地」に作り、職人がそこで友禅流しをするというのが一般的となっています。友禅流しは大変な作業。でもこの作業が大切な加賀友禅です。雪解けの時期は、運が良ければ浅野川で友禅流しを見る事が出来るかもしれません。

加賀友禅の拠点【加賀友禅会館】見出し

金沢市小将町にあり、加賀友禅の拠点となっています。より多くの人に気軽に親しめるように、加賀友禅に触れる事が出来る店舗です。販売コーナーもありますが、高い着物を買わされるような事はありませんので、安心して入る事が出来る店舗です。建物は3階まであり、2階、3階は、貸しホールや貸しスペースとなっています。

1階は、加賀友禅博物館のような感じで、加賀友禅の職人の仕事を見る事が出来る実演コーナー、特別展示室や資料、加賀友禅が作られる工程の展示など有料の空間となっています。地階は、無料のスペースとなっていて、休憩所、販売コーナーがあり、気軽に加賀友禅に触れる事が出来ます。また、型染め、着物着用体験なども実施されています。

「加賀友禅会館」で加賀友禅の型染め体験見出し

「加賀友禅会館」有料体験コーナーで、型染め体験が出来、オリジナルハンカチやオリジナル巾着を作る事が出来ます。所要時間は長くて約1時間。団体以外は予約不要ですので、フラッと立ち寄って体験する事が出来ます。完全オリジナル、デザインから始める手書き体験もありますが、初心者には型染め体験がおすすめで、女子に人気です。

職人さんが丁寧に、加賀友禅の特徴などを含めながら型染めを教えて下さるので、初心者も安心して体験する事が出来ます。筆を使って塗り絵のような感覚で染めを体験していきます。筆を使うので、比較的手が汚れる事はなく、心配はありません。また型紙を使うものもあります。型染めでも少し絵を加えオリジナル感を出す事も出来ます。

加賀友禅の特徴である、外ぼかしや虫食いの事も職人さんが丁寧に教えて下さいます。ここで、職人さんの技を見る事が出来る場合もあります。型染め体験でオリジナルを作りながら、加賀友禅の事が詳しくなれるので、ぜひおすすめの体験です。型染め体験は所要時間約20分で1620円、手書き体験は所要時間約60分で2700円と有料です。

「加賀友禅会館」で加賀友禅の着物着用体験見出し

「加賀友禅会館」で、着物着用体験をする事が出来ます。有料となっていて、着用体験のみなら2000円で体験でき、散策するなら3時間4500円の料金がかかります。いつも素敵な着物が用意されています。この加賀友禅、着用体験は、どんな体形の人でも着る事が出来るように上下別のセパレートもあり、職人さんが着せてくれます。

着用散策体験は、晴れの日のみです。下駄やバッグも選びオリジナルのスタイルで散歩してみるのはおすすめです。金沢の観光名所「ひがし茶屋街」までゆったり散策するのはおすすめです。国指定重要文化財の茶屋「志摩」があり、加賀友禅会館から約20分で行く事が出来ます。営業時間は、9時から4時半。定休日は水曜と年末年始です。

住所:石川県金沢市小将町8-8 電話番号:076-224-5511

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金沢の女子旅におすすめ!絶対に行きたい人気のオシャレスポット9選! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
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加賀友禅の作家工房【長町友禅館】見出し

江戸時代初期創業の染元千紅(ちこう)が運営する加賀友禅の工房「長町友禅館」。ここでは、加賀友禅の職人(作家)、「寺西一紘」の加賀友禅の着物や工芸品が展示され、見学する事が出来ます。外にある階段から2階へ上がり、3階から有料で見学が出来ます。この長町友禅館では、予約制の本格染め体験プログラムが実施されています。

「長町友禅館」で加賀友禅の本友禅彩色体験見出し

型染め体験ではなく、本格的な本友禅染技法による手書き彩色を職人さんが丁寧に教えてくれ、本格的なものを手軽に体験できるので人気です。初心者は初級コースを体験、初級コース終了後、中級から上級と進む事が出来ます。約15センチ角のミニ染額を作成します。所要時間は長くて2時間。入館料や送料込みで税別4000円で体験出来ます。

「長町友禅館」で加賀友禅の着物着用体験見出し

「長町友禅館」は予約制で着物着用体験も実施しています。こちらの店舗の着用体験は、女性のみ、型染めの着物をセットで、1日貸し出してくれる加賀友禅があります。貸出していない加賀友禅もあります。サポートしてくれるので誰でも15分ほどで着る事が出来るのでおすすめです。入館料込、税別4000円で貸出時間は9時から17時です。

フォーマルの加賀友禅の着物を羽織って、記念撮影をする着装体験も実施されています。税別1000円で体験できます。営業時間は、通常9時半から17時、定休日は年末年始となっていますが、火曜日と水曜日、12月から2月の冬季は、研修日として休館になりますので、行く前に必ず電話で確認しましょう。本格染めも着用体験もおすすめです。

住所:石川県金沢市長町2-6-16 電話番号:076-264-2811

加賀友禅の作家工房【友禅空間 工房久恒】見出し

東金沢駅からアクセスする方が近い御所町に、加賀友禅の工房「友禅空間 工房久恒」があります。もっと加賀友禅を身近に感じてもらいたいと、着物はもちろん、日々の生活で使うものに友禅染を試みている工房で、国内や海外でギャラリーや展示販売、ワークショップなど行っている工房ですので、事前連絡が必要です。

「友禅空間 工房久恒」で加賀友禅の型染め体験見出し

加賀友禅の着物着用体験は行っていませんが、工房見学が出来、友禅彩色体験も可能です。ハンカチ2500円、ワッペン1200円、トートバック3000円で、糸目糊が入れられた生地に彩色していく型染め体験です。作品は当日持ち帰る事が出来ます。営業時間や定休日は不定で、不在の時もあるので、電話して予約してから行きましょう。

住所:石川県金沢市御所町1-75 電話番号:076-251-7184

加賀 伝統工芸村【ゆのくにの森】見出し

ここは、金沢ではなく小松市になりますが、加賀友禅の型染め体験を気軽に出来、女子に人気のスポットです。「伝統工芸の村ゆのくにの森」は広く、加賀友禅だけでなく、他の加賀の伝統文化を色々学べ、自然も満喫でき、体験も出来る場所となっています。「友禅の館」で、鮮やかな色合いとぼかしの型染め体験が出来ます。

「ゆのくにの森」で加賀友禅の型染め体験見出し

ハンカチ1080円、大判お弁当チーフ1300円、ランチョンマット1300円、Tシャツ2300円と型染めする物の種類が豊富で、オリジナルを作るのに人気です。集中してあっという間が時間が過ぎてしまう程。また、香り袋体験も実施されていて、これもまた人気となっています。営業時間は9時から16時半。定休日はありません。

実は、この「加賀 伝統工芸村ゆのくにの森」の中の「友禅館」の近くの細い川の中には、加賀友禅がディスプレイされていて、友禅流しを見る事が出来ます。実際に職人さんが洗う事はなく、水仕上げとしてディスプレイされています。その風景はとても素敵で、ずっと見ているだけでも癒されます。友禅の館での体験はおすすめです。

住所:石川県小松市粟津温泉ナ-3-3 電話番号:0761-65-3456

【心結】で加賀友禅の着物着用体験と伝統体験見出し

着物レンタルショップ「心結(ここゆい)」は、型染め体験などは出来ませんが、着物着用体験が出来ます。駅から近く、素敵な着物が沢山揃えられていて、自分が好きな柄の着物を着用できるとあって、女子に人気のスポットです。ここは、ただ着用体験するのではなく、琴や香道等の伝統体験も実施してあり、人気となっています。

カジュアルな着物1日税別6500円からの着用体験もありますが、やはり金沢に訪れたら加賀友禅がおすすめです。加賀友禅は、本格「和」の税抜き13000円からのプランで着る事が出来ます。こちらで着る事が出来るのは、加賀友禅の型染め小紋です。素敵な加賀友禅を着用体験するのは、おすすめです。素敵な写真も撮る事が出来、女子に人気です。

住所:石川県金沢市本町1-3-39 電話番号:076-221-7799

【久連波】で加賀友禅の着物着用体験見出し

金沢駅から徒歩約30分のひがし茶屋街の一角にある「久連波(くれは)」。ここは、金沢らしい格子戸の趣のあるたたずまいのお店です。伝統にこだわり、素敵な加賀友禅の小物や着物があります。このお店では、型染め体験はありませんが、要予約で、本格的な加賀友禅の着物を着用体験する事が出来ます。1時間5000円からレンタル出来ます。

ギャラリーもあり、地元の作家作品などを展示販売しています。加賀友禅を気軽に手に出来る小物たちも置いてあり女子に人気スポットとなっています。久連波オリジナルだったり、数量限定だったりするので、気に入った物は逃さないようにしましょう。久連波は、甘味もあり人気です。営業時間は10時から18時。定休日は水曜日です。

住所:石川県金沢市東山1-24-3 電話番号:076-253-9080

加賀友禅を体験するためのアクセス方法見出し

加賀友禅は、石川県の伝統工芸です。もし飛行機を利用する場合、「小松空港」があります。小松空港から小松駅までリムジンバスがあり、移動しやすい石川県です。加賀友禅を体験できる場所への最寄り駅は、主に「金沢駅」「北鉄金沢駅」。駅から、金沢の観光地である東山ひがし茶屋街までに数か所集まっています。

もし、宿泊先などが金沢駅から遠い場合、その他にも粟津や金沢市郊外にも体験できる店舗がありますので、近くの加賀友禅体験場所を探して見るのはおすすめです。着物着用体験は、やはり金沢駅周辺に集中しています。せっかく石川県へ訪れたのであれば、金沢駅まで足を伸ばして、加賀友禅を実際に着用してみるのはおすすめです。

加賀友禅を堪能しよう!見出し

沢山の職人の技が詰まった手書き加賀友禅を見学したり、実際に職人技を見たり、歴史を学んだり、更には気軽に型染め体験したり、着物着用体験したり、金沢は、素敵な時間を過ごす事が出来ます。加賀友禅は、金沢観光を彩りあるものにしてくれるのでおすすめです。ぜひ加賀友禅に触れ、加賀友禅を堪能しましょう。

投稿日: 2017年9月28日最終更新日: 2020年10月8日

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