地域

地域から探す

  • 日本
  • 北米
  • 中南米
  • アフリカ
  • 中東
  • アジア
  • ヨーロッパ
  • オセアニア
キーワード

キーワードから探す

熊本は日本酒も美味しい!有名酒蔵とおすすめの地酒を紹介!

熊本は日本酒も美味しい!有名酒蔵とおすすめの地酒を紹介!
投稿日: 2017年3月25日最終更新日: 2020年10月7日

熊本県といえば焼酎!というイメージの方も多いと思いますが、実は熊本には日本酒の酒蔵もたくさんあるんです。大自然で育まれた美味しい阿蘇の伏流水と良質なお米で造られる日本酒は絶品です。そんなお米やお水が美味しい熊本ならではの美味しい地酒を酒蔵と一緒にご紹介します。

老舗の酒蔵で造られる、美味しい熊本の日本酒見出し

九州本島の中央部に位置し、福岡、大分、宮崎、鹿児島の各県と境を接する熊本県。熊本の地酒といえば、焼酎が有名!というイメージの方も多いと思いますが、実は日本酒の製造にも非常に力を入れている地域であることをご存知ですか?

熊本の美味しい日本酒7選見出し

阿蘇山を始めとする、九州山地の伏流水や湧き水で栽培された熊本名産の肥後米を使った日本酒は、熊本ならではの味わいです。熊本で日本酒が造られるようになったのは明治後期からのこと。そんな伝統ある熊本の地酒7選を酒蔵とあわせてご紹介します。

1.熊本の美味しい日本酒「花の香」見出し

有名度ナンバー1!花の香の魅力

熊本の日本酒の中でもっとも有名なのが花の香です。この花の香は創業明治35年、熊本の山里で醸されている日本酒です。県内外問わず広く親しまれている日本酒で、熊本在住でなくとも飲んだことのある方や見かけたことがある方も少なくはないと思います。

春になると蔵の前に梅や桜などの花が咲き、蔵中に梅の香りが広がることから「花の香」という名前がつけられました。名前の通りの、華やかな香りと甘みを抑えた中辛口のクリアな味わいが特徴。純米大吟醸酒の、「花の香」桜花は720mlで1500円前後とリーズナブルな値段も魅力的です。

花の香の酒蔵見学

花の香の酒蔵見学の見所は江戸時代から続く伝統的な手法、「撥ね木搾り」(はねぎしぼり)にふれられることです。「撥ね木搾り」とは、醪(もろみ)を酒袋に入れ、槽(ふね)に積み込み、撥ね木(1本の巨木)に重しを吊るし、てこの原理で時間をかけてゆっくりとやさしく圧をかける酒造りの手法です。

さらに、花の香の酒蔵では、毎年4月に新酒を振舞う「蔵開き」を行っています。毎年多くの地域の住民が参加し賑わうこのイベント。当日は新酒試飲や蔵見学など、この日にしか体験できないイベントも行われているので、こちらも要チェックです。

花の香の酒蔵見学は、見学料1人200円、約30分かけて説明を聞きながら酒蔵をまわります。9:00〜17:00の時間で年中無休で見学可能ととなっています。しかし、時期によっては作業の工程上、入れない日もありますので必ず電話にて事前予約を行いましょう。

2.熊本の美味しい日本酒「亀萬」見出し

米にこだわった日本酒、亀萬

亀萬は大正5年創業、葦北郡で造られている日本酒です。フレッシュ感のある華やかな香りの日本酒で、すっきりとした味わいが特徴です。一口目は辛めのすっきりとした味わいですが、後から甘みも感じられるさらりとした飲みやすい日本酒です。常温、冷酒ももちろん美味しいですが、燗酒コンテスト、プレミアム燗酒部門で最高金賞を受賞してるおり、熱燗で呑むのが1番のおすすめです。

亀萬の酒蔵見学

亀萬の酒蔵は地元、県外共に有名で年間約1,000人の見学者が訪れます。日本最南端の酒蔵で、昼夜の寒暖差が激しいため発酵温度にこだわった酒作りを行っているのが大きな特徴です。

亀萬の酒蔵見学は、蔵の中を見学し清酒ができるまでの説明を聞いた後、きき酒や試飲を体験できます。見学時間は年末年始を除く、8:00から17:00までとなっています。見学料は無料で酒蔵で出来たての日本酒が飲めるので、日本酒が好きな人には是非行ってほしい酒蔵です。

3.熊本の美味しい日本酒「れいざん」見出し

熊本ならではの地酒、れいざん

れいざんは生産数の9割が熊本県内で消費されている、県外ではあまり知られていない熊本ならではの美味しい日本酒です。日本神話にも出てくる、神々の宿る山「霊山阿蘇」にちなんで名付けられました。

米と水の味がしっかりした日本酒で、すっきりしていて飲みやすいのが特徴です。軽やかでやさしい口当たりの中に、ほのかな甘味と香りがありどんな食事にも合う日本酒です。味、香りが濃すぎず、バランスがよいので普段あまり日本酒を飲まない方や女性におすすめの日本酒です。

れいざんの酒蔵見学

熊本の地酒、れいざんを造っている山村酒造は宝暦12年(1762年)に創業した老舗の酒蔵の一つです。標高550mの地点にあり、九州地方ではあるものの、夏は非常に暑く、冬は急激に冷え込み、季節によって激しく気温が変わります。

れいざんはこの気温差を利用し造られています。店頭ではれいざんの試飲ができるので、実際に日本酒を購入する際は自分好みの味を選ぶことができます。酒蔵の見学時間は、9:00から17:00までとなっています。見学料は無料ですが、少人数のグループのみとなっており、事前予約が必要なので見学の際は前もって確認を行うのがおすすめです。

4.熊本の美味しい日本酒「香露」見出し

幻とまでいわれる、甘口が特徴の「香露」

香露は比較的甘口でフルーティーな香りが特徴の熊本の地酒です。酒名は一般公募で募集し、命名されました。日本酒ですが、すっきりとしていて美味しい、飲みやすい日本酒です。常温〜ぬる燗で飲むのがおすすめで、甘みの強い日本酒なので温めれば温めるほど甘みがましていきます。

特に香露の大吟醸は県外での購入が難しく、日本酒通の間では「幻の酒」と呼ばれることもあります。まさに熊本の美味しい地酒なのです。熊本、福岡では入手困難という訳ではないので日本酒が好きな方は、九州に行った際に飲んでみることをおすすめします。

香露の酒蔵見学

香露を造っている、熊本市島崎にある蔵元の「熊本県酒造研究所」は大正7年(1918)に創業されました。もともとは県内の酒造技術の向上のために設立された研究所であるためこのような名前が付けられており、現在の蔵は大正11年に建てられたものです。

熊本の代表的な吟醸酵母「協会9号酵母」の発祥蔵としても有名です。香露の酒蔵は残念ながら現在見学不可となっていますが、周辺には島田美術館もありますので、観光として立ち寄ってみるのもおすすめです。

5.熊本の美味しい日本酒「美少年」見出し

あの有名アニメにも出てくる日本酒、美少年

飲み口は甘く、後からやや辛口な味わいが追いかけてくるのが特徴の美少年。4合で1,000円以下のコストパフォーマンスもおすすめところです。すっきりした軽い飲み口のため、和食と合う日本酒です。

銘柄の由来は唐の詩人である杜甫(とほ)の「飲中八仙歌」(いんちゅうはっせん)に登場する酒豪の1人崔宗之(さいそうし)にちなんで「美少年」と命名されました。また、有名な漫画家松本零士の代表作「銀河鉄道999」でもアルカディア号の設計者である天才技師、トチローが美少年を飲んでいるシーンは、ファンの間ではおなじみです。

美少年の酒蔵見学

美少年の酒蔵は、廃校になった廃校になった水源小学校に蔵を移した直後、平成28年の熊本地震の影響により出荷に影響が出てしまうほどの大ダメージを受けました。酒の仕込みに使う5つのタンクの内3つが地震の被害を受けたほか、体育館に貯蔵していた10万本の在庫のうち、7〜8万本が割れてしまったのです。

従業員や、他の企業などからの支援もあり、現在では販売網、web販売も復旧しています。そんな美少年の酒蔵見学は、平日限定で可能です。(メールor電話での事前予約が必須)11月から4月の製造期間には蔵での製造工程を見学することができます。5月から10月は製造期間ではないものの、蔵見学と社氏による説明を聞くことができます。

他にも一年を通してのお酒を試飲ができたり、売り場での日本酒の購入もできます。蔵で購入した時だけの限定特典がつくので、見学の際には購入をおすすめします。またこの酒蔵見学の目玉であるラベル製作体験もおすすめです。自分だけのオリジナル日本酒ラベルを作ることができ、できあがったものは一般小売価格と同額にて購入が可能です。

6.熊本の美味しい日本酒「千代の園」見出し

微炭酸で飲みやすい日本酒、千代の園

千代の園は微炭酸で甘口の日本酒です。木の香りが強く、やや酸味があるのも特徴の一つです。いろいろな風味がありますが、全体的には微炭酸で甘さがあるため、アルコール19%にもかかわらず飲みやすく、ついつい飲んでしまうお酒です。日本酒を普段飲まない方や日本酒が苦手な方におすすめですが、「飲み過ぎは厳に慎んで」とラベルにも記載があるように、飲み過ぎには注意しましょう。

千代の園の酒蔵見学

千代の園の酒蔵は、明治29年(1896年)に創業されました。もともとは酒蔵ではなく、米問屋を営んでいた蔵のため、日本酒を造る際の米に対して他の銘柄よりも強いこだわりを持っている酒蔵です。

この酒蔵は、通常の酒蔵見学のように敷地内の売店や資料館を無料で周れるほか、熊本の町おこしの一環である「米米惣門ツアー」でも見てまわることができます。水曜日が定休日で事前予約が必要ですが、このツアーは参加料500円(お土産付き)でガイドがつき、千代の園の酒蔵や周辺の下町の街並みを楽しむことができるおすすめのツアーです。

7.熊本の美味しい日本酒「瑞鷹」見出し

どっしりとした味わいの瑞鷹

瑞鷹は九州、熊本らしいどっしりとした重量感のある味が特徴の日本酒です。非常に濃く、日本酒の味がしっかりとわかる日本酒ですが、くどくなく飲みやすいお酒です。甘さは控えめで後味に苦味が残るため、好みが分かれる日本酒ですが、日本酒が好きな方には美味しく飲めるお酒ではないでしょうか。

名前の由来は、ある元旦の朝に酒蔵の中へ鷹が舞い込んだのを見て、初代蔵元が縁起が良いとし「瑞鷹」と命名されました。瑞鷹は熊本の人気キャラクターである、くまモンがデザインされたカップ酒も出しており、こちらはお土産などにもおすすめです。

瑞鷹の酒蔵見学

瑞鷹の酒蔵は10:00~17:00の時間帯に見学ができます。老舗さながらの立派な蔵構えは日本酒好きではなくとも、一見の価値があります。入場料は無料ですが、団体での見学の際は製造工程に影響が出る可能性があるため、事前に連絡が必要となるので注意しましょう。

休館日は毎週月曜と年末年始(12月28日~1月4日)となります。瑞鷹東肥蔵は、熊本特産のお酒の他にも醤油など各種の醸造品を製造している蔵です。また、大正蔵では赤酒などの資料展示のほかにも、市販していないお酒の試飲や量り売りも行っているため、日本酒好きにはおすすめの見学スポットです。

熊本の日本酒をご賞味あれ!見出し

出来立てのお酒が飲める酒蔵見学は一番のおすすめです。どの日本酒も、熊本ならではの製法や素材にこだわった美味しい日本酒です。高級なお酒や、入手が難しいお酒も一部ありますが、基本的にはどの熊本地酒も通販で取り寄せが可能なものや、東京に営業所がある日本酒ばかりです。好みにあった熊本地酒をご堪能ください。

もっと熊本の情報を知りたいアナタへ!

熊本グルメ名物・郷土料理ランキングTOP21!絶品を紹介! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]のイメージ
熊本グルメ名物・郷土料理ランキングTOP21!絶品を紹介! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
熊本グルメと聞いて何を思い浮かべますか?有名な名物から古くから伝わる郷土料理まで、熊本の絶品グルメをランキングにしてみました。あなたの知らない熊本グルメが隠れているかもしれませんよ。熊本へお出かけの際には、名物の郷土料理をチェックしてみてください。

関連キーワード

投稿日: 2017年3月25日最終更新日: 2020年10月7日

アイコン

RELATED

関連記事

アイコン

人気記事ランキング

アイコン

公式アカウントをフォローして最新の旅行情報をチェックしよう!


  • instagram
  • line

公式アカウントをフォローして
最新の旅行情報をチェックしよう!

旅行や観光スポット・グルメ・おでかけに関する情報発信メディア

©TravelNote