熊本アンテナショップで特産品を購入。地震の復興支援にもなる！

2016年4月14日21時26分、熊本地方を震源とする巨大地震が熊本・大分を襲い、大きな損害をもたらしたのは記憶に新しいことです。熊本地震から発生から約一年を経過した現在、地震からの復興は道半ばではありますが、様々な支援の下、確実に一歩また一歩と新しい熊本への槌音が響いています。

とはいえ、まだまだ地震被害からの復興のための支援が必要なのは変わりません。地震で被害を受けた現地に赴かなくとも立派に地震からの復興支援ができる方法はいくつかあります。そのひとつがご当地の特産品を買うことで被災地に元気を送るといった支援方法です。熊本にはとてもおいしい地元の特産品が数多くあります。

東京では、地方の特産品を扱うアンテナショップが人気スポットになっていて、ちょっとしたアンテナショップブームです。なかでも、銀座・有楽町は、全国の特産品が手に入るアンテナショップの激戦区。現在、約65店舗が確認されているそうです。まさに、“アンテナショップ銀座” の賑やかさです。

その中でも注目を集めているのが「銀座熊本館」。銀座のランドマークである数寄屋橋交差点からは目と鼻の先。首都圏ではここでしか揃わない熊本の特産品も含めて、その品数なんと約1000種類も。今回はその中から、アンテナショップでも売れ行き抜群の熊本特産品のごくごく一部をご紹介します。

からしれんこんは、日本全国に知れ渡っている熊本特産品のフロントランナーです。もちろんアンテナショップでも抜群の人気。そもそもは、病弱の藩主のために「何か栄養のあるものを」と考えた側近が、当時、至るところに蓮が繁茂していたので、増血効能があるれんこんことを提供したのが始まりと言われています。

れんこんは増血剤として優れている上に、からしには食欲増進作用があること、また、れんこんを輪切りにした断面が藩主細川家の家紋と似ていたことから、江戸時代は細川家秘伝の料理だったそうです。明治にはいってようやく一般にもからしれんこんの製法が伝わり、熊本名物の一つになったと言われています。

基本的な食べ方としては、辛子蓮根を10ミリくらいの輪切りにしてそのまま食べると、辛子蓮根本来の味が楽しめます。辛いのが苦手な方は、揚げてみたり、醤油やマヨネーズを付けたりすることで、辛さが和らぐそうです。食欲増進作用もありますので、ご飯も進みます。ダイエットには要注意ですね。

米のみを原料として人吉球磨の地下水で仕込んだもろみを人吉球磨で蒸留し、瓶詰めした焼酎だけを「球磨焼酎」と呼ぶことができます。種類も豊富で、香り高く華やかな味わいのものもあれば、香り高く濃厚な味わいを楽しめるものなど、豊富なブランドの中から好みに合わせて選べるようになっています。

お米が原料ですから、すっきりしてどんな料理との相性が良く、料理の味わいを引き立てます。また米焼酎は「太らない」「血液サラサラ効果がある」とも言われています。他の熊本特産品を酒の肴に、飲んでおいしく、体にやさしい球磨焼酎。こういう復興支援だったら、毎日でもいけますね。

陣太鼓といえば、全国にその名を轟かせる、銘菓中の銘菓。陣中で武士を鼓舞し戦（いくさ）に勝つために打ち鳴らされたものという男性的で、勇猛果敢なイメージのネーミングではありますが、陣太鼓は自然の素材から作り上げた上品な甘さとみずみずしい食感で全国にその名を轟かせています。

もち米粉を水と砂糖を加えて加熱しながら練り上げた求肥（ぎゅうひ）を、秘伝の蜜で炊き上げた風味豊かな大納言あずきが包みこむという逆転の発想で創りあげられた陣太鼓。コンパクトな食べきりサイズの陣太鼓も人気です。ご進物にも喜ばれる熊本の銘菓。自然な素材だけで作り上げた匠の味と技をぜひご賞味ください。

もう一つの熊本を代表する銘菓が「武者がえし」です。「熊本城」の“武者返し”の異名を持つ石垣の壮大さはあまりにも有名ですが、銘菓・武者がえしはその石垣をモチーフにしたそうです。実は、今回の地震の影響で製造中止が続いていましたが、昨年9月から販売が再開されました。また、売り上げの一部は熊本城復興の寄付に当てられているそうです。

ブランド名は和風ですが、武者がえしはパイ仕立ての銘菓として老若男女を問わず、だれからも愛される優しい風味が特徴です。豆の皮の部分を取り除いて練り上げることで、こし餡よりもさらりとしたまろやかになった餡とパイ生地の豊かな香りが見事に調和した味わいを楽しむことができます。

地元では一般家庭において伝統的に作られ続け、その家庭ならではの味もあるのがいきなり団子です。ネーミングは少し変わっていますが、サツマイモと小豆あんを餅や小麦粉を練った生地で包み、蒸した食品。さつまいもとあんこ、少し塩味のついた皮の食感は一度食べたらやみつきです。

熊本の方言で「いきなり」とは、「簡単、手軽」や「直接」という意味があるそうで、 いきなり団子の名前の由来は、いきなり（突然）お客さんが来てもすぐに作って出せる、生のさつまいもを輪切りにしていきなり団子生地で包んで蒸すという意味が重なったものと言われています

熊本には県民であればだれもが食べたことがあると言っても過言ではない、熊本の特産品とも言えるふりかけがあるそうです。その名も「御飯の友」。この御飯の友は、全国ふりかけ協会で日本のふりかけの元祖として認定されています。もちろん、アンテナショップでも大人気の商品です。

一番おいしい食べ方はもちろん炊きたてごはんにかけて食べること。ほっかほかのご飯とかき込む素朴な風味は懐かしい子供のころを懐かしく思い出させます。それいがいにも、卵焼きや納豆、チャーハンに混ぜるといった様々な食べ方があるようです。

全国の馬肉消費量の約半分を熊本県が占めるといわれるくらいですから、特産品に熊本の馬刺しを上げないわけにはいきません。豊臣秀吉の朝鮮出兵の時、熊本城城主の加藤清正の軍勢が馬の肉を食べて戦いに臨んだという事から、熊本では馬肉を食べる習慣が始まったと言われています。

口に入れた瞬間甘みが広がり、低カロリー・高タンパク・鉄分豊富で他の肉と比べてもヘルシーなで栄養豊富な熊本産の馬刺しは、お土産・ギフト・贈答品等たくさんの方に喜ばれています。非常に貴重な特産品ですので、売り切れの場合はご容赦ください。それくらい人気の特産品です。

もちろん食の都、大阪にも熊本のアンテナショップはあります。それが「熊本よかもんSHOP」です。大手コンビニチェーンの中に入っていますが、東京銀座の『銀座熊本館』と同様、熊本の特産品を買い求める浪速っ子を、日本全国のご当地キャラスターのくまモンがいつも元気でお出迎えしてくれます。

立地条件も銀座におとらず抜群。大阪のステイタスエリアである本町1丁目の交差点すぐそばにありますので、帰宅途中にふらっと立ち寄ってみてはいかがですか。もちろん、一年中24時間営業ですから、気が向いたときにいつでも熊本特産品を購入することができます。

今回ご紹介した以外にも、ビックリサイズの晩白柚やスイカ、パール柑などに代表される果物、球磨焼酎以外にも全国的に知られる銘柄の多い日本酒、通にはたまらない熊本ラーメンや太平燕（タイピーエン）など、熊本には沢山の名産品・特産品があります。そうした特産品が一カ所にアンテナショップは、まさに熊本の縮図そのもの。

地震の被害から立ち直る必死の努力を続けている被災地復興のためにも、なかなか手に入りにくい熊本の特産品に舌鼓を打ちながら、心もお腹も満足。そんな二度おいしい復興支援が可能な地震被災地のキーステーションの役割も十分にはたすアンテナショップ『銀座熊本館』『熊本よかもんSHOP』で熊本を盛り上げていきましょう。