熊本グルメ名物・郷土料理ランキングTOP21！絶品を紹介！

熊本といえば、阿蘇山や熊本城など自然豊かな観光地でもあり、ゆるキャラの草分け的存在ともいえる「くまモン」などが挙げられるのではないでしょうか。そんな熊本には、まだまだ食べたことがない絶品料理もあり、奥の深さを感じます。今回はランキング形式で、ご紹介していきます。

「畑の馬刺し」ともいわれる赤ど漬けは、阿蘇地域で栽培された、あかど芋の茎を漬けた郷土料理です。9月下旬から11月が旬の時期で、秋の風物詩としても親しまれています。独特の酸味があり、醤油や生姜醤油をかけて食べるのが一般的で、阿蘇市内の農産物直売所などで販売されているようです。

日本人にカルシウムが不足しているということから、大正時代の初期に考えられ、現在のふりかけの起源であるともいわれています。大袋・小袋・瓶タイプがあり、上の画像のようにくまモンがついているものもあります。熊本県では、学校給食にも登場するくらいにポピュラーなのだとか。大きな町のスーパーでは、見かけるという声もあるようです。

八代地域では、正月に欠かせない縁起物として、昔から地元の人たちに愛されている郷土料理。「しんこ」「こはだ」「このしろ」というふうに、成長すると名前が変わる出世魚です。シンコとコハダは、寿司屋で光り物として人気の高級食材ですが、大きくなるほど値段が安くなるようです。道の駅や物産館、熊本県内の和食屋さんなどで食べられます。

熊本で代表的な銘菓のこのお菓子は、風味豊かなあずきに口当たりがなめらかな求肥のコンビネーションが絶品で、みずみずしい味わい。普通サイズの他に、ハーフサイズの「特製誉の陣太鼓」や、両サイズが8個詰合せになった「ご当地ハッピー陣太鼓」があります。ご当地ハッピー陣太鼓は、販売店によってパッケージが違うのも見逃せません。購入は「お菓子の香梅」各店でどうぞ。

熊本の弁当チェーン店「お弁当のヒライ」が、30年ほど昔に、人気のポテトサラダとちくわを合体すればさらく美味しくなるのではと考えられました。TV番組でも紹介され、全国的にも知れ渡った熊本のソウルフードは、ご飯のおかずからオヤツとしても大人気商品。熊本県とお隣の福岡県にも、多数チェーン展開されています。

大豆の生産量の多い甘い菊池地方では、小麦粉の中に大豆を閉じこめたことから名づけられた「とじこ豆」が、昔から作られていました。最近ではピーナッツもよく使われているようで、黒糖の甘みが優しい素朴な味わいです。手作りの郷土菓子なので、家庭や地域によっていろいろ違いがあるようです。物産館などでも購入できます。

熊本弁で「いきなり」とは、簡単・手軽・直接などの意味があり、いきなりお客さんが来た時にすぐに作れる、作りかたが簡単な団子などの意味から、この名前がつけられたようです。

昔は、さつまいもを団子生地で包んで蒸しただけでしたが、最近は餡子が入ったり、生地にいろいろ混ぜ込んだり、いろんなタイプが和菓子屋さんでも販売され、お土産としても人気があります。

一般家庭で正月などに食べられている郷土料理ですが、その歴史をさかのぼると江戸時代頃から作られているのだそうです。今では知らない人はいないほど有名で、お土産の定番商品でもあり、いろんなお店で作られています。そのまま食べても美味しいですが、辛いのが苦手な人はマヨネーズをつけるとマイルドな味わいになります。

800年もの昔から伝わった保存食で、テレビ番組でも取り上げられたことがある人気商品。一般家庭でも作られますが、お土産用として何社かから販売されています。一般的な豆腐の味噌漬けは、まるでチーズのような味わい。現代風にアレンジされた製法の｢山うにとうふ｣という商品もあり、ウニのように濃厚でまろやかなのだそうです。

もともとは、忙しい農家で腹持ちが良くて手早く簡単と作られていたものが、一般家庭に広まっていった郷土料理です。小麦粉や米粉で作った団子が入ったお汁で、熊本県内でも地域によって作りが違うのだそうです。味噌仕立てや吸い物仕立て、肉類、野菜類、魚介類などの具材がたっぷりで、うまみたっぷりの汁を吸い込んだ団子が、どこか懐かしい味わいです。

馬見原で長年愛される老舗「肉のみやべ」で、平成9年に発売開始された名物。新鮮で上質な馬肉がたっぷり入ってサクッと揚げられたコロッケは、スパイスがピリッと効いた絶品です。牛肉のコロッケよりもあっさりとしていて食べやすく、馬肉を食べるのは抵抗があるという人にもおすすめです。馬肉入門にぜひどうぞ。

この地方でしか採れないつるの子芋を、美味しく食べるために考えられた鎌倉時代から続く伝統の郷土料理。囲炉裏を囲んで、味噌を塗った豆腐・山の幸・川の幸などを、炭火で香ばしく焼き上げます。

阿蘇郡高森町には、高森田楽を始め、さまざまな郷土料理が楽しめるお店が点在しています。囲炉裏にぴったりの、風情がある古民家が使われたステキなお店もあります。

熊本で育てられている青ネギの一種「ひともじ」を、軽く茹でて冷やし、白根を軸にぐるぐると巻きつけるた郷土料理。生えている形が「人」の文字に似ている、葱を「き」と一文字で呼んでいたからなどの理由で、ひともじと呼ばれているそうです。

江戸時代の頃から伝わる料理で、ザクッとした歯応えと独特の風味に、甘酸っぱく少しピリッとした酢味噌が絶品。

300年の歴史があるといわれる南関そうめんは、明治中期には200を超える製麺所があったのだとか。現在ではわずか9軒となった製麺所で、昔と変わらぬ製法が受け継がれています。

手作りのため、各製麺所ごとにそれぞれの違いがあるようですが、腰の強さとシコシコした歯ざわりが特徴。生産量が少なく、希少価値の高いそうめんなので、ぜひ味わってみたいものです。

明治38年に初めて養殖が行われ、研究を重ねられた大きい車エビの本場天草地方。恵まれた自然環境の中で育った車エビは、料理店や百貨店のギフトとしても流通しています。熊本には、そんな新鮮な車エビ料理を食べられるお店もたくさんあり、エビフライ・天ぷら・塩焼など、どれも美味しいですが、新鮮なお刺身はプリッとして甘みがあり絶品ですよ。

一時は絶滅した品種が、10年をかけて復元されたという「天草大王」は、2004年に熊本の地鶏と認定されました。弾力のある肉質とコクのある味わいの、絶品地鶏料理を食べられるお店も数多くあります。炭火焼・タタキ・刺身・フライ・鍋など、和食・洋食を問わず、ぜひ天草大王の旨味を味わってみてくださいね。

阿蘇の大自然で育まれた「あか牛」は、余分な脂肪が少なく適度な霜降りが特徴で、やわらかジューシーなのにヘルシー。

テレビでも話題になった「いまきん食堂」は、いつも行列が絶えない人気店ですが、他にも絶品の「あか牛丼」が食べられるお店はたくさんあります。それぞれのお店ごとに、お肉の良さを引き出すオリジナルのタレや趣向を凝らした丼は、ぜひとも食べたい一品です。

熊本では、学校給食にもでるほどなじみ深い名物料理で、明治時代に中国福建省の料理が日本に伝えられたものをアレンジしたのだそうです。醤油・塩・トンコツスープなどのバリエーションがあり、トッピングも揚げ卵・ゆで卵・ウズラ卵など、お店や家庭によって違いがあるようです。ツルツルと喉ごしがいい春雨の麺とお野菜がたっぷりで、とってもヘルシー。

昭和43年に開店した阿蘇市のドライブイン「あそ路」で、お店のメニューとして出されたのが発祥という高菜めし。細かく切った高菜漬を油で炒めたものと、温かいご飯を混ぜるというだけのシンプルな料理ですが、チャーハンとは違った素朴な味わいがクセになりそう。

もともとは、店主の母が作ってくれていたご飯だったそうで、今では阿蘇の郷土料理として多くの人に愛されています。

昔から馬肉を生で食べる食文化がある熊本は、馬肉生産量も日本一。熊本グルメを語る上で、やはり本場の馬刺しは外せないのではないでしょうか。大きく分けるとトロ・霜降り・赤身があり、希少部位の「タテガミ刺し」や「こうね」のほか、クセが少ないレバ刺し・タン刺しなど、熊本でしか味わえない鮮度の高い絶品馬刺しを、ぜひご堪能ください。

豚骨ラーメンのルーツをたどっていくと、福岡県久留米市が発祥で、そこから玉名市へ進出し、さらに熊本市周辺へと広がっていったそうです。

玉名ラーメンは、濃厚な豚骨スープ、中細ストレート麺に焦がしにんにく。熊本ラーメンは、スープの継ぎ足しが無いので豚骨臭が少なく、中太ストレート麺。お店によっても作りかたが違ってくると思うので、いろんな店を食べ比べてみたいですね。

どれも美味しそうなお料理ばかりでしたが、熊本の定番ともいえるグルメから、そんな郷土料理があったんだと思わせるものまで、実に様々でしたね。熊本観光もいいですが、食べたいものを重視したグルメの旅なんて計画も、面白いのではないでしょうか。