会津の馬刺し！熊本にも負けない名産地のおすすめ人気店紹介！

福島県会津地方のグルメといえば、日本酒やソースかつ丼、喜多方ラーメンに蕎麦が有名ですが、実は地元の食卓に欠かせないのが、馬刺しなんです。今回は、戊辰戦争がきっかけと言われる馬肉の歴史から、地元の隠れたおいしい馬刺しの名店までたっぷりとご紹介していきます!

会津で桜肉とも呼ばれる馬肉が食されるようになったのは、1868年、会津の負けが色濃くなっていた戊辰戦争の後半と言われています。戦争で傷ついた人を回復させる為に、牛馬を食べさせるようになったのが肉食の始まりとか。そして生で食べる馬刺しの始まりはそのずっと後。冷蔵庫の普及が広まった昭和30年頃からなんです。

プロレス興行で会津を訪れたプロレスラーの力道山が、会津若松市内の肉屋で買った馬肉を生で食べたのが、会津の馬刺し文化のきっかけになったと言われています。現在会津の馬肉の生産量は熊本に次いで全国2位。会津の馬肉の特徴は、マグロの刺身と見間違えるほどの霜降りの赤身なんです。とても柔らかくておいしいんです。

そして会津の馬刺しに欠かせないのが、会津独特の薬味。おろしにんにくと辛味噌をしょうゆで溶いて食べるスタイル。300年以上の歴史を持つ会津味噌は、赤色の辛口味噌が特徴。にんにくの香りと会津味噌の甘さが、ピリッと効いた辛味とあいまって、お箸が止まらなくなるほどの美味しさです。全国のグルメファンの間でも人気の一品です。

福島県会津若松市西七日町にあるのが、馬刺しの発祥とも言われている老舗の肉屋、肉の庄治郎。その歴史は大正6年まで遡ります。昭和30年代の力道山の来店がきっかけで、馬刺しを提供するようになったそう。ここのおすすめは3000円の馬刺し食べ比べセット。グルメには嬉しいロース、モモ、ヒレの三種類の部位の馬刺しが楽しめます。

お店は只見線の七日町駅から徒歩2分、営業時間は10時から19時、定休日は日曜日です。ネット販売もあり全国発送可能です。会津若松のメインストリート、神明通りからも徒歩圏内にあります。近くには新選組の斎藤一が眠る阿弥陀寺や数々の民芸店の他、末廣や鶴乃江酒造等の有名な作り酒屋もあるので、お買い物がてら観光も楽しめます。

福島県会津地方の猪苗代町にあるのは、創業70年を誇る精肉店大久保商店。こちらの支店で食事が出来る、大久保商店新館が人気です。オシャレなカフェのようなお店では、馬刺しだけではなく、馬肉100％のホットドッグも食べられます。おすすめは三種類から選べる馬刺し丼。地元産の黒米入りのごはんに新鮮な馬刺しが盛られてきます。

場所は国道49号線沿い、野口英世記念館隣り、世界のガラス館の向かいになります。営業時間は10時から17時まで、定休日は水曜日になりますが、季節によって変更がありますので、必ず事前にHPで確認することをおすすめします。HPではネット販売もしていて、全国発送可能。おいしい会津の馬刺しがご自宅でも楽しめます。

新鶴駅の近くに位置する肉の丸長本店は、精肉店が営む食事処。ここのおすすめは馬の焼肉。新鮮で美味しいヒレやカルビ、レバーやホルモンがリーズナブルな価格で堪能できるとあって、地元で人気のお店です。珍しい桜ユッケも食べられます。赤身でやわらかい馬刺しはボリューム満点で、オリジナルの辛味噌にんにくとあわせると絶品です。

全てのテーブルには焼肉用のコンロがついています。お店は3階建ての1階と2階にあり、1階は精肉店にもなっているので、お土産にも便利です。会津只見線の新鶴駅から歩いてすぐ、営業時間は11時30分から20時、定休日は月曜日です。昼時は混みあいますので、早めの到着をおすすめします。全席喫煙席になりますのでご注意ください。

福島県会津若松市の繁華街にある彩喰彩酒會津っこは、おひとり様でも入りやすい会津の郷土料理が味わえる居酒屋です。やや照明を落とした店内はシックな大人の雰囲気ですが、店員さんはモンペ姿で親切なので、親しみやすさ満点のお店です。人気の馬刺しの他、グルメには嬉しい馬のタンやレバーも刺身で味わえます。

冬期限定メニュー、目の前で炊かれるおいしい釜ごはんも人気です。お酒は地元メインの日本酒から全国の焼酎まで揃っていて、会津の蔵元さんを招いて定期的にお酒のイベントも行っているそう。場所は、会津若松市の繁華街にあり、メインストリートの神明通りから徒歩3分です。営業時間は17時から23時まで、定休日は日曜日です。

福島県会津若松市内にある老舗の料理旅館田事(たごと)では、会津の美味しい郷土料理を趣のある日本家屋で楽しめます。歴史を感じさせる店内には囲炉裏があり、外国人観光客にも人気です。ここの名物はわっぱならぬ、めっぱめしと呼ぶせいろで蒸されるご飯料理。そしてまるでマグロの刺身のような赤身の馬刺しもおいしいと評判です。

田事は旅館も兼ねており、1泊2食付きのプランでは会津のグルメが満喫できるようになっているのでおすすめです。只見線七日町駅から徒歩5分、会津若松駅からの無料送迎もあります。営業時間はランチが11時30分から14時まで、夜は17時30分から21時までで、不定休となっています。

福島県会津若松市の繁華街にある居酒屋壱(もろ)。新鮮でボリュームのある魚介類と馬刺しで有名な居酒屋です。お店を切り盛りするイケメンの親方は、以前は銀座で鮨を握っていたそう。おいしい刺身とお鮨には定評があります。もちろん馬刺しも人気メニューで、グルメには嬉しい馬刺しのたたきも味わえます。

そしてなんといっても壱のおすすめは馬刺しのお寿司。リーズナブルな価格で一人前8貫付いてくるので、新鮮な馬肉を心ゆくまで堪能できます。場所は会津若松のメインストリート、神明通りから程近い繁華街にあり、営業時間は17時30分から23時30分まで、定休日は日曜日です。

福島県会津若松市七日町にある馬力本願は、会津でも珍しい馬肉ラーメンのお店。ここの人気は馬骨で出汁をとった、会津馬味噌馬力ラーメン。馬肉チャーシューと薄くスライスされたオニオンが乗ったラーメンは、中太麺があっさりとした馬骨の味噌スープとパンチのある薬味の辛し味噌にからまって、癖になる美味しさです。

そしてこちらの馬刺しはなんと驚きのワンコイン価格。おいしい馬肉ユッケや馬肉ネギチャーシューもおつまみとして人気があります。場所は会津只見線の七日町駅から徒歩5分、会津若松市内のメインストリート、神明通りからも徒歩圏内です。営業時間は昼11時から15時まで、夜は17時30分から21時までで、水曜日が定休日です。

福島県会津坂下(ばんげ)町にあるのが、おいしい馬刺し料理で有名な坂下ドライブイン。ここは地元のグルメの間では有名なコスパの高い食事処なんです。馬刺しはモモとロースから単品や定食で選べる他、桜鍋、桜ステーキ定食、桜焼肉定食まで揃います。そして驚くのは一品一品のそのボリュームとリーズナブルな価格設定なんです。

お通しとして、おいしい馬肉の煮込みの無料サービスもあります。お食事処の隣には同系列の精肉店、堀商店があり、その上が馬肉が堪能できる民宿ほりになっています。場所は会津只見線坂下駅から徒歩15分、会津若松市内からは車で約20分です。営業時間は11時から21時までで、元旦以外無休です。全席喫煙可なのでご注意ください。

福島県会津若松市内にあるのは、馬刺しと馬肉の焼肉が楽しめる焼肉居酒屋、蔵の店。その名の通りお店は蔵風の店構え。綺麗な霜降りの赤身の馬刺しが人気ですが、他にも馬肉のお寿司や桜ユッケの手巻き寿司、焼肉メニューには馬肉のカルビ、ロース、ステーキ、ホルモン、ユッケ、レバー、ハラミ、ハツもあり、馬肉グルメを堪能できます。

お酒よりがっつりごはんを食べたいという方には、桜焼肉定食もおすすめです。そしてこちらのお店は、会津新鶴にある肉の丸長本店の姉妹店。丸長本店の馬肉が味わるとあって人気です。場所は会津若松市内の繁華街にあり、メインストリートの神明通りから徒歩圏内です。営業時間は17時から23時まで、定休日は第1、第3水曜日です。

福島県会津若松市の繁華街にある馬肉居酒屋、しゅんさい鱗(うろこ)はおいしいランチで人気のお店。650円のランチは、メインに加えごはん、お味噌汁、サラダそして数種類のお惣菜がなんと食べ放題なんです。夜は馬肉料理が自慢の居酒屋に様変わりし、馬刺しは4種類の部位、馬肉のお寿司は2種類から選べ、盛り合わせも人気です。

おすすめは希少部位のフタエゴ刺しとタテガミ刺し。上質のバターのような脂の濃厚さが癖になります。場所は会津若松市のメインストリート、神明通りから徒歩すぐです。営業時間はランチが火、水、木曜日の11時30分から14時30分まで、夜は17時から23時までで、不定休です。現金のみの取り扱いになりますのでご注意ください。

福島県会津若松市にあるのが馬刺しと桜鍋で人気の店、桜鍋吉し多。ランチのメニューは桜さしみ定食、桜寿司定食、桜ソースカツ定食がどれも850円で楽しめます。会津郷土料理のこずゆも付いてくるので観光客にもおすすめです。10月から4月の期間限定メニューの桜鍋定食も人気です。定食は値段が少し上がりますが、夜も注文が可能です。

夜には地酒と一緒に馬肉の一品料理がおすすめです。馬刺しは3種類の部位から選べ、霜降りやタテガミも刺身や寿司で味わえます。10月から4月までは桜鍋や桜の水炊きも注文可能です。また、馬肉の焼き物も豊富で、カルビ、生姜や味噌焼き、ステーキ等グルメには嬉しい品揃え。馬肉の煮物やサラダ、唐揚げやカツ揚げもおいしいと人気です。

場所は会津若松市のメインストリート、神明通りから歩いてすぐ、会津若松市役所の裏手になります。営業時間はランチが11時から14時、夜が17時から22時までで、不定休です。夜は宴会が入ることが多いので、予約をおすすめします。全席喫煙可能なので、タバコが苦手な方はご注意ください。

福島県会津若松市にある弘竜は、馬肉と焼肉とラーメンが食べられるという、なんともグルメ心をくすぐるお店。一品料理では馬刺しの他、ユッケやレバ刺し、白モツ刺し等珍しいメニューもあります。馬の焼肉は、カルビにロース、ステーキ、ゆびぬきと呼ばれる血管やホルモンも楽しめます。

おまかせ焼肉もおすすめで、牛と馬肉の両方が一度に味わえます。その他桜焼肉丼や桜刺し定食、桜寿司に桜ユッケの手巻きも人気です。店内はカウンターと小上がりの座敷のみ。焼肉を始めるとかなり煙くなりますので、匂いが付いても大丈夫な服装で行くことをおすすめします。

場所は会津若松市のメインストリート、神明通りから徒歩すぐで、県立葵高校の近くになります。営業時間はランチが11時から14時、夜は17時から22時までで、不定休になります。現金のみの取り扱いになりますので、ご注意ください。桜刺身やホルモンに焼肉もテイクアウト可能です。

福島県会津若松市にある鶴我本店は会津の郷土料理と馬肉で有名なお店。会津に2店舗、郡山に1店舗、東京に2店舗の計5店舗を構える、全国でも有名な会津を代表するお店です。会津馬牧場から毎日届く新鮮な馬肉を使った料理が自慢。馬刺しはなんと8種類以上の部位が楽しめます。

会津本店では、会津本店の平日限定ランチがおすすめ。会津桜鍋とカルビのセット定食、馬刺し定食、桜そぼろのわっぱ飯が1000円台で楽しめるのでお得です。また、観光地ならではの修学旅行生割引があるメニューもあります。会津本店限定コースランチでは、3000円の馬肉を堪能できる桜御膳コースが人気です。

場所は会津若松市内のメインストリート、神明通りから徒歩すぐで、会津若松市役所の近くになります。営業時間はランチが11時30分から14時まで、夜が17時から22時までで、不定休になります。全席喫煙可能なので、たばこが苦手な方はご注意ください。HPからは馬刺しや馬肉のネット販売もしていて、全国発送可能です。

会津若松市東山温泉入口にあるのが、昼夜完全予約制の会津鶴我東山総本山。お店は高級老舗旅館のような和の佇まいで美しい日本庭園が全個室から楽しめます。昼御膳は3000円台から。馬肉のしゃぶしゃぶや、馬肉と会津野菜の箱蒸膳等のメニューも人気です。馬肉の夜のコースは1万円台からで、茶室別館で味わえる茶懐石もおすすめです。

福島県郡山市の東北新幹線の停車駅、郡山駅前にあるのが、鶴我郡山駅前店。個室もありますが、板前さんの仕事ぶりが見えるカウンターがおすすめです。人気は鶴我ブランド馬刺し8点盛り。赤身、レバー、フタエゴ、タテガミ、上タン、ユビヌキ、脊髄にカシラが味わえます。営業時間は17時から深夜まで、定休日は日曜日です。

東京赤坂にある會津郷土食と桜・鶴我・東京赤坂店は、完全個室、完全予約制で、会津の古民家の資材を利用した趣のある内装になっています。メニューはコース料理のみ。8500円の会津懐石コースでは、新鮮な馬刺しや郷土料理が楽しめます。場所は赤坂駅、青山一丁目駅徒から徒歩8分で、営業時間は17時から深夜までで、不定休となります。

東京の赤坂駅前にオープンしたのが、鶴我のランチ専門店、超食with鶴我赤坂。店内はカウンターメインで、忙しいサラリーマンに人気です。毎日会津から直送される新鮮な馬刺しやしゃぶしゃぶ、桜鍋定食が1000円以下で味わえます。場所は赤坂駅7番出口徒歩約1分で、営業時間は11時30分から14時まで、平日昼のみの営業になります。

福島県会津地方の馬刺しグルメ特集は楽しんで頂けましたか?会津のスーパーでは新鮮でお得な馬刺しが売られているので、お土産におすすめです。また最近は、馬肉のハンバーガーや馬肉ソースカツ丼を出すお店も増えています。次のお休みはぜひ会津へ!会津の歴史に思いを馳せながら、温泉に入って馬刺しと地酒で一杯、いかがでしょうか?