大内宿へのアクセス方法について知りたい!
国の重要伝統的建物群保存地区として指定されている大内宿は、江戸時代の宿場町跡として今でも残る有名な観光地です。その昔、会津と日光を結ぶ下野街道を通る人々の宿駅として重宝されていました。今でも30軒以上の茅葺屋根が連なる光景は圧巻です。今回は一度は訪れてみたい、大内宿までのアクセス方法をご紹介していきます。
大内宿へのアクセス方法1:仙台方面から車
北東北、仙台方面から大内宿までの車でのアクセス方法をお知らせします。まずは東北自動車道で郡山南インターチェンジまで、そこから県道47号線に入り、その後国道118号線経由で混雑がなければ約3時間で大内宿に到着します。途中は天栄温泉や羽鳥湖も通るルートになっているので寄り道もおすすめです。
大内宿へのアクセス方法2:新潟方面から車
新潟方面から大内宿までの車でのアクセス方法をお知らせします。新潟からは磐越自動車道で会津若松インターチェンジまで、そこから県道131号線経由で2時間強で到着します。県道131号は大内宿こぶしラインと呼ばれ、焼き物の街、会津本郷と大内宿を結ぶ直近ラインになり、比較的混雑しにくいアクセスルートとして知られています。
大内宿へのアクセス方法3:関東方面から車
関東方面から大内宿までの車でのアクセス方法をお知らせします。関東からは川口ジャンクションから東北自動車道で白河インターチェンジまで、そこから奥州街道に入り、国道、県道を経由して約3時間半で到着します。白河は那須高原にも程近く、時間に余裕のある方は那須観光も可能です。パーキングエリアは下りの羽生PAがおすすめです。
大内宿へのアクセス方法4:関東方面から電車
関東から大内宿までの電車でのアクセス方法には主に3パターンあります。まずは新幹線を使用する方法。東京駅から東北新幹線に乗り、郡山駅で下車。その後磐越西線に乗り換え会津若松駅まで。会津からは只見線で西若松駅まで、そこから会津鉄道に乗り換え、湯野上温泉駅が目的地です。乗り換えは3回、6時に出ると11時前に到着出来ます。
最短で行きたい方におすすめなのは、新幹線より安価の東武鉄道を使用する方法です。朝6時42分北千住駅発のリバティ会津号に乗り、会津田島駅で会津鉄道に乗り換えると、10時30分前に湯野上温泉駅に到着できます。所要時価は3時間半強、代金は新幹線の約半分の5千円台で済みますし、電車の乗り換えも1回だけなのでおすすめです。
安く行きたいという方にお得な方法もあります。6時15分北千住発の東武スカイツリー急行に乗り、東武動物公園で東武日光線急行に乗り換え、次の終点南栗橋駅で東武日光線急行に乗り、下今市駅で下車。そこからリバティ会津号に乗り換え、会津田島駅で会津鉄道に乗り湯野上温泉駅まで。乗り換え4回、約4時間で4千円以下で到着できます。
そして大内宿まで会津鉄道を利用する方におすすめなのが、大内宿共通割引切符です。西若松駅や会津田島駅を含む会津鉄道の主要な駅で4月から11月末の間発売しています。価格は大人1900円で、各種駅からの会津鉄道の往復料金に、湯野上温泉から大内宿までの観光バス、猿遊号の1日フリー乗車券がついてくるお得な内容になっています。
また、会津リバティ号を利用する方には、会津田島駅から出ている観光循環バスも便利です。大内宿や地元の主要観光スポットを巡る1日フリー乗車券が、大人は1800円、子供は900円で購入できるのでお得です。9月末から11月中旬までの間運行して、大内宿までは58分で到着します。また、塔のへつりや湯之上温泉駅にも停車します。
大内宿へのアクセス方法5:湯野上温泉駅から
大内宿に最も近い駅といえば会津鉄道の湯野上温泉駅。温泉街にある茅葺屋根の駅舎の中は、まるで昔の民家に来たかのよう。レトロ感たっぷりの囲炉裏端が待合室になっていて、漫画やお茶のサービスも。お土産物も売っています。そしてこの駅の一番の目玉は無料の足湯。観光客だけでなく、地元の電車利用客の癒しスポットになっています。
湯野上温泉駅の足湯 pic.twitter.com/m1GDSEQBJr
— ささまさ@9/1夜,3夜 (@sasamasa) September 20, 2017
湯野上温泉駅から大内宿までの行き方です。まずはレトロなミニ観光バス、猿遊号での行き方。混雑を考慮して、前日までの予約をおすすめします。運行は4月から11月末まで。駅前にはタクシー乗り場もあり、大内宿までは片道2000円位で行くことができます。混雑がなければ約10分で到着します。帰路用のタクシーも予約すると安心です。
大内宿へのアクセス方法6:関東方面からバス
関東方面から大内宿へのバスでのアクセス方法をご紹介します。まず高速バスを使用する場合は、新宿バスタや東京八重洲南口から会津若松行きの高速バスが出ています。なんといっても魅力はそのお値段。早割なら片道2000円以下でチケットが取れることも。会津若松駅から大内宿までは観光バスや会津鉄道を利用しましょう。
「バスで南会津旅」いかがですか(*^^*)/南会津町や下郷町をめぐる観光循環バスや、東北新幹線の新白河駅と大内宿を結ぶ観光路線バス、大内宿ナイトツアーなど、列車とバスで南会津旅を楽しんでくださいネ!特集でご紹介しています! https://t.co/o3JcIb53lv pic.twitter.com/g2M2BNuinj
— おいでよ!南会津。 (@oideena) May 25, 2017
東京駅から東北新幹線の新白河駅で下車、そこから観光路線バスに乗るという方法もあります。新白河駅高原口から、観光路線バスに乗ると、大内宿まで約2時間半で到着します。料金は片道大人1名1400円です。途中、塔のへつりや、子供連れに嬉しい15種類のテーマパークにキャンプや温泉が体験できる西郷村のキョロロン村にも停車します。
大内宿へのアクセス方法7:北海道や関西方面発
関西方面からは、東海新幹線で東京駅乗り換え、または京都や大阪から郡山駅まで夜間高速バスも運行しています。北海道からは飛行機で福島空港まで。福島空港からは会津若松駅や郡山駅までリムジンバスが運行しています。郡山駅までは45分、会津若松までは郡山駅経由で2時間半で到着します。
大内宿へのアクセス方法8:会津若松駅発
会津若松駅からは、電車やバスを使ったアクセス方法があります。4月1日から11月末までの土日祝日限定で、会津若松駅、大内宿、新白河駅を経由する路線バスが出ています。会津若松駅から大内宿までは片道1200円。途中鶴ヶ城、塔のへつりや温泉地も経由するので、ゆっくり旅したい方にもおすすめです。
また、会津若松駅から只見線で西若松駅まで行くと、湯野上温泉行きの会津鉄道に乗ることが出来ます。特に4月から11月までは、お座トロ展望列車がおすすめ。この列車には窓が無く、解放感が楽しめる他、掘りごたつ式のお座敷列車や展望列車も楽しめます。車内販売ではお酒やおつまみの購入も可能です。全国の緑の窓口で予約可能です。
夜の大内宿を見てみたいかたにオススメ!冬の大内宿ナイトツアーがあります。白昼に訪れる大内宿とはまた違った雰囲気が楽しめます。大内宿から見る星は綺麗ですよ。https://t.co/Iwu5gZXmbz pic.twitter.com/i3EavRm6uv
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また、時間に余裕のある方には、会津若松駅発の大内宿ナイトバスツアーもおすすめです。会津若松駅発が19時、戻りが22時で、夜の大内宿観光が体験できます。代金は3000円、約1時間のガイド付きツアーで、茅葺屋根のお店で、コーヒーとスイーツも楽しめます。東山温泉、芦ノ牧温泉にも停車するので、温泉に宿泊している方も参加可能です。
大内宿へのアクセス方法9:観光ツアー
各旅行会社から大内宿までのツアーも出ています。バスツアーでは、関東から早朝発夜7時以降着で、大内宿、塔のへつり、紅葉スポットや足湯も体験できる1万円を切る日帰りツアーが出ています。大内宿での昼食時にはねぎそばも付いてくるのでお得な内容になっています。
また東北新幹線を利用する日帰りツアーもあります。大内宿、塔のへつり、那須の牧場も楽しめる1万2千円台のツアーは、お昼や夕軽食も付いてくるのでおすすめです。また日本各地からも大内宿を訪れる宿泊ツアーが用意されています。特に日光や裏磐梯観光が楽しめるツアーがおすすめです。
福島の大内宿で食べる『ねぎそば』 https://t.co/JabIK68RO2 pic.twitter.com/ofReC8jQof
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東北新幹線の下車駅、新白河駅や郡山駅、そして地元の会津若松駅からも大内宿行きの観光ツアーがでています。午前中発の観光バスで、大内宿や塔のへつりを観光し、夕方までには戻ってくるという内容になります。昼食には大内宿名物のねぎそばも付き、郡山発は大人1名5千円弱、会津若松発は1名3千円強で、お得なツアーになっています。
大内宿へのアクセス方法:注意点
冬期は道路の氷結や積雪が予想されますので、4月上旬頃まではスタッドレスタイヤでアクセスすることをおすすめします。特に冬場はチェーンも必要になる箇所があるようなので、用意しておいたほうが良さそうです。また、最寄のガソリンスタンドまでは6.5キロ離れていますので、注意が必要です。EV充電はファミリーマート下郷店が最寄です。
大内宿の雪景色【福島県】
— 土日に行きたい日本の絶景 (@111kjdkr) April 13, 2017
江戸時代そのままの宿場の姿が旧街道沿いに残され、
昔懐かしい街並みが人気の観光スポットとなりました。
特に冬の大内宿の雪景色は、
日本の冬の原風景そのものとなっています。pic.twitter.com/MQPtTLzf1V
そしてアクセス時の心配事といえば、トイレ問題です。大内宿の駐車場には大型の綺麗なトイレがありますが、途中の山道にはコンビニ等がないので、ナビで事前に一番近いコンビニの有無を確認し、用を済ませておきましょう。また大内宿ではほとんどのお店が現金のみの取り扱いになります。こちらもコンビニで確認するようにしましょう。
大内宿へアクセス方法:混雑情報
本日午前、会津鉄道湯野上温泉駅より定期観光バス猿游号で訪ねた大内宿。江戸時代の宿場町の家々が奇跡的に残り、伝統的建造物群保存地区に昭和末期指定。3連休の真ん中に好天とあり、駐車場は満杯、渋滞でバスが遅れる盛況だったが、人気の盛衰に関わらず未来に渡り保って行くべき文化遺産と感ずる。 pic.twitter.com/vGgSEp0uHi
— 世相記 (@sesouki3073) October 8, 2017
混雑する時期ですが、5月の連休や、お盆休み、そして紅葉の時期の土日祝日になるようです。南会津群下郷町のホームページから、最新の道路混雑情報が確認出来るようになっています。また、年間渋滞予想カレンダーも作成されていて、2017年の場合は4月、6月、12月が混雑が少ないようです。お出かけ前のチェックをおすすめします。
この時期は電車も混雑が予想されます。東北新幹線や磐越西線の指定席電車、会津ライナーは早めの予約をおすすめします。郡山駅と会津若松間で土日に運行されるイベント列車、フルーティアふくしまでは、福島産のフルーツを使用したスイーツが2種に飲み物が付き、女性を中心に人気が高く、現在予約が取りにくい電車になっています。
大内宿は遠路はるばる行く価値あり!
大内宿までのアクセス方法、お役に立ちましたでしょうか?大内宿にある茅葺屋根のお家のほとんどは食事処やお土産屋さんになっているので、名物のねぎそばを始め、会津の料理やお酒を楽しむことができます。リピーターには、冬と夏に開催されるお祭りの時期もおすすめです。四季を通して楽しめるので、ぜひ足を延ばしてみてください。
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