しげぱんは札幌で話題のパン屋！メニューの名前が普通じゃない！

札幌には変わった名前のパンを売る店としてじわりじわりと人気に火がついているパン屋さんがあります。しげぱんという名前のパン屋さんで大変美味しいパンを製造・販売しているのですが、商品名が少し変わっています。変わったパンの名前と聞いても実際にはピンときませんよね。今回はしげぱんの魅力について一挙紹介してまいります。

しげぱんは2012年に札幌市中央区にオープンし、今年5年目を迎えた人気のパン屋さんです。人気の秘訣は販売しているパンの名前にあります。店舗を訪れて商品の前に並んでいるフォトポップに目をやるとそこには人の名前がずらりと並んでおります。何のことやらと思うかもしれませんがこちらは人の名前がパンの商品名になっているんです。

お客様が食べてみたいパンを作るというのがしげぱんのモットーらしく、開店当初は店主の知人や友人からパンのリクエストをもらい製造・販売していたのですが、お客様からもリクエストを受注し製造・販売をしながら今の形になっていったそうです。現在は100種類を超える商品を取り揃えるまでの規模に拡大しました。

お客様のリクエストに忠実に答えるため他では見かけないパンや、ビジュアル的に大丈夫なのだろうかとこちらが心配になってしまうような奇抜なパンもあります。また人の名前以外にも「うどん」や「ざっきー」など変わった商品名のパンが多数販売されています。どのようなパンが売られているのかしげぱんの人気のパンを紹介していきます。

ベシャメルソースを贅沢に使用し、厚切りの食パンにチェダーチーズとハムを挟んだ「かまやつ」はひとつ180円です。商品はフランス発祥のトーストの一種であるクロックムッシュです。ネーミングの由来は個人的な予想ですが、おそらくムッシュかまやつからだと思われます。ボリューミーな一品なのでお昼ご飯によさそうです。

「かまやつ」はしげぱん創業当時からある商品で、現在でも人気のあるおすすめメニューの一品です。食パンはカリッと焼かれており、たっぷりと使用されたチェダーチーズの濃厚な味わいはチーズ好き必見のメニューです。温かいうちに食べるとなお美味しいので、開店直後の焼き立てを狙って訪れるのも良いかもしれません。

ちなみにしげぱん2号店である夜のしげぱんでは「かまやつα」が食べられます。しげぱんの大人気商品である「かまやつ」が夜のしげぱんでは少し違った味わいになり、中にはホワイトソースがたっぷりと入っています。焼きたてのあつあつに出会えればリピーターになること間違いなしの絶品です。

こちらの商品名はなんのひねりもなくストレートに「鼻」。確かにこれはだれがどう見ても完全に鼻です。左の鼻の穴にはいちごジャムが、右の鼻の穴にはチョコレートクリーム&チョコチップが入った一品です。ビジュアル的には完全にアウトな気もして、食べるのも躊躇しそうですが肝心の味はいかがなものでしょうか。

一口食べればわかりますが、こちらの商品美味しいんです。悔しい(?)ことにしげぱんのパンはどれもハズレなしで美味しいものばかりです。「鼻」も例外ではないので勇気を出して食べてみましょう。学校や職場でお昼ご飯に袋から「鼻」を出したらみんなが注目し、ちょっとした話題になるかもしれません。

子供に人気のありそうで、どこかで見たことのあるようなこちらのパンは「あい」です。アンパンマンに酷似しておりますが、アンパンマンではなく「あい」です。あいちゃんが考案したパンなのかどうかは、実際に店舗に訪れた際にみなさんで確認してみてください。小さいお子さんのおやつなどにもちょうどいいかと思います。

一般的なパン屋さんではバケット、もしくはフランスパンという商品名で売られているこちらのパン。しげぱんでは「うどん」という名で販売しております。このレベルですともう何が何だかわかりませんが、フォトポップにはうどん粉は使用していませんとの注意書きがされております。普通のバケットのようでとりあえず一安心です。

肝心の味のほうは文句なしの絶品です。小麦の香りが強く香ばしい味わいです。オーブントースターで軽く表面を焼くとさらに美味しく召し上がれます。チーズやハムなどをトッピングして焼いてみたり、チーズフォンデュの具材にしたりと、汎用性は高いのでお好きなメニューや味付け、トッピングでお召し上がりください。

「うどん」は大・中・小の三種類があり、お値段はそれぞれ大きいほうから280円・220円・120円となっております。用途や人数に合わせてサイズを選べるのは嬉しいですね。大きいサイズの方が割安になっているので私はつい欲張って大サイズを買ってしまうのですが、味がしっかりしていて美味しいので意外とすぐに食べることができます。

ちなみにしげぱんでは本当にうどんを使った焼きそばパンならぬ焼きうどんパンが売られています。名前は「うすい」というらしく、ソースベースの味付けがされた絶品の焼うどんがこれでもかパンに詰められたボリュームたっぷりの一品です。バケットが欲しい時には「うどん」、焼うどんパンは「うすい」です。この記事でしっかり覚えましょう。

こちらは「ざっきー」です。見たら忘れないネコ型焼きそばパンです。なぜ口から焼きそばがはみ出ているのか、ネコが焼きぞばを食べている途中なのか謎が深まりますが、なんとなく憎めない顔をしております。愛くるしい表情なので女性にとっても人気のパンです。

リクエストするほうもするほうなら、受けるほうも受けるほうというか、実際に製造して販売までしてしまうところにあらためて驚かされます。実際に飼われているペットなのでしょうか。はたまた知人のペットなのか定かではありませんが、一つ確実に言えるのはリクエストした方のアイデア力が秀逸であるということでしょう。

「幸美ちゃん」は今年の春から発売された新作のパンで現在でも売り切れが出てしまうほどの人気商品です。薄めに焼かれたふわふわの白いパンは3段に重ねられており、間にはキャラメルソースとチョコチップが入っています。甘くてふわふわの「幸美ちゃん」はコーヒーにぴったり。デザートメニューとしてもおすすめです。

気になるお値段はお一つ220円とリーズナブル。こちらは夜のしげぱんでも販売されております。近年お酒を飲んだ後にシメとして甘いパフェを食べるシメパフェたるものが札幌で流行しておりますが、それにあやかってシメパンなんてものはいかがでしょうか。シメパンに「幸美ちゃん」を買って帰るのも良いかもしれません。

こちらはフォトポップが秀逸で気になった一品、「里美」です。ちくわパンなのですが、有名店のパクリですとしっかりと記載されております。なんだかここまで清々しいとなんでも許せちゃいます。パクリと謙遜してはおりますが、お店ごとに味は違うものです。しげぱんのちくわパンも絶品の美味しさ。ぜひ一度お試しください。

「里美」の肝心な見た目はこのような感じで、確かに有名店のパクリといわれれば似てる気もしますが、見た目だけならどこも大体こんな感じでしょう。お値段はお一つ160円とお買い得。パン屋さんで見かければついつい買ってしまう定番のパン、ちくわパンもとい「里美」は朝食やランチ、軽食などにいかがでしょうか。

こちらは芳醇な紅茶の香りが食欲をそそる「美佳」です。アールグレイ茶葉を使用していることでほのかに柑橘系の香りも楽しめる味わい深い一品となっております。どの仕様品にも言えることですが、しげぱんでは自分と同じ名前のパンを見つけるとつい買ってしまう衝動に駆られるものなのでしょうか。ちなみに私はまだ経験がありません。

こちらはFM北海道のパーソナリティーを務める中嶋あゆみさんリクエストの「あゆみ」です。鶏肉と野菜がたっぷりとトッピングされた総菜パンでランチなどにおすすめの一品です。ラジオパーソナリティーも通うパン屋さんということでラジオでも幾度も紹介されていることでしょう。しげぱんの人気がうかがえます。

こちらクイニーアマンの「木村さん」です。名前に敬称付きでちょっとだけ他人行儀のするところが面白いです。さっくりでパリパリな生地とアメコーティングはくせになる食感で、しげぱんのクイニーアマンにはリンゴが入っておりアップルパイに似た感覚で召し上がれます。

クイニーアマン自体が甘くておいしいケーキのようなパンですので、コーヒーとの相性が抜群です。三時のおやつやティータイムとしてもぴったりのおすすめの一品です。値段はお一つ200円と大変魅力的な値段設定ですが、名前の由来は謎です。店主のちょっと遠いお知り合いだったりと想像が膨らみます。お子様から女性の皆さんにとっても人気の商品です。

こちらはあの「佐々木希」なのでしょうか。一般的なパン屋さんではクロワッサンとして販売されていると思います。こちらはチョコレートをふんだんに使用したチョコクロワッサンでお一つ200円とお買い得です。サクサクの生地に甘さ控えめなチョコレートがたっぷりで冷めても美味しく食べられます。おやつなどにもおすすめです。

店内のフォトポップは「チョコチョコチョコチョコチョコクロワッサン。」と怒涛のチョコレート押しです。自宅で召し上がるときにはオーブントースターで温めてから食べるのが私のおすすめの食べ方です。焼きたてクロワッサンのサクサク感が復活してさらにおいしく食べられます。上にかかっているチョコレートは焦げやすいので目を離さないようにしましょう。

しげぱんのレシートは当然といえば当然ですが、商品名の書かれたレシートがもらえます。疲れているときなどに財布の中で見つけたらクスッと笑えてちょっと元気が出そうですね。またレシートからでは何を購入したのか想像しがたいので、しげぱんを知らない人に見せたら話題作りにもなりそうです。

しげぱん店舗にはアンケート兼オーダー用紙が置かれており、自分のオリジナルパンの製造をリクエストすることができます。しげぱんで販売されているパンのほとんどがお客様からのリクエストが採用されて販売されている点も驚きです。しげぱんにお越しの際はぜひリクエストしてみましょう。あなたのオリジナルパンが店頭に並ぶかもしれません。

変わった名前のパンを売るしげぱんは札幌市中央区に店を構えております。最寄り駅は路面電車札幌市電西15丁目停留場もしくは札幌市営地下鉄東西線西11丁目駅です。札幌市営地下鉄からですと少し歩くことになりますので、路面電車をおすすめします。店舗は少しわかりにくい場所にありますので、事前にナビで確認してから行くことをおすすめします。

住所:北海道札幌市中央区南四条西13-1-11エステイツ南4条1F 電話番号:011-300-6789

しげぱんは大好評につき2号店も出店しております。その名は「夜のしげぱん」。こちらは店名の通り夜営業のお店となっております。営業時間は16:00～翌4:00と、夜は夜でも深夜の時間帯にも営業しております。深夜営業のパン屋さんは少し珍しいですが、1号店と合わせて朝でも夜でもいつの時間でもしげぱんが食べられます。

店舗は第五桂和ビル1Fと夜のすすきのが賑やかになる中心部にあります。札幌に地理に詳しい方はそんな場所にパン屋さん？と思う方もいると思いますが、人が集まる場所と時間帯でお店を営業するということは大変理にかなっています。深夜のパン屋さんも新たな文化として定着するかもしれません。夜のしげぱんは日曜日が定休日となっております。

住所:北海道札幌市中央区南五条西6丁目第五桂和ビル1F 電話番号:011-551-3922

しげぱんについてご紹介してまいりましたが、みなさんにこの魅力は伝わったでしょうか。この記事を読み衝撃を受けた方はぜひ店舗に訪れてみてください。また新たな衝撃を受ける事でしょう。札幌にお住まいの方や旅行で札幌に訪れた方にも、一度足を運んでみることをおすすめします。味自体は大変美味しいですし、何より楽しい話題になると思います。