真清田神社のご利益は？愛知で人気のパワースポットは初詣の定番！

真清田神社は尾張國一之宮として、つまり尾張国の中で最も位の高い神社として有名で、一宮市という市の名前の由来にもなりました。ご利益のあるパワースポットとしても人気が高く、毎年初詣には多くのご参拝客が訪れ、御朱印を集めている方も多く参拝されます。今回はそんな真清田神社のアクセスなども含めてご紹介します。

真清田神社の歴史は古く、なんと創建は神代にまで遡ります。他説あるのですが、初代神武天皇、もしくは10代崇神天皇の時とされています。国の文献に初めて登場するのは平安時代のことです。平安時代の末期にはすでに尾張国の一宮とされており、大変に厚く信仰されていました。

それから江戸時代には徳川氏の庇護もあり、明治維新後も国からは厚い待遇を受けています。戦後になっても、一宮市の氏神として現代に至るまで地元や近隣市民でも愛され続けています。最近ではパワースポットとして話題に上がったり、御朱印を集める方が多いため、若い方のご参拝も多いです。

真清田神社のご祭神は天火明命です。天火明命は天照大御神の孫神にあたります。字面からも想像できる通り、太陽や熱の神様です、また、古事記などにはアメノホアカリのホアカリは穂赤熟と書かれていて、その字から察せられるように、稲が赤く熟すという意味も含められていて、農業神でもあります。

天火明命の子孫は天孫族と呼ばれていて、その天孫族が尾張に移住してきた際に、天火明命を真清田神社にお祀りしたのだと言われています。また天火明命は尾張氏、津守氏、海部氏など多くの氏族の祖神でもあります。このように、尾張にとって非常に縁が深い神様なのです。

真清田神社のご祭神は太陽神であり農業神でもある天火明命ですので、ご利益としてはまず五穀豊穣があります。また、開運厄除、天孫族の始祖ということで子孫繁栄、家内安全、病気平癒にもご利益があります。また、真清田神社の境内にある服織神社には萬幡豊秋津師比賣命という、天火明命の母神もお祀りされています。

萬幡豊秋津師比賣命は織物の神様ですので、織物業守護、そして天火明命の母であるということもあり、縁結びに子宝や安産のご利益もあります。そして境内の三八稲荷神社にお祀りされている倉稲魂命は商売繁盛にご利益のある神様として有名です。他にも摂末社がありますので、すべてにお参りされることをおすすめします。

真清田神社パワースポットとして人気なのが、神水舎です。神水舎には一箇所に3つもパワースポットが集まった、大変ありがたい場所となっております。まず、向かって左側にある吐水龍です。水を吐く龍の像ですが、こちらから流れ出す水は霊水と言われており、ここに掘られた井戸の水です。

この水は平安時代に白河天皇のご病気を治癒したという霊験あらたかな水で、この水を飲むことで土地のパワーを得られるのだといいます。明治天皇が一宮に巡幸された際、この井戸水が昼食の御前水として奉られたという由緒正しき水でもあります。そして次のパワースポットはその隣、ズバリ井戸です。

この井戸もとてもご利益のあるパワースポットと言われていて、この井戸の中を覗いて自分の顔を写すことで健康や家内安全にご利益があるのだといいます。この井戸の右隣にある「おもかる石」もパワースポットです。願い事を念じながらおもかる石を持ってみて、軽いと感じたらその願いが叶うと言われています。

神水舎は一度で三度もおいしいありがたいパワースポットなのです。これらの他にも、真清田神社の境内に植えられた楠が、ご利益のあるパワースポットと言われています。それが夫婦楠、御縁楠、幸運楠です。夫婦楠は一本の楠が二股に分かれた楠で、御縁楠はなんと五股に別れているという、なんとも珍しい楠です。

幸運楠は服織神社の前にあり、この付近は近年とくにパワースポットとして人気が高い場所になっています。この幸運楠を下から眺めて深呼吸すると、心がすっと清らかになっていくような、そんな清浄な空気を感じられます。このように、真清田神社には、ご利益のあるパワースポットがたくさんあります。

真清田神社にせっかく参拝に来たのなら、お守りと御朱印を持ち帰りたいところです。真清田神社でもお守りは非常に人気で、特に縁結びのお守りに人気が集まっています。縁結びのお守りの中には、二本の赤い糸が入っています。そのうちの一本を服織神社に、もう一本を持ち帰ることで縁が結ばれるご利益があるのだとか。

その他にも、仕事守護、厄除け、健康、学業、交通安全など、たくさんの種類のお守りがあります。安産のお守りは初穂料2000円と他のお守りの倍の初穂料ですが、萬幡豊秋津師比賣命のご利益のあるありがたいお守りですので、妊婦のかたにお渡しすると、大変喜ばれます。

お守りではないのですが、真清田神社の酉年の絵馬は現代美術の武蔵篤彦先生がデザインされたもので、リアルであり色彩が豊かな絵馬になっています。そして、お待ちかねの御朱印です。御朱印は2つあり、真清田神社の御朱印と服織神社の御朱印があります。お参りの際には、両方の御朱印をいただくことをおすすめします。

真清田神社の初詣には数多くのご参拝客がいらっしゃいます。40万人以上が訪れますので、大変な混雑です。愛知県内でも5本の指に入るほどの人の出で、特に正月の三が日の昼間の混雑は著しいです。時間帯としては、夜から深夜が比較的混雑しません。おせちに飽きたところで、屋台で夕食、というのも乙です。

えびせんにタマゴをトッピングしてソースやマヨネーズで味付けをし、焼きそばがトッピングされていることもあるたませんや、ねぎ焼きなどがおすすめです。その他にもたくさんの出店があります。出店は初詣の華でもありますから、ついつい食べ過ぎてしまうこともありますが、存分に楽しみたいところです。

また、初詣の時には注意点がございます。初詣の期間には、神水舎のご利用方法が変わります。神水舎で霊水をいただくには、300円の初穂料をお納めして、篝火の下をくぐってお祓いをする行事に参加しなければなりません。初詣のみの方には、臨時で霊水を汲む場所ができますので、そちらをご利用ください。

真清田神社には多くのお祭りが催されますが、最も盛況なのは一宮七夕祭です。服織神社にお祀りされている萬幡豊秋津師比賣命に感謝して、一宮市の織物産業の繁栄をお祈りする祭りです。なんと四日間にも渡って開催されます。宮城県仙台、神奈川県平塚の合わせて日本三大七夕祭りと称されています。

真清田神社だけでなく、商店街に駅ビルまで巻き込んだ盛大なお祭りです。ステージやイベントも盛り沢山で、盆踊りや和太鼓、バンドの演奏など、多くの市民が参加します。中でもコスプレパレードは一宮市が力を入れているコンテンツです。一宮市が官民神社すべて力を合わせて盛り上がる、一大イベントと言えます。

一番の見所は御衣奉献大行列です。なんと300mにも及ぶ大行列で、一宮市の特産品である毛織物を奉納します。この光景は非常に壮観で是非これだけでも見ていただくことをおすすめします。JR尾張一宮駅と名鉄一宮駅からも非常にアクセスがいいですが、その半面お祭り当日の電車はとても混雑します。

電車でお越しの際は、JR尾張一宮駅と名鉄一宮駅からがアクセスが良いです。一宮駅前の交差点の中央を真っ直ぐ進み、ロータリーに着いたらそこを左折します。先に進むと大宮1丁目の交差点がありますので、そこを右折すれば真清田神社に到着します。徒歩で10分ほどのアクセスです。

真清田神社は車でのアクセスも良好です。近辺には名神高速の尾張一宮IC、名古屋高速一宮線の一宮東出口、東海北陸自動車道の一宮西IC、もしくは一宮木曽川ICがあり、それぞれ10分から20分ほどのアクセスです。駐車場はありますが、混雑しがちですので、周辺のコインパーキングも合わせてご利用ください。

住所:愛知県一宮市真清田1-2-1 電話番号:0586-73-5196

以上、真清田神社をご紹介いたしました。初詣や七夕祭りなど盛大に盛り上がり、パワースポット盛りだくさんで魅力満載の神社です。電車でも車でもアクセスが良く、名古屋駅からも15分ほどで到着しますので、名古屋に観光の際には、是非お立ち寄りください。