メキシコの遺跡めぐり！ピラミッドや世界遺産など有名スポットを紹介！

メキシコは、マヤ文明の発祥の地のユカタン半島を中心に世界遺産の宝庫です。遺跡やピラミッドも各地に豊富に存在し、見どころとなる観光スポットも多くあり、世界中の観光客も訪れます。そこで、このページでは、メキシコでおすすめの世界遺産にもなっている遺跡やピラミッド等を選りすぐって、これからご紹介いたします。

メキシコシティのある北バスターミナルからバスで1時間程の場所のテオティワカン遺跡は、1987年に登録された世界遺産。世界最大の大きさも誇る宗教都市の遺跡で、観光客にも大人気の見どころも多いメキシコ観光で絶対外せないスポット。この遺跡の中で1番目立つ世界で3番目の大きさの太陽のピラミッドは、高さ64メートル。

この太陽のピラミッドの頂上はパワースポットとしても有名で、ここで太陽に向かって手の平をかざしている光景を多く見かけますが、多くの方がこの後に願いを叶えられているとのことです。これと対をなすようにある月のピラミッドも太陽のピラミッドの様に巨大。更にこの宗教都市の遺跡の中心にあるのは死者の大通り。この3つは要チェックです。

住所:Ecatepec Piramides km.22 + 600, Municipio de Teotihuacan, San Juan Teotihuacan 55800, Mexico

メキシコのユカタン州メリダからバスで2時間程の場所にあるのウシュマル遺跡は、1996年に登録された保存状態も非常に優れた世界遺産の遺跡。この遺跡の内部には大ピラミッド、大球戯場、尼僧院、総督の宮殿等と見どころとなる観光スポットも多く、独自の美しいモザイクで装飾されたプウク式遺跡もこうした遺跡の一部の場所では見られます。

中でも、魔法使いのピラミッドはこの遺跡でも最大の観光スポット。魔法使いが一夜にして建造したという伝承付きの高さ36.5メートル程もある巨大ピラミッドで、通常のピラミッドとは形が異なり丸みのある個性的な形のピラミッドで、その特異な美しさから世界中のピラミッドの中でも非常に高い人気を持つピラミッドです。

住所:Highway 261, Uxmal, Mexico

メキシコのユカタン半島の州都メリダの東120キロメートル程にあるチチェン・イッツァ遺跡は、1988年に世界遺産にも登録された古代マヤ文明の中で1番ポピュラーな遺跡です。この遺跡で絶対外せない人気の観光スポットが、マヤ文明で残された物の中でも最高傑作とされているエスカスティージョです。

特に、春分と秋分の日には、年に2回のみしか見れないククルカンの降臨をという神がかった現象を見にエスカスティージョへ世界中から多くの人々がやって来ます。ククルカンはマヤの神話にでてくる羽毛のある蛇の姿をした創造神で、春分と秋分の日に夕日が西に傾くとピラミッドの影ができてククルカンがピラミッドに降臨した様に見えます。

住所:Merida, Chichen Itza 97170, Mexico

メキシコシティから南西に車で1時間程の場所にあるソチカルコ遺跡は、800年前後の歴史とメキシコの遺跡の中では新しいので他の遺跡に比べると全体的に保存状態が良い遺跡で、1989年に世界遺産にも登録されています。この遺跡で観光に外せないスポットはピラミッドの壁面に彫り込まれている素晴らしいケツァルコアトルの彫刻装飾です。

ケツァルコアトルとはケツァル鳥の羽をもつ蛇という意味の創造神です。ソチカルコ遺跡は、外敵から身を守れるようにする為に3つの山々が重なる頂上となる小高い丘の上に建造されたものなので、登った後の素晴らしい見晴らしも楽しめます。普段はそんなに混み合いませんが、洞窟内に光の柱が現れるのを見れる夏至の日は混み合います。

住所:Zona Arqueológica Xochicalco Carretera Federal Xochicalco-Tetlama S/N62605 Miacatlán, Mor.Mexico

1987年に世界遺産登録されたメキシコシティ歴史地区にあるテンプロ・マヨール遺跡は、メキシコシティの町中にあり、地下鉄ZOCALO（ソカロ）駅から徒歩3分程の場所とメキシコ遺跡の中でもアクセスもしやすいので観光客にも人気のスポット。入場料は大人1人64メキシコペソで、開館時間は午前9時から午後5時迄で、月曜日が休館日。

テンプルマヨール遺跡は、アステカ帝国の最後の最大都市と言われているテノチティトランの中心にあった巨大な神殿の跡です。かなりの広さがあるので、見学時間は平均で1時間程かかります。この隣にはテンプルマヨール博物館もあり、この遺跡で出土品が展示されていますので併せて見学することをおすすめします。

住所:Seminario 8, Centro Historico, Mexico City, D.F. 06060

メキシコのオアハカ州のオアハカ市街を西に10キロ程いった場所にあるモンテアルバン遺跡は、現在多くの世界遺産を有するメキシコの中でも初の世界遺産となった1987年に登録された遺跡で、サポテカ文化の要として栄えた紀元800年頃までの建造物の跡地が残る古代の天空都市として有名なスポットです。

この遺跡の最大の観光スポットは、南の大基壇という大ピラミッドの頂上で、この遺跡全部を一望できるだけではなくオアハカ盆地までも見渡せます。また、踊る人々のピラミッドも必見。壁面にある300枚程もある石の各レリーフは一見すると踊っている様な姿の人物が彫刻されていますが、実際は拷問や殺害された人々が描かれて残されています。

住所:Carretera Ignacio Bernal S/N, San Pedro Ixtlahuaca, Oaxaca, Oax, Mexico

メキシコ南東部のチアパス州にあるパレンケ遺跡は、中心に宮殿を構えた建物の集合体で構成されたジャングルの中にある遺跡で、1987年に世界遺産に登録されました。この遺跡で観光客に最も人気のあるスポットが碑文の神殿で、この神殿は神殿13という名の神殿の集合体の1つです。

この神殿の中には現在入ることはできませんが、この神殿にあったパカル王の墓から見つかったヒスイの仮面は、エジプトのツタンカーメンの黄金のマスクに匹敵する程価値のある高価なもので数百億円もの価値があるとも言われ、メキシコシティのある国立人類学博物館に現在は安置されています。こちらも併せて見学することをおすすめします。

住所: Carretera a Palenque- Zona Archaeologica Km. 8, 29960 Palenque, Chis., Mexico

メキシコ・カンペチェ州にあるカラクムル遺跡は、2002年に世界遺産に登録されていますが、カンペチェ州カラクムルの古代マヤ都市と熱帯保護林として登録記載されていることからも分かるようにこの遺跡はジャングルの中にあり、殆ど手を入れることなくそのままの状態で保存されています。この遺跡にたどり着くだけでも苦労の連続です。

この遺跡の入り口から遺跡近くまでは60キロもの距離があるので専用車で向かいます。更に、遺跡周辺からは徒歩でしか入れない道なので、車を下ろされた場所から更に30分歩くと、広さが30万ヘクタールを超えるマヤ文明の古典期で最大の遺跡が登場。この遺跡の最大の観光スポットであるカラクムル遺跡の中でも最大の建造物2号は見もの。

住所:メキシコのカンペチェ州

メキシコの超人気ビーチリゾートのカンクンから車で1時間半程の場所にあるトゥルム遺跡は、マヤ文明の末期に繁栄した城塞都市の遺跡です。この遺跡は美しく輝くカリブ海や真っ白な砂浜を真下に一望できる断崖にあることから、遺跡からも美しいビーチへ行って海水浴も楽しめる世界遺産なので、欧米人を中心に大人気。

その人気ぶりは、チチェン・イッツァ遺跡とテオティワカン遺跡に次いで3番目に観光客が多い遺跡と言われていることからも分かります。最大の必見スポットは真下のカリブ海を一望できる神殿のエルカスティージョで、遺跡や海や白い砂浜との色のコントラストは絶景。また、フレスコ画の神殿内にあるレリーフも見逃してはいけません。

住所:Carretera federal Chetumal – Cancún km. 230, Tulum, QROO, MEXICO

メキシコの中東部のベラクルス州にあるエル・タヒン遺跡は、古典期後期から後古典期前期まで栄えた古代ベラクルス文化の都市遺跡で、エル・タヒン遺跡近郊にあるパパントラ市から車で25分程の場所にあります。この遺跡は、1992年に世界遺産としても登録されています。開館時間は午前9時から午後5時迄で、年中無休です。

この遺跡の最大の観光スポットは、7層の壇からなる個性的な形をした壁龕のピラミッドで、25メートルもの高さがあります。このピラミッドの様な壁龕装飾のピラミッドは、メキシコに多数ある遺跡の中でもこの遺跡でしか見られません。この他にも、建造物 5、宮殿跡のタヒン・チコ、球戯場、南の球戯場にあるレリーフも見逃せない観光スポット。

住所:Calle Limaxkgan N/A, 93479 Papantla, Ver., MEXICO

メキシコの南部にあるオアハカ州のオアハカ市街から東へ車で1時間程の場所にあるミトラ遺跡の近くにあるヤグール遺跡は、ミトラとモンテアルバンの文化が融合した遺跡で、2010年にオアハカ中央盆地にあるヤグールとミトラの先史時代の洞窟群として世界遺産にも登録されています。

この遺跡は、正式にはまだ一般公開されていない遺跡で、殆ど手つかずのままで整備がされていない状態の遺跡です。この遺跡の入り口らしき場所から草むらの中をひたすら1キロ程歩いてぶつかる小高い丘からヤグール遺跡群の一部を見渡せます。この丘に沿って一周回ると様々な洞窟群にも遭遇でき、洞窟内部の壁画もうっすら見えるものもあります。

住所:未公開

メキシコの北部にあるチワワ州のチワワ市街から車で3時間程の場所にあるパキメ遺跡は、モゴヨン文化もしくはパキメ文化が建築した文明都市の遺跡で、1998年にカサス・グランデスのパキメ遺跡地帯として世界遺産にも登録されています。今は迷路の様な跡地しか残っていないこの場所には地下1階地上5階の建物が建っていたと言われています。

それも藁と粘土質の土を混ぜ合わせたものでその様な建物を作っていたという驚愕の事実と物凄い建築技術に圧巻されます。更にその地下1階は近郊の小川の水が流れる地下の水脈となっていました。1200年頃、ほかの部族に攻撃されて、その栄華に幕を閉じましたが、これだけの優れた技術や文化を持つ文明が崩壊してしまったのは非常に残念です。

住所:Mexico, Nuevo Casas Grandes, MEXICO

メキシコの南部にあるオアハカ州のオアハカ市街から東へ車で1時間程の場所にあるミトラ遺跡は、2010年にオアハカ中央盆地にあるヤグールとミトラの先史時代の洞窟群として世界遺産にも登録されています。ミトラはナワトル語で埋葬地や死者の場所を意味しています。この遺跡最大の観光スポットは、石柱の遺跡群です。

この場所の外壁の様々なモザイク装飾は14種類もあり、サポテカ族の伝統的な模様で、オアハカ盆地の動物や植物を表しています。また、宮殿も見逃せない観光スポットで、外壁で見た伝統的なモザイク装飾は、宮殿内の石壁にも施されています。この他にも遺跡の入り口から西にあるサン・パブロ教会も人気の観光スポットです。

住所:Mitla, Oaxaca, Mexico

1998年にカサス・グランデスのパキメ遺跡地帯として世界遺産にも登録されているサカテカス歴史地区は昔スペインの植民地であった場所で、スペイン人により銀山を掘り当てられてから銀が無くなるまで銀で発展し、その栄華の跡が今も残ってます。この地の最大の特徴は街中がピンク系であること。また、サカテカス大聖堂も見逃せないスポット。

住所:メキシコのサカテンス州

国立人類学博物館は、メキシコ全土の世界遺産にも登録されている様々な遺跡や、こうした遺跡からの出土品を通して様々な歴史的文明を1日で体験できる人気の観光スポットで、メキシコの様々な遺跡巡りをする際には併せて必ず訪れていただきたいスポットです。開館時間は午前9時から午後7時迄で、定休日は月曜日です。

住所:Av Paseo de la Reforma & Calzada Gandhi S/N, Chapultepec Polanco, Miguel Hidalgo, 11560 Ciudad de México, CDMX, Mexico

メキシコでおすすめの世界遺産遺跡やピラミッドの特集はいかがでしたか。メキシコはマヤ文明が発祥したユカタン半島を中心に各地に散らばる世界遺産の遺跡やピラミッド等の宝庫で、人気の観光スポットも沢山あります。このページの情報を参考に、メキシコの世界遺産やピラミッド巡り等をして様々な文明の素晴らしさをしっかり体感してください。