「たん清」は秋葉原で人気の焼肉屋！行列が出来る幻のタンシチューとは？

秋葉原の路地裏、ビルの狭い階段を地下に降りると、牛たん焼肉たん清があります。創業は1986年と、秋葉原で30年以上も続く名店ですが、少し分かりにくい場所にある上に常に予約でいっぱいで、名前は知っていても行ったことがないという人も多い人気店です。今回はたん清と、不定期開催ランチの絶品タンシチューについてご紹介します。

牛たん焼肉たん清と名前にある通り、たん清の一番の売りは牛たんです。誰もが注文するという人気メニューが上たん塩焼きで、その特徴は何と言ってもその分厚さです。1㎝程の分厚い牛たんは柔らかく、あまりの美味しさに口いっぱいに頬張って、つい追加注文をしてしまうという逸品。たんメニューは他にも、味噌味とねぎ塩味があります。

もはや焼肉ではなくステーキと呼べるような、塊肉で提供されるたん清名物の厚切り特上ロースもSNSで話題の一品です。網の上で転がしながら、表面が焼けたら好みの焼き加減で頂きます。おすすめの焼き加減はミディアムレアで、これだけ厚みがありながらも柔らかく、しっかりと肉の味を感じられる、食べ応え抜群の人気メニューです。

たん清には肉を焼きに行くのではなくバナナを焼きに行くのだと言う口コミもある程の人気メニューが、焼きバナナアイスクリームです。こちらもお好みの焼き加減まで網の上でバナナを転がし、アイスクリームと一緒に頂きます。シナモンパウダーも付いていて、温かいバナナと冷たいアイスのコラボレーションは最高のおすすめデザートです。

秋葉原という焼肉店激戦区においてたん清がずっと人気店でいられる理由は、様々なこだわりがあるからこそです。一番の売りである牛たんは品質も良く、他店が薄くスライスする中、たん清は分厚くスライスして提供します。分厚くても柔らかく、しっかり肉の味がするからこそのこだわりの厚みです。添えられるネギもこだわりの大盛りです。

サイドメニューも至る所にこだわりがあり、無添加の自家製ベーコンは週の初めに売り切れてしまう程の人気です。自家製のポークロールや、ハラミ煮込みも絶品と評判で、キムチも味が濃く、焼き肉やご飯によく合います。又、アルコール類の品ぞろえも良く、珍しいビールや焼酎、果実酒があり、こだわりの自家製果実酒も提供しています。

たん清は肉の味をしっかりと支えてくれるご飯にもこだわっています。食味ランキング最高ランクの特A2を受賞中の山形県産の「はえぬき」を契約農園から仕入れ、新米が届いた際にはSNSで報告を入れる程です。他にも畑から直送の野菜、こだわって仕入れ、丁寧に処理した分厚いレバー等、たん清の人気の裏には様々なこだわりがあります。

たん清で一食に使うおおよその金額をご紹介します。人気メニューの上たん塩焼きが2000円、カルビが1200円、ハラミが900円、盛り合わせが2000円、ホルモンや海鮮が700円から800円で、サイドメニューも200円から900円までとなっていて、アルコール1、2杯を含め、よく使われる金額は1人当たり約6000円前後となっています。

たん清は焼肉チェーン店からすれば少し高めの焼肉店という位置づけで、学生さん等頻繁に来店できないという人もいますが、実は不定期にランチを提供しています。ボリュームもあり、絶品で、破格の値段設定ということで、ランチ開催日には秋葉原の路地裏に長蛇の列が出来る程です。並んででも食べたい、並ぶ価値のある幻のランチです。

ランチの提供は11時30分からで、開始の1時間前から伝票も兼ねた整理券が配られます。かと言って1時間前の10時30分にたん清に行くと、既に行列が出来ていて、下手をすれば整理券をもらえないこともありますので、少し早めに向かうことをおすすめします。たん清のランチはとても人気があり、皆が開催日をチェックしている名物です。

ランチメニューは1品、タンシチューのみです。ラーメンの丼程の大きな器にたっぷり入ったデミグラス風のシチューには、、ホロホロと煮崩れる一歩手前までしっかりと煮込まれた、たん清の売りである分厚い牛たんがゴロゴロと入っていています。セットになっているご飯は麦飯で、サラダとお漬物、お茶が付いて、何と税込み1000円です。

少しスパイシーで濃いめのタンシチューは熱々で、単にシチューの量が多いだけではなく、シチューの中にはステーキ大の牛たんの大きな塊が惜しげもなくゴロゴロと入っているので、かなりのボリュームがあり、シチューだけでは頼りないと感じる男性でも大満足のセットです。このタンシチューの為だけに秋葉原に来るという人も多くいます。

ランチタイムのご飯の量は、席へ案内される際に注文するシステムです。男性は小盛り、普通盛り、大盛りと選べ、お替りは1杯200円です。女性用のお茶碗は少し小さめで量が少ない為、お替りは1度のみ無料となっています。シチューの量が多いので、小食の場合は小盛りを注文しがちですが、たん清のランチに関しては大盛りがおすすめです。

常連さんやたん清のタンシチューのファンの方々は、大きなたんの塊をスプーンでご飯に乗せ、お箸で塊を崩しながらご飯と一緒に食べている人が多くいます。デミグラス味のシチューと麦飯は合うのか？と疑問に思われるかもしれませんが、濃い目のシチューと麦飯が本当によく合い、普通盛りではご飯が足りなくなるという人がほとんどです。

秋葉原を歩いていて行列を目にし、たん清のランチを知る人も少なくありません。たん清のタンシチューが幻のタンシチューと言われるのは、ランチのみでの提供で、そのランチも不定期開催だからです。では、ランチはいつ開催されるのでしょうか。たん清のランチ開催日はお店のTwitterをフォローするとだいたい3日前に告知されます。

たん清のランチは月2回から3回、木曜日に開催されます。Twitterをフォローすればランチの営業日が分かるので、絶品のタンシチューを食べてみたい場合はチェックしてみて下さい。後は、行列を避けては通れないので、行列に並ぶ覚悟が必要です。行列を回避したい場合は開店2時間前到着を目指して下さい。又、席は必ず相席になります。

ランチ営業はあくまでも不定期開催で、たん清の営業は基本的に夕方からとなっています。営業日は月曜日から土曜日で、日曜日と祝日は定休日です。営業時間は17時30分から23時までで、ラストオーダーは少し早く21時45分ですので入店時間に気を付けて下さい。常に予約でいっぱいの状況ですが、キャンセルがあれば当日予約も可能です。

お店のTwitterにはランチの開催情報や自家製商品、季節商品の仕入れ紹介等が上がってきますが、年末年始やイレギュラーな定休日の告知、貸し切り情報やキャンセル情報も上げられますので、たん清のTwitterを必ずフォローしておくことをおすすめします。ただし、予約は電話のみで、平日の14時以降から夜の席の予約を受け付けています。

たん清へのアクセス方法をご紹介します。秋葉原駅の昭和通り口、もしくは中央口から北へ向かって徒歩5分ととてもアクセスしやすく、昭和通りから一本入ったライオンズマンションの地下1階にあります。アクセスしやすい反面、路地裏かつ地下という立地から気づきにくいという意見もあります。ランチ時は行列を目印にアクセスして下さい。

他にもアクセス法があり、東京メトロ銀座線末広町駅、都営新宿線岩本町駅、東京メトロ日比谷線仲御徒町駅等からも徒歩7分から10分程度でアクセスできます。又、秋葉原UDXレストラン街AKIBAICHIや秋葉原電気街、神田神社等のランドマークからもアクセスしやすい場所です。駐車場はありませんが、近くにコインパーキングはあります。

住所：東京都千代田区神田練塀町45番ライオンズマンション秋葉原B1 電話番号：03-3258-8321

以上、秋葉原の名店たん清と、絶品ランチであるタンシチューについてご紹介しました。たん清でしか味わえない、分厚い牛たんを惜しげもなく使ったタンシチューのファンは多く、一度食べたらまた必ず、並んででも食べたいという人がほとんどです。行列は避けられませんが、味もサイズもコスパ以上ですので、ぜひ一度食べてみて下さい。