この記事の目次
展望台新装オープンの東京タワーに上ろう
東京タワーは東京都港区芝公園にあるタワーで、1958年12月に竣工されて以来、60年にも渡り、東京のシンボルとして存在し続けてきました。このタワーには高さ150メートルのメインデッキ、250メートルのトップデッキ、そしてタワー直下のフットタウンがあります。ここでは、そんな東京タワーについて、リニューアルされた展望台や料金、時間などを含め紹介します。
展望台新装オープンの東京タワーへのアクセス
東京タワーへ電車でアクセスする場合は、都営大江戸線赤羽橋駅、赤羽橋口で下車後、徒歩約5分で行けます。あるいは、都営三田線御成門駅A1番出口から徒歩7分ほどで行くことができます。また、羽田からモノレールを使えば、東京モノレール浜松町駅北口で下車後、徒歩15分ほどの時間で着きます。
バスによるアクセスの場合は、都営バス、東京タワーバス停、または東京タワー入口バス停で下車後、徒歩でそれぞれ、1分、3分で到着します。また、東京タワーに車でアクセスする場合は、首都高速都心環状線芝公園インターから2キロほどのところとなります。駐車場には約200台の車が駐車可能で、料金は1時間当たり600円となります。
展望台新装オープンの東京タワーの歴史
昭和30年代前半には、テレビ局の電波塔が6か所ありましたが、それを一つにまとめることになりました。1か所にまとめ、6か所全てに電波が届くようにするには、300メートル以上の高さが必要だったそうです。そんな必要性から東京タワーが生まれました。東京タワーは昭和33年に造られたものですが、高さ333メートルの高さを持つ、当時では世界で最も高い塔の誕生となりました。
東京タワーの鉄骨の組み立ては昭和32年に始まり、昭和33年12月に一般公開されるまで、約1年3か月という短期間で造られています。この期間、工事に携わった人数は約22万人と言われていますが、意外にも、ほとんど鳶職人の手作業によって行われたそうです。使われた鉄は約4200トンで、建設費用は28億円、現在の価値で換算すると、約300億円ほどが使われています。
展望台新装オープンの東京タワーの見所
東京タワーには高さ150メートルのメインデッキ(大展望台)、250メートルのトップデッキ(特別展望台)、タワー直下の商業ビル「フットタウン」があります。展望台からは、東京の華やかな景色が眼下に望めます。また、今年の3月3日にリニューアルしたばかりのトップデッキを楽しむトップデッキツアーでは、ユニークなアトラクションが楽しめます。
東京タワーでは、平成元年から始められたライトアップ「ランドマークライト」と、開業50周年の折にスタートしたライトアップ「ダイヤモンドヴェール」が、季節ごとにカラーの変化を見せ、訪れる人々を楽しませてくれます。また、タワー直下のフットタウンには、おすすめの水族館を含むアミューズメント施設やレストラン、カフェなどが入店しており、訪問客を飽きさせることがありません。
展望台新装オープンの東京タワー新企画・トップデッキツアー
東京タワーの250メートルの高さにある特別展望台が、平成30年3月3日にリニューアルされ、トップデッキという名称でグランドオープンしました。このリニューアルされた展望台では、過去の東京や東京タワーの歴史、現在、そして未来を肌で体感できる、体験型の展望ツアー、トップデッキツアーが行われています。
トップデッキツアーは、事前予約システムにより、待ち時間無く入場できる上、世界の13言語に対応したガイドを行っています。また、ドリンクサービスやフォトカードなどのプレゼントが用意されています。そして、大きなガラス窓にリニューアルされたエレベーターでトップデッキに着くと、ジオメトリックミラーとLED照明の演出により、未来都市に来たかのような錯覚を覚えます。
展望台新装オープンの東京タワー新企画・トップデッキツアーの予約方法
このリニューアルしたトップデッキツアーの予約は、公式ホームページまたはWEB予約で行います。。東京タワー1階のチケットカウンターのみ、現金による予約が可能です。また、このツアーの予約に際してははクレジットカードが必要となります。対応カードはVISA、MASTER、JCB、AMEX、DINERSです。
このツアーでは、当日分を含むツアーの空き状況に応じた予約ができます。予約する場合、1度に10名までののチケット購入が可能となります。11名から50名の場合は旅行会社を通じての団体予約となります。また、20名以上の場合は割引価格が適用されます。フットタウン1階のトップデッキレーンで、予約時に発行されるQRカードをアテンダントに呈示すれば受付が完了します。
展望台新装オープンの東京タワー新企画・トップデッキツアーの料金と時間
ツアーの体験時間は9時から22時15分までの間の約30分間程度で、15分置きに行われます。料金は高校生以上の大人が2800円、小中学生が1800円、4歳以上の幼児が1200円で、ツアー料金にはメインデッキ(大展望台)の利用も含まれています。メインデッキのみの料金は、高校生以上が900円、小中学生が500円、4歳以上の幼児が400円となっています。
車椅子利用の場合は、複数台の同時使用ができないことと、サイズ制限があることから、事前の確認が必要です。また、介助者の同行が必要となります。そして、風速20メートル以上の強風、積雪等の荒天や、安全のための設備点検により、ツアーを中止する場合がありますので、注意が必要です。
展望台新装オープンの東京タワー新企画・トップデッキツアーの体験
展望台新装オープンの東京タワー新企画・トップデッキツアーの体験1:トップデッキレーン
トップデッキツアーを実際に体験する場合、まず、フットタウン1階のトップデッキレーンに到着後、予約時に発行されているQRコードをアテンダントに呈示します。これで受け付けが完了し、入場者には13言語対応の音声ガイドが配られますので、イヤホンを装着し、端末を首にかけて専用レーンに並びます。レーン内では映像が流れ、トップデッキツアーの合言葉を確認後スタートします。
展望台新装オープンの東京タワー新企画・トップデッキツアーの体験2:メインデッキ
リニューアルしたトップデッキツアーのスタートは、まず高さ150メートルのメインデッキから始まります。メインデッキからは東京の街のパノラマの景観を心行くまで楽しむことができます。また、足下が透明のガラスになっており、下界のリアルな景色が見られるおすすめのスカイウオークウインドウがありますので、どきどきしながら覗いてみるのも面白いでしょう。
また、メインデッキには展望カフェ「カフェ・ラ・トゥール」やオフィシャルグッズを扱うショップなどがありますので、トップデッキツアー終了後、時間のゆとりを見ながらゆっくり見て回ることをおすすめします。メインデッキは2018年2月からリニューアル工事のため、東側の一部が使用できなくなっていますので注意が必要です。そしてその後はトップデッキゲートに移動します。
展望台新装オープンの東京タワー新企画・トップデッキツアーの体験3:タワーギャラリー
トップデッキゲートの先にはタワーギャラリーがあります。このルームの壁面には「過去の東京」が映写され、タワーの建設風景や60年の歴史、東京の街の変遷などの映像が見られます。正面奥の扉の先にはおすすめの「シークレットライブラリー」と呼ばれるルームがあり、ユニークなアトラクションが行われています。
展望台新装オープンの東京タワー新企画・トップデッキツアーの体験4:プラットホーム
「シークレットライブラリー」の先には「プラットホーム」と呼ばれるトップデッキ行きエレベーター乗り場があります。「プラットホーム」では、TOKYOをイメージして調香された「東京タワーの香り」が楽しめます。この香りは、日没とともに、昼の香りから夜の香りへと変わっていきます。また、エレベーターの待ち時間に、レモン風味のスポーツドリンクか緑茶のサービスが受けられます。
展望台新装オープンの東京タワー新企画・トップデッキツアーの体験5:トップデッキ
この「プラットホーム」は、2方向がガラス張りとなっており、鉄骨越しに皇居や六本木、新宿方面の景色や夜景が楽しめます。そして、高さ250メートルのトップデッキに到着すると、そこではジオメトリックミラーとLED照明により、「東京の未来」が演出されています。「東京の未来」のコンセプトは、「ゲストと一緒に創る展望台」、「東京の未来を映し出す鏡」だそうです。
リニューアルしたトップデッキツアーのスタート時に渡された音声ガイド端末は、トップデッキのスポットでは景観ガイドの役目を果たします。フォトと音声、テキスト表示により、主な建物や位置などの案内が受けられます。また、夜のトップデッキツアーも魅力的です。展望台からの夜景は勿論のこと、オレンジ色に光る東京タワー本体のイルミネーションも満喫できます。
日没後のトップデッキは、LED照明がジオメトリックミラーに反射し、ブルー、グリーン、ピンクなど種々のカラーに変わり、幻想的な美しさを演出します。トップデッキの見学を終えた後は、エレベーターでメインデッキへ下りて、ツアーが終了となります。帰る際には、プラットホームで撮影したフォトカードをフットタウン2階のエスカレーター前の引換所で受け取ります。
展望台新装オープンの東京タワーのライトアップ
東京タワーのライトアップの方法は基本的に2種類あります。一つは東京タワーの骨格をはっきりと浮かび上がらせるようなライトアップ、「ランドマークライト」と言う方法で、もう一つは東京タワーを様々なカラーで輝かせる「ダイヤモンドヴェール」というライトアップの方法です。
ランドマークライトは180個のライトをタワーに向かって輝かせる方法で、夏バージョンと冬バージョンがあります。夏バージョンは、毎年7月7日から9月末まで行われます。シルバーのライトを使用しているため、白基調の涼しい印象のライトアップになります。それに対して冬バージョンは、10月初旬から7月6日まで行われる一般的なバージョンで、オレンジのライトを使用しています。
ダイヤモンドヴェールは、276台ものライトがタワーから外に向かって光を放つライトアップ方法です。いくつもの光の階層が、季節やイベントにより移り替わりながら変化し、タワーを幻想的な姿に浮かび上がらせます。7色のダイヤモンドヴェールには、「愛、地球、環境、平和を求める心を育むこと」といったメッセージが込められているそうです。
展望台新装オープンの東京タワーの水族館
東京タワー水族館は東京タワー1階の出口を入って右側にあります。この水族館は、世界の美しい魚や珍魚を集めた水族館で、約900種類、5万匹の魚を生息地別に展示しています。コーナーにより、異なったBGMが流れ、地域ごとの魚の違いや生態を見ることができます。ショップの奥の受付でチケットを購入します。
高校生以上の大人は1080円、1歳以上、中学生以下の子供及び65歳以上のシニアは600円、障害者は400円となっています。また、20名以上の団体は割引があります。営業時間は、11月16日から3月15日の期間が10時半から18時、3月16日から11月15日までは10時半から19時までとなっています。
この水族館にはたくさんの珍魚がいます。例えば、ジーベンロックナガクビガメやイグアナなど、ユニークな珍魚に遭遇することができます。また、お土産コーナーにはヌイグルミやフィギュア、雑貨などのグッズが豊富に並んでいます。その他にも、器具やエサ、金魚、生体などを購入することもできます。
展望台新装オープンの東京タワーのレストラン
フットタウンの1階と2階には幾つものおすすめレストランやカフェがあります。1階の「サンジのおれ様レストラン」はちょっとユニークなお店です。11時から15時まではビュッフェスタイルでランチが楽しめ15時以降はオーダースタイルに変わります。ビュッフェのおすすめは豚のローストです。また、15時以降のメニューにはピザ、ステーキ、ハンバーグなどがあり、コース料理も楽しめます。
2階にも飲食店やお土産ショップが幾つも並んでいます。そばさつま、丹波屋、モスバーガー、ピザ・ラ・エクスプレス、東京カレーラボ、タワーズディナー、宇明家、フッドコートなどの食事処や、カフェ・ディ・エスプレッソ珈琲館、サーティワンアイスクリームなどのカフェやスイーツショップがあり、お好みのショップを探すことができます。
展望台新装オープンの東京タワーのカフェ
1階にあるカフェむぎわらはワンピースライブラリーカフェで、10時から22時までの時間、オープンしています。このお店は、世界中のワンピース関連の本が600冊以上揃った店内で、本を読みながら食事ができます。おすすめメニューは手作り石窯焼きピザです。他にもルフィの贅沢具たくさん宴サンドや、ゾロ三刀流バーガーなど、ユニークなメニューが揃っています。
展望台新装オープンの東京タワーのお土産ショップ
フットタウンの2階には東京おみやげたうん、TOKIO333などのお土産ショップがあります。一番人気のお土産は料金が250円の東京タワーキャラメルで、サイコロの形をしています。このキャラメルはサイコロ面のデザインにもこだわっており、値段も手ごろでおすすめです。また料金1680円の、1000分の1東京タワーも人気があります。
東京タワールイボスティーは世界の紅茶専門店ルピシアとの限定コラボ商品で料金は1512円です。種類はピーチ&ベリー紅茶、抹茶入り煎茶など3種類あります。この他にもタワー型マグネットが料金490円、タワードームが1220円、ショットグラスが590円、東京タワーぬいぐるみが2450円など、おすすめ商品がたくさんあります。
展望台新装オープンの東京タワーの東京ワンピースタワー
フットタウンの4階、5階には、人気アニメ、ワンピースの常設アトラクションテーマパーク「東京ワンピースタワー」があります。3階のチケット売り場でチケットを購入して入場します。当日券は、19歳以上の大人が料金3200円、中高生は2700円、幼児と小学生は1600円です。前売り券は当日券より割安の料金で購入できます。
このおすすめのシアターでは、ワンピースのエンターテインメントショーが展開されます。麦わらの一味とルフィーたちとの間で繰り広げられる迫力のあるアクションが、プロジェクションマッピングや照明技術の巧みさと相まって、大変楽しいショーになっています。また、ワンピースの公式グッズショップ、麦わらストアやトンガリストアが併設されています。
展望台新装オープンの東京タワーを満喫しよう
東京タワーは東京都港区芝公園にあって、60年もの間、東京のシンボルとして存在し続けてきました。そんな東京タワーの大展望台が大きく模様替えし、トップデッキとして今年の3月3日にリニューアルオープンしました。ここでは、そんな東京タワーのトップデッキツアーを中心に、おすすめのプランや時間、料金などを盛り込みながら説明してみました。
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