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宝積寺駅のデザインが魅力的?隈研吾が手がけたおすすめスポットをご紹介!

宝積寺駅のデザインが魅力的?隈研吾が手がけたおすすめスポットをご紹介!
投稿日: 2018年9月10日最終更新日: 2020年10月8日

栃木県にあるJR宝積寺駅をご存知でしょうか。この場所は東京五輪のメインスタジアムを担当する隈研吾氏がデザインしたことで有名です。その和をテーマにした駅舎は国際的にも評価されています。今回はそのJR宝積寺駅の情報満載でお届けします。

栃木県にあるJR宝積寺駅のデザインが凄かった!見出し

Photo by 持続可能な地域交通を考える会 (SLTc)

栃木県にあるJR宝積寺駅をご存知でしょうか。ここはローカル路線でありながら駅のモダンなヴィジュアルが素晴らしいと鉄道マニア以外からもおすすめスポットと評判です。一体どんなスポットなのか、アクセスや周辺情報など、今回はJR宝積寺駅情報満載でおとどけします。

JR宝積寺駅ってどんな駅?見出し

ではまずはJR宝積寺駅についておさらいしましょう。JR宝積寺駅は読めない人もいるかもしれません。「ほうじゃくじ」と読みます。栃木県塩谷郡高根沢町大字宝積寺にある駅であることからそう名付けられています。2008年に改築され現在のデザインは東京五輪でメイン会場のデザインを手がける隈研吾氏によってクリエイトされています。

JR宝積寺駅はもちろん東日本旅客鉄道(JR東日本)が有する駅で、烏山線に所属している駅です。ホームは2面3線となっていて、乗車人員はおよそ一日に2240人程度となっていて、2000年から減少か横ばいだった乗車人員が去年からじわじわ増加してきています。

JR宝積寺駅はまるで美術館!見出し

そのJR宝積寺駅のデザインは隈研吾氏によってデザインされました。駅舎をみるとその佇まいに圧倒されます。天井を見上げると無数の木材がまるで万華鏡のような美しい形を織りなしていて、見る人を圧倒します。

さらに開口部からは太陽の光が照射しており、綺麗な木材に反射して神秘的な光景を作り出しています。歩いていると気分は駅ではなく巨大な美術館に入っているような気分に、身も心も高揚してきます。

JR宝積寺駅は国際的に評価が高い!

この素晴らしい駅のデザインは国内の鉄道ファンはもちろん国際的にも評価が高く、2008年には国際的鉄道デザインコンベンションにおいて表彰されました。この大谷石と美しい木材のコラボレーションが若い女性の間で「インスタ映えする」と大人気となり、ローカル路線にも関わらずここ数年は乗車人員数じわじわ増えてきています。

このデザインを施工したのは日本の著名な建築家である隈研吾氏。続いてはこの隈研吾氏についても少し触れておきましょう。

JR宝積寺駅を手掛けた隈研吾という人物について見出し

隈研吾氏は1954年生まれの64歳。和をテーマとしたデザインが秀逸なことから「和の大家」と称される日本建築界きってのレジェンドです。もともと父の影響で建築に興味を持ち、1964年の東京五輪の建築の様子を見ているうちに建築家を志すようになりました。

北京郊外でデザインしたグレートウォールは北京五輪のCMに使われ、韓国でも評価が高い日本建築界の第一人者。また、建築だけではなく、演出や食器のデザインの評価も高く、宝積寺駅以外のデザインでも「Kengo Kuma」の名前は国際的な認知度が高いです。

その実績が評価され東京五輪のメインスタジアムのデザインを一任されることになりました。東京五輪を夢見た建築家を目指した青年が、半世紀後に2度目となる東京五輪で自分がメインスタジアムの建築を任されることになったジャパニーズドリームを実現したのです。

駅舎だけじゃない魅力満載の宝積寺駅見出し

宝積寺駅の良さについて人々に尋ねると駅だけではなく、周辺まで魅力的なところが好き、と笑顔で語っています。それもそのはず、隈研吾氏は駅舎だけではなく周辺まで含めて空間プロデュースをしているからです。駅のデザインだけじゃなく、周辺を含めて隈研吾によるアート作品なのです。

JR宝積寺駅は周辺施設までおしゃれだった!見出し

石で建てられた建物というと無機質で冷たいイメージがありますが、隈研吾氏がプロデュースしたこの建物は生命を感じさせる温かみのあるおしゃれデザインで、国際的評価が高いのもうなずける外観をしています。天然石をつかってこのような美しいデザインにしてしまう隈研吾氏の手腕は見事というほかありません。

また、それが宝積寺駅周辺の風景や風土にぴったりとした形でマッチしているのです。地元の人々の憩いの場であるちょっ蔵広場。東京五輪が待ちきれないのであれば、是非この宝積寺駅に訪れて、隈研吾氏のプロデュースするおしゃれな空間に浸ってみるのも悪くないかもしれません。

JR宝積寺駅にあるちょっ蔵広場について見出し

この宝積寺駅の駅舎と東口の手前に広がる「ちょっ蔵広場」はその人々に愛される憩いの場です。ここをデザインするにあたって隈研吾氏はコンセプトを「風と光が突き抜けるイメージ」でプロデュースしました。

実際に足を運ぶとこの場所は広々としたスペースが広がっていて、地元特産品が販売されていたり、食事ができたり、お酒が飲めたり、クリエーターのための情報発信館となっていてお試し創業できる施設として町おこしに一躍買っています。コンセプトどおり光と風と人々が行きかう場所になりました。

ちょっ蔵広場ではイベントが盛りだくさん!見出し

ちょっ蔵広場では定期的にイベントが開催されています。例えばこのイベントはマママルシェと名づけられ、頑張るママさんをコンセプトにフードドリンクや癒しのカウンセリングなどの催し物が行われていました。頑張るママさん向けのアクセサリーや手芸などのショップが多数出展され、多くのママさんたちがしばし家庭を忘れて楽しんでいました。

ちょっ蔵ホールではライブも開催されている見出し

また、ちょっ蔵広場周辺には栃木名産である大谷石をたくさん用いて作られた建物があり、ちょっ蔵ホールと名づけられたここではライブイベントが催されています。

このちょっ蔵広場はなにもプロのミュージシャンしか演奏できないわけではありません。1時間1250円という格安価格でバンドや吹奏楽の練習に利用できます。営業時間は9時から22時。もしギターやサックスを演奏していて心がノらなくなってきたら、このユニークなライブハウスで練習すると、また新鮮な感覚を取り戻せるかもしれません。

JR宝積寺駅周辺建築物に使われている大谷石ってどんな石?見出し

大谷石というのは火山灰などから固められた軽石のことです。この石がなぜ栃木名物かというと、栃木県宇都宮市北西部の大谷町付近で最も採掘される石だからです。非常に柔らかく、加工しやすいのにもかかわらず耐火性は抜群で、そのため竃や門柱などによく使われています。

最先端のデザインが楽しめる宝積寺駅の魅力見出し

栃木県のJR宝積寺駅というと東北本線であり、地元の人も駅前まで着目する機会はないかもしれません。しかし国際的に名高い建築家が総合プロデュースした駅舎や駅前広場や公共施設は滅多にお目にかかれるものではありません。もしこの路線を利用することがあったら、是非宝積寺駅に足をとめて、周辺施設を散歩してみるといいでしょう。

隈研吾ってどんな人?見出し

Photo by 準建築人手札網站 Forgemind ArchiMedia

宝積寺駅を手掛けたのは国際的に評価の高い隈研吾氏ということはわかりました。でも人によっては誰?ということもあるかもしれません。そこで氏がてがけた代表的な建築物を少し触れておきましょう。和をテーマにした隈研吾氏の作品はどれも洗練されていて、画像からでも胸に響くものがあるはずです。

隈研吾が手掛けた建造物1:浅草文化センター

まずは雷門のすぐそばにある浅草文化センターです。古き良き日本家屋を彷彿とさせる木造住宅を縦に重ねたような多目的ホールで、浅草を感じさせる安らぎのある空間に日本人のみならず海外の観光客が写真を納める光景を目の当たりにできます。浅草観光に行く際は是非ナマでみておきたい新たな浅草名物といえるでしょう。

隈研吾が手掛けた建造物2:スターバックス

そしてこちらは太宰府天満宮にあるユニークな外観のスターバックスコーヒーです。スタバというとオシャレなカフェとしてお馴染みですが、正直外観は京都の風土には合いません。そこで和を感じさせる美しい外観に化粧したのです。全長4000mにも及ぶ木材を約2000本使い、京都の土地に合う和風スターバックスを誕生させました。

Photo by 準建築人手札網站 Forgemind ArchiMedia

いかがでしょうか。まだまだありますがたった2つの洗練されたデザインをみるだけで隈研吾氏の凄みが伝わるでしょう。全国各地にこのような和をテーマにした建造物を総合プロデュースしています。皆さんの地元でひときわ目を引くおしゃれな和風建築物をみかけたら、建築家が誰か着目してみるといいかもしれません。

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JR宝積寺駅のアクセスについて見出し

さて続いては宝積寺駅までのアクセスを見ていきましょう。もちろんJR宝積寺駅なので、電車を使えば簡単にアクセスできます。例えば東京駅からアクセスするのであれば、東北北海道新幹線やまびこ盛岡行を利用します。

そこで約50分で到着する宇都宮駅で降りたら、今度は宇都宮線の黒磯行に乗り換えましょう。ここからおよそ10分で宝積寺駅にアクセスできます。都内から北関東の栃木までは正味1時間程度でアクセスできます。新幹線を使わず鈍行でアクセスしても2時間程度で到着できるでしょう。

JR宝積寺駅へ車でのアクセスについて

つづいては車でのアクセスです。宝積寺は栃木県の真ん中である宇都宮市に隣接しているので都内からマイカーでアクセスするには140km程度走り、約2時間要します。

詳しい経路はまずは首都高速に乗り、東北自動車道までアクセス。東北自動車道の宇都宮上三川ICで降車し、国道4号線を北上。下宝積寺の信号を右折し、2つ目の信号の宝積寺西町を左折すると250m程度で宝積寺駅にアクセスできます。

JR宝積寺駅の周辺にあるおすすめスポットは?見出し

さて宝積寺駅の周辺施設についてもご紹介します。駅までたどりついて美しい建造物や地元の美味しい食材を楽しむのも一つの方法ですが、それ以外に楽しめ観光スポットと一緒に楽しむのがおすすめです。もし宝積寺駅を訪れる際は周辺のおすすめスポットも知っておくと素敵な時間を過ごせるはずです。

JR宝積寺駅周辺のおすすめ施設1:大谷寺


まずは大谷寺です。ここは日本で最古の石窟仏でなんといっても見所は石壁を削りだして作られた全長4メートルにもおよぶ千手観音像です。残念ながら写真を撮影することは禁止されているのですが、そのためネットで写真を見れないからこそ実際に訪れてみてはいかがでしょうか。

拝観料は400円ですが、お寺の方々による仏像の説明もあり、ほかにも見所はたくさん。国の特別重要文化財に指定されている観音様を拝みに、多くの観光客がやってきます。

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JR宝積寺駅周辺のおすすめ施設2:松が峰教会

続いては松が峰教会、ここも栃木名物の一つです。大谷石を使い建築された日本では珍しい双頭型の教会です。国の有形文化財の佇まいはまるで外国に訪れてしまったような雰囲気があり、夜にライトアップされた姿は幻想的で美しく、心が安らぎます。観光地ではありませんが、インスタ映えするその光景に記念写真を納める人が後を絶ちません。

JR宝積寺駅周辺のおすすめ施設3:大谷資料館採掘場

そしてこちらは大人気の観光地の一つ、大谷資料館です。大谷石を採掘するために掘られた東京ドーム2個分にも及ぶ巨大な地下採掘場跡地。巨大なスペースである採掘場は夜には照明があてられ、まるでRPGの洞窟に入ったかのような神秘的な空間に早変わりするのです。

映画でも何度も撮影された巨大な地下スペースを散策してみましょう。映画の主人公になる気分が味わえるでしょう。ただ大型連休の日は団体客でごった返します。もし人が映らないとっておきの一枚を写真に納めたいのであれば開館直後に訪れないと難しいかもしれません。

外がたとえ30度越えの真夏日であっても中はまるで冷蔵庫に入ったかのように涼しいので、ひんやりとした空気の中で散策できます。歴史を感じさせるスケールの大きい採掘場で自分のちっぽけな存在を確認したら、小さな悩みでくよくよしていることが馬鹿らしくなってくるかもしれません。

JR宝積寺駅周辺のおすすめ施設4:鬼怒グリーンパーク

そして鬼怒グリーンパークもおすすめスポットの一つです。国道4号線沿いにある鬼怒川のほとりにある多目的広場です。海がないからこそ水に触れる場所を創りたいという栃木県のコンセプトで作られたこの土地では、スワンボートなど、水に関するあそび場が多いです。秋はコスモスが満開となり、4人乗り自転車にのって美しい眺めを散策できます。

またレジャー施設の役割の他に野球場やテニスコートを併設していて運動公園の役割を担っており、市民が気軽に運動を楽しめる場所として地元の人々から親しまれています。子供たちが楽しく遊べるように水上アスレチックスやローラースケート場があり、休日は大勢の家族連れでにぎわいます。

JR宝積寺駅周辺のおすすめ施設5:宇都宮動物園

そして宇都宮動物園も子供たちがよろこぶおすすめ観光スポットです。宇都宮の北西部に位置するこの動物園は、動物たちが他の動物園よりもすぐそばにあり、間近で動物たちに餌をあげることができます。園内には遊園地とプールもあり、連休日は大勢の家族連れでにぎわいます。

もちろん隈研吾氏がプロデュースしたJR宝積寺駅のモニュメントをみるだけでも楽しめますが、訪れるなら駅周辺のおすすめスポットを知っておくとよりよい栃木観光が楽しめるはずです。当日の状況によって各地の施設がここで紹介した情報と異なる場合もあるので、訪れる際は施設や役場のホームページなどをご参照してから訪れましょう。

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芸術的なデザインを堪能できる宝積寺駅に行ってみよう!見出し

Photo by 持続可能な地域交通を考える会 (SLTc)

いかがでしょうか。宝積寺駅の魅力や周辺施設、建築を担当した隈研吾氏についての解説でした。栃木県というと鬼怒川温泉や宇都宮餃子が真っ先に浮かぶかもしれません。ですが栃木観光の際はのんびり景色をみるだけで癒される芸術的な駅舎の宝積寺駅へ是非足を運んでみてください。

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投稿日: 2018年9月10日最終更新日: 2020年10月8日

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